起きると外はもう暗い。コーヒーとタバコで目を覚ます。世界時計に私は戸惑う。でも、私
のローカル時計は唯一。
どこにもない絶対基準というトリック。関係性という相対で私は出来上がる。だから、自己
は決して完成しない。
それは至近と最果てが共存するパズル。クリアな矮小と曖昧な広大の錯綜。他律的自
律というアスペクト。
ストーブの前に猫たち。ひろ、起きるの遅いよ、パズルで遊ぼうよ。ピースの欠片は観葉
植物に水をやる。
ネットでは自己演出の群れは賑やか。それは影に怯える同胞たちの祝宴。いつかのスト
リートに似ている。
逆相の蜃気楼への意識が私を縛る。自縛を仕掛ける君のデジャブー。それは巡る季節
の堆積物からの暗示。
神は何に祈るのだろうとふと思う? 自己完結のメビウスだけが知っている。神も無限回
の初めての奴隷でしかない。
刹那、普遍に触れる時、ヒエラルキーという他律は消失する。私は遠い蜃気楼をまとって
透明な虚無になる。
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