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先日オーバーフローしてたんでキャブレターのフロートを換えて、問題解決したかに見えた私のバイク、VFR400R NC24。梅雨末期、晴れ間があったんでちょっと乗って来ようと思って暖機しながら服装の準備なんかしていたんですが再度VFRの傍にもどって来て驚愕!!!!VFRの下に、何やら水が溜まっています。え??あれ??カウルの下にぽたぽた、まだ滴っています。こ・・・これはもしかして・・・・ガソリンっ!!!!すぐにエンジン切って、バイクを動かします。幸いエキゾーストマニホールド関係には流れていなかったので燃え上がることはなかったのですがじゃぁ、今、この原因を特定しなければ!!!この前のはオーバーフローじゃなかったんだ・・・・・カウルを急いで外しながら、漏れ箇所を確認します・・・が今回もなんだかオーバーフローチューブ付近が濡れている感じ。うわ、この前と見た感じが同じなんだよなぁ。でも実はもうず~~~っと気になっていたところもあってそこもライトで照らしてみます。それはV型4気筒の2気筒分ずつにガソリンを分配しているデリバリーパイプ。この部品は回転するようになっているのでもしOリングが劣化している場合は、漏れるなら一番怪しいと思っていたんです。で、ここもなんか濡れと汚れがある。でもガソリンがもう気化し始めてるからよくわかんない。とはいえ、このままにはできないのでそのままキャブレターをベース毎置いて眺めてみます。いやぁ~~~オーバーフローじゃなけりゃぁ、デリバリーパイプしかないよなぁ・・・・・ということで確認します。キャブレターのガソリンホースに手押しのポンプを差し込みクランプ。ガソリンをキャブ内に圧送してみます。ポンプを握って圧をかけたままデリバリーパイプをちょっと動かしてみるとこれはまた、驚くほどガソリンが吹きだしてきました!!うわわ、原因確定です。しかしバイクに乗った状態ではそこまで漏れたように見えないし。エンジンが止まっている状態では全く漏れない。結局VFRは負圧燃料コックなのでエンジンがかかって居ない状態ではガソリンはパイプ内のガソリンの圧力でしかキャブレターには押し込まれない。でもエンジンがかかるとコックが開き、タンク内のガソリンの位置エネルギーが押し込み圧になっちゃうんでしょうね。しかしですよこのデリバリーパイプを交換しようとするとキャブレターをエアクリーナーベースから取り外して4個をバラバラにしなくちゃならない!!V型エンジンですからね、前後のキャブレターを動かすのにリンクやらなんやら(チョークのリンケージもありますし・・・・)を取り外して組み立てるときには再度うまく組み付けていきそれぞれを微調整することが必要なのです!!もちろん、4個のキャブの接続を解除するんですから完成後には、エンジンの同調が必須となります。え~~~~~やだなぁ~~~~~~~サービスマニュアルにも、4個はバラバラに切り離すな!!って書いてあるし~~~~分解も組み立てもすご~~~く繊細~~~~~~・・・でも部品は以前買ってましたけどまぁでもやらなくちゃ先進みませんから。インパクトドライバーで、ベースに固定してあるプラスねじを外していきます。これ固いんで、手じゃ回りませんから!!そのあとも頭使ってばらしていき新品部品へ交換!!プラス、なかなかバラさないんで清掃もやります!!で、組付けですがまぁ、難しい!!予備のキャブを見ながら組み立てましたが写真撮ってるだけだと組み立ては悩みますなぁ~~~~~~~~~なんだかんだで合計10時間かかって組み上げました。キャブだけの状態でチェックしてもガソリンは、もう漏れません。エンジンに組み込んで完成!エンジンはかかりますが、そのあとに同調確認するともう大きく各気筒に差が出ています。今までにないほど、同調の調整を行ってばっちり完成!!!エンジン自体の調子はこの前のフロート交換でばっちりでしたが実は今回、もう一つ不具合を見つけていまして実は3番のキャブだけ調整不足でずっとチョークがひかれた状態でした。ガス、3番は濃かったんでしょうね。ずっとこのまま乗っていたなんて私はいったい、何してるんでしょうか・・・・・・さて今回交換しましたキャブレターのデリバリーパイプですが本体の樹脂は劣化していなかったのはすごい。問題はOリングだけで、これはもう潰れてカチカチでした。同じNC24に乗ってる方、NC21に乗ってる方でここ、まだ交換してない方は部品が出る間にぜひ交換をお勧めします。最悪車両火災が起きるかもしれません。キャブレターを外した時に、このデリバリーパイプを回してみて簡単にくるくる回る場合はもうアウト!!Oリングが効いていれば、組み込んだ後は回り辛くなっているはずです。(これでも回らないわけではないんですが)ただ、交換は非常に面倒で技術も必要。お金はかかりますが、バイク屋さんに任せてくださいね!!自己責任でやってもいいんですが・・・・ほんと大変ですから!!
2024/07/21
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先日オーバーフローなんかして初めてフロートを交換したVFR。ま、実際には浮き具合には不具合はなかったと思うんですが過去油面調整したときに曲げた調整箇所がもうずっと気になっていてこの機会に・・・・って新品交換したんですけどね。じつはこれで大きく変わったことをここに残しておこうと思います。基本的にはキャブのメンテで清掃して、このフロートを新品に交換しただけなんですよね。で、油面調整なんか、新品のフロートだし行いませんでした。いや今までバイクいじっていて、ほかの車種なんかでも純正新品のフロートに交換すると、だいたい油面調整いらなかったんですよ。逆に新品のくせに変に調整箇所をまげてみたりすると坂道で傾いたときにガソリンが不足したり、アイドリングでかぶり気味になったり・・・・・・ま、これは調整のスキルが不足していたのかもしれませんが・・・・だから今回、初めてVFRのキャブのフロートを新品に交換するにあたってはポン付けしました。ただ組み込むときに、軸のピンに傷をつけないように細心の注意をしましたけどね!!で、組み上げてエンジンかけたら・・・の話です。私のVFR、昔、新車のころってチョークレバーをほとんど使ったことなかったんですほんとに寒いときに使うくらい。それ以外はチョークなしですぐかかる。初爆したあとにアクセル少しあおればエンジン回転は低いもののしっかり回っていたんですよね。ただ15、16年くらい前のこのVFRを復活させたときには動けるようになったあとしばらくしてからその時もオーバーフローしてなんだ、油面調整がうまくいってないからオーバーフローしちゃったんだ~~~って思っていたんです。で、その時に油面調整頑張ったんですが調整部分をまげて、早めにフロートバルブが閉まるようにしたんですよね。結果としてはオーバーフローはなくなったんですがまぁベテランならわかるんだと思いますがオーバーフローってほぼ90%は(笑)フロートバルブのシール面の段差、摩耗か異物、ごみのシール面への噛みこみなんですよ。それ以外はフロートの動きが悪い、またはフロートの浮き能力の低下とか真鍮製だったころのやつとかは亀裂とかで、中にガソリン入って浮かない・・・とか。油面調整でオーバーフローがなおるとか、無いんですよね!!つまりこの時は、ばらして清掃した時にフロートバルブシート面のごみがとれてちゃんとシールできるようになっただけ。それなのに、私はフロートの金具をこねくり回し軸のピンはラジペンで傷つけまくっていたんですよね。さて、とりあえずこの時には完治したような感じだったんですがいろいろな作業を全部やりきって普通に使用できるようになってから気が付いたんですがチョークを使わないとエンジンがかからないことが多い。夏場でも1週間くらい置いておくとかかり辛く、チョークが必要で、それで失敗するとかぶり気味になる。それから完全に暖機できるまで低回転域のアクセルのツキが非常にわるい。もわっ!!と上がるんですよね。大き目にアクセル開けると全然ついてこない。でも完全に暖まると普通なな感じになる。いや、これら現象はもう古いからこんなもんだ・・・って思い込んでいた部分が大きいんです。ところが・・・・ですよ。フロートを新品に今回交換してからというものまずエンジンの始動には昔みたいにチョークがほぼ要らないようになりました。寒いときには必要だとは思いますが、この7月、ばかみたいに始動が簡単。で、さらに大きい変化が低回転時のアクセルのツキ。完全に暖機できていなくても、低回転からグッ!とアクセルを速くあけてもぎゅるるん!!!ってガンガンアクセルについてきます!!!走ってみると低回転域のトルクが太くなってる!!発売当時、V4のトルクの太さが雑誌で評価されていた、あの太さが戻ってきました!これには驚き!!この感動、お見せしたいくらいです。・・・・ま、私のだけでしょうけど・・・・ほかの人のは最初からこうなんでしょう・・・結果として状況からは今まで私がいじっていたことで油面が低くなっており基本的にガソリン不足状態になっていたんだと思います。なんだかなぁ・・・・・よくもまぁ、長い間、この頼りない低回転域で走っていたもんだと逆に感心。ま、でもとりあえず400ccなんである程度はトルクあったんで不足はなかったんですけどね。今になって本来の状態を再認識できた、ってことです。このあと同調を取り直すとさらに回転が安定。なんか今になってさらに変化している感じのわがVFR400R NC24なのでした。で、教訓ですが純正キャブレターで油面調整しなくちゃいけないなんて思ったときはまず、新品部品が入る間は新品の部品に交換してみることが先決、ってことです。いじってよくなった!!!っていうのは実は他の状態を引き起こしているかもしれません。だいたい、純正のフロート、組み込まれている状態のものってもともと調整金具で調整なんかされていませんもんね!なんか、よく知らなかったころにいじったこと今になって自分自身で否定することおおくなったなぁ・・・・それだけ経験と知識が増えた、ってことですかね???
2024/07/12
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