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2019年01月12日
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カテゴリ: 中国・四国
豆腐ちくわは鳥取県内でも鳥取市でのみ製造されています。いつごろからあったかについては詳しい文献がないため詳細は定かではないですが、江戸時代末期にはすでに食べられていたと言われています。岡山城の城主であった池田光仲が1648年鳥取城に転封(左遷)になった時、領民に豆腐食を奨励したことがきっかけになっていると思われます。江戸中期には、すった豆腐を棒状にして細い竹につけ、加熱処理した「ちくわ豆腐」が登場しています。そのころの鳥取藩では、藩の財政が貧しく、庶民の生活も質素倹約が強いられ、良い漁港が少なく漁獲高も少なかったことから魚を食べることさえ贅沢とされていました。僅かの魚も無駄にしないためにも、考え出されたのが豆腐との混ぜ合わせだったのです。山村の多い鳥取では田んぼの畦に大豆が栽培され、豆腐の消費は比較的多かったことから豆腐を利用した食品として考えられたものと思われます。まさに質素倹約の生活の中から生まれた食品といってよいでしょう。因幡は真面目な人が多く、かつ、タテ人脈の地域だけに、殿様の奨励通りに豆腐ちくわが広まっていったのでしょう。





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最終更新日  2019年01月12日 00時00分28秒
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