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ヤンキース松井選手が試合に復帰した日の読売新聞の夕刊
一面トップで 四打席四安打の大活躍
と報道していた。
「ふーん、そうなのね?」
「すごいじゃん、良かったじゃないの」
「で、試合はどっちが勝ったの」
と思って一面を丹念に探して見たが、ヤンキースとその対戦相手の試合結果はそっちのけ。
ようやく3頁目に小さく ヤンキース勝利
の記事が伺えた。
まあ松井選手に限らず、イチロー、井口など元日本プロ野球界の選手の試合は、試合結果そのものより 個人の活躍内容が大きく報道される
ことが多い。
奇妙なことだと思う。
日本の プロ野球のヒーローインタビュー
、いわゆるお立ち台では決まって繰り返されるお約束事がある。
「個人の成績より チームの勝利が優先です
から・・・・」
「ホームラン打ってもチームが負けたら価値無いですよ・・・・」
みんな判で押したように個人成績よりも団体成績を優先する発言を行っているのに大リーグの試合結果の新聞報道は、それとは大きく異なる。
挙句の果てに田口某など日本ではたいしたレベルの選手では無かったのに、大リーグに行った途端、新聞のスポーツ欄に掲載されるようになった選手も居る。
きっと大リーグという世界で最も野球のレベルが高いと思われている アメリカに果敢に挑戦する
、という分かりやすい図式が読者の好感または支持を呼び込むのだろう、
だから半官びいき的な一種の偏向とも呼べる報道の仕方は理解出来る。
だが果たして本当にそれでいいのか
?
所属チームの文化・歴史・伝統・特徴・戦術などは二の次、三の次。
焦点は試合結果よりも日本人選手が活躍したかどうかの一点のみ。
それでは大リーグというアメリカの国技のようスポーツを理解することにはならないのではないか
欧州では今週 チャンピオンズリーグ
のグループリーグ第一試合がいっせいに行われた。
ワールドカップは残念ながら世界最高レベルの大会ではない
端的に言うのならば国別対抗戦。競技内容から判断するとチャンピオンズリーグより落ちる
チャンピオンズリーグ
は欧州各国の文化・歴史・伝統・技術・戦術・特徴が蓄積された一種の巨大サッカー文化圏を形成しており、その規模は比類なきもの
日本のプロ野球・アメリカの大リーグなど比較の対象にすらならない
そのチャンピオンズリーグに出場している各国チームの試合を見るたびに、日本のマスコミの偏向報道は 読者を育てるような視点が欠落
しており、 マスコミとしての使命を忘れている
ような気がするのだ
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