山口小夜の不思議遊戯

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2006年09月07日
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アルバム ペン──
彼の愛したものを 友人達はひつぎに入れていきました
彼の愛したものはぼくたちだったのだと
その時 ぼくは言い出せなかったのです


 おもしろいな~。
「楓の字、理系の字じゃないですよね」 ──というご指摘を受けたのです。
 すごいよ・・・・私、そこまで読み込めなかった。

 物語の読み方って、無限だなぁ。

 そうそう。長らく壊れていた(←原因不明) 登場人物人気投票 ですが、直し方がわからないのでそのままにしておいたら、いつの間にか復活しておりました。直してくださった方、本当にありがとうございました。
 大変申し訳ないことに、これまでにアンケートに投票いただいていた内容のデータが飛んでしまっております。もしよろしければ、いま再びメッセージを入れていただけると本当にありがたく感謝致します。こちらの不手際でご迷惑をおかけ致しました。お詫び申し上げます。皆さまのご協力、ありがとうございます。

 さてさて。
 今回の日記は私の妄想炸裂なので、ちょっとひいてしまう方がいらっしゃった場合は、本当に申し訳ございません。お友達からの嬉しい提案に触発された小夜子のささやかな暴走に今日だけお付き合いいただければとお願い致します。
 先日来、大手広告会社の方に“おおっそうなのですね!”という示唆に富むお話もいただいて参りましたので、それについてのご報告も兼ねております。なので、ちょっとだけご辛抱くださいませ。皆さまの温情、ありがとうございます☆

【登場人物を俳優に当てはめてみると・・・】

 大手広告会社の、本当にとんでもない地位にいらっしゃる方と、さるご縁をたどってご面談いただけたのです。ご縁を下さったKさん、友情に深く感謝申し上げます。

 映像化とかそういう大それた話ではなく、ただ、『ワンダフル・ワールド』についての“私の思い”を語らせていただいたのですが、その場で非常に示唆的なお話を伺うことができました。
 書籍が出来上がると、それぞれの著者や出版社が自身の作品の映像化を期待してTV局のドラマ製作部などに著作を送ることがあります。それはもう、毎日相当数にのぼるそうです。
キャスティングを自ら考えて一覧表にしたものを添える ”ことに尽きるのだそうです。

 音楽や絵画と違って、書籍の内容を把握するには一冊について三時間は必要です。なので、厖大な量の書籍を前に「読んでね」「映像化してね」と書いてあるだけの紹介文では、まったく推薦状になっていないのだそうです。ライバルが多い場合、一読して内容が掴めるものが一馬身先を行くことになります。
 それは“あらすじ”がうまく書けているかどうかではありません。“映像化”をお願いしているのですから、“ キャスティング ”の一覧がものを言うのです。

 たとえば、手前味噌なお話で大変恐縮ではありますが、わかりやすく『ワンダフル・ワールド』で言うならば、紹介文としては、
おんぼろ塾でくり広げられる少年たちの群像。それを見守る先生。舞台は80年代の横浜。どこにでもある学習塾が背景なので、制作費はかからない 」──たったこれだけでよし。以下、キャスティングとして、

:リーダーだが身体が弱いことを隠している。
柳楽優弥 (著者イメージ)
  神木隆之介(Kさんイメージ:楓とヒカリはダブルキャスト。なので、楓=ヒカリを演じられるだけの演技力のある人、という意味でも神木くん。柳楽くんが若ければ、ねぇ…。ひねくれ度(?)として、ヒロくんが神木くんっていう手もあるのですが)。

ヒロ :控えめな性質だが実はトラウマ満載。
神木隆之介 カーチンさん さんイメージ)

ヒカリ :そのへんにいる楓似のエイリアンを連れてくればよし。

:関西弁を操る金髪少年。
   けど外国人訛りゼロの子を見つけてくるのはけっこうムズカシそう。

姉貴 :ストーリーテラー。
大後寿々花 (Kさんイメージ)

ご先祖 :塾の先生
椎名桔平 (カーチンさんイメージ):実はわたしのパパにそっくりなの☆
吹越満 :Kさんイメージ
大森南朋 :(Kさんイメージ:飄々としていながらふっとあったかみのある人。
        なんとなく、ひょろりとしたイメージがあるのですが)。

 という具合です。
 確かに、登場人物のキャスティングが一覧表になっていれば、本文を読まなくても「だいたいこういうイメージの内容なんだな」と先方にわかってもらいやすいのかもしれません。
 また、万が一、先様がこのような配役の脚本を探していた場合、読まずに積んでおかれる状態から脱して、配役の方から関心が入り、その後きちんと本文に目を通してもらえることもまったくゼロの可能性ではない、ということになります。

 私たち日本人は、「映像化をお願いするにあたって、まだ決まってもいないのに自分でキャスティングを考えるなんておこがましいよね?」という思考に陥りがちです。もちろん私もそういう考え方から抜け出すことのできない、純然たる日本人気質を持っています。けれども、アピールするならば、徹底的にアピールしていく、というのがいわゆる“業界”に立ち出でてゆく姿勢なのだということが、今回、私にとって非常に有意義であった会合で得られた大いなる知識でした。

 今回の日記は妄想が暴走しており、大変恐縮です。
 小夜子の本がどうのということではなく、ここに書き出した内容については、業界の一知識であると捉えていただければしあわせです。
 ありがとうございました。

 皆さまも、ご自分の作品に俳優を当てはめて想像して楽しんでみたことはありますか──。

 追:柳楽優弥くんと私、3月26日生まれ。誕生日が一緒なんです☆


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最終更新日  2011年01月13日 12時53分41秒 コメント(11) | コメントを書く


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