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またもブログをサボってしまいましたが、その間にじゅりとの生活1周年となりました。正直、トライアル中は大変なことが多かったです。でもそれは、環境が変わったじゅりも同様、いえ、じゅりの方が「知らない場所に連れてこられ、知らない人に預けられた」のですから、心細くてずっとずっと大変だったと思います。不思議なことに、トライアル終了と同時にじゅりは落ち着き始め、5カ月目の10月のある日、それまで立てこもり続けていた洗面所を離れ、自分からリビングのカドラーで眠るようになり、少しずつですがお留守番もできるようになりました。もともとが天真爛漫な性格のようで、お友達はどんどん増えました。大きなコもへっちゃらです。お散歩では、お友達とのおやつタイムが何よりの楽しみで、あとから写真を見ると、大抵じゅりは先頭をキープしています。じゅりを迎える際に、保護団体の代表さんから言われた「保護犬を迎えることで、里親様にも幸せになってもらいたい」という言葉、我が家にじゅりを置いて帰る日の預りママさんのこっそりの涙と「よろしくお願いします」のお手紙。どちらもずっと心に残っています。この1年、我慢したり自己主張したりしつつ、必死にがんばってきたじゅり。かつて術後に点滴のチューブを引きちぎって騒いだほど、独りになることが苦手なのに、今は数時間のお留守番ができるまでになりました。このコを迎えていなかったら、今頃どんな生活をしていたろうか、と時々考えますが、楽な暮らしは想像できても、幸せな姿は浮かびません。ご近所を歩いていても、さくらが繋いでくれたご縁をじゅりが引き継いでくれたからこそ、であることを実感します。そして、今まで知らなかった場所を発見したり、新しい犬友さんと出会ったり。小さなじゅりが、日々小さな幸せを運んでくれています。じゅりは過去も年齢もわからないけれど。頑張って頑張ってきた分、これからの日々が 穏やかで幸せでありますように。
2024年06月01日
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朝からとても暖かくていいお天気の日曜日。実はこの日、じゅり出身の保護団体さんで里親会がありました。預りママさんは欠席とのことだったので、ギリギリまで迷いましたが、ご連絡してみたら会いに来てくださるとのこと。うんと可愛い恰好をさせたいところでしたが、急な夏日で衣替えもまだ、とりあえず手元にあった夏服で会場に向かいました。ドッキドキの預りママさんとの再会は、、、大感激でママさんにべったり、でもなければ、誰かわからない、という塩対応でもなく。とにかく他のワンちゃんが気になって仕方なく、預りママも私もそっちのけな様子に、笑ってしまいました。私にしてみれば「こっちのママと帰る!」と言われずに済んで一安心とも言えます。1時間ほど楽しく参加させていただきました。帰宅後、さすがに疲れてお昼寝をたっぷりしたじゅり。季節は桜からツツジへ。夕方のお散歩はいつも通り元気いっぱいでした。来ているお洋服は、預りママさんからいただいた物です。この日ママさんからいただいた3着の夏服は、預りママさん宅のお姉さん犬、まるこちゃんとお揃いだとか。まるこちゃんは数か月前に虹の橋を渡ってしまいましたが、じゅりは約1年半の間沢山のことを教わり、頼りにしていたようです。まるこちゃん、どうもありがとう。ママさんもありがとうございます、お洋服、大切に使わせていただきます。思えば、ちょうど1年前の里親会で、じゅりと初めて会ったのでした。どうか1つでも多く、良いご縁が繋がりますように。
2024年04月14日
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前回の続きです。(2枚の写真は、9月のものです)4月、犬友さんの言葉に勇気をもらい、里親会に行ってみることにしました。正直なところ、絶対「お断りされる」という覚悟でした。もし他のご家族が会いに来ていたら、後ろから眺めるだけでもいい。一目会えればそれでいい。里親会がどういうものか、それを知るだけでもいいじゃない。会場に着くまで、ずっとドキドキでした。会場に着くと、まず受付がありました。そこで住所や氏名、目的などを記入します。目的は「○○ちゃんの里親希望」から「里親会を見学したい(だったかな?)」まで6段階くらいあったと思います。私が2番目の「あってみたいコがいる」にチェックを入れ、「じゅり」と書いた途端に「じゅりちゃんだ!」「さっき向こうにいたよね」「預りママ呼んできて」スタッフの方々の素早い対応に恐れをなし、思わず「すみません、私、条件合わないんです、単身者なんです」と言っていました。皆さんの期待を、裏切ってしまうことが怖かったのです。私が単身者であるとわかっても、スタッフの方々の対応は変わりませんでした。「構いませんよ、どうぞ会っていってください」と。通された部屋には沢山の椅子が壁に沿って並べられ、訪れた方と話し込む方や、参加犬を連れた預り親さん達が何組かお喋りしておられ、オープンな感じで少し緊張が和らぎます。私の横には、じゅりを連れた預りママさんと団体の代表さん。途中他のスタッフの方(多分じゅりが手術後お世話になった方)もいらしてくださり、他の面会者がいたら諦めよう、と思っていたはずが、1時間以上もじゅりと預りママさんを独占していました。後になって、もっと他のコや里親会の様子を見て回ればよかったな、と思いましたが、この時はもういっぱいいっぱい。階段のところまでお見送りしていただいて、フワフワした気持ちで帰路につきました。予約制ではありませんから、他の面会希望者と被ることもあるでしょうし、参加予定だったお目当ての犬猫が、当日の体調で急に来れなくなることもあります。私はとてもラッキーだったと思います。この写真は里親会の時のものです。じゅりも緊張しているのか、少しカタイ表情ですね。もし、保護犬猫との暮らしに興味がおありでしたら、まずは里親会に行ってみることをお勧めします。決してしつこいセールスのような売り込みはありませんし、かといってほったらかしにされることもありません。「このコ」という目標がなくても、「見学だけ」でも「猫だけみてみたい」でも受付でそうお話すれば大丈夫です。「いろんなコと会いたい」でもいいと思います。いつか里親になってみたい、とか、里親にはなれないけれど応援したい、とか。それから、もし気になるコがいて会えたなら、疑問点はどんどん質問しておくべきだと思います。ここは遠慮はいりません。同時に、こちら側のこと(飼育環境など)も聞かれたことは隠さずお話ししておきましょう。不利になるな、ということでも、後で問題になるよりいいからです。心配事は先にお話ししておきましょう。お互いの幸せな出会いのために。
2023年10月07日
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じゅりと出会った里親会から、半年が経ちました。明日、10月8日(日)、じゅりがお世話になった保護団体さんの里親会があります。 関連記事:ARCh里親会 ふと思い立ち、里親会に行くまでの心境と、「里親会ってどんな雰囲気?」を、応募者側からの目線で書いてみることにしました。(さくらを亡くしてからの心の葛藤については、今回は書かずにおきます。 きっと先代犬を亡くされた方は、同じ葛藤がおありだったと思います。)以前から漠然と、次にまたワンコを飼うなら保護犬だろうと、なぁんとなく、でもそういうもの、という感覚でいました。可哀想な犬を助けたいとか、犬へのお礼がしたいとか、そういう気持ちでさえなかったと思います。ただ、そこには大きな壁がありました。「おひとりさま」の壁です。保護犬と暮らしたい、と思う方の多くは、保護団体のHPや里親募集サイトをご覧になると思います。これらのサイトには、保護犬猫の情報に加え、里親に応募するにあたっての条件が書かれています。どの条件も、保護犬猫の幸せを思えば納得できます。そしてその多くにあるのが ・高齢者不可 ・単身者不可わかります。ごもっともです。独りでさくらのお世話をする大変さは身に染みています。どんなにこちらの体調が悪くても、ぎっくり腰でもお散歩はあります。犬猫が体調不良になれば、嵐の中でも通院はあるし、睡眠時間を削っての看病が長く続くこともあります。目が離せなくなれば、美容院にもお買い物にも行けません。だから「基本NG」なのです。「高齢者」よりも「単身者」であることの壁の方が、高く厚くなっています。これは私を打ちのめしました。夫もさくらも喪った私は「保護犬にも必要とされない存在」なのだ、とそんな気持ちになりました。諦めかけた時に、たまたま気になることがあってご相談した犬友さんから、意外なお話をききました。里親としても預りママとしても多数のコのお世話をしてきたベテランママさんですが、一番最初の里親希望時は今の私と同じように、「おひとりさまの壁」で何件も断られたとのこと。「気になるコがいたら、アプローチしてみればいい。 NGと書いてあっても、他の条件次第でOKが出ることもある。 里親会を見に行くだけでもいいじゃない」そう背中を押してくれました。この言葉に勇気をもらい、私は里親会に行ってみることになります。そのお話は次のブログで。余談:この犬友さんに「里親募集で気になるコがいて…」と切り出した途端、 「じゅりちゃんでしょ!」と言われたのには、本当にビックリしました。 数ある里親募集サイトの、数多くの保護犬のなかから、 まさかのピンポイントで大正解‼ 恐れいりました~~~。
2023年10月07日
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