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2008.08.09
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カテゴリ: ★★★★★な本




<感想> ★★★★★

古処誠二さんの作品を読むのは三作目になります。

フィリピンのジャングルを舞台にした『ルール』 沖縄を舞台にした『接近』

いずれも時代は第二次世界大戦末期の昭和20年。 そして、本書の舞

台は敗戦を数日後に控えた内地です。 


本土決戦に備えて動員された中学生と満州帰りの下士官、新任の士官。 

それぞれの思いが交錯する中で、典型的な軍国少年が下士官を殺害して

しまいます。 彼はなぜ下士官を殺害したのか?最後に明かされる動機の



しかし、この作品のテーマは読者にそれを理解させることではなく、理解し

ようと考えさせる点にあるのではないかと思います。 


文章の硬さがちょっと気になりますが、夏休み中の中学生に読んでもら

いたい一冊です。 





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最終更新日  2008.08.11 08:01:25
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Re:「分岐点」 古処誠二(08/09)  
cyn1953  さん
こんばんは!

cyn1953さん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>こんばんは!
>8月15日を目の前にしたこの時期ならではの本ですね。このような内容の本はヘビーな重松本と同じくらい気力が必要なので、読みたいけどなかなか手が出ません。メモしておきます。紹介ありがとうございました。

よほど感想に書こうと思ったんですが、現代の中学生を描く重松さんに対して、戦中の中学生を描くこの作品はある意味で似ているようにも思います。 元気な時に読み比べてみてください♪
(2008.08.12 00:05:12)

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