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Mar 6, 2008
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カテゴリ: Daily Report
自宅で亡くなる場合は、病院と違い、検死という手続きが必要となる。

それは致し方ないし、私は知識として知っていた。

が、掛け付けた妹は、自宅に来ていた警察官に、
どういう関係の人かと聞かれ、まるで犯人扱い、と若干だが憤っていた。

父の最期は、母しか見ていない。

いつものように電動ベッドで母が、おかゆを父の口に運んでいたら、
2、3口目で、
「もう、いい」


肺ガンを患い、抗癌剤の不適合で苦しみ、入退院を繰り返した父、
その最期は、殆ど苦しむことも無かったようだ。

警察官より、もう入ってもいいです、と言われ、既に息の無い父と対面した私、
そっと、父の額を触ると、まだ、温かみがあった。

葬儀で母が親戚に、父は、ガンに侵されてからも、
殆ど、痛い、とか、苦しいとか言わなかった、それが立派だった、
と漏らしていたが、さて、もし自分が同じ目に遭ったら、
自分に出来るだろうか、そう感じた。

最期は、本当に楽に逝けたこと、それが良かったと感じている。

ちなみに、検死担当の警察官、確か男性が3、4人、女性が1人来ていた。
女性警察官は、我家の間取りまで私に聞き、スケッチしていたが、


その内の1人の男性警察官の携帯電話が鳴った。
その呼び出し音が、TV番組の「西部警察」のオープニングテーマ曲であった。

妹に言わせると、
「いかにも、という呼び出し音・・・ ミーハーだなぁ・・・」

「そうそう!」








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Last updated  Mar 7, 2008 12:42:34 PM
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