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急きょ、ラウンドワンのプロチャレンジに参加してきた。
松尾プロ、望月プロのダブルプロチャレンジ。
コンディションは46ft。青柳(あおやぎ)とかっていう
望月プロのオリジナルコンディションである。46ftと聞いた時点では、個人的には嫌いじゃないと思った。
普段投げている春〇井グランドの46ftなら、
自分は30枚近辺に立って、中のオイルを使うことも多い。
だが、同じ46ftだからといって同じレーンになるわけではない。
といはいえ、ある程度は自分の中に
「46ftとはこういうもの」というイメージを持って試合に入った。
そして、そのイメージは開始早々に壊された。
この日の第一印象は、とにかくこれだった。
特に10枚近辺が、想像以上に速かった。
ホームの46ftなら30枚目近辺に立つ自分が、
1ゲーム目は18枚目あたりに立った。
7枚近辺を、ほぼ真っすぐ。
そんなイメージだった。
ただこれが意外なほどばっちり合った。
242。
23人中、1位スタート。
かなりハンデのある参加者もいる中で、最初からトップに立てた。
試合前は「5位以内に入りたい」と思っていた。
それがいきなりの1位とくれば当然、気持ちは乗る。
ただ、今振り返ると、この1ゲーム目の成功体験こそが、
その後の自分を少し縛ることにもなった。
レーンが少しずつ噛むようになること自体は予想していた。
問題は、その変化の仕方だった。
左右のレーンが、まったく同じテンポで変わってくれない。
感覚としては、左が右より先に遅くなっていった。
もちろんそれには気づいていた。
ただ、自分の頭の中にはまだ、
「中は速い」
という印象が強く残っていた。
左が噛んできている。
でも中へ入れば抜けるんじゃないか。
そんな感覚がどうしても拭えず、思い切って中へ寄ることができなかった。
一方で右は、まだ外目で最初のイメージを維持しながらスピードを上げて押せば戦えそうな感触があった。
大崩れはしない。でもダブルが作れない。
2ゲーム目、199。
242からは落としたものの、まだこの段階では戦えている感覚だった。
しかし、レーンの変化に対して、自分の判断が少しずつ遅れ始めていた。
3ゲーム目。
今度は右も崩れ始めた。
ポケットにすら安定していかない。
それでも「中は速い」というイメージが強い。
そこで外目の中で微調整を始めた。
18枚に立つのか。
19枚に立つのか。
スパット通過は9枚近辺、いや7枚くらいでか?。
そんな1枚~2枚の違いを悩みながら、
まだ外に残っている場所を探した。
しかし、無情にもスプリットが続く。
そこで自分は、ブラックウィドーから
ゲームブレイカーパールへのボールチェンジを選んだ。
狙いは明確だった。
ブラックウィドーで削れてきたと感じる場所を、もう少し走りのあるゲームブレイカーパールなら走り抜けられるのではないか。
当の自分としては、筋の通ったアジャストだった。
しかし、今振り返ると、ここがこの試合の大きな分岐点だったと思う。
結論から言う。
ブラックウィドーとゲームブレイカーパールでは、
確かにゲームブレイカーの方がやや手前が行く。
ただし、圧倒的に走りが違うわけではない。
そしてゲームブレイカーは、手前を走るぶん、
先の返りはブラックウィドーより強い。
つまり、 手前は走る。
でも先では強く来る。
そうなのだ。プラスマイナス0だった。
外の噛む場所を手前で抜けられたとしても、その先で強く返ってくる。
結局、刺さる危険性そのものは変わらなかったのだ。
さらに、その時点のレーンは徐々に、
枯れた外と、まだオイルの残る内
という構造になっていた。
こうなると、ゲームブレイカーパールとの相性はあまり良くない。
・内へ落とせばオイルに乗って抜ける。
・自分の感覚なら2-4-5。
・少し外へ出れば、今度は一気に噛んで割れる。
俗にいう「パックンツー」に近い状態だった。
「ここか?!」と思った場所も、すぐその傍にスプリットのラインがあった。
158。がっくりだ。なんともならない。ファインティングポーズを取ろうとしていたが、
完全にレーンには置いていかれてしまった。
4ゲーム目も、最初はまだ同じ発想を引きずっていた。
7枚近辺をアバウトに使うのではなく、
「9枚あたりを狭く使えば、まだ少し残っているんじゃないか」
と考えた。
そこをもっとシビアに、真っすぐ目に押し切れないか。
ゲームブレイカーパールでそこを攻めた。
しかし、割れる。
また割れる。手前からダラーっと動いてしまう。
そこで、ようやく思った。
外じゃない。
ここで初めて、問題の見方そのものが変わった。
それまでの自分は、
「噛んでいる場所を、どう走らせるか」
を考えていた。
ゲームブレイカーへのボールチェンジも、そのためだった。
でも、必要だったのはそこではなかった。
噛んでいる場所から離れる。
そう決めて、ブラックウィドーに戻した。
そして、それまで怖がっていた内のオイルを、
今度は効果的に使って走りに使おうとした。
立ち位置は24枚近辺。
スパットで12枚あたりを通して、外へ出す。
すると、明らかに先ほどまでとは違う、
生きのいい球がポケットへ向かった。
ターキー。
実に2ゲーム目の3フレーム以来のターキーだった。
4thを狙った一投は9番タップ。
それでも、ようやく安定してポケットを突ける感覚が戻ってきた。
181。
遅かった。実に遅かった。
でも、答えにはたどり着いた。
今日の試合を象徴しているのは、ここだと思う。
ゲームブレイカーパールを持った自分は、
18枚に立つのか。19枚に立つのか。
そんなことで悩んでいた。
スパットは9枚近辺。
1枚、半枚の世界で正解を探していた。
しかし、遅ればせながら見つけた正解は、
ブラックウィドーで25枚に立ち、
12枚を通して外へ出すラインだった。
もはや1枚のアジャストではない。
使う場所そのものを変えるアジャストだった。
自分はずっと、死んだゾーンの中で正解を探していたのだと思う。
ゲームブレイカーパールへのチェンジも、
「この枯れかけた場所を、何とか生かせないか」
という発想だった。
ただ、そこが間違っていた。
今日の負けを一言で表すなら、
死地に活路無し。
これだと感じる。
ここは少し補足しておく。
「死地に活路無し」といっても、その場所の用途が完全に消えるわけではない。
活路がなくなったのは、
そこを手前からボールを走らせて、経由するラインとしての、
である。
枯れたゾーンを走らせようとすれば、途中で噛む。
自分がゲームブレイカーパールでやろうとしていたのは、まさにそれ。不正解。
ところが、内のオイルを使ってボールを先まで運び、そこから外へと出すなら、その場所の意味付けはまったく変わる。
それまで道として死んだオイルは、
今度は頼れるフッキングポイントに生まれ変わる。
今日の学びは、
死地を壁として蘇らせろ。
「通す場所」だったところが、
「向きを変える場所」になるわけだ。
今日必要だったのは、単純に「外を捨てる」ことではなく、
外の役割が変わったことに気づくことだったのだと思う。
では、なぜそこまで内へ寄る決断が遅れたのか。
これははっきりしている。
1ゲーム目の 「速い!」
という印象が強すぎた。
最初の時点では、その情報は正しかった。
だから18枚付近に立ち、7枚近辺を真っすぐ使って242が打てた。
問題は、最初は正しかった情報を、レーンが変化した後まで持ち続けてしまったことだった。
外はどんどん遅くなっている。
なのに、「中はまだ速い」
「中へ入ったら抜ける」
というイメージが自分の中に居座り続けた。
その結果、
小手先のアジャストに終始した。
本当に必要だったのは、
グッと25枚まで入ることだったのに。
ここに、自分の経験不足が出た。
242 199 156 181
トータル778。
23人中1位でスタートして、最終順位は10位。
悔しい。しかし、悔いはない。
圧倒的にこういうレーンは経験不足。
しょーーーーがない、ということ。
初見の状況を、瞬時にすべて理解できるわけではない。
最初は外が速い。
そこから外が徐々に枯れていく。
一方で内にはまだオイルが残っている。
その内外差が大きくなっていく。
経験が足りなかった。
だから、対処の引き出しも少なかった。
だったら、経験するしかないわな。
今日やられなかったとしても、いつか別の試合で必ずやられていたと思う。
それなら、やられるのは早い方がいい。
この経験をしたことで、次に似た景色が現れたときには、
「ああ、これは知っているパターンだ」と、
今日より一手、二手早く動けるかもしれない。
だから、やられることを恐れずにいく。
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