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従姉の話しでは、風邪をこじらせ暫く床に臥せっていたようですが、苦しむ事なく眠るように逝ったとの事。働き者で病気一つした事のない丈夫だった伯母の思い出は尽きませんが、わたしの事を自分の子どもたちと区別する事なく我が子のように可愛がってくれた事。
小学生になって初めての母親参観に来てくれたのも伯母でした。綺麗な着物を着飾って後ろの方からわたしに微笑み掛けてくれた姿が今でも鮮明に心に焼きつい ております。わたしの大好物だったカレーライスの時は必ず家に招いてくれ、お腹がはち切れるほど食べさせてくれました。
家に米がなくひもじい思いをしている時などは、それを察して袋に3合の米を入れ持たせてくれました。父の葬式の時もわたしの傍らに寄り添い、子どもの時と 同じように優しい言葉を掛け頭を撫でてくれたのです。わたしはもう18歳だと言うのに伯母からみればわたしはやはり我が子同然だったのかも知れません。
伯母の存在のお陰で母の居ない寂しさを紛らわす事が出来たのだと思います。大好きだった人たちが次々とこの世を去って行く、それはとても悲しい事ではありますが、大切な思い出となって心の中に生き続けてくれる事でしょう。
皆さん、大好きな人はいますか?いますよね…。いつまでも大切にしてあげて下さいね。慌ただし中で自分が喪中であった事をすっかり忘れてしまい連絡が遅れてしまった事をこの場を借りてお詫び致します。