時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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May 12, 2007
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 ハーバード大学は、アメリカのマサチューセッツ州に本拠のある、アメリカ大統領やノーベル賞受賞者を輩出した、いわゆるアイビー・リーグの名門校である。

「ハーバードで語られる世界戦略」 (田中宇/大門小百合:光文社新書)は、ジャーナリストである田中宇・大門小百合夫婦のハーバード留学記である。

 大門氏は、ジャーナリストの留学プログラムであるニーマンフェローシップに合格し、2000年の8月から約1年間ハーバード似留学する。ニーマンフェローシップとは、ジャーナリズムへの貢献を目的として、アメリカ国内とそれ以外の国から12人ずつ、計24名のフェローが集められて、1年間勉学を共にすると言うプログラムらしい。

 面白いことに、このプログラムでは、配偶者の同伴が許され、配偶者もまた、ハーバードの授業を取ったり、セミナーを受講できるのである。日本ではまず考えられないシステムである。大門氏の夫である田中氏は、自由の利く仕事をしていたので、共にアメリカに留学したのである。

 留学記は、立場の違いからか、大門氏は、ハーバードにまっすぐに向き合っているのに、田中氏は、少し斜に構えているような感じを受ける。

 この本の題名は、「ハーバードで語られる世界戦略」であるが、別にハーバードでどのような世界戦略を練っているのかということなどは書かれていない。その代わり、ハーバードがいかにアメリカの政治に関わっているか、すなわち世界戦略にいかに関わっているか伺える。一例をあげれば、「アメリカ安全保障政策」という授業の目的は「安全保障問題が生じたときに、きちんと大統領にアドバイスできるため」だということである。また、政権交代ごとに、ハーバードの教授の何人かは確実に政権に入るという。このあたり、日本人の感覚からすれば、非常に「生臭い」感じを受ける。これも、お国柄の違いであろうか。


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