今週の月曜日、IVF(体外受精)のオリエンテーションに参加した。IVFのウエイティングリストに名前を入れてから、自分達が呼ばれるまで約半年待ったので、私達の様に不妊に悩んでいるカップルが結構いるとは察したけど、こうやってオリエンテーションで不妊治療をしているカップルを知ることは自分にとって嬉しいことだった。私ぐらいの年齢になると、既婚者の友達はだいたい子供がいる。ここに引っ越して知り合った既婚者友達は子供のいるママで、私と同じように不妊治療で悩んでいる人はあまりいない。過去不妊治療をやっていた友達はいたけれど(彼女は今では自然妊娠で2児のママ)、現在進行形の友達はここではいない。だもんで、このオリエンテーションで、自分と同じ立場の人達を見て、 「I'm not alone.」
今まで日記では自分の不妊治療については、ちょっとだけ示唆したくらいで、プライベートとして心の中に閉まっておいて、ほとんど触れていなかった。でも、私の日記を読みに来て下さっている皆さんに、やっぱりちょっと知ってもらいたいと思って、今日は敢えて不妊治療のことを日記のテーマとして書いている。不妊で悩んでいて、不妊治療をしている人に 「You are not alone.」
と言って励ましたいし、不妊で悩んでいる人や不妊治療をしている人の立場や心情がわからない人に少しでも理解してもらいたいから。と、言うのは、昔不妊治療をしていた私の友達の1人は心無い人の言葉で傷ついていたから。その心無い人の発言は酷いものだった。不妊で子供がなかなか出来ない彼女の立場を知っているのに、敢えて彼女との会話では自分の子供の話題ばっかりする、相手の立場を考慮する優しさ、ハートが無い人だった。私は人と接する時はなるべく相手の立場を考えて会話をするように心がけるので、そう言う心無い発言を平気で出来る人が許せなかった。幸い、私の子供のいる友達は話題が豊富で子供の話だけじゃなく、色々な話ができるし、私の不妊治療を知っていて、応援してくれるので救われている。
20代の頃は卵の質が30代以降の人より健康なので妊娠も結構楽。でも、30代、しかも後半、それ以降となると段々卵も若い頃よりは質が落ちてきて妊娠しにくくなることを不妊治療をして学んだ。そして、IVFをやったからといって、必ずしも成功して妊娠するとは限らない。ただ、私達が今の自然妊娠で頑張るより、妊娠するチャンスが高くなるというだけ。だから楽観視は出来ない。夫の今の仕事の後の次の仕事は船勤務になり、また過去経験したような不在の日々が多い生活になる。ミリタリーはデプロイメントがあるから、不妊治療もシビリアンより難しいのが辛い。夫が船勤務の時は治療の進行も仕事のおかげでなかなか進まなくて、それがまたストレスの1つだった。その状況を考えたら、今自分達に与えられたチャンスはとっても重要で、とってもとっても有難い。結果はどうなるかわからないけれど、与えられたチャンスにベストを尽くして頑張るので、どうか暖かく静かに見守って下さい。そして、私のように治療している皆さん、 Once again, you are not alone.
、なかなか授からない辛さ痛いくらいわかるし、私も頑張っていますので、頑張りましょうね。