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無頼派女性作家の系譜R3
最近読んでいる女性作家のエッセイに、ある種の傾向があると感じるのだが・・・
その傾向とは、美人系とは言いがたいし、無頼派とでもいうものだろうか?♪
・・・ということで最近読んだこの種の作品を並べてみます。
・佐野洋子(ほんとのこと言えば?)
・佐野洋子(死ぬ気まんまん)
・佐藤愛子(かくて老兵は消えてゆく)
・坂東眞砂子(隠された刻)
・坂東眞砂子(わたし)
・絲山秋子(絲的メイソウ)
・絲山秋子(北緯14度)
・三浦しおん(お友だちからお願いします)
・三浦しおん(本屋さんで待ち合わせ)
・西原理恵子(いいとこ取り!)
・西加奈子(ごはんぐるり)
・ヤマザキマリ(望遠ニッポン見聞録)
・ヤマザキマリ(国境のない生き方)
西加奈子を無頼派と称するのは時期尚早かな~・・・まっいいか、素質はじゅうぶんだし♪
なお、佐藤愛子さんは美人系でもあることを、申し添えておきます(恐い恐い)
R3:『国境のない生き方』を追記
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【ほんとのこと言えば?】
佐野洋子著、河出書房新社、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
人気絵本作家・エッセイストの佐野洋子が、小沢昭一、河合隼雄、明石家さんま、谷川俊太郎、大竹しのぶ、岸田今日子、おすぎ、山田詠美、阿川佐和子を相手に行った抱腹絶倒のベスト対談集。
【目次】
1988×小沢昭一ー「猫対談」/1990×河合隼雄ー「男の目 女の目」/1990×明石家さんまー「わが子は天才!」/1991×谷川俊太郎ー「子供時代・絵本・恋愛」/1998×大竹しのぶー「100万回生きたねこ」/1998×岸田今日子ー「母親対談『お母さん』って恥ずかしい!?」/1999×おすぎ1-「ここだけの話」/2005×山田詠美ー「生活を愛する物書きの性質」/2007×阿川佐和子ー「気がつけば石井桃子だった」/2007×おすぎ2-「古典を読む」
<読む前の大使寸評>
先日読んだ『死ぬ気まんまん』も良かったし、かなり期待できるのではないかということでおま。また、対談者の顔ぶれがええでぇ♪
rakuten
ほんとのこと言えば?
『ほんとのこと言えば?』2
byドングリ
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【死ぬ気まんまん】
佐野洋子著、光文社、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
「あたし、まだいーっぱい言いたいことがあるのよ」元気に逝った佐野洋子が残した鮮烈なメッセージ。
【目次】
エッセー 死ぬ気まんまん/対談 佐野洋子×平井達夫(築地神経科クリニック理事長)/知らなかったー黄金の谷のホスピスで考えたこと/「旅先」の人ー佐野洋子の思い出(関川夏央)
<読む前の大使寸評>
大使の周りにも、死人が増える年頃でもあるわけで・・・・
この本には、切実な関心があるわけでおます。
rakuten
死ぬ気まんまん
『死ぬ気まんまん』3
byドングリ
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【かくて老兵は消えてゆく】
佐藤愛子著、文藝春秋、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
孤軍奮闘・七転八倒の日々の果て、ついに九十歳を迎える佐藤愛子!『ゆうゆう』連載の人気エッセイ、待望の単行本化。
<読む前の大使寸評>
瀬戸内寂聴さんより1歳ほど若い佐藤さんである。
ま~今でも現役ばりばりのご老人と言えるので・・・消えゆく年代ではないでえ。
rakuten
かくて老兵は消えてゆく
かくて老兵は消えてゆく
byドングリ
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【隠された刻】
坂東眞砂子著、新潮社、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
南太平洋の王国・イリアキに伝わる、予言の砂絵「金の汗」。そこにはかつて跋扈した日本人の欲望と情念が隠されていた。明治末期に移民として辿り着いた鉱夫。戦時中に軍の機密を帯びて訪れた特攻隊兵士。彼らはこの地に何を遺したのか? 三つの時代を往還しながら物語の陶酔に誘う南洋小説の傑作。
<読む前の大使寸評>
かなり前に天国に近い島というような小説があったけど・・・
ニューカレドニアを舞台に現代の観光ホテル、特攻隊兵士、明治末期の移民を絡めた異色な物語のようです。この地を愛し、ガンで早世した著者が惜しまれます。
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隠された刻
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【わたし】
坂東真砂子著、角川書店、2002年刊
<商品の説明>より
タヒチで恋人との激しい愛憎と闘いから、真の自分を探す自伝小説。
本作品は、著者が表現者としての原点に立ち返って、自らの傷、性、修羅を見つめ直し、屍のように生きていた祖母の人生への回顧を交えながら、自分の生の意味を見いだし覚醒してゆく、傑作自伝小説。
<読む前の大使寸評>
追って記入
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わたし
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【絲的メイソウ】
絲山秋子著、講談社、2009年刊
<「BOOK」データベース>より
「中学生で酒を、高校生でタバコを堂々とやっていた私だが、すき焼きの卵二つはだめだった」。ああ、人生は、なんでジグザグにしか進まないんだ!あっちにぶつかりこっちにぶつかり、ときに迷走、そして瞑想。いつも本気で立ち寄り、本気で考えた毎日を、偽ることなくセキララに描いた、絲山秋子の初エッセイ集。
<読む前の大使寸評>
どのページを開いても・・・・へそ曲りの大使にも響くわけで、エッセイストとしてピカイチなのかも♪
なお、絲山さんはマニュアルの外車に乗っているそうで、またヘビースモーカーでもあるそうで、すごい♪
借りたのは、2006年刊のハードカバーです。
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絲的メイソウ
『絲的メイソウ』3
byドングリ
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【北緯14度】
絲山秋子著、講談社、2008年刊
<「BOOK」データベース>より
30年の時を越え、やっと神様に会える!西アフリカ・セネガルへの魂の旅。友だちと出会うこと、自分の居場所を見つけること、言葉の本当の意味をさがすこと、大切なことを考え続けた長篇紀行。
<読む前の大使寸評>
おお 絲山秋子の長篇紀行ってか・・・
それも西アフリカ・セネガルへの旅というド田舎と言うか、キワモノではないか♪
rakuten
北緯14度
『北緯14度』6
byドングリ
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【お友だちからお願いします】
三浦しをん著、大和書房、2012年刊
<「BOOK」データベース>より
どこを切ってもミウラシヲン(よそゆき仕様・自社比)が迸る。2012年度本屋大賞『舟を編む』に続く、待望の最新エッセイ集。
【目次】
1章 ひととして恥ずかしくないぐらいには(餌を与えないでください/短くなった父 ほか)/2章 そこにはたぶん愛がある(老婆は行脚する/愛の地下鉄劇場 ほか)/3章 心はいつも旅をしている(キリストの墓とピラミッド/田園風景のカーチェイス ほか)/4章 だれかとつながりあえそうな(包んで贈る十二月/ヒノキのテーブル ほか)
<読む前の大使寸評>
「こんな私でよかったら」と三浦さんは謙遜しているが、かなり期待できそうやでぇ♪
rakuten
お友だちからお願いします
『お友だちからお願いします』
byドングリ
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<本屋さんで待ち合わせ>
この『本屋さんで待ち合わせ』という本は図書館に予約していたのだが、予約5日後にゲットしたものです。ラッキー♪
読み始めてまず、わりと男性的な文体に驚くのです。文体もさることながら、三浦しをんの本に対する関心が我ら団塊の世代とかぶるわけで・・・
まるで、オッサンやんけ♪(親近感がわくのです)
【本屋さんで待ち合わせ】
三浦しをん著、大和書房、2012年刊
<「BOOK」データベース>より
口を開けば、本と漫画の話ばかり。2012年度本屋大賞に輝く著者が本と本を愛するすべてのひとに捧げる、三浦しをんの書評とそのほか。
<大使寸評>
読み始めてまず、わりと男性的な文体に驚くのです。文体もさることながら、三浦しをんの本に対する関心が我ら団塊の世代とかぶるわけで・・・
まるで、オッサンやんけ♪(親近感がわくのです)
<図書館予約:(2/17予約、2/22受取)>
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本屋さんで待ち合わせ
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【いいとこ取り!】
西原理恵子著、新潮社、2013年刊
<「BOOK」データベースより>
毎日かあさんやりながら、仕事もして、ときどき大好きな人と楽しい時間を過ごすー人生後半戦の恋愛ならではの悲喜こもごも。なれそめマンガ、爆笑対談のオマケつき。
【目次】
第1章 熟年交際始めましたー衣食足りて美男をながめる/第2章 0点の私には0点の男がくるー過去の恋愛で赤ペン先生/第3章 男はみんな日本語の上手な回教徒だと思うー相手に少ししか求めない/第4章 恋もお鮨もドレスも手に入るー経済的自立で全部取り/第5章 有限の恋だから楽しまないとーだから笑って/第6章 子供・親に遠慮しないー好きにさせてもらいます/第7章 熟年恋愛は刈り取るだけーいいとこ取りの収穫祭
<読む前の大使寸評>
今を盛りにブイブイ言わせているこのコラボこそ、最大の成功例かもしれないね♪
rakuten
いいとこ取り!
サイバラとのコラボ本
byドングリ
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【ごはんぐるり 】
西加奈子著、文藝春秋、2016年刊
<「BOOK」データベース>より
カイロ&大阪育ち、幸せな食オンチがつづる「グルメ」じゃない「ごはん」のこと。書き下ろし食小説「奴」も掲載。
【目次】
肉じゃがバター/カイロの卵かけごはん/アメちゃんのDNA/珈琲儀式/活字のごはん/舐める春/旅の悪食/日常の悪食/甘い恋/脱ビール、でもビール〔ほか〕
<読む前の大使寸評>
年金生活で手元不如意となり、本は原則として図書館で借りることにしているが・・・
値ごろの新刊(文庫本)を、厳選したうえで、たまに買ったりするのです。
幸せな食オンチが語る本とのことなので、グルメな読みどころは期待しておりません(笑)。
<図書館予約:(値ごろなので本屋で買いました)>
rakuten
ごはんぐるり
ごはんぐるり2
byドングリ
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【望遠ニッポン見聞録】
ヤマザキマリ著、幻冬舎、2012年刊
<「BOOK」データベースより>
異国暮らし歴十数年、漫画家・ヤマザキマリが綴る、近くて遠い愛すべきニッポンの妙。ニッポンって変?でも可笑しい。
【目次】
世界を飛び回る、世界一幸福な人たち。/巨大化するおっぱいMANGA。/ぽっとんの闇が生んだ、世界最高峰トイレ文化。/アイデンティティなんていらない日本の国酒、ビール。/厳かに行われる俄か結婚式の妙。/子供の物欲をあおりまくるメディアに注意せよ。/同化しようとするカメレオンたちのストレス。/信頼できるのは、女好きより、猫好き人間。/ナチュラルに着飾れない、みすぼらしい東洋人の悲哀。/伊達男は伊太利亜にはどこ探してもおらず。〔ほか〕
<読む前の大使寸評>
ヤマザキマリのマンガを愛読しているわけではないが、彼女のコスモポリタンな経歴がびっくりポンでおま♪
rakuten
望遠ニッポン見聞録
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【国境のない生き方】
ヤマザキマリ著、小学館、2015年刊
<出版社>より
ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論!
14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした!
この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。
<読む前の大使寸評>
パラパラとめくってみると、ヤマザキマリの自叙伝のような本になっています。
しかしまあ、我が子を谷に突き落とすようなお母さんの薫陶によく耐えたマリさんである♪
どん底の生活体験とか読書歴が興味深いのです。
rakuten
国境のない生き方
『国境のない生き方』3
byドングリ
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