朝から1日市内観光に出かける。
ツアーに申し込んで総勢7名。日本語ガイドさんがついている。ガイドさんは若い女性のイーレンさん。ちょっと発音が難しいのでここではイーレンで通すことにします。
本日は火曜日のためトプカプ宮殿はお休み。そこでツアー内容もちょっと変更され、大競技場跡、ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿、グランドバザールといったところが主な観光スポット。みんな近場に集中しているので歩いて回れちゃいます。
大競技場跡から観光開始。
大きなオベリスクが建ってます。一番目立っているエジプト文字の入った オベリスクはテオドシウス1世のオベリスク
と言うそうですが、高さ26mあり、エジプトから運んできたとの事。しかももとはこの3倍の高さがあったそうで、1枚の花崗岩から切り出されたものだそうです。
こういうところガイドさんがいたほうがいいですね。ガイドブックより詳しいです。
真ん中には蛇の柱。 3匹の蛇がデザインされているそうで、昔はこの柱を触ると毒蛇の毒から守られると信じられていたそうです。
一番奥のオベリスクは コンスタンティヌス7世のオベリスク
。ゲームのジェンカみたいに石が積み上げられています。昔はこの表面に青銅が貼り付けられていたそうですが、十字軍に金と勘違いされて全部はがされて持っていかれたそうです。この辺地球の歩き方にも書いてないですよw。続いてブルーモスクへ。
正式には スルタンアフメット・ジャーミー
というのですが、装飾のタイルが青が多くて通称 「 ブルーモスク
」
というそうな。
モスクの周囲には柱が立っているのですが、この柱は「 ミナレ
」といって、イスラムの祈りの時間になると中の螺旋階段を上って坊さんが上がり、塔の上からお祈りの時間を人々に伝えるそうです。
現在はスピーカーがついていて上まで上がらないそうですが、停電の時にはあがるそうです。時間を知らせるのはアラビア語の歌のようなものを流すのですが、今でも毎回ちゃんと歌っているそうです。というかテープでやったこともあったそうですが、ブーイングがきたそうで取りやめになったとかw。
ミナレの数が多いほどモスクの格が高いそうです
。ちなみに6本が最多だそうです。
町中のモスクの中でも一番きれいな外観だと思います。この後見たいくつかのモスクに共通して言えるのですが、やはり荘厳な雰囲気でした。こういう建物が景色の中に普通にあるのは羨ましいです。本当にきれいな建物でした。
大競技場側からはいっていくと門のところに3つ股になった鎖がぶら下がってます。これはラクダにのったまま入れないように(乗ったままはいれるのはサルタンだけだそうです)かけられているそうです。
門から入るとまず広いホールがあります。周りは32のドームと26本の柱があります。 中央には噴水がありますが今は使われていません。イスラムの人々はモスクに入る前に噴水の水で身を清めるそうで、今は建物の横に水道があるそうです。
中には靴を脱いで入ります。 女性は肩や足が出ないような服装が無難 。入り口で隠す布を貸してくれます。
中に入ると床には絨毯が敷き詰められており、剣道の防具の臭い・・・汗とカビの匂いがうっすらと漂ってきます。ちょっとひざまづきたくはないかな。
とても高くて広いドームで、とても美しい内装です。ステンドグラスもきれい。メッカのほうに祭壇があります。

かなり低い位置にライトが吊り下げられているのですが、昔はろうそくだったので高いと大変だからみたい。
続いてお隣にあるのがアヤソフィア。もともとはキリスト教の建物だったのですが、現在はイスラムのジャーミーになってます。
過去2回戦争やらで焼失したがそのつど建替えられてます。最初は木で作られてたそうです。
こちらも大きな建物です。ドームの高さはブルーモスクより上。
中にはモザイク画が残ってます。昔は壁もモザイクだったみたいですが今は残ってるところのほうが少ないです。補修するにも金が使われてますから莫大な金額がかかるそうでなかなか進まないようです。現在ドームの修復中で、天井まで届く大きなイントラが組まれてましたので眺め的にはちょっと悪いですね。
ちょっと前に夢枕獏さんの書いた「シナン」というトルコ最高の大建築家ミマール・シナンの話を読んでいたのですが、トルコにいくまですっかり忘れていました。その中で出てくるのがこのアヤソフィア。「これがそうなのか~」と思い出しました。
シナンが超えたくてもなかなか超えることの出来なかった建物として描かれています。思い出しながら見学していたらとても面白かったです。
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