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前日に日本橋のビジネスホテルに泊まり、おいしい江戸前の寿司を食べた。30日に東京駅日本橋口に集合し新幹線に乗った。郡山で降りてバスで安達太良山へ行き、途中紅葉の山風景を楽しんだ。そこから土津神社へ行き会津芦ノ牧温泉・丸善で泊まり、ビュフェの夕食をとった。 翌日は阿賀野川で船下りをし、村上・割烹善藏で「鮭ミニ膳」の昼食をとり、村上の町をガイド付きで散策し、あつみ温泉に泊まった。そこからは夫婦ごとの和会席料理となった。 3日目は羽黒山へ行き三神合祀殿を参拝した。そこから新庄にある割烹つたやに行って食事をとり、鳴子峡に出て紅葉の渓谷風景を楽しんだ。そこから仙台駅へ向かい、新幹線を使って東京・横須賀へ戻ったのは夜中だった。旅の途中、政府の政治が進みつつあり、アメリカ・ドジャースの優勝が決まった。
2024年11月03日
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自民党はMATCHなるポスターを発表し、連日マスコミを彼らの総裁選で賑わしている。ポスター中央には阿倍元総理の顔が一番大きく掲げられている。しかし今回の選挙でどうしても取り上げられなくてはならないのは、日本の「空白の30年」と言われる長期低迷である筈である。その総括とそこからの脱却こそがどうしても課題となる。先進資本主義国でもめだったこの現象を取り上げない訳にはいかない。かつて阿倍元総理は「トリクルダウン」(富が上から下に流れ落ちる)を、詐欺師さながらにぺちゃぺちゃと言い立てた。しかし結果はG7で最低の賃金水準となり、格差は飛躍的に拡大した。 今の政治はどうしてもその事実に眼を向けないわけにはいかない。いくら眼を背けても、そうならないはずはない。しかし総裁選の経過を見ていると、この「空白の30年」のまっただ中を担ってきた阿倍政治に対する反省意識は極めて薄い。一連の汚職事件や「統一教会」との癒着、政治と金の問題が、しぶしぶ取り沙汰されているに過ぎない。それすらも有耶無耶にされようとしている。若い人や女性の進出で「刷新感」を演出しようとしているが、そんなことでごまかされる程、日本が今置かれている状況は甘くは無い。MATCHなるポスターで恥ずかしくも無く表されている「自民党政治」の総決算こそが求められている。
2024年09月01日
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暑中お見舞い申し上げますお見舞いするしか無い毎日です。この歴史的な暑さの中で、どうにか生きていることだけに汲々としています。アメリカ共和党の大統領候補者は「地球温暖化なぞない」と言っているようですが、世界中が異常気象に喘いでいます。 自分の頭の中のごたくに夢中になり、現実を見ようともしない人たちが増えていることは恐ろしいことです。戦争も尚続いています。地球の未来もあやしくなってきそうです。老体に鞭打ってただ生きることだけに務めましょう。
2024年08月05日
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クラブツーリズムの催した、どちらか75歳に達した夫婦対象のツアーに参加した。参加者は5組10人だった。 17日は「のぞみ」で小倉まで、ソニック号で中津まで行き、そこからバスで宇佐神宮へ行き参拝をした。その後、バスで日田温泉まで行き、三隈川の屋形舟に乗り鵜飼いを見ながら夕食をとった。その日はそこで泊まり、18日はバスで海地獄、臼杵へ行き、そこの喜楽庵という料亭で古式ゆかしい本膳料理の昼食をとった。午後はバスで阿蘇をまわり、人吉温泉まで行った。球磨川畔の快適なホテルに泊まり、19日は熊本城へ行き、城見櫓で馬刺しなどの郷土料理を食べて、15時50分熊本発の「つばめ」と博多発の「のぞみ」に乗り、横須賀まで戻ってきた。 三日間酷暑でさすがに大変だったが、新幹線とバス・ロードのおかげで九州がみぢかになり、以前の距離感が嘘のように感じられた。アジア諸国の進出も具体的に感じられた。
2024年07月20日
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東京新聞2日の朝刊に「インフラなお復旧半ば 能登地震半年 仮設完成7割」という記事が出ていた。 政府は「霞ヶ関一体となって解決する」なぞと言っているが、半年で仮設完成7割である、甚だ心寒い。台湾の地震復興の様子と比べるまでもなく、災害に遭っても言葉だけの現状は、さながら後進国並である。 詐欺師集団の政治屋たちに政治を任せておくと、日本の後退は止まる所を知らない。 自身の金儲けに狂奔するばかりで、まともな防災対策なぞ頭に浮かぶ余地は無い。まともな政治を行う若者たちはいないのか?
2024年07月02日
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6月23日は沖縄慰霊の日である。歴史は繰り返すとか、喉元過ぎれば熱さ直ぐ忘れるとか言うか、人は犯してきた過ちをすっかり忘れてしまう特技があるようだ。 沖縄を本土の捨て石として取り扱ってしまう過去に犯してきた愚を又も繰り返そうとしている。 沖縄に集中しているアメリカ軍の基地、これまでもこれからも世界最大の侵略戦争の基地になってきていることはつとに有名である。台湾を巡り米中戦争が取り沙汰されている今日、アメリカ支援の為に、戦争の出来る法制化を独断で進めている日本政府のスネオぶりにはあきれ果てる。第二次世界大戦で日本が沖縄で犯した誤りをすっかり忘れている。沖縄の民の四分の一を死なせ、全土を灰燼と帰した事実の重みを忘れている。日本軍が沖縄県民のために戦ったと単純に信じている者すらいる。本土決戦の捨て石として南の島を位置づけていたことなぞすっかり忘れ去っている。 それは現在も変わらない。沖縄全土の県民が反対している辺野古新基地建設を、日本政府は遮二無二進めている。県民の声なぞ聞こうともしない。しかし本土の人間は、それが遠い沖縄だけの問題で済むはずのないことを知らなければならない。今度、日本が戦争に加わることがあったら、戦禍は絶望的に広がるだろう。これを起こさせてはならない。愚を繰り返してはならない。
2024年06月17日
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世界経済フォーラム(WEF)は12日、世界の男女格差の状況をまとめた2024年版「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。 日本は調査対象となった146カ国のうち118位で、前年の125位からは改善したが、主要7カ国(G7)では最下位だった。報告書は教育・健康・政治・経済の4分野で分析しており、特に政治分野での停滞が顕著だった。 まあ、自分の金儲けに狂奔している日本の国会議員達の恥を知らない実態を見せられるにつれ、世界から取り残されるのは当たり前だと思わざるを得ない。国民は指を咥えて見ているだけなのか。なげかわしいことだ。
2024年06月12日
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75歳になった。後期高齢者になった。お陰様で、平穏な毎日を送っている。しかしなってみると、3割以上が要介護者で、健康寿命を越えているという事実に、矢っ張りなあという思いをしみじみと抱いてしまう。四六時中どうしても年を感じてしまうことが多い。老いを感じることばかりである。 しかし、静かな生活も悪くは無いが、どうせなら生きていて良かったと思える瞬間を増やしたい。楽しい瞬間、わくわくするような時間を過ごしたい。畢竟、生きていることに思いを向けなくなった時が、その瞬間なのかもしれない。そういう時をたくさん持ちたい。夢中になれる何かを探したい。いつまでもそうやって暗中模索しているのが人間なのかもしれない。
2024年05月28日
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尊敬する軍事ジャーナリスト田岡俊次氏の最後の仕事として記されたこの本には、この戦争に参戦することの大義の有無、中国対米日の戦力比、日本が被る人的・経済的損害等が書かれている。もし武力を行使して台湾を独立させようとすればウクライナにおけるロシアと同じ立場になり「法と秩序」は吹き飛んでしまう。そのアメリカにしてもどれほど対中戦争に突き進んでいくのかは疑わしい。アメリカも中国も戦争がない方が利益が大きく、台湾も9割が現状維持を願っている。それなのに危機が増している。長期政権の傲慢が出てくるかもしれない。アメリカのアジア人嫌いが出てくるかもしれない。しかし、戦争すれば壊滅的被害をもたらしかねない。戦争させないようにするのが真の安全保障である。戦争回避に向けて今あらん限りの努力をすべきである。それが日本人が受けるべき責務だと考える。
2024年04月09日
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累計アクセス数が400000を越えた。ブログを始めたのが2003年11月。それから20年半。300000回を越えたのが2021年5月。それから3年。早いか遅いか、多いか少ないか知らない。でも読んでくれた人には絶大な感謝を申し上げる。これからも最低月一回、できれば複数回書き続けたい。生きている証として。
2024年04月06日
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ヴェルーニ公園の『アマルフィー』で私達夫婦の金婚式を祝ってくれた。この公園は臨海公園として戦前・戦中・戦後を通して横須賀を代表する所だ。そこに出来たこのレストランは小綺麗で眺めも良い。妹を始め、娘夫婦達・孫達に囲まれて、結婚して50年経った、この日を祝った。世代を通してつながってゆく歴史である。ここで一句: 軍港に平和の香り春の風妹からも一句: 仲春の金婚式や緑玉へ みかん
2024年03月18日
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かもがわ出版から出ている。以前著者の『ポスト資本主義のためにマルクスを乗り越える』という本を「驚きながら一気に読んでしまった」と書いた。著者の鈴木元氏は党歴六十年の古参党員だった。「全党員参加の党首選挙」や一連の党改革を要求して、案の定不明瞭な経過で除名になっていた。これまで数多見慣れてきている幹部の除名劇である。氏は「民主集中制」のあり方にも疑問を呈している。コミンテルンの時代から状況は大きく変化している。今世界での一つの大きな心配事は、プーチンのロシア・習近平の中国・金正恩の北朝鮮のような非民主的な支配者による独裁政治のもたらすものだ。党首選挙の無い党が、箇々の党員の声を活かしていけるとは思えない。最高幹部だけの意思が、専従幹部を通して伝わっていく様が容易に思い浮かべられる。日本共産党が本当に民主的な党であるならば、何故党首選挙が出来ないのか? 日本の政治にありがちな、官僚達の私的な利益が混入していないか。共産党員の多くがそうであるとは決して思わない。そうであるならば、党首選挙ぐらい出来る党でありたいと思うがどうだろう。党員達の勝手だと言われそうである。それならば、独裁者を頭に抱いているのは、ロシア・中国・北朝鮮国民の勝手だとの論理も成り立ち、傍で余計なことは言うなと言われかねない。しかしそれで済む問題なのだろうか?
2024年03月01日
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今年は元旦から能登半島地震に襲われ、未だに行き場の無い膨大な被災者が苦しんでいる。繰り返される自然災害の対策は、対症療法の一時しのぎで専ら地元自治体に任されている。国レベルでの抜本的対策(災害救助即応隊の新設とか)が必要とされているところである。高給を欲しいままにしている国会議員達は、ようやっと自分たちの、使途を明らかにしない「政策活動費」や、パーティのキックバックなる裏金造りを、問題にし始めた。庶民から搾り取っている税金の確定申告時に、政治家の膨大な使途不明金の存在は、いくらなんでもまずいんじゃないかというわけである。少しは人並みに恥を知りはじめたか。しかしこうなっても、与党自民党の「政治家達」は、自分たちの利権を飽くまで離そうとせず、国民に知らせず金儲けする生き方に固執している。せめてこういう人達を国会から追い出すことは出来ないか?
2024年02月15日
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能登半島地震の被災地の避難状況が心寒い。なにせ辺鄙な所だからとか高齢者が多いものだからとかは言い訳にならない。日本全体の高齢化率は世界一であるし、災害は場所を選ばず毎年日本を襲うものであるから、全国いかなる場所であっても十分な防災体制が取られていなければならない。そのための防災部隊が常設されていなければならない。それが政治である。そんなことは成り行きに任せ、政府が強硬に推し進めているのは辺野古軟弱地盤の改良工事。県民の総意を一切無視し、十年かけて工事を進める覚悟だ。金はいくらかかるか計り知れない。自らの金儲けにばかり狂奔している政治家達の頭の中はどうなっているのだろう?
2024年01月11日
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アメリカの調査会社ユーラシア・グループは今年の十大リスクをまとめた報告書を公表した。 1.米国の分断 2.中東情勢 3.ウクライナ領の事実上の割譲 4.人工知能(AI) 5.ロシアと北朝鮮、イランの協力強化 6.中国経済の停滞 7.重要鉱物の獲得競争 8.世界的インフレ 9.エルニーニョ現象 10.米政治の企業への影響 以上である
2024年01月09日
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昨年は、最悪のシナリオが始まったと書いた。今年はそれが続いているばかりか、もっと悪くなっている。ウクライナでの戦争は続いているし、ガザにも戦争は拡大し、市民の虐殺が続いている。アメリカの政治の不安定化が増し、来年の大統領選でどうなるか判らない。日本では金儲けに狂奔する政治家たちの堕落が明らかだが、それがとどまる所をしらない。国民はあきれ顔で眼をそらしている。おこぼれ頂戴と群がっていた部分は雲散霧消状態だ。経済も福祉も下降線をたどり、ファシズムに走る土壌はあれどもその元気さえ無い。それだけが「吉相」だ。このまま沈んでいくのを無表情に見るばかりだ。ただ、人をだましたり殺したりする人たちに怒りを感ぜざるを得ない。良いこともあった。個々の日本人たちの活躍だ。WBCで日本優勝。大谷選手の歴史的な大活躍。その他のスポーツでも日本選手は活躍している。山崎監督や宮﨑監督の映画がアメリカで大ヒットしている。これも歴史的な快挙だ。これからも個々の日本人の活躍を祈るばかりだ。
2023年12月29日
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ゴジラ映画の王道との評価が高い。舞台は敗戦直後の日本。この時代、実際はアメリカ進駐軍のプレゼンスが圧倒的なわけだが、そこは一先ず捨象して、戦後日本がどういう所から出発したのかを知るには良い舞台設定となっている。敗戦のトラウマと同時に、これから生きねばならないという強い気持ちが交錯している。そこへ登場した、戦争の怨念の塊のようなゴジラ。山崎監督のこれまでの作品がそうであったように、特撮技術が効果的に駆使されている。その臨場感が素晴らしい。日本人はもとより、他の国々の人にも、日本を理解させ、戦争に向かう世界を考えさせる一助になるかもしれない。大ヒットを期待する。
2023年11月09日
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岸田政権が「新しい資本主義」を提唱し幾つかの政策を掲げたが、それがどういうものか多くの人にはイメージがわかない。「新しい資本主義」とはどういうものか考えてみた。低賃金にあえぐ日本国民は日本の高成長を待望し、若者達は高リターンの仕事を望み、それでいて、運転手・介護士・配達業・建築業・農家・看護士等、現業労働者の人手不足が深刻化している。このままでは職種そのものの存立が危ぶまれる所もある。社会が沈没してしまいかねない。そうなる原因の一つに、現場で額に汗して労働する職種の給料が悪く、労働条件が悪いことがある。楽をして高収入を得る仕事がないかと思っている。だから、人の貯蓄をかすめとる詐欺のような仕事や、暴力的に奪いとる強盗のような仕事が横行している。なげかわしい。そうではなくて、人の生活に不可欠な現場労働者の給与や条件をよくすることが絶対に重要だ。そこにこそ「新しい資本主義」の姿を見いださなくてはならない。アメリカ型や中国型では無く、生産者が本当に中心となるような経済が求められる。言葉では誰もが求めるが、それに向かって本当に進もうとする国がないことが未来を暗いものにしている。しかしそれが「新しい資本主義」に最も求められることだ。現場労働者の価値を根本的に高めよう。社会がこぞってそれに取り組むべきだ。前から述べているが政治家の給料は最低賃金が望ましい。
2023年10月01日
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宣伝もしない、事前に情報も流さない、ということで、この作品の存在すら知らなかったが、娘が教えてくれて、映画館に観に行った。これがなんとも興味深い。テーマは明らかだ。母親から渡された吉野源三郎のその名も『君たちはどう生きるか』という本を読んで主人公が涙を流し、その後の展開が変わっていくシーンがあるが、その書と同じテーマが訴えられているのは間違いない。即ち、人との繫がりで成り立っている人間は、その人類社会を進めるように自分でしっかり考えて行動しなければならない、ということ。この小説も読んだが、分かりやすく噛んでふくめるように書いてある良い啓蒙書であった。テーマはそれだが、この宮﨑作品は、時空の異なる空間が交錯し、ファンタジーそのもののような世界が展開してゆく作品となっている。一度引退した宮崎氏の生涯を暗示したものともなっている。年をとって気楽な立場になった氏が、述べたいところを述べたというところだろうか。それが未来に向かって自己の覚醒ということであったのがうらやましく、共感を呼ぶ。
2023年09月09日
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現代書館から出ている。俳句は瞬間を写しとる芸術である。戦争は、人を殺戮し物を破壊していく行為であるだけに、たとえ意識的に眼を向けなくとも、どうしても意識無意識に入って来ざるを得ない。国全土にわたって長い間続いている時の、その影響は計り知れない。ウクライナ市民の俳句を創り出そうとする営為とそれに伴う話には、体験した者ならではの凄みがある。季語なぞ入り込む余地もない。外国での俳句がどういう風に展開していくのか興味もわく。
2023年09月01日
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俳句はその句がどれだけの話を語っているかが決め手になると思っているが、この本には12の俳句がそれぞれ12の短編を紡ぎ出している。さすがプロの小説家だけあって、どれも宮部文学といえる珠玉の作品となっている。最後にもう一度俳句を読むと味わいが一層深まって感動する。その作品群には作者の意識的な女性としての立場が貫かれており、それはそれで大切なことである。身勝手な男が多すぎる日本だから。私が最近読み続けている吉村昭が、糾弾することでは無いが、戦中派男子の集合無意識にとらわれているのと、良い対照だ。自覚的に被抑圧者の立場に立ちきることこそ、現代には必要な気がする。
2023年08月11日
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暑中お見舞い申し上げます7月は、猛暑日の続く最多の記録を出すほど暑い日が続いたので、身の危険を感じ、家に籠もっていました。と言っても普段から外へはあまり出ないのですが。もう少し涼しくなったらば、外へ出るようにしたいとは思っています。家にいながら、「最低月一回はブログを書く」という覚悟は果たせませんでした。もっと気を引き締めて日々を過ごす必要があります。皆様も暑さに負けずにご自愛ください。
2023年08月03日
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書くことが無く月末になってしまった。つたない俳句でも載せておくか。 病蛍感慨も無く死ぬを待つ 汗まみれ優しく撫でる涼風や 竹一本伐った後での充実感
2023年06月26日
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真夏日になった。五月中旬の真夏日は十九年ぶりだそうだ。昼、なんだかとてもだるかったので、書斎の冷房を今年初めてつけた。冷房の涼風を実感した。吉村昭の四十五冊目の本を読了し、夏の歳時記をぺらぺらとめくった。なんと多くの風物や行事があったことかと思い起こされた。今となってはどれも遠いところへ行ってしまったような気もするが、一つ一つ再確認する心も必要かもしれない。異常気象で恐ろしくもある夏だが、少しでも有意義なものにしたい。
2023年05月17日
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後の世はなるようになれ春の空 薺(なずな)清しや野に咲くばかり
2023年04月22日
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ヴェルク横須賀6階会議室で行われた『稲門研修会』で『幕末と神奈川』と題する講演を行った。浦賀奉行所・海防陣屋跡、ペリー来航の場所、横浜応接所、旧東海道沿いの各国公使館、威臨丸出港の碑、生麦事件の場所、横須賀製鉄所(造船所)の話、大政奉還や『薩長史観』にまで話が及んだ。質問やご意見も多く出され、充実した時間が持てた。私の本も売れた。
2023年03月09日
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ノーベル文学賞受賞第一作であるカズオ・イシグロの『クララとお日さま』を読んだ。AF(人工親友)というAIロボットの視点から叙述されていく物語は、いかにも彼らしい少しバイアスのかかった世界である。 人々の人間臭い行動パターンはあるものの、それが子供を思わせる純真さで処理されていく。最初から最後まで一貫して降り続いているお日さまの光を浴びてぽかぽかと暖まっていく感覚、がモチーフとなっている。私はむしろ、悟ってしまった老人の感覚だと感じた。仏教的な悟り、と言っては言い過ぎか。その感覚でもって精緻な世界を作っている。
2023年02月22日
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マルクスだったらこう言うだろうなという観点で書かれている。現代で一番分かりやすいマルクスの入門書と表紙にあるが、頷ける。物質代謝論として『資本論』を読み進め、搾取の無い自由な労働を目指すという切り口でマルクスを解説する。資本主義は自然環境をも破壊する。アソシエーションを基調とする脱商品化・コモン化が進められなければならない、ケイト・ラワースによる「ドーナツ経済」は明解だった。 官僚独裁の「国家資本主義」は搾取の問題を決して解決しはしなかった。 2010年代以降の大衆運動の高まりとも連動しようとしているが、同時にそれは反動の時代でもあり、国家の暴力性とも向き合わざるを得ない。「グッバイ・レーニン!」という章があるが、国家論や組織論等レーニン主義の分析は見られない。独裁と指摘すればそれで済んでしまうかもしれないが、一時期マルクス・レーニン主義としてセットで言われることがあったので、その言及は必要かもしれない。いずれにしても国家へのアプローチの仕方は問題になってくることだろう。
2023年01月23日
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謹賀新年 皆様方のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 今年も年賀状を出しておりませんのでお許しください。 2023年 元旦
2023年01月01日
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2022年は最悪なシナリオが現れた年だった。コロナ禍は既に3年以上続いているが未だ終息していない。そんな中で2月24日世界史的な事件が起こった。ロシアによるウクライナ侵略である。これまで双方に10万人以上の死傷者が出ている模様。ウクライナの国土はミサイルによって無残に破壊されている。国連常任理事国によるあからさまな軍事侵略。核の脅威も取り沙汰されている。これまでアメリカに非難の矛先が向かうことが多かったが、今回はそれにも増してやり口があからさまで、居直りも常軌を逸している。こんな国が拒否権を持っている。戦後の「国際秩序」に根本的な疑問が発生している。「平和国家」としての日本が大いに発言しなければならない所だが、その実力は如何に? 庶民の平和に対する願いは明らかだが、日本政府にとても期待は出来ない。期待できないばかりか、安倍首相暗殺によって、自民党と統一教会の驚くべき癒着が明らかになった。日本を悪魔の国と規定し、凄まじい献金を巻き上げ、それをギャンブルの掛け金にすら使う統一教会。それに利用価値を見いだし、百人以上の議員が癒着している。寄付を出す方も出す方だが、それを利用して何とも思わない方はもっと悪い。まして政権政党である自民党が、知らぬふりして癒着しているなぞ国家的犯罪である。阿倍ファミリーは岸首相以来ずっと密着してきていたようだが、その驚くべき関係が明らかになった。それに身を任せているのが日本の実体である。砲火が炸裂する国際情勢にあって、日本の進路は慎重に果断に決められなければならない。そう思いつつも依拠する力をなかなか見つけられず、溜息をつくばかりの今日である。来年こそは晴れ晴れしい日々を迎えたい。
2022年12月29日
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2022年12月03日
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2022年11月27日
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横須賀市民文化祭で演劇集団「THE素倶楽夢」の朗読劇を観てきた。十五年戦争が終わって七十七年、沖縄が「本土復帰」して五十年、東日本大震災から十一年、日本の作家たちがそれらをどう感じてきたか、人生や社会に対してどう対処してきたか。その作品をつぎつぎに朗読していく。あまりの悲劇の大きさや、今もウクライナで続いているどうしようもない愚かさを眼前にすると、その変わらぬ、人間の歴史を含む、自然界の無慈悲な奔流に圧倒される。構成は鮎川祐子、演出はアキラ。しかし作家たちの眼は人間らしさを執拗に追い求めている。それは子供心であったり、些細な喜びであったり、生命のかすかな幸福であったり。そこにこそ大切なものがあるのだろう。客席を埋めた観客の殆どは高齢者だったが、それだけに、最後の朗読を「足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったら、あなたが、か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように、よろめく私に、どうかあなたの手を握らせて欲しい」という「手紙~親愛なる子供たちへ~」というシビアな現実を歌い上げた作品で閉めたことは共感をよんだ。
2022年11月19日
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ジャーナリスト・志葉玲氏の講演が横須賀ウエルシテイであった。1975年生まれだというから47歳で、若者とは最早言えない年齢だろうが、私からは若々しく見える。しゃべり方も歯切れ良く、見るところ考えるべきところは、きちんと押さえている。キーウ、ブチャ、ボロディアンカ、イルピン、チェルニヒウの現地取材でプーチンの野望ーーウクライナを自らの支配下に置くこと、をはっきり確認する。ロシアの主張するNATO脅威論やロシア系住民の保護論の非合理を論証する。 さらに否応なく焦点となっているエネルギー問題に論理は及び、再生可能エネルギーに転換する急務を訴え、化石エネルギーや核エネルギーが如何に反動的に使用されているかを強調する。ここへ来て地球的問題である地球温暖化問題に、しっかりリンクする。ウクライナ戦争は環境問題と自然につながっている。年寄りが言っても、もぐもぐ寝言を言っているとしか取られかねないが、壮年がきっぱりそう主張すると、なんだか展望が沸いてくる気がする。
2022年10月29日
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遅ればせながら、吉村昭の作品をたてつづけに読んでいる。二十六冊読んだが、作品数はまだまだ多い。それだけ楽しみは増えるわけだが、彼の作品の何が良いのかというと、圧倒的なリアリティだろう。細部にいたるまでよく調査研究をして書いている。その調査力・探究心に感嘆する。事実を積み上げて作品を作るというやり方は、虚構表象(フィクション)と非虚構表象(ノンフィクション)の差を曖昧にする。その点を充二分に意識した作品のアイデアを思いついた。次の作品にはそれを活かしたい。
2022年09月24日
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統一教会という反社会的集団と政治家とのつながりがしきりに取り沙汰されている。少しも知らなかったと涼しい顔で、のたまわっている。実態をわかりにくくしたのも政治家たちの力があってのことではないか。阿倍ファミリーと勝共連合とのつながりは、阿倍の祖父の頃から有名ではないか。そんなことちっとも知らなかったと馬鹿面さげてのたまわられても、それでよく政治家が務まるものだと呆れるしかない。 国民の最低賃金を一時間1000円にしようとかという声も出回っているが、国民の多くもその辺の所にいる。ひるがえって阿呆な国会議員の歳費は年額2180万円、経費は月100万円、JR無料パス、3人分の秘書給与、議員会館の利用・宿泊費等々、いたれりつくせりで、休みは取り放題で、仕事は先生、先生と持ち上げられること。一度なったら止められない。親の働きぶりを見て、俺も俺もと二世・三世が名乗り出るのも尤もだ。いっそのこと、議員の給料を最低賃金に抑えたらどうだろう。手弁当のボランティアとは言わない。議員の給料が最低賃金となれば、もっとその引き上げに真剣に向かうだろう。お手盛りで給料を決められる議員以上に、有能で真剣に働いている人はゴマンといる。
2022年08月24日
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暑中お見舞い申し上げます集中豪雨が続いていたと思ったら、猛暑がやって来ました。熱中症に気をつけなければなりません。コロナは相変わらず蔓延拡大をしています。別のウイルスも拡大してきているようです。気の重いことです。人間界では、ひとの国を侵略し破壊しても、平気でそれを隠し、嘘をつき続けている者たちがいます。おぞましいことです。ひるがえって日本の社会状況を見てみると、何億、何千万円もだましとられる人々が後を絶ちません。いつの頃からでしょうか、ひとをだまし、涼しい顔でぺらぺら詐欺を続けられる人が増えたのは。自分の利益ばかり追求するのではなく、政治家は、少なくとも、倫理観だけは持って活動してもらいたいものです。高額な歳費は貰うが国会には出席しないという議員がいるようなことが聞こえてきますが、私の聞き間違いでしょう。
2022年07月24日
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コロナ禍での老人の一人旅の様子を描いた。真実に近い小説である。脳卒中や皮膚の病の記載もある。『緑の匂い』という歌に触発されて思い出した北海道旅行。それが頭の中に再現される。同時に、ロシアによるウクライナ侵略への怒りも述べられる。アマゾンのKindleで500円で読める。
2022年06月28日
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セントラルホテルで稲門会があった。三年ぶりだ。年の経過を感じないでもないが、相変わらずのメンバーは元気に活躍しているようだった。若い(と言ってもかなりの年齢にはなっているが)人の姿が目立つような気がした。奥様方の参加もあった。来賓も学生も招かず、会員の参加に限定したが、四十五名の参加があった。飲み会は久しぶりの光景だった。コロナ禍の間、病気のせいもあって、私は酒を飲まないようにしていたが、この会で、酒をあまり飲まなくても平気でいられる自分を発見した。参加者全員に綺麗な手作りの栞が配られた。恒例になっている校歌の全員合唱は自粛となった。私の本も買ってもらった。
2022年06月19日
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英語のタイトルは「人類の簡略な歴史」となっているが、250万年前に地上に姿を現した人類の、未来に至るまでの予想を含む歴史が、上下二冊の本に要領よくまとめられている。7万年前に「虚構」を使えるようになって(認知革命)、ネアンデルタール人やその他の人類種を一掃したサピエンスは、その後「農業革命」や「科学革命」によって自らのコミュニケーション能力を拡大していった。その文脈の中で、神話・貨幣・帝国・宗教・科学・資本といったものの本質が明らかにされていく。その切り口はすこぶる明解で小気味よい。博学な知識に基づく叙述も才気に富んでおり興味深い。それは未来の予測にまで及び、色々考えさせる。
2022年05月14日
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著者の略歴に「日本共産党専従職員」とあるが、今もその所属なのだろうか? そうだとすると、現役時代に知っていた共産党から考えると、絶対にあり得ないような発言に満ちている。客観情勢のなせる技か、お互いに年齢を重ねて、こだわりというものが消えてしまったのか、驚きながら一気に読んでしまった。認識において、私のそれとは殆ど変わりはない。言うべきことをはっきり言ったという感じである。 「はじめに」であきらかにされているように、1戦後「社会党・共産党」が前進した理由、2.80年代以降に後退した理由、3その再生の道、4ポスト資本主義、5マルクス流の「共産主義」は政党の政治目標になりうるか、6まずは「北欧型福祉国家」+「南欧型協同組合運動」、7現代とはどういう時代か、8日本はなぜ停滞・衰退したのか、その克服方向、9コロナ後の世界、10気候変動の大分岐ーー人類文明の存続が問われている、11社会主義国について、の命題が記述されている。 「ポスト資本主義的共同社会」は人類と自然が共生し、地球市民として人類共同体を追求する、違いを超えた平等社会である。結論を言えば簡単なようだが、乗り越え(アウフヘーベン)は様々な要素がどのように対立し統一しているか、その実態を分析する(弁証法)ことが重要である。その真摯な考察がなされていると思う。
2022年04月15日
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桜が満開
2022年03月28日
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杏の花が咲いた
2022年03月24日
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言論統制=真理の独占=独善主義=全体主義、の国の末路が世界中の眼前に顕現している。 侵略する姿をさらしながらそれをその国の救済と呼び、破壊と殺戮を繰り返しながらその国を解放していると称する。人道支援と言いながら、逃れる避難民を欺き攻撃する。 インターネットの時代、いくら嘘を重ねようと事実は世界中に漏れていかないわけがない。「西側」が米国がウクライナがと、いくら敵を設定し攻撃しても、自らのグロテスクな姿は隠しようがない。言論統制という一つの事実が人類の歴史に及ぼす顛末を今や世界中の人々が認識してしまった。
2022年03月10日
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2022年03月05日
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ブログを書かないまま2月が終わってしまいそうだ。とりあえず病気にかからず生きてはいる。2月19日は「さいか屋」で3回目のワクチンを打った。モデルナ製で副作用は何もなかった。相変わらず世界にはコロナウイルスが蔓延し、自然災害も多発している。昨日、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を明らかにした。ちょうど先の世界大戦前に満州国を創りあげた日本のやり方と同じ手口だ。今やかつてのソビエト権力に対する世界の共感も消滅しており、アメリカも満身創痍だ。第二次大戦の戦勝国や北朝鮮はこぞって核爆弾を崇拝する様相を示し、日本は、敗戦・民主化の歴史を忘れようとしている。人新世の気候変動は人類的課題をつきつけている。ここへ来て日本のとるべき道は何か。自然災害に対する徹底的な部隊創出と平和国家としての地位の世界的承認の確立。これである。日本のとり得る最も名誉ある、現実的な道である。
2022年02月23日
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コロナのオミクロン株感染に対して岸田政権はいつになく迅速な対応をしてきたかのごとく見えた。全ての国・地域からの外国人の新規入国の停止等厳しい水際対策をとった。しかし約五万人の在日米軍は日本国家のどんな検疫も受けずフリーパスで行動していた。アメリカは世界最悪の感染国である。さしもの日本国内の世論の高まりで日本政府もアメリカになんとかしてくれと頼んだようで、アメリカ側も行動を自粛する旨言ったようだが、その後も我が町横須賀でも米兵は町のレストランで大声でお食事等を続けている。オミクロン株蔓延の影響は明らかで、沖縄・広島・山口等基地県での広がりが顕著である。アメリカに何も言えないこんな国は世界中でも珍しく、その「謙譲精神」は不気味な程だ。世界唯一の被爆国であるのに核兵器禁止条約に反対しアメリカの核の傘に驚くほどの期待を見せたり、アメリカの核先制不使用宣言を頼み込んでストップさせたりしている。国民感情との背離は極めて大きい。そんな日本政府が画策しているのが敵基地攻撃の先制能力の保持。これは宣戦布告に等しい。これがなければ、林立するミサイルに対してどうやって対処するのだと主張するかもしれないが、機動性あるミサイル配備の実態をどうやって把握するのかということが課題でもある。結局はアメリカ軍の諜報能力に頼ることになろうが、ここに発射目前のミサイルがあるとアメリカが警鐘を鳴らした場合、日本はその真偽をどうやって判断するのだろう。戦争の火付け役だけが回って来かねない。日本の安全保障に関わるそんなシナリオに飛び込むのではなく、日本政府はもっとやるべきことがあるだろう。
2022年01月16日
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2022年01月06日
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謹賀新年 皆様方のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 今年も年賀状を出しておりませんのでお許しください。 2022年 元旦
2022年01月01日
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三年目をむかえつつあるコロナ禍が終息しない。相変わらず、三密を避けて引きこもり生活が続いている。自家用車が私のもとに無い時期が数ヶ月あって、自分の家から出ない日々が何日も続いた。老いた身体には運動不足や社会との接触不足が大いに悪影響をもたらす。出口はいつ、どんな風に見えてくるのだろうか。だんだん予測がつかなくなってきた。この一年間に、日記にメモしただけでも少なくともDVDを189枚観て、本を104冊は読んだ。次の作品を探るためもある。ブログのタイトルを「法門無尽」と変えた。これは心構えが少し変わったためでもある。作品は『慶喜と隆盛』の後に『維摩経』の現代語訳を出した。流れは決まってきているのだろう。しかしSF作品にも心がひかれている。死ぬ瞬間が来るまで、何か書く気は失わずにいたい。そんなことを思いながら過ごしてきた一年間だった。
2021年12月24日
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