2025年05月18日
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カテゴリ: 磯採集’
2023年7月上旬に行った串本磯採集の回顧録。

観察・採捕した甲殻類の紹介~♪

Dardanus sanguinolentus。

串本磯採集2023年7月上旬40 Dardanus sanguinolentus

もともとはオイランヤドカリに
含まれていた種。
時々見つかる。
たくさんいるヤドカリの中から
この種を探すのも面白い。




イシダタミヤドカリ


串本磯採集2023年7月上旬41 イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)
串本磯採集2023年7月上旬42 イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)

眼柄のうす紫色なんかは綺麗なんだけれど、
個人的には好きになれない。
水槽に入れた際の横暴さとか、
大きくなることとか、
このあたりが原因かもしれない。




サメハダヤドカリ
(Dardanus gemmatus)。

串本磯採集2023年7月上旬43 サメハダヤドカリ(Dardanus gemmatus)
串本磯採集2023年7月上旬44 サメハダヤドカリ(Dardanus gemmatus)

左鋏脚の掌部全体に
小突起が目立つことから
ソメンヤドカリと区別している。
(写真下)

ベニヒモイソギンチャクが2個体付いており、
さらに殻口周囲には
モンバンイソギンチャクが
多数付いている。

ちなみにベニヒモイソギンチャクから

捕まえたことはないと思う。
採集時の外的刺激に対して
ものすごく敏感に反応する。




ヤマトホンヤドカリ
(Pagurus japonicus)。

串本磯採集2023年7月上旬45 ヤマトホンヤドカリ(Pagurus japonicus)

クロシマホンヤドカリとともに
転石下の常連のヤドカリ。
動きは素早い。




ツマジロサンゴヤドカリ
(Calcinus latens)。

串本磯採集2023年7月上旬46 ツマジロサンゴヤドカリ(Calcinus latens)

この場所では
サンゴヤドカリの二峰のひとつ。
もうひとつはウスイロサンゴヤドカリ。
これにクリイロとセグロが続く。




Diogenes pallescens。

串本磯採集2023年7月上旬47 Diogenes pallescens
串本磯採集2023年7月上旬48 Diogenes pallescens

泥まみれのツノヤドカリの仲間。
ということで
写真のような場所を探せば
よく見つかる。
水槽に入れても悪さをしないということで
お持ち帰りすることが多い。




ケブカカニダマシ
(Petrolisthes pubescens)。

串本磯採集2023年7月上旬49 ケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)

名前の通り、毛深いカニダマシ。
フサゲカニダマシによく似ているが
甲の斑紋から区別している。
といってもこの場所では
まだフサゲカニダマシを見かけていない。




ネジレカニダマシ
(Pisidia dispar)かな?

串本磯採集2023年7月上旬50 ネジレカニダマシ(Pisidia dispar)

ちょっと自信なし。
転石裏にいる小さなカニダマシ。
スルーすることも多いけれど、
気が向いたら採集して
お持ち帰りすることもある。
ただし水槽に入れても
行方不明は必須だけれど…。




こちらは
ネジレカニダマシ属の一種
(Pisidia sp.)。

串本磯採集2023年7月上旬51 ネジレカニダマシ属の一種(Pisidia sp.) 抱卵個体

タモの網目と比較するとわかるが、
ものすごく小さい。
ただしこれでも
抱卵している立派な成体である。




エサ用のエビ。

串本磯採集2023年7月上旬52 エサ用エビ

Palaemonの仲間を適当にすくって
お持ち帰り。




イソカイカムリ属の一種
(Cryptodromia sp.)だと思う。

串本磯採集2023年7月上旬53 イソカイカムリ属の一種(Cryptodromia sp.)
串本磯採集2023年7月上旬54 イソカイカムリ属の一種(Cryptodromia sp.)

転石裏などに不自然に付いている
小さなカイメンの塊を確認すると、
このカニがかぶっていることがある。




何気なく撮影したカニ。

串本磯採集2023年7月上旬55 カニ

とりあえず写真だけでも。
気が向いたら調べるかも…。




ノコギリガニ
(Schizophrys aspera)。

串本磯採集2023年7月上旬56 ノコギリガニ(Schizophrys aspera)

小さな個体だったので思わず採捕。
甲には黄褐色のカイメンを付けていた。




ゴイシガニ
(Palapedia integra)。

串本磯採集2023年7月上旬57 ゴイシガニ(Palapedia integra)
串本磯採集2023年7月上旬58 ゴイシガニ(Palapedia integra)

砂の中に潜るカニ。
個人的に好きなので
時々お持ち帰りしている。




ヒメキンチャクガニ
(Lybia caestifera)。

串本磯採集2023年7月上旬59 ヒメキンチャクガニ(Lybia caestifera)

イソギンチャクをハサミで持って
身を守るカニ。
それなりに数はいるのだが、
地味な色彩のためか、
採集対象としては
あまり人気がないような気がする。

つづく。





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Last updated  2025年10月03日 07時59分24秒


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