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Oct 22, 2008
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カテゴリ: CINEMA
はじめにお断りしておきます。
…この映画に「スゴイ!カッコイイ」「斬新!」「ドキドキハラハラ」という
という感想を抱かれた方、この映画が好きな方は
この感想文は読まない方がいいです。

正直、つまらなかったと思っているので。


国防省がテロ攻撃の決断を予測コンピューターシステム「イーグル・アイ」が
中止と示しているにもかかわらず断行し、結果誤爆となってしまい
各地の米国大使館が襲われるなどの被害に見舞われる。

そんな情勢にはなんの関係もないシカゴ在住のコピーショップ店員

ぎくしゃくした父親とも関係も改善されることなく、
すぐにシカゴに戻ったジェリーの部屋に「テロリストキット」としか
思えないほどの武器やマニュアル、爆薬の原料などが届く。

銀行口座に入っていた75万$もの大金やらなんやらも証拠になり、
ジェリーはFBIに逮捕(この時点では任意同行か?)されるが
謎の女からの電話で強硬に脱走させられ、「指令」に従わされる。

時を同じくして息子を人質に取られたシングルマザーのレイチェルも
「指令」を受け、無理矢理二人は行動を共にするはめに。
そして次々と来るFBIの追っ手を謎の声に従いながらくぐり抜けて
いくのだが、全くその目的も目標地点も解らない……


と言う始まりなんですが、もの凄く無意味で「映画だからこんな風にしました」的。


ちゃんと認識できないから攻撃を中止しろと言ったにもかかわらず
独断専行で攻撃して国民を危機にさらしている大統領や官僚を
「国家安全の敵」と見なしたイーグルアイシステムのコンピューター
『ARIA』の暴走に巻き込まれちゃったって事なんですが。





こんなお話、20年以上前から日本人のヲタクなら
掃いて捨てるほど漫画や小説で読んできた。
ものすっごくチープなネタです。

また、この『ARIA』が激烈にバカなシステムなんだよね。
だってどう計算したって人間を物理的に無理矢理動かすことで
得られる成功は明らかに確率低いでしょ!?
サイバーテロにしたって凄く表面的で、
人間の判断を待っているとしか思えないほど。
これが裏にテロ組織の人間がいて、ARIAの暴走を誘発していたりするなら
解らなくもないが…そう言うことではなく機械自体が判断している。

まず、ジェリーの兄・イーサンがARIAの暴走に気づきロックシステムをかける。
だが、この時点でARIAはイーサンを国家の敵と見なし、事故死させてしまう。
生体認証でロックがかかっているのでイーサンの顔面と声が
制裁プログラム「ギロチン(ダサイネーミング)」には必要なんだから、
まずここでヒステリーの女子高生みたいにぺろっとイーサンを殺しちゃったことが
コンピューターとして異常だ。
偶然じゃなく、交通システムを遠隔操作して事故をARIAが起こしているのだから。
「機械は機械だけの意志で人間を殺せない」というロックはかかっていないらしい。

こんな欠陥コンピューターだからジェリーのおびき出し方も不自然
且、おバカきわまりない。

第一、コンピューターならなんで人間の自由意志を野放しにした状態で
物理的で短絡な「脅し」によって人間の行動をコントロールしようとするのか。
もっと有効で簡単で確実な方法は素人の私でもいくつか思いつくのに。
機械的に信号を凝視させることが出来る状況だって簡単に作れるシステムなんだから、
それでトランス状態を作り出し携帯で命令を一発すれば人間の脳なんて簡単だよね。
大切な「国民」や「国家の秩序」を混乱させずするっとおびき出せるよ?

大統領の携帯にだってアクセスできるんだろ?
ベルならして、超音波の一発でもかませば脳死だって。
個別が無理ならホワイトハウスにでも、
ペンタゴン全体のスピーカーにでも流せばいい。

「ギロチン作戦」も特定の周波数で爆発する物質を使い、
レイチェルの子供が大統領演説会の国歌斉唱の時に演奏するトランペットに
発動スイッチの仕掛けをわざわざ別の人間を脅して入れさせてる。
子供がその特定の音の演奏が成功するって言う確率は、
大統領の前で緊張しちゃって失敗する確率と同等かそれ以下じゃねぇ?
なんで失敗した時のための二次・三次発動さえ考えなかったのかとか思うし、
なにより、「ギロチン作戦」がロックされた時点で、もっと成功率が高くて
ロックのかかっていない作戦を計算しろよ!!

機械のくせに冷静さがかけらもなく、失敗の確率が遙かに高い作戦に
固持して失敗するなんて誤爆しちゃった大統領以下じゃん!!

コンピューター任せにしている、頼り切っている部分が多い現代社会への
恐怖の提唱なのかも知れないがこんなにバカなコンピューターでは
話にならないぜ!!

ARIAをただの監視・管理システムとするなら、攻撃判断が出来るのはおかしいし、
テロ対策の要にしたいならこんなに脆弱ではいけない。
だいたい機械のくせに人間に頼りすぎなんだよ。
ARIAが係員ひとりに故障したから中のブロックを一つ解除してくれと
「嘘」をつくシーンがある。
ロボット・コンピューターが「嘘」!!

AIに「意志が有る」と言うことだとは思うけど、
なんのためにその部分を外させたのかが解らなかった。
だって「国家の敵」なら人間も平気で殺しているコンピューターなんだよ。
アシモフの原則なんて無いわけさ。
人間のファジーな部分をもプログラミングしたというなら
その発想自体が貧困でデータ不足だ。



…というわけで、私はこういう頭の悪いストーリーは嫌いです。

スッキリもしないバカなんて価値がない。
しかも私はパニック映画にありがちな
「とにかく叫ぶ」
「何かにつけ『出来ない』という」
「人の話を聞かずに自分のことだけを主張する」
「物がやたらでかい音を立てて壊れる」
「無意味な大量死」
が大嫌いで、そのすべてがこの映画にあるのもイライラの一因です。


ま、ARIAほどバカじゃなくてもシステムに人間は殺せないと思っている。
だって、「過去の自分は明日の自分の目標には成り得ない」んだから、
100%の確率で人を殺せるシステムはないし、
絶対にそのシステムから逃げられないって事もないはずだからね。

人間を殺すのは人間だけだよ。





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最終更新日  Oct 22, 2008 10:53:09 PM
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