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2005.04.06
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カテゴリ: 【悲しみブルー】
涙で視界がゆかんできたのでまぶたを閉じてみたら、ひたすら幸せだったマタニティライフがグルグル、スルーモーションで浮かんできます。゚~~~(゚ω゚=)~~~゚ ポケー クローセッドにしまいこんでいた「マタニティダイアリー」を取り出しては1ページ1ページをめぐり、とうとう最後のページになると自責の念に耐えないあの頃の私がよみがえってきます。これは最後のページに書かれた内容ですが、


2004.●月●日
予期せぬこの悲劇を受け止めることができず「前向きに、」と頭では分かっていても心が追いつけず「なぜ自分が…?」という疑問符がまとりつき何もかもが恨めしくてたまらない

まぶたを閉じるとひたすら幸せだった日々
妊娠が分かったとき、私のベビちゃんは双子だった
まだ豆粒ほどもなくて胎のうが2つ超音波画面いっぱいに映ったときは
こんな私のおなかに宿ってくれた“小さな生命の鼓動”に心から純粋に感動を覚えたあの日…
まるで昨日のように鮮明に思い起こすよ

「ママ、ママ」と、言わんばかりの誇らしいサイン(つわり)

まだ顔も見ぬ我が子、やがて豆粒ほどのそれは頭と胴体の区別がつくほどの大きさになり
エコー画面いっぱいに映し出される白黒画面の我が子がとても愛しくてたらなかった

そして悲劇はノックもなしに襲いかかってきた。下腹部のつっぱった軽い痛みが徐々に増し、すぐに掛かりつけの産婦人科にかけつけると「心拍が停止していますね。残念ですが、」と淡々とした口調で説明され、突然のことに状況が飲み込めず・・・

「旦那と相談したいので時間をください」「このままでは母体に影響を与えますので至急、入院してください!」

手術費用まで急かされたあげくに口をそろえて信じられない一言が、「もう死んでいるんですよ!」

手術や費用を急かされたので気持ちが悪くなりショックのあまり倒れた
気がついたら天井が目に飛び込んできた
ここは産科の病棟の空いてる、古びたベッドだった
見渡すと今にも生まれそうな、両側の妊婦さんに挟まれていることに気づいた
さらに刃を射るようにとどめをさされた光景
息を切らしながら駆けつけてきた妊婦さんの旦那さん、両家の親御さんの「頑張るんだよ」「私達、祈ってるからね」



「もうすぐGuam挙式だったのに」「もうすぐGuamで生むはずだったのに」「もうすぐ私も見守られながらああなるはずだった」

絶え間なく打ち寄せる波のように、「なぜ?」「ほんの数分前まで胎動があったのに」「こんなことが?」「なぜ私が・・・?」グルグル頭の中でめぐりめぐり、追い討ちをかけるように「午後2時に手術を行いますので、」と、手術承諾書を渡され、涙で視界がかすんで激しい痙攣に見舞われた
私の親が遠いとこから4時間もかけて至急かけつけてくれ、何も言わずにずっと手を握ってくれた
気持ちの準備のままならないのに耳元でガシャガシャと金属器具の音が・・・
大きく突き出た妊婦さん達の狭間をガラガラと通り抜けてストレッチャーで手術室に運ばれるときのあの一瞬『あぁ・・・このまま泡の如く私も消えちゃいたい』計り知れぬ絶望感


気がつくと朦朧した中、手を伸ばせば届きそうな妙な感覚であの汚い古ぼけた天井が目の前に飛び込んできた
私はマイダーリンに手を握られていたが、全身麻酔が残ってか手の感覚が全くなかった
私を挟んで両側にいた妊婦さんはこの日に出産し、希望に満ちた瞳がまばゆく光り輝いていた
私のベッドだけ仕切られたカーテン越しに聞こえてくる、「よく頑張ったね、ありがとう」「目元は旦那さんそっくりね」「鼻はおばあちゃん似ね」

ギンギンしたテンションのあの家族サン達のもてはやす声が耳をつんざき、気が狂いそうだった。うるさい!うるさい!!うるさい!!!
医者さんも医者さんもだ!妊婦さんがまわりにいるのに淡々と手術の説明を受けさせられ、
妊婦さん達のあわれむあの目、針のむしろの中、大衆の中かき分けるように手術室に運ばされ、私とそう変わらない年齢の執刀医さんに見下ろされ囲まれながら裸にさせられ、
冷たい金属で両手足を固定され自分の意志を確認もせずに大股にされ足を広げられ、「中身を取り出してきれいにしますね」と

私がどれほど恐怖のさなかにいたか・・・せめて、こういう時こそマイダーリンか母親だけ付き添ってくれることを病院側が許してくれたならこんなに悲しむことはなかった
神様はなんて残酷なのでしょう、6人部屋に中絶手術の10代位の女の子を真向かいに居合わせるなんて・・・「できちゃってさぁ、ねぇねぇペッタンコだけど、あんたもおろしたの?」と

嗚咽をあげる私に向かって看護婦さんは、「妊婦さんから苦情があって、ちょっとお産に不安を与えるといけないので一人部屋に移ってもらえますか?」と言い放った
しかも真向かいには授乳室、オギャーとけたたましく響き泣き崩れてはまわりの壁に当り散らしたあの精神的ショックは一生忘れない
立ち直れるすべもなく私をえぐるほど傷つけたあの人達を絶対許さない!許せない!!
時間がたつと、それはもう他人事だ、他人事なんだ

担当の医師:「分かってると思いますけど、性生活は許可の指示が出るまで2,3ヶ月は控えてくださいね」

なんでこんなこと言われなくちゃいけないの?それだけじゃない、いっぱい言われた!同じ女性なのに許せない!
排卵がとまり、何ヶ月もたってやっと来た赤いお客様は2週間もずーっと居座った
耐えがたい痛みにのたうちまわった、ごはんも水すら喉を通らなかった
死産してからだいぶ時間がたつけど毎日1日中ギリギリ卵巣のあたりがスギスギ痛む
死産すると卵管がねじれて詰まって通りが悪くなると聞いていたけど私ももうこのまま不妊になって子供ができないの?
何もかもが恨めしくてたまらないなぜこんなことに?もう死んじゃいたい…
9月に女の子が生まれたイトコのオネエチャンの顔がみれないよ
何も言わないでただ涙を流すばかりが、せめての救い
無二の親友がGuam挙式が決まり、来年には子供が生まれる
素直にオメデトウって言える自信がないよ…
マイダーリンの一番下の末っ子妹が妊娠した!まだ学生なのに・・・
最近、腹の出た妊婦さんが妬ましくてたまらない
指の腹がすり減るほど読み繰り返したマタニティ・育児に関する本がいつのまにかホコリをかぶっているよ
マイダーリンについつらく当たってしまうよ
ママにも当たってしまって、自分がみじめでたまらないよ
近所のプレママに「運が悪かったんだよ…」「妊娠生活は関係ないよ、おなかの子が弱かったんだと思う。だから自分をそんなに責めないで」
じゃあ、あなたは運がいいというわけ?私が運が悪いというわけ?
タバコも吸うあなたが?くわえタバコでパチンコ狂いのあなたが?
そんなあなたみたいな人が運がいいワケ?なんだか不公平じゃない?
神様はどこを見てるの?ちゃんと目はついてるの?理不尽じゃない?

通院治療で待合の最中、涙がとまらなくて母子手帳をにぎりしめながら泣いていたら
「時が癒してくれるよ」「今は泣きたいだけ泣きなさい」「次にできた子に倍に愛しんであげたらいいよ」「しょうがないよ、またできるよ」「頑張って」「応援してるら・・・」と、以前までお互いのベビちゃんを熱く語り合ったたくさんの腹の突き出た妊婦さんにそう声かけられた、屈辱的だった
なぜあなた達が知っているのだ?おなかがペッタンコだから? 
じゃあ、あなたもベビちゃん亡くしてそんなこと友達でもなんでもないやつに言われたらどう思う?
まわりが妊婦さんだらけで自分だけが死産してそんな中に2時間も待ってみてごらんよ?
なんて世の中、無神経な人ばかりなんだ!Guamの友人はそんなこと1つも言わなかったよ
「1人でつらかったね、よく頑張ったね」って言ってくれたよ
死産したことは悲しかったけどショックだったけど、死産について「かわいそう」とGuam中の友人や知り合いは誰一人も言わなかったよ
1人で悲しみを抱えている私の気持ちを察して「1人で悩まないで」って言ってもらいたかった
一緒になって悲しんでもらいたかった、「頑張って」より「1人でよく頑張ったんだね」って言ってほしかった

私の双子のベビちゃん、名前も決めていたのに…なぜこんなことに?
【神話】と書いて「ミワ」 【神聖】と書いて「ミサト」
信じられない、母乳だって出るのにもうおなかの中にはあの子達はいなくなってしまったの?
見慣れたエコー画面、エコー写真は今はからっぽの子宮
ついこないだまであの中にはベビちゃんが2人仲良く動いていたのにどこを探してもいない・・・本当にいなくなっちゃったんだ<<省略>>


あれから早くも時間が流れていき、時が癒してくれるものだと今ようやく思えてくるようになりました。「時が癒してくれる」という言葉は自分が使うものだと、人に言われるもんじゃないと思っています。ちっとも励ましの言葉にならないって、死産((または流産されたかた))した者しか分からない胸の痛みを無理にして分かろうとするから泣かれるのだ。もし、まわりに流産や死産された方がいたら「頑張ってね」など言わないであげてください。同情は一番の言葉の凶器なのだから・・・1人で悲しみを抱えているのだからそれを「よく頑張ったね」と言ってあげてください。

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最終更新日  2005.04.06 16:42:39
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