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2015年05月13日

銀座ハプスブルクで、新鮮な思いでおいしくランチする。

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テーマ：美味しいお店を教えて！(16815)

カテゴリ：食事

高評価の銀座ハプスブルク

ウィーンのインペリアルホテルで修業し、最優秀料理人賞を受賞、オーストリア政府公認のマイスター試験合格した加藤真吾氏がシェフで、四谷のレストラン・カー・ウント・カーから、こちら銀座に銀座ハプスブルク　ファイルフェンが２０１２年に開店。

ここはなんだか通常のオーストリア料理のイメージと違う料理を出すらしいと気になっておりました。

店内はなかなか豪華でした。銀座ファイルヒェンとしてお菓子も提供していますが、同じ場所で喫茶としている時間帯があり、またレジの脇で見本があり、購入するというもののようです。

いろいろ悩みますがショートコース（4800円）と、仔牛ロース肉の“ウィーナーシュニッツェル（4800円くらい）を3人でシェアして食べるという変化球でいただきました。

ドリンクは白ワインとニワトコの花の香りのカクテル。1260円だったかと。ニワトコはお店の人にいわせるとライチのような香り。甘くてさっぱりしていて、飲みやすいカクテルです。

突出し。白身魚と茶色いジェレは貴腐ワインで作ったジェレとおっしゃっていたかと思います。エシャロットを上に添えて、「え～？ネギ？大丈夫かな？」と思いましたが、クセが口に残らずいただくことができました。

こちらはいわゆるバターというか、発酵バターから作ったふわっとしたクリームです。

パリッとして、小麦味が美味しい。つい食べ過ぎそうになるのを注意と言われるのも納得！

ショートコースは前菜かスープを選びます。今回、２種類のスープ（定番はコンソメ）の冷製スープを選びましたが、オーストリアではスープは食べるという感覚なのだそうで、たっぷり入っていました。

きゅうりの冷製スープ、ディール風味、フレッシュチーズのアオフラオフ
今一番美味しいと思っている高知県は長崎さんの胡瓜を使った伝統の冷製スープ

冷製のスープなので季節限定の伝統的な料理だそうです。まずはきゅうりの冷製スープをいただいたあとに、フレッシュチーズのアオフラオフとでいただく。さっぱりしていて、ハーブのかおりもよく、美味しくいただきました。

梅山豚肩肉の赤ワイン煮込み
サビエッテンクヌーデルを添えて

濃厚な赤ワインのソース、そして、柔らかいけれど、しっかり食感があり、かみしめるとお肉の味はふかみがあります。これはまたリピしたいお味。

梅山豚は生産者が一人しかいない豚とおっしゃっていたような。
サビエエッテンクヌーデルは、小麦粉と卵と牛乳で作っているという、食感のしっかりしたフレンチトーストのような感じですが好みでした。

お口直し。ニワトコの花の香りを加えたオレンジのグラニテだったかな。

トマトとインカの目覚めときゅうりの塩味を添えて　お好みでレモン

ウィンナーシュニッツェルは、シェフの修業したウィーンのインペリアルホテルの間に空気の層がある特別な内容。２０年も前にウィーンに行ってウィンナーシュニッツェル、いわゆるウィーン風カツレツを食べたことがあるけれど、美味しいけれど多すぎ、わらじのようなカツレツと思ったけれど、見た目の印象も違うし、そちらはもっと固く感じた様に思う。

塩梅もよく、洗練されていて、皮は仔牛になじみ、仔牛は柔らかくてジューシー。塩味とハーブのきゅうりとよくあいます。先に食べた梅山豚でおなかが一杯でしたが、これはこれでおいしかった。

デザートは２種のケーキの盛り合わせか、本日のトルテかを選びます。

「本日のトルテ、ルバーブのタルト　レモンのさわやかなソルベをのせて」を選びました。もうおなか一杯だったのでケーキよりソルベが良かったけれど、一緒にいった友人はチーズケーキを非常に気に入っていました。

ドリンクはいろいろななかから選ぶことができました。私はコーヒー4種類のなかからリキュールで、モーツァルトを選びました。

モーツァルトはコーヒー＋クリーム＋アーモンドスライス＋チョコレートリキュール

私はこういう甘いコーヒーは大好き！ここならではいただけるという感じがして、胃が重いはずなのに嬉しくいただいてしまいました。

けしの実のプティフールもつきました。

posted by (C)家族で眼鏡

こちらのお店、食べなれた西洋料理、イタリアンとも、フレンチとも違うありかたで、かつ日本の高級レストランしては一皿一皿が大きい感じがいたします。西洋料理として、生野菜の使い方がいいというか、きゅうり使いが非常に面白く、きゅうりっておいしい素材なんだ～と思わせてくれました。

でも、それぞれ美しく、美味しくて、食べなれたお皿のありかたでもなく、かつ斬新すぎるわけでもない。なかなかおいしい貴重な世界観。また楽しめたらいいなと思いました。