梟の池

梟の池

6日目(前半)



「うーん、なんとも目覚めのイイ朝だ。それにしてもよく寝たなァ」

ハンガーに吊るされているたれぱんだに朝の挨拶をすませ、昨夜残ったコーヒーを飲む。
何気なくテレビをつける。映るのは砂嵐。どうやらコインを入れないとダメらしい。
ちぃ・・・それにしてもまだ眠い。しかし今日も走らねば。

窓際に立ちカーテンを一気にあける私。

たれ21 ・・・!!

・・・どう見ても危険信号です。
あそこには バラモスでもいるんじゃ? と思わせるほどの
でかい雨雲が。というか、闇が。

しかも次第にこっちに流れてきています。
京都 はあの雨雲を越えてさらに先です。

しかたない。ついにカッパを使うときがきたようです。
上下セットでサイズはぴったりなのは確認済み。
しかも手足の先はゴムで絞れるので雨の浸入は完璧に防げるそうで。

でも、問題はたれぱんだです。

たれぱんだは後ろの荷台にカッパと一緒にくくりつけておきました。
そこでカッパを取り外してしまうと、たれぱんだは後輪の汚れをモロに受けることになります。
(今まではカッパがドロ避けの役目を果たしていたため)

せっかくここまで日焼けもせずに清い身体で来たのに、
突然、 『黒ぱんだ』 になるのはあまりにも不憫。

たれ24・・・とにかく

とりあえず、はずしてみました。(ちなみに黄色い袋がカッパ)

うーん・・・。


しばらく悩んで、さんざん悩んだ挙句・・・。

・・・。

たれ25 ・・・あっ

入れてみた


・・・これで走ったら変質者でしょうか?



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