ぶーたろうと車いす

ぶーたろうと車いす

ハワイ3日目

 
3日目…ハワイの波乗りにぶーは感激 
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目次  
  1. 早朝ドライブは厳しい
  2. 危険走行にポリスマン激怒?
  3. 「すぅみぃまぁせぇ~ん・・・」と合掌
  4. カルイワビーチに人影はなかった
  5. 白いご飯に味噌汁、納豆
  6. ボードで波乗りに初挑戦
  7. カンザスのおじさんが「神のご加護」
  8. 名物のトロリーバスを体験
  9. おかあは気力を絞って買い物へ
  10. Tシャツは「クレージー・シャツ」
  11. 最後の夜は雷、突風、豪雨!

 ■ 早朝ドライブは厳しい 戻る


 予定通り、5時起床。昨日のうちに買っておいたバナナで朝食。
 とめた車に行ってみると、バンパーに覚えのないすり傷・・・。昨日の段階ではなかったと思う。駐車中に当てられたのかもしれない。うー・・・。保険で大丈夫なのかなぁ。できる限り入ったものなあ。
 早朝5時台は、さすがに車も人も少なくて、快適なすべりだし。ガソリンを入れねば。昨日の思わぬ走行距離で、かなり減ってしまった。「とにかく車が楽に入れそうなガソリンスタンド」を、広々としたセルフスタンドに入る。
 ガイドブックを見ながら給油にチャレンジ。「・・・・ 」分からん。クレジットカードを入れるところまでは行くんだけれど、「エリアコードを入力されたし」とディスプレーに出る、この「エリアコード」がわからん。他の所作は、なんとか番号順の説明書きで出来そうに思えるけど、「エリアコード」の壁が越えられない。
 スタンドの敷地内にある小さな売店のおばさんに聞くが「オー、ゴメンナサイネ、ワタシニハワカラナイノヨ」と言って買い物に来たおじい様にも聞いてくれたけど、「ワシャ、運転センカラワカラン」て。
 困ったー。周り、誰もいないよ・・・朝早すぎて。 結局、しばしガソリンを入れに来る人を待って、めでたく、人のよさげなマダムを捕まえることが出来た。親切にうちの分をピポパポ打ち込んで下さった。「サンキュウー べりーマッチ!!サンキュウ、サンキュウ!!」と家族で連呼して感謝を伝えた。「エリアコード」が何の番号だったのかは、分からずじまいだ。

 ■ 危険走行にポリスマン激怒?! 戻る

 やっと出発。思わぬタイムロスをしてしまったが、いざパリ展望台へ。ルート61をかなりの傾斜で上っていく。木々の間から東側の景色がチラッと見えてそろそろかな、と思うまもなく展望台へ通じるらしい細い道を通り越してしまった。「あれっ、今のかなあ、違うか?」なんて、ばたばたガイドブックやドライブ・マップをひっくり返してるうちに道はどんどん下り坂になって、やっぱり過ぎちまった・・・。
 「何で言わないんだよ」「言ったよ、でもスピード緩めないで過ぎたんじゃん」と険悪に。「もう一度トライするからな。次の交差点で左折して、この道をもう一回戻る」と車線変更した時、隣の車の窓が開 いてものすごい形相のお兄ちゃんが明らかにこっちを見て怒鳴ってる。運悪く赤信号で止まってしまった。
 バンバン車の横をたたいてこぶしを振り上げてこっちに向かって怒り狂ってる、しかもその車はなんとパトカー!この怒れる若者はポリスマン?こちらも窓を下ろすが
        「 #$%△/ :*.&!!!!!」
みごとに一言もワカラン。激しく怒ってるのだけは分かった。「お前のことだよ」と指を指されてこのような怒りをむけられた経験は、今までの人生の中で一度もない。どうなるの、この状況。警察連行は避けられないだろう、罰金は高いのか・・・とかまばたきも出来ない状態で考えた。 ただただ恐怖に顔を引きつらせているのを見て、こちらが100%言葉を理解していないと分かったらしく「Your drive is very dangerous!」とゆっくり大声で言った。そしてこの車にもう少しで当たるところだったんだぞ、と。わかってるのか、と。向こうの映画なんかで見るみたいに人指し指でこっちを激しく指したり車を指したり・・・登場人物が怒っているシーンそのもの。まさか自分がその相手になるとは。

 ■ 「すぅみぃまぁせぇ~ん・・・」と合掌 戻る


 もう悲しくて「すぅみぃまぁせぇ~ん・・・」と思わず取ったポーズは、両手合わせて合掌・・・。拝み倒すってやつ・・・。「ばーかっ」って感じで上見て手のひら返して肩すくめた。どこまで映画チック。あ・・・やっと信号変わって向こうは直進、こちらは左折レーン。行っちゃった。左折してからも追いかけてくるかもと思ったけど来なかった・・・。無罪放免? ぶうはこの間、恐怖のあまり声も出ず。
 しばらく心臓バクバク。もう展望台はどうでもいい。とにかくカイルアに行こう・・・。元の道に戻るべく方向転換のためにちょっと路地に入ったら、そこは軍施設。知らないよう。いかつい軍人さんが門の警備室から出てきた。でも間違えたとすぐ理解してくれて、「さっさと車の方向換えて出ていきな」と、パッパッと両手で追い払われた。もう、くちびるが紫になってたような気がする。超緊張の連続だよぉ。
 そうこうしてるうちに通勤ラッシュらしくなってきた。地元の皆さんと同じスピードになるように走ってると、かなり早いし、対向車車線もスピードあげた車がひっきりなしだ。そうなるとどうしても右寄りになる。「こわいよ!!寄りすぎ!」カイルア・ビーチ近くなると住宅地の中を通った。車道と歩道の段差はなくて、大型プラスチックごみ箱が家ごとに車道に寄せて置いてある。案の定、「ヴァン!」という音と衝撃。ごみ箱こすった!後ろを確認するとごみ箱に変化なし。
 ぶうとおかあは「こわいよぉ~」「もう帰ろうよぉ~」ともう半泣き状態・・・。でも、ここで車を降りるわけには行かないんだ。なんとかしてワイキキまで帰らなきゃ・・・。

 ■ カイルワビーチに人影はなかった 戻る

 カイルア・ビーチは、やはりいつシャワーがくるかわからない空模様で寂しかったが、南国らしい豊かに葉を茂らせた木々が砂浜に並んで、晴れた日には木陰が揺れてさぞや美しかろう、と思われた。砂も白く細かい。
 せっかくの風景だけど、時間が押してきたし早めに撤収。ルート72で東南端を目指す。
 昨日、夕暮れの中で見た時は、波が打ち寄せて荒々しい風景に思えた島の突端は、昼間は視界が広くて、ワイキキに道がUの字形にカーブするところなど、太平洋の広がりとなだらかに海に向かうコウラウ山脈の終点を行く、気持ちの良いコースだった。
 あまりにも有名、オアフのシンボル「ダイヤモンド・ヘッド」も一周。まわりは住宅地で「高級」な雰囲気。たくさんジョギングの人がいて、その姿がまたおしゃれ。サングラスが似合うんだよね。
 車を返すぎりぎり10時、何度も曲がり角を間違えたけど、無事ダラー・レンタカー返却の場所に到着。ワイキキ奥のアラワイ運河沿いの道からカラカウア大通りに向かう道の角なのだけれど、とても細かく何本も通りがあって一方通行の方向が一本ずつ向後になっている。地図を見ながら進むけれど、地図と表示を見比べてると、すぐ通りすぎちゃう。あせって「もうこのへんだ、きっと」と指示して曲がると、まだ早かった。と、カラカウア通りに出るしかなくて、また一通だから戻って左折して運河に出て・・・と、ワイキキ界隈をまつり縫いのように進みながら行きついた。 朝10時は、返却が込む時間らしく、車を指示通り置いて向かうオフィスは長蛇の列。あせることはなかったということだ・・・。駐車場に止めて付いた傷とごみ箱にこすった跡が心配だったけれど、まったく不問。保険様様かな?
 これをもって、右側通行・左ハンドルはお終い。よくっ、よく!!無事だったよぉ・・・!。おとうは「もう大丈夫だ、すっかり慣れたぞ。また行こうな」、おかあとぶうは「二度とおとうの運転の右側通行には乗らない!」。

 ■ 白いご飯に味噌汁、納豆 戻る

 ホテルに戻って、さあ、唯一クーポンを用意した貴重な「朝食」だぞ!「オーシャン・テラス」でダイヤモンド・ヘッドを眺めながら、だよ。本当にハワイに来たって感じ。一人2,300円。うちでは、これだけ外食に払ったら、ずっと語り草になるくらいの出費、正直言って。宿泊したシェラトンは、12歳までは無料、つまりぶうはタダだ、というので購入したのさ。 ビュッフェで行ってみたら、オー、素晴らしい、ぶうの好きなもの、すべてがある!ほかほかの白いご飯、味噌汁、納豆、キュウリの漬物、生卵、焼き海苔、冷ややっこ・・・。「生き返ったよ~」と、ぶう。「どうしてもっとここを利用しないの?」って。「それはね、朝食にこんなにお金をかけるのは、家風に合わないからだよ」。
 おかあは「せっかく来たんだから」和食はとらない。カリカリベーコンにふんわりスクランブル・エッグ、野菜サラダ、ほかほかのパン、コーヒー。おとうは「なんでもあるなぁ」と混合編成。さすが、ホテルの朝食、2、000円からするだけある!おいしいよぉ・・・。「せっかく海外に来たんだから」と言いつつ、周りがみんな日本人なのもやっぱり落ち着くヮ。
 このようにして、ぶうはダイヤモンド・ヘッドとワイキキの浜を眺めながら、納豆に生卵ご飯を一口一口味わいながら・・・3日間の食事の恨みを晴らすべく・・・食べに食べた。そしてこれが、今日の朝食でもあり昼食でもある。

 ■ ボディーボードに初挑戦 戻る

 昨日から、いくつもビーチを見てきたが日差しがなく、シャワーも降ったりで人影はない。でも、ぶうの一番やってみたい事は、「ハワイの海に入ってみたい」だ。もう、3日目の今日を逃したらチャンスがない。
 さすがにワイキキは、人がいる!たくさんはいないけど、8月の夏日じゃない日の湘南くらいはいる。皆気持ちは「せっかく来たんだから」だと思うな。三分の二が日本人かな。子供も多い。ぶうに少し涼しいけど海に入りたいか、と聞くと「やっぱりどうしても」というので、仕方ない、おとうとぶうで海に出ることにした。おかあは荷物番。とにかく一度入れば気がすむ、と一時間の約束だ。ホテルはワイキキの浜にあるから、水着にちょっと羽織れば移動も気兼ねなくできる。 おとうに背負われて海に入ったり、砂浜に山を作って波にさらわれるのを眺めたり、ぶうは「こういうのがやりたかったんだ」ととても喜んだ。天気はいつ降りだしてもおかしくないような空模様だったけれど、波がおだやかなのが幸い。

 ■ カンザスのおじさんが「神のご加護」 戻る

  おとうとぶうが海に入ってぽちゃぽちゃしてたら、なにやら外国人(日本人の我々から見て)から声をかけられている。どうも、足の悪い子供を持つアジア系の親子がとても哀れに思えたらしい。その家の子供たちが使っている子供用ボードを使え、とおっしゃる。手の平を頭の当たりでさかんに回しながら「いいんだ、いいんだ。うちは十分楽しんでるから」と、言ってるらしい。日に焼けてたっぷりしたお腹、まわりで走り回る子供は、どこまでがここのうちの子かわからないけど、多数いるように思われる。勝手なイメージでは「カンザスの農家の親爺さん」。
 「足が悪いのは、ベビーの時からか?」「生まれつきだ(と言ったつもり」「いくつになるのだ?」「12歳ですよ」なんてお話したら、やおら 両手を広げて、天を仰いで「ゴッド」がどうしたこうしたとつぶやいて、十字をきった。あらま、なんかぶうのために「神のご加護」ってやつを祈って下さった?んーー、この祈りの重みは分からないけれど、まあ外からどう見えるか分からないが、ぶうたろうは「かわいそう」ではけしてないんだ。「He is very happy,always」なんちゃって、「そう気にすること は、ないんだよね」と気持ちを伝えたつもり。
 とにかく、奥様も「どうぞ、どうぞ」と言うので、ありがたくボードをお借りして遊ばせてもらった。おだやかな波がぶうがボードに乗るのにちょうどよく、何度も岸にすーっと運んでくれた。それはもう、ぶうは大喜び。でも、この後ショッピングの予定もあるので、「そろそろ、サンキュウー」と言っても「いいからいいから、遊べ遊べ」と言うので、なんとなくボードを返しそびれ、一時間の予定がかなりのオーバー。でも、ボディーボードを貸してもらってものすごく面白かったこと、このご家族とお話できたこと、ぶうには忘れられない思い出になると思う。

 ■ 名物のトロリーバスを体験 戻る

 時間は少し遅くなったが、やはり「せっかく来たんだから」有名なショッピングセンターにも行ってみたい。アラモアナ・ショッピングセンターは、TVや雑誌でよく紹介されるし、やっぱり覗いてみたい。
 ワイキキからはJTBが走らせているトロリーバスで行ける。ヒルトンなど大きなホテルやDFSなど観光客がたくさん利用するポイントをまわっている。うちは一番近くがDFSのところだった。「車いす」だと伝えると「OK」と言ってオフィスに車いすの客が待ってると連絡してくれる。「後からリフト付きのバスが来るからここで待つように」というので、しばし待機。
 はっきり言って、まあ、すごく待った。何台も来たけど「もう少し待って。この後ろにいるから」と言うけどこない。トロリーを利用す る日本人観光客の方が「お手伝いしましょうか?」と親切に言ってくださるけど、「資格のない人が身障者に触れてはいけない」というハワイの州法のことも聞いているし「トロリーバス」はレトロなデザインの分、上がり口が「階段」より「はしご」に近く、とてもぶうを抱えては乗れないし、空の車いすを持ち上げて乗せるのも無理。
 リフトは、スロープと違って操作が大変。 リフト部分のロックを解いてウィ~ンと下まで下ろしてぶうを乗せて上げて固定して…、と時間がかかる。でも、他のお客さんたちはとっくに乗りこんでるけどいやな顔もせず待っててくれて、作業する運転手さんも、てきぱきとあたりまえに乗せてくれて、名物のトロリーバスを体験できたんだからありがたい。
 乗り心地は、極端に言えばオープンな板の上に固定された座席にいるわけで、結構な迫力。車いすを固定させて乗ってたぶうは「怖くないよ、おもしろいよ」と言っているけど、もう少し小さかったら遊園地の乗り物もこわがったぶうだったんだから、泣き叫んでいたように思う。

 ■ おかあは気力を絞って買い物へ 戻る

 アラモアナ・ショッピングセンターは、確かにでかい・・・。確かに日本人ばっか、確かにブランド店がいっぱい。そして、思った、うちにはヨーカドーとジャスコが一番て。朝の厳しいドライブに十分楽しんだ海水浴で、お店を見る余力がない・・・。歳末商戦なみの人ごみのなか、進んでいくエネルギーがない。ショウウィンドウに「逸品」が飾ってあるブランド店に入っていく気力がない・・・。
 いるだけでどっと疲れてしまった家族のなかで、一人 「こんなことではいけない。せめて送り出してくれた親族にお土産を買わねば、申し訳が立たない」と力を振り絞ったのがおかあ。ごった返す通路の柱の陰のベンチで青い気吐息のおとうとぶうを残し、ぶうのいとこの高校生のお姉ちゃんにかわいいバッグを選び、おじいちゃんに粋なアロハを選び、ぶうにもサーフィン柄のアロハ、足のでかい知り合いの男の子にアメリカンな靴下、昆虫マニアのぶうの親友に昆虫図鑑、猫好きの知り合いに猫の写真集などなど購入。でもどれもコンパクトにリュックに納まるものばかりで、一つも手には下げなかった。
 それから一階にホノルル・シティー・ストアというのがあって、公共機関のロゴグッズを売っている。そこで、恨みの「ホノルル・ポリス」のTシャツをぶうに買った…。まあ一つの思い出ね、苦いやつ。 ここの車いす用トイレは3階か4階にあったトイレコーナーがきれいだし広々して、今回の旅の中では一番だった。日本の障害者用トイレ式に完全個室だったのもここだけ。そのほかにも、小さな子供と入るトイレもあって、まるでトイレ見本市みたい。待ってる人用にソファーまである凝りよう。うちはここが一番くつろげた場所だったかもしれない…。
 一階にはマカイ・マーケットというこれまた広大なフード・コートがあって、何十ものプレートランチ・ショップが並んでる。和・洋・中を越えて世界中の味が集まっていて、やはり世界中から集まった店員さんたちが「いらっしゃい!いらっしゃい!いかがですか!」と呼び込みしている。でも、ぶうは味の国境を越えられない。ワイキキに戻る前にここで夕食をとった方がよかろうと、周って見るが、結局ぶうの希望は、昨日の感激が忘れられず、ヤーミー・コリアン。それに、中華からいくつか選んで「プレート・ディナー」に。「ヤーミー」の味は昨日とは比べ物にならない。ここではたくさんの注文を次々と流していくだけのありきたりのファスト・フードの味だった。
 日本食も丼系や麺系があったけど、どうしても手を出す気持ちにならない。大好きな日本食がここではずれたらものすごくがっかりする気がするんだなぁ。なぜだろ。

 ■ Tシャツは「クレージー・シャツ」 戻る

 帰る頃にはすっかり夜。お土産はあれだけでは足りないのだ…。とにかく今日しかない。DFSなら夜の11時頃までやっている。ぶうとおとうをホテルに帰し、おかあだけ親族のお土産のため夜のDFSに。ものすごく混んでた。たぶん帰る日ってみんないっしょなのかもしれない。土日に絡ませて遊びに来れば、帰りは木曜日あたりになるんだな、たぶん。だから水曜日は、ショッピング族が夜遅くまで活動しているのかもしれない。
 小走りでDFSギャラリア・ワイキキの中を周って、トワレ、Tシャツなどとにかく買った。免税のトワレなどは(うちは買わなかったけどお酒も)空港で受け取ると言われて、「空港のどこで受け取るんだろう」と心配したけど、本当に出国手続きもした飛行機に乗る直前だった。
hawaii20060070 Tシャツは「クレージー・シャツ」が気に入って親戚の家族やおとう、ぶう、おかあそれぞれの分を買った。草花やコーヒー、火山灰などから染色した布地の色がなんともいい風合いなのと、プリントされたデザインの種類が豊富でおもしろいので。

 ■ 最後の夜は雷、突風、豪雨! 戻る

 怒涛の3日目、眠たがるぶうを励ましながら洗腸を済ませて、ぶうはおやすみ。明日は早くに荷物を取りに来るので荷造り。トランクの多くのスペースを、ぶうの紙オムツが占めていたので、けっこう隙間あり。旅先でオムツの分、お土産が入るのよね、と二分脊椎ママ仲間が言う通り。
 ここで油断ひとつ。海で遊んだ後、バスタオルや水着、羽織ったTシャツなど、なんとなく部屋の外のベランダにあるイスやテーブルにかけておいた。朝、取り込んでトランクに入れるつもりだった。そのほうが少しでも乾いていると思ったし。夜中、ふと目が覚めた…、なんと外は大嵐!雷、突風、豪雨と大変な騒ぎになってる!ぴったり閉めたガラス戸からは外の音がまったく聞こえないのだ。哀れ、タオルたちはベランダの片隅にグシャグシャになってへたばっていた・・・。乾かして帰るつもりが、ズンと重い「お荷物」になってしまった。


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