GOlaW(裏口)

2008/02/11
XML



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


● 理想という名のエゴ

 これまで見え隠れしていた、法倫の未熟な部分が顕現しましたね。
 彼はどうしようもなく子どもなんですね。

“人は自分が見たいと思ったことしか見ない”
 彼の場合、その傾向がひどいと思われます。
 彼は理想しか見ません。そして、見ようとしないのです。


 だから、他人が理想を追うのも当然なのです。
 その上で、理想を満たさなければ、彼は許せないのです。

 理想だけでは、正しいだけでは、生きていけないのに。



 自分の状況を理論武装で正当化し、成功しない他人の現実を見ようとしない。
 それは、正しいかもしれないけれど、善ではない。l

 どれは、何よりも大きな罪なのではないでしょうか。

 その幼さと未熟さを、彼は最終回までに気づくことができるのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


● 復讐の愚かさ

 被害者面した相手が憎くてしょうがないのは、わかる。可哀そうだとも、思う。
 それでも、
『復讐するなら、本人だけを狙って来い!』
 以前の出演作である『Mの悲劇』でも強く思ったことですが、これが真理ですよね。


 実際に頭に血が上っている状態になれば、『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』となりますよね。

 そんな復讐には、共感したくないですけどね。

 でも、そんな『リサーチも手段も選ばない復讐』には、『律子の嘘』のような、強烈な皮肉が似合います。
>「もともとあなたのところは、わかれそうで有名でしたからね」
 自分の弁護士の言葉にぎょっとする彼女。これは下調べを一切していなかったことを示しています。
 下調べもせずに、逆恨みに他人を巻き込むような馬鹿には、少しぐらいぎゃふんと言わせてもいいと思うのです。


 法倫も彼女も、ある意味で似ていまる。
 “自分の悲劇と、復讐の権利”だけを見、その手法が道徳的にあっているのか、その手法がどのように影響するのかを見ようとしなかった。
 その権利だけを振りかざし、現実が見えないのです。

 本当に、そっくりです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


● 律子の現実感

 法倫が理想を守ろうとするなら、その理想と現実の狭間で折り合いをつけようとするのが律子です。
 身を粉にしてまで、それを守ろうとする彼女は献身的ですらあります。

 ただ、彼女は同時に、『現実だけでは心が折れる』ことを知っています。
 だからこそ、『法倫の理想』を守ろうとしたんですね。

 理想と現実、その両方の必要性を彼女は知っている。
 その分だけ、律子の方が人間的に成熟していると、私は思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 法は、決して正義でも善でもありません。
 それはあくまで、社会を円滑にするための道具でしかないのです。

 法律は使う人によって、善にもなれば悪にもなります。
 だからこそ、佐々木夫妻の人間的成長は、そのまま弁護士としての成長になります。
 二人の成長を、期待したいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 そしてとうとう、小川弁護士や猪木も事務所に出入りし始めます。
 物語のすべての札がここに揃い――物語はここに始まるんですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 エゴが生み出した犠牲を知った時、人は変われるんでしょうか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/02/11 04:47:56 PM
[その他、芝居(ドラマ・映画・舞台)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

 こちらはSMAP、ケディ・ティン、チェヨン(ジニー・リー)ファンの管理人によるHP、
GOLAW の裏口になります。
 よろしければ正面玄関にも足をお運びください。

 なにかあれば、Web Crapでお知らせください。(ブログコメント欄は閉じています)

西遊記関連の記事一覧
その他のドラマ記事一覧



このブログおよびHPの画像は全て 素材サイト様 のものです。無断使用禁止。

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: