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Aちゃん22

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2020.01.03
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カテゴリ: お出かけ・買い物
今回の日記は画像が無い。近所のハードオフで年始のジャンク 20% off セールをやっていた。期間 1/1 ~ 1/4 だ。

セール値引き前 2,200 円で 20MHz, 2Ch, Read out(カーソル)無し, Delay Trigger 無し の日立製アナログオシロが出ていた。ハードオフ用語「電源入りました」と値札に書いてあった。間違ってオシロを壊しそうな測定とか、垂直・水平アンプの性能アップとか、やってみたいことがあって 1 台有っても良いかなと思っていた。

最近のハードオフはお試し台がある。小学校の勉強机を一回りくらい大きくしたような大きさだ。AC コンセントが出ていて、電源を入れることが出来る。もっと大胆なオジサンも見ている。彼はドライバー片手に PC を分解(ではなくて、「点検」と言った方が良いのかな)して念が入った品定をしていた。

オシロを架台から取り出す。あら、AC 電源コード付きなのね。お試し台に乗せて裏を見る。AC 電源電圧選択が 100V になっていることを確認する。正しく 100V だった。って、電源これで入れているはずだよなぁ。

プローブ類は取り付けないでおおよそトレースが出そうな状態に操作ノブ・ボタン類を設定する。電源 On、電源確認ランプ点灯。使い慣れているオシロと配置が違うと戸惑うな...

ん?掃引(トレース)が出ない。昔のオシロだから、予熱が必要なのかな。手持ちのオシロは 5 秒もせず出ていたような。Sweep が Auto ではない?パチパチとスイッチを弄って Auto に入れる。

うーん、水平位置・垂直位置がとんでもないところへ?水平位置・垂直位置も回してみる。出ないのかな? Channel Select は取りあえず Ch1 にパチパチして入れ直す。

電源を入れて 30 秒は経過しただろうか。

あっ、トレースが出てきた。管面の第一象限(右上)に斜め右上がりの太く、薄い蛍光マーカーで書いたようなトレースが出てきた。輝線の始点と終点書が「止め」の様に輝度が高い。スポット径 3mm ~ 4mm か、太いな。AC 電源のノイズが入り込んで揺れているなぁ。

  • トレースが暫く出ない → 内部の電源回路が立ち上がっていない。
  • トレースが太い → ビーム加速電圧かフォーカス電圧が低い。
  • トレースが斜め → もしかしたら衝撃を受けたのか
  • トレースが第一象限だけで「止め」の様な輝点がある → 水平・垂直アンプの電源電圧が低いかバランスが崩れている。
  • AC 電源由来と思われる揺れが有る → 平滑コンデンサが機能していない。あるいは、レギュレータトランジスタが劣化している。
電源部分に問題がある。と考えるはずだ。そして、暫くすると電源が壊れて、コンデンサが破裂するかもと次の瞬間を予想出来るのだと思う。

トレースを真ん中に持って行き、なるべく Y=0 の位置に持って行けた。管面の左右端一杯に振れている。まだ右上がりだった。Rotational (地磁気補正) を弄れば大丈夫だろう。

トレースのフォーカスも合ってきた。うーん、使えるかなぁ... と思い始める。用意していたプローブ(をぃ)を繋いで Calibration Signal を見るかな、と思った瞬間に「カチッ」とリレーか動く様な音がした。

へ?リレー?ごく基本的な機能だけのアナログオシロでリレーなんて必要だったっけ?状況を正常な方向に偏向的に考えていた。「カチッ」という音はコンデンサの防爆弁が開く音だったはず。

かすかに「ジー」と音がしだして、「シュー と ジュー」が混じったような音が聞こえてきた。「あっ、マズイ」と感じて電源を Off にした。遅かった。向かって右脇の放熱スリットから煙が上がり始めていた。

煙はちょっと出るだけかな。うわっ。もっと出てきた。古びた樹脂を焼いたような臭いがし出す。たまたま隣で店員が作業していた。「あのぅ、煙が出てきちゃって、どうすればよいのですか?」と声を掛けた。

誰でも視認できそうなくらいに煙が漂い始めた。見て明らかな状況になりつつあった。

「すいません、『電源入りました』と書いてあったので、何の遠慮もなしに電源入れてしまって」とちょっと言い訳する。 店員は「あっ、いいですよ。片付けますから」といってオシロに手を伸ばした。咄嗟に出来ることを考える。「あっ、電源抜いておいた方がいいですよね」と言って電源コードを抜いた。オシロは店の奥へ消えていく。

作業台の周囲 1m 立方程の範囲に煙が残る。「あぁ、早く消えないかなぁ。空調で掻き回すだけかもしれないけれど...」と思う。「それにしても、コンデンサ破裂で良く嗅ぐ、酸っぱさというか、刺さるような刺激臭が弱いな」コンデンサが乾いてしまったのか、別の部品が焼けたのか。

店を出るときに、もう一度「すいませんでした。なにかしなくてはいけませんか?」と声を掛ける。「とくに、気にせずいいですよ」と返事を貰った。うぅ、要注意人物になってしまったか。ハードオフは難度が高いな...

年末に火事の煙を見て、1/1 には基板から上がる煙をみて(まだ日記にしていない)、1/3 日にはオシロの火入れで煙を見て、煙が纏わり付く一年になるのかなぁ。





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最終更新日  2020.01.04 17:55:47
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