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Aug 31, 2026
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カテゴリ: ボウリング

フリータイムリーグ、第14週。

残りもいよいよ4週となった。

現在、ポイントランキングは首位とわずか1ポイント差の2位。

そんな中で耳にしたのは、今週、
首位を走るIさんが苦しんだらしい、という情報。
首位奪還のチャンスは、十分ある。

ただ、そこを意識しすぎても仕方がない。

今日も、自分のボウリングをする。


最初から無理に打ちにいかなくていい。

まずは200ちょい。レーンを掴むまでは多少慎重でもいい。

そして、掴んだレーンを離さず、ゲームが進むにつれて打ち上げていく。

それが最近の、自分なりの勝ち筋だと思っていた。

まさかの直接対決


今週の対戦相手は、センターのスタッフでもあるAくん。

自分と同じ両手投げだが、タイプはかなり違う。

Aくんは、自分よりずっと曲げ幅を取る。

内側から外へ大きく出し、強烈な角度をつけポケットへ戻す。

まだ若く、安定感という面では上位陣に劣る部分もある。

しかしながら、ハマったときの爆発力は
センタートップクラスにも引けを取らない。

そんな対戦相手のAくんが、センターへ行くと、比較的暇そうにしていた。そこで軽く雑談を。


「今週の対戦相手ってさ…」
「はい、僕ですよね」
「そそ、うん。Aくんだよね。」

ここでなぜか自分は予期しない一言を口ばしる。

「せっかくだから、一緒に投げて直接対決する??」


多少かましてやるかな、くらいのつもりだった。笑

「えっ、やりますか?じゃ道具とってきますね♪」






【内心】

こ、これで良かったんだろうか…
これが勝負のあや、っつーか…
大敗を喫することになったらどうしよう…



このリーグはフリータイム制なので、本来は対戦相手と別々に投げる。

ただ、本人同士がよければこうして同じボックスで直接対決してもいい。

かくして第14週。今シーズン初めての直接対決が始まった。

悪くない立ち上がり、しかし


45ftを前に練習投球が始まった。

練習から、Aくんの球はやっぱり強かった。

大きく幅を取って、先でしっかり向きを変える。

ポケットに入ったときのピンの飛びも抜群だ。

お互い、それほど苦手意識のないコンディションだろう。


こうなると、ストライクをどれだけ続けられるかの勝負になる。


1ゲーム目。

214。悪くない。


ただ、4フレで薄めに入り、2-10。

ここで少し考えた。

このまま同じラインを投げ続けたら、薄めの危険が何度も顔を出すかもしれない。


そこで、微妙にアウトサイドへ移行する。

ほんの小さな変更だ。

でも、こういうところを雑にしない。

7フレでも薄めにはなったが、残りは2-8。

寄った分だけ2-10絡みの大きな事故にはしなかった。

そして、それ以降は薄め側の危うい展開が消えた。

自分らしい負の側面のケアから始まる、らしいスタート。

ところがAくん。

244+ハンデ7で251。


初戦を取り損なう。

2ゲーム目へと続く。


少し入りが甘い。

そこをより絞る形でアジャストしていき、終盤のミスが痛かったものの、なんとか233まで持ってきた。

都合、2ゲームで447。

十分頑張っている。

しかしAくん。

236+7=243。
スペアも堅い。

連敗となってしまった。

展開は自分の得意とする形である。

なのに勝ちがついてこない。

内心「全部負けたらどうする」という考えがちらついた。

0.5枚の狭間

3ゲーム目。

このあたりになると、状況はかなり見えていた。

残るなら10ピン。

ならば、もう少し飛ばしにいきたい。

ただし、攻めすぎて厚めへ持っていって割るのは避けたい。

そこで大きく動かすのではなく、

0.5枚。

その狭間で微調整する。


若干の打ち上げ。236。


一方のAくんは、ここで幅を取る球質の負の側面が少し出た。

192+7。

ようやく○。

●●○

ここから最終ゲームへ。

死地は壁となる

1フレの右レーン。

25枚目に立ち、11枚目を通す。

ここなら押し込める。

そう考えて投げた。

ところがボールは想定よりも手前で噛みだして、

グググッ。

と動いた。

まずい!!
厚目に入りあわや4-10。

10番ピンがなんとかゆっくりと倒れ9本。

そこで理解した。

このラインは死地、死地と化したのだ。


そして、以前自分のボウリングについて
考えながら書いた言葉を思い出した。


死地は壁となる。

外が動く、危険だからといって、そのゾーンそのものが使えなくなったわけではない。

強く動く場所ならば、そこを「道」として
直接使っていくのではなく、壁として利用する「場所」とすればいい。

内へ入る。

ここで選んだのは、1枚ではなかった。

1.5枚。

今思えば、この「あと0.5枚」が経験だったのだと思う。

1枚だけでは、まだ「厚めへ行く危険」を消し切れない気がした。

だから、さらに0.5枚。

厚めに行かせないための保険。
これを足した。

12~13枚目を通す。

多少外へ出てても、その先にはさっき確認した「死地」がある。

そこが今度は壁となって、ボールをポケット方向へ返してくれる。


しかも左右のレーンで、狙い目を同じところに揃えることができた。

ここだ。

「このあと全部持ってきてやる」

1フレの9/のあと、頭の中には一つのイメージがあった。

このあと、全部持ってきてやる。


先を考えれば11発は遠すぎる。
しかし1投へと集中力を高める。

2フレ、ストライク。

3フレ、ストライク。

4フレ、5フレ、6フレ。

7、8、9。

10フレ。

一投目。

二投目。

そして最後の一投まで。

9/ XXXXXXXXXXX


290。出せた。

11連続ストライク。

自分でも信じられないほどの精度だった。


Aくんは189+7=196。


勝利。

結果は、

214 233 236 290

4ゲーム973。アベレージ243.3。

●●○○〇


最初の2ゲームを落とした直接対決は、
死力を尽くして、最後の2ゲームを取り返し、3勝2敗で終わった。

戦い終わって


ゲームが終わると、Aくんが頭を下げた。

「参りました」

こちらも素直な気持ちを伝える。

「いや、君と投げたから290まで出せたんだよ、ありがとう」

これは社交辞令ではなく、本当にそう思った。

一人で投げていたら、多分290はなかったかもしれない。

彼も「自分も一人で投げるより、絶対いいスコアになったと思います」と語った。

そして「いつかもっと大きな大会で、こんな試合をしたいね」と話した。

勝った、負けただけでは終わらない、清々しいゲームだった。

2500回目

そして後になって、もう一つ気づいた。

この290。

自分にとって、

人生2500回目の200アップだった。

2500回目が290。

成長を感じるナイスゲームだった。

自分の生きる道

また、Aくんと並んで投げていて、もう一つ思ったことがある。

自分のラインは、地味だなと。

11枚目をまっすぐ。

あるいは9枚目あたりへ少し出して、必要な分だけ戻す。

Aくんのように、大きく幅を取って強烈な角度で
ポケットへ戻すラインと比べれば、見栄えはしないだろう。エキサイティングでもない。同じ両手投げなのに。

もちろん、手を下に入れたり、カップリストを作れば、横に回せるし、もっと大きな幅を取れる。やり方はわかる。


でも、それでAくんほど打てるだろうかと聞かれたら、

たぶん、打てない。だったら、これでいい。

自分には、自分の生きる道がある。


必要以上に曲げない。

デンジャーな場所を早く見つけて回避、対応する。


危険からただ逃げるのではなく、ときには壁として利用する。


半枚を惜しまずアジャストし、
正解を見つけたら、そこへ精度高く投げる。

最初から最大火力を出しにいかない。

200ちょいで入りながら情報を集める。


探す。危険を削る。掴む。

そして、掴んで離さない。

ゲームが進むほど不確定要素を減らして、

最後に打ち上げる。


これが、自分のプレースタイルだと思う。

ひょっとしたら、自分は

春〇井グランドで一番、曲げ幅を取らない両手投げ

なのかもしれない。

でも、それなら、それを突き詰めてみるのも面白い。

派手な両手投げじゃなくていい。

いつでもいつでも合わせて打ってくる、
そんな選手を目指して、これからも道は続く。






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Last updated  Aug 31, 2026 12:10:18 AM
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