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2006.11.21
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カテゴリ: 洋画

 世界的ベストセラーになった児童書の映画化。米国では次々と興行記録を塗り替えた。原題は「Harry Potter and the Philosopher's Stone」。


粗筋

ハリー・ポッターは両親を幼くして亡くし、妹夫婦に引き取られた。ハリーは、この夫婦からひどい扱いを受ける。
 ハリーが11歳になったところ、手紙が届くようになる。しかし、妹夫婦はこの手紙を取り上げ、処分してしまう。が、手紙は何度もしつこく届く。その手紙は、魔法学校への入学通知だった。ハリーは自分の親が魔法使いで、自分にもその資格があることを知る。
 ハリーは学校側からの迎えに連れられて、魔法の世界にある学校へ入学する。
 魔法の世界では、ハリーは既に有名人だった。誰もがハリーを歓迎する。
 ハリーは、自分の生い立ちを知ることになる。両親は事故死ではなく、殺されたのだ。悪の魔法使いによって殺されたのである。当時赤ん坊だったハリーも、その際殺される筈だったが、魔法使いは彼を殺し損ねた。それまで悪の魔法使いが殺し損なった者は一人もいなかった。このことからハリーは有名になってしまったのだ。
 悪の魔法使いは死んだと思われていたが、実はそうでなく、復活の機会を虎視眈々と狙っていた。その復活の鍵となるのが賢者の石である。
 ハリーは、悪の魔法使いが校内に保管された賢者の石を盗みだそうとしているのを知り、その企みを未然に防ぐ。


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感想

はっきり言おう。
 どこが面白いのかさっぱり分からなかった。
 原作を読んでいないからでは、という意見もあるだろうが、そうしないと面白くならない映画は失敗だろう。小説は小説、映画は映画としてそれぞれ別に成り立たなければならないのだから。
 少なくとも、今後原作をわざわざ定価で買って読んでみたいと思わない。二重に失敗している。
 そもそも何を言いたいストーリーなのかさっぱり分からなかった。ハリーが寮内で成長していく様子を描きたかったのか、それともハリーが悪の魔法使いの陰謀を阻止する模様を描きたかったのか。いずれも中途半端なのだ。
 ハリーは、自分が魔法使いの息子で、自分にもその素質がある、ということを何の違和感も抱くことなく受け入れてしまうし、現実の世界とは別の魔法の世界が存在するということも何の抵抗も迷いもなく受け入れてしまう。普通は戸惑うと思うが。子役に演技力がなかっただけか。
 落ちこぼれだったハリーが魔法の世界では当たり前のようにヒーローとして迎えられるのもよく分からなかった。殺されなかったのは事実だが、その他に何もしてねえじゃないか。結局ハリーのどこが凄いのか分からずじまい。
 主人公のくせに魅力に欠ける。
 というか、魅力的だと感じたキャラはいなかったように感じた。
 映画では、ほうきで飛びながら行う競技があったが、その得点システムが全然分からなかった。他のプレーヤーが苦労して輪の中にボールを通しても10点ずつしか加算されないのに、ハリーが小さなボールを捕らえるだけで150点も加算され、ハリーのチームが自動的に勝利し、ハリーが自分の寮内でヒーローになってしまうのは解せなかった。
 更に解せないのは寮同士の点数の競い合い。生徒が「良いこと」をすると属している寮に点が与えられ、「悪いこと」をすると属している寮の点が引かれる。ただ、自分の寮が最高得点を得たくらいで大喜びする理由がさっぱり分からなかった。
 しかも、ハリーの寮が最下位だったのに、最後になって校長の気まぐれによって点数がどんどん加算され、結局トップに立ち、ハリーがまたもやヒーローになってしまう。
 かなりいい加減な得点システムである。これでは生徒の士気が上がらない。
 とにかく何もかも意味不明な映画。
 見どころは教師の一人を演じるアラン・リックマンか。ギャラクシー・クエストに出演した直後に髪型を変えて本作品の撮影に参加したみたいで、ちょっと笑えた。ダイハードといい、ギャラクシー・クエストといい、リックマンはこういう役しかできないのかね。
 ベストセラー小説の映画化は、大抵「ベストセラーなんて所詮こんなもんか」と思わせる。本作品もそうだった。
 1000円で観られなかったら0点になっていただろう。
 子供用映画としては、スパイキッズの方が10倍も楽しめたし、通常の映画としても同じ日に観たスパイゲームの方が20倍も面白かった。


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Last updated  2006.11.21 15:51:55
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