東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2006年06月13日
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カテゴリ: グルメ外
 東村山駅西口の再開発として建てられようとしている100メートルビル“東村山ヒルズ”。計画は着々と進んでいるようだ。

 まあ、「賛成」であれ「無関心」であれ、西口再開発を容認していることは確かなので、市長の言う「サイレントマジョリティーは賛成だ」という発言は正しい。しかし、このサイレントマジョリティー、実はほとんどが計画の内容を知らない。で、計画の内容を知った途端に10人が10人、顔を曇らせ「そんなの建ててどうするの?」と言う。

東村山ヒルズの完成予想図

 開発の内容を聞いた人は、この東村山ヒルズが東村山市に利益をもたらすとは思えないし、自分たちの生活に役立つとは考えられないと口々に言う。私は東村山市民全員に聞いたワケではないから断定はできないが、これがサイレントマジョリティーの真の姿であり、考えだと思う。市長の言う通り、東村山駅西口の開発には多くの人は異論はないのだから、中身をもう少し見直して欲しい……これが私の考えであり、 以前に記事 にもした。

 しかし何度か行われている説明会では、従来の計画内容を繰り返すばかりで、参加した市民と一緒に見直していいモノにしようという姿勢が全く見られない。

「ま、いいか。どうせ滅多に行かない東村山駅の、それも西口の話なんだから勝手にすれば。後々で雑誌の『こんなモノいらない』特集に載って、この計画を進めた人が笑われればいいんだ」

 つい最近まで私はこう思っていた。要するにあきらめてしまい、市長の言う「サイレントマジョリティー」に逃げ込んでしまっていたワケだ。
 でも、そんな時にまず東村山市議・佐藤まさたかさんのブログ 「なんとかしようよ!東村山」 「まざまざと市民の力 『西口再開発説明会』報告」 を読んで考えさせられた。
 5月30日に開かれた「西口再開発説明会」の報告なのだが、西口再開発事業の大義名分とも言える経済効果「費用便益3.95」という数値について市関係者は誰も説明できず、「だったら私が説明しましょう!」と市民の1人が、いかにこの数値が不確かなモノかを解説したというのだ。これを読んだ時、「いくら何でも行政のプロである市関係者が、『説明会』という名の席で、肝心の数値を説明できないなんて、どういうことなんだ!」と不安と同時に怒りがこみ上げてきた。
 関係者が説明できない数値を信じろなんて絶対におかしい。そんなことで賛同が得られるという考え方もおかしい。
 この件に関しては、おそらく市長も被害者だろう。東村山市はいくつも懸案事項を抱えているのだから、役人が「この数値が出たから大丈夫です」と言えば、信じるしかないだろう。でもその数値が根本的におかしいとなれば、やはり市長の名のもとに見直しを命じるべきだと思う。少なくとも開発事業の拠り所である数値に疑義が出ている以上、これは見直さざるを得ないだろう。このまま強引に進めたら、市長の名に傷が付くというモノだ。

 ただ、佐藤市議のブログを読んでそう思ったものの、「ま、私が言ったところで、どうせ何も変わらないから、いいか」とまたしても私は「サイレントマジョリティー」に逃げ込んでしまった。


 だけど、そんな私に「あきらめちゃダメ!」と勇気を与えてくれたのが、喫茶ギャラリー 「四季の花」 を経営する、はてなのゆりさんのブログ 「はてなのゆりさん」 だ。はてなのゆりさんは5月30日の「西口再開発説明会」に参加して以来、連日この件について「おかしい」「おかしい」とブログに書いている。そして東村山ヒルズの広場がいびつな形をしていて、その近くの一等地とも言える場所に再開発組合の理事長さんと事務局長さんの家がそのまま残ることを突き止めている(その記事は こちら )。
 そして6月21日に西口再開発について情報交換会を開こうとまでしている(詳しくは こちら )。


 おそらくこのまま計画通り東村山ヒルズが建ては、東村山市の財政を圧迫するだけでなく、東村山市の恥ずかしい象徴となるだろう。私はそれを、推進した市長や再開発組合の理事長、事務局長らが後世に笑われればいいやと思っていた。しかし本当に笑われるのは、東村山ヒルズ建設を黙って認めた私たち「サイレントマジョリティー」の方じゃないのだろうか。
 何度も言うが、私は再開発そのものに反対しているワケではない。そこまで時計の針を戻そうとは思っていない。せっかく90億円もの巨額を投じてつくるのだから、東村山市のシンボルとして誰もに愛される施設にしようよと言っているのだ。これってもう無理な話なのだろうか?


 以前、東村山市の小学校のぜんそく罹患率について記事を書いた時、「マサさんはプロ市民ですか?」というメールが来た。この人の言う「プロ市民」とは市民運動を装った政治活動をする人のことだと思う。もちろん「NO」だ。私は対立したいと思っているワケではない。市長も市役所関係者も「東村山をよくしたい」という気持ちを持っているハズで、根っこは私と同じだと思う。だからこそ話し合って、見直すべきところは見直して、いいモノをつくりましょうよ、と言っているワケです。
 ただ、私は別の意味で「プロ市民」になりたいと思っています。別の意味とは、政治的な意味合いは全くなく、行政のオブザーバーとなれる市民のことです。市関係者は行政のプロだけど、やはり人間だから間違いもあるし、わからないこともある。その間違いを指摘したり、知識を補完できるような市民になりたい。そう、5月30日の「西口再開発説明会」で「だったら私が説明しましょう!」と言った人のような。


 今、私にできることは情報を提供するだけですが、この記事をキッカケに少しでも東村山ヒルズについて考えていただければと思います。




field/box…別館「東村山西口住民説明会」





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最終更新日  2007年10月14日 22時59分20秒
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