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2016年09月25日

平成28年度社労士試験選択式「厚生年金保険法」の救済確率は？％

カテゴリ：カテゴリ未分類

TACデータと全受験者データとの比較
～厚生年金保険法～

年	科目名	基準	平均点	2点以下	1点以下	0点
22	厚年	【2】	2.8 （1.7）	40.9 （76.9）	15.6 （49.7）	4.5 （17.9）
24	厚年	【2】	2.9 （1.9）	34.2 （68.1）	13.1 （44.0）	3.0 （16.4）
27	厚年	【2】	3.1 （2.3）	28.4 （56.5）	9.2 （31.0）	2.0 （9.9）
20	厚年	【2】	3.2 （2.3）	26.5 （58.7）	7.5 （30.0）	1.2 （8.3）
28	厚年		3.2 （　　）	25.9 （　　）	8.5 （　　）	1.8 （　　）
23	雇用	【2】	3.7 （2.4）	14.6 （51.6）	6.6 （34.7）	2.0 （15.6）
25	厚年	3	3.8 （2.9）	12.1 （40.1）	4.6 （19.6）	1.0 （5.2）
26	厚年	3	4.1 （2.7）	12.5 （47.6）	6.4 （28.9）	1.5 （9.1）

上段はTACの復元データ、下段は全受験者データ（免除者除）

今年は65歳以上の在職老齢年金や厚生年金保険事業に関する出
題で、難易度は標準レベルですが、選択肢がまぎらわしく、正
確な用語の知識がないと3点確保は難しい。TACと大原の復元
データではともに 2点以下割合が「労一」「雇用」に次ぐ3番
目の低さで、TAC25.9％、大原28,6％となっています。

今年の選択式試験は、労一と雇用が難しく2点救済の可能性大、

の要件を満たすはず。厚年は救済「4番手」の位置づけですが、
TACデータと全体データの比較では2点救済の可能性は低くは
ありません。

＜１＞ 2点救済要件（2点以下割合50％以上）

年	基準	TACデータ	全体データ
22	2	40.9％	76.9％　◯
24	2	34.2％	68.1％　◯
27	2	28.4％	56.5％　◯
20	2	26.5％	58.7％　◯
28	25.9％	？
23	2	14.6％	51.6％　◯
26	3	12.5％	47.6％　☓
25	3	12.1％	40.1％　☓

27年、20年、23年、26年の比較データより、50％要件はクリ
アする可能性大。今年の2点以下割合は、 「55.4％」 と予測
します。→ 50％以上の要件クリア

＜2＞ 2点救済要件（1点以下割合30％以上）

年	基準	TACデータ	全体データ
22	2	15.6％	49.7％　◯
24	2	13.1％	44.0％　◯
27	2	9.2％	31.0％　◯
28	8.5％	？
20	2	7.5％	30.0％　◯
23	2	6.6％	34.7％　◯
26	3	6.4％	28.9％　☓
25	3	4.6％	19.6％　☓

さて、問題は第二の関門である「1点以下」割合ですが、27
年、20年、23年のデータ比較よりギリギリで30％要件をクリ
アしそう。非救済となった26年（TAC6.4%→全体28.9％）
も加味すれば、△扱いよりむしろ◯で十分。ただ、労一、雇
用、健保のようにデータ上「◎」とはいえず、諸般の事情に
より「例外適用」は期待薄なので、最悪29.8％なんて悲劇も
覚悟しておくべき。原則基準のみで判定されるでしょうから。

最後に今年の1点以下割合ですが、上記の比較データより全体
では 「30.6％」 と予測します。→ 30％以上の要件クリア

【結論】全体データ予測