大腸肛門専門外科医のひとりごと

大腸肛門専門外科医のひとりごと

2006.06.08
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テーマ: 癌(3567)

本日は大腸班の手術は2件。

どちらもS状結腸癌でしたが、

1件目は早期癌を EMR (内視鏡で切除)したが、 癌が粘膜下層まで浸潤していたのでリンパ節転移の可能性がある ということで追加切除になった例。

2件目は進行癌。

1件目は腹腔鏡で手術しました。
いつもは 超音波凝固切開装置 を多用するのですが、今日は 電気メス を多用してみました。
結構具合がよく使いやすい。
上司のまねから始まる上達への道ではありますが、そろそろオリジナリティを出してもよいかな。これからはこっちでいこう。
今度は バイポーラメッチェン も使ってみるかな・・・。

使いやすい道具を埋もれさせておくこともあるまい。

2件目はお手伝い。
けっこうガチガチにくっついていて術者の先生は難渋してました。
オイラはお尻の方に回って 経肛門吻合 術中内視鏡 をやってました。

吻合は問題なく、 リークテストも陰性 でした。

え~、あえて専門用語(下線ひいたところ)ばかりつかって書いております。
手術でつかってる道具のこととか、術式とか医者が勉強するようなことまで患者さんは
知りたいと思うのでしょうかね?








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Last updated  2006.06.08 22:10:16
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