森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.09.06
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大山泰弘氏が住職さんから聞いた「4つの人間の幸せ」について紹介されている。

1、人から愛されること。

2、人からほめられること。

3、人の役に立つこと。

4、人に必要とされること。

(1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書 藤尾秀昭監修 致知出版社 219ページ)

1については、まずは両親から愛されることが欠かせません。
特に愛着の形成期の生まれてから1年6ヶ月の間は親は子どもに付きっきりで面倒を見る必要があります。
これは主としてお母さんの役割となります。

モンテッソーリ教育によると、子どもは何かに興味をもち、同じことを繰り返す時期(これを敏感期という)があると言われています。
その敏感期(11項目あります)をスルーしてしまうと、後から取り戻そうとしても難しいそうです。
子どもの敏感期を学習し、敏感期に応じた能力開発を心がければ子育ては楽しいものとなります。

2については、他人から評価されるとやる気に火がつきます。
特に親、先生、尊敬する人などです。
私はそのためにトライアスロンに挑戦しました。
また難関の国家資格にいくつも挑戦しました。
いずれも目的は果たしましたが、人からほめられることはありませんでした。
会社ではそんなエネルギーがあるのならば、仕事で大きな成果を出してほしいと言われました。
今考えると順序が逆だったと思います。
本業を疎かにして、本業以外のところで大きな成果をあげても、かえって軽蔑されるようになります。

そのうえで自分のやりたいことに取り組めば、おおいに尊敬されるようになます。

水谷啓二先生は、我々神経質者は風雲に乗じて大きな成果を上げるよりも、凡事徹底で10年20年と努力を積み重ねた方がよいと言われていました。
陸上でいえば短距離で勝負するよりも、マラソンのような持久力で勝負するのが性に合っているように思っています。

3については、例えばシェフの場合でいえば、対価に見合った料理を提供するのは当たり前のことだと思います。
そこを目標にしていると、お客様の期待値以下の料理を出すことになりかねません。人に役に立つこととは、相手の期待値にプラスアルファを積み上げていくことだと思います。

期待値プラスアルファを目指していると、本人もやる気が出てきますし、相手も喜んでくれますし、感謝してくれるようになります。

4についてですが、人類の祖先は東アフリカにルーツがあるそうです。
その当時平原で肉食獣と命をかけて戦っていました。
その戦いに勝利して人類が生き延びることができたのは、仲間と協力して闘うことを身に着けたからです。
社会を作り分業制を確立し文明を発展させてきた。
人間一人だけでは大きな成果を上げることはほぼ不可能です。
自分の可能性や能力を見極めて、早めに自分の得意分野を見つけて、そこに磨きをかけて、社会貢献することが人間に課せられている宿命ではないでしょうか。
自分の能力を開発して他の人や社会貢献をすることで、自分の居場所や活躍の場が確保されます。





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Last updated  2025.09.06 06:26:02
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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