@るくLOVE

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Jul 23, 2012
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カテゴリ: いろんなはなし
昨日、末っ子と一緒にポケモンの映画を見に行ってきました。

長男が小学1年生になってからもう12年。
相棒は長男から次男に代わったけれど、夏休みには毎年ポケモンを見るのが
私の恒例行事みたいになっていました。
といっても、数本、劇場で見ていないのもありますけど。
なんだかんだ言って一番好きな作品ラティアス・ラティオスも見に行かなかったし、
マナフィのも見ていません。(これは確かTVでも見ていないかも)

行くと毎年泣いちゃうんですよね。
きゅんとくるシーンが必ずあるんだもん。

一番泣いたのはまだ免疫がなかったセレビィかな。
今ならああいう自己犠牲ものは定番だな!とか思っちゃうところもあるんですが、
あの時は、まさかポケモンでそれを見るとは思ってなかったので、
あやうく号泣するとこでしたぽっ

さて、今回は、久しぶりに短編と長編のペア公開が復活!
短編がなくなった分、長編部分のストーリーに力が入っている感があり、
それはそれでよかったんですが、ポケモンっていくら大人の鑑賞に耐えうる作品とはいえ、
メインは子供たちですから、かわいくてコミカルな短編の存在は、
小さい子供たちとその保護者にはうれしいだろうなぁ、と思います。
その分長編部分が軽くなるとしても、それも小学生にはちょうどいいのかも?と思いました。

帰ってきてYahoo!の映画レビューを見るとけっこうみなさん辛口で、


が、私はすごく感動したし、また泣いたし()、好きな作品です。

スケールダウンといえば、ジブリのナウシカ→ラピュタ→トトロの時に私もすご~く抵抗があって、今まで世界を救ってきたのに、これはなに?って思ったんですよねぇ。
絵本のような世界観に癒される?子供の迷子がクライマックス?と?だらけでした。
今になって、ナウシカやラピュタと切り離すことでトトロのよさがすごくわかるし、

もっと身近なところにも自分の世界を揺るがす大事件があると気づいたりもしました。
(このへん、母になったことが大きいかも)

このポケモン映画もそんな感じで、今回はまったく世界を救いません!(笑)
非常に個人的な、ケルディオというちょっと生意気な鹿みたいな(大雑把だな、私)ポケモンの成長物語です。
うちの息子ですら、「今回は泣くとこなかったね!」なんて言ってました。
でも!世界を救わないから評価しないなんて!自己犠牲がないから泣かないなんて!
違う違う~!!と、母は思ったのです。(泣いたしね!!)

さて、ここから本格的にネタばれ話題、ストーリーからめて書きます。

早く聖剣士になりたい見習いのケルディオは、先輩聖剣士たちがダメだと言うのに
内緒で最強ドラゴンポケモン、キュレムに戦いを挑みます。
どうもこれが聖剣士の最終試験的な意味合いがあるようで。
それを知ってか知らずか、とにかくキュレムは戦うことにこだわりを持っている様子。
相手が憎くて戦うのではなく、ポケモンバトルの大掛かりなもの、みたいな感じです。
そう考えるとこのストーリーには悪役っていないんですよね。
強いて言えばケルディオの中にある驕りや弱さ=恐怖なんかかな。

生意気ケルディオは、私の期待より強く、善戦するのですが
なにしろキュレムは強い!
底知れぬパワーを目の当たりにしてケルディオは恐怖に囚われます。
そして戦いの途中で逃げてしまうのです。
怒ったキュレムは追いかけます。

逃げた先でさとしたちと出会います。

この、さとし、よかったなぁ。
そう、最近私はすっかりさとしを見直しているのですよ。

というのも、以前は、戦うのはポケモンなので、トレーナーなんかいらないじゃん、って
思っていたんです。
あなたはいったい何をやってるのよ?くらいの。
でも、違うんですねぇ。
トレーナー=マネージャー、ポケモン=プレイヤー
どんなに力のあるポケモンでも、やはり自分を支え、導いてくれる存在あってこそ
自分の力を如何なく発揮できるし、自分が冷静になれないときに代わって判断してくれたり、
くじけそうなときに励ましてくれたり、自分のことを理解して応援してくれる存在って
とっても大事なんですよね。
そういう相手にめぐり合えれば、2倍も3倍も活躍できる!
さとしはトレーナーの中でも、その一途さ、熱意、行動力、優しさ、細やかな心遣い、
献身的な態度、あきらめない強さ、もう尊敬レベルです!

警戒するケルディオに対しても、すぐにトレーナーとしての力を発揮します。

大丈夫、ケルディオ!きっとさとしが君の力を引き出してくれる!導いてくれるよ!

で。
まあ、なんだかんだあって、キュレムのおうち?に戻り、
バトルの続きを挑むケルディオ。
でも、そのバトル場への門をなかなかくぐれない。
足が震えてしまって。
そう、そもそもキュレムのおうちに入るにも足が震えていったんは拒否していたケルディオ。
そのときも足が震えていました。
いいよ!俺たちだけで行くよ!とさわやかなトレーナーさとし。
凍りついた聖剣士たちを助けようとさとしとピカチュウたちでがんばっていると
意を決して表れたケルディオに「待っていたよ!」「わかっていたよ!」と笑顔のさとし。
いや~すっばらしいなぁ、さとし。コーチングの教科書みたい!
そして、よくがんばった!ケルディオ。
恐怖を知ってからその恐怖にもう一度立ち向かうのは大変なこと。
そりゃあもう強いものが世界を救うのと同じくらい大変なことだと私は思うのです☆

しかし、再びバトルの門をくぐるには角を折られた強烈なバトルの記憶を払拭して
自分を奮い立たせなければなりません。
新たな勇気が必要!!足はぶるぶる!

なんだかんだあって、で略してしまいましたが、ここにくるまでに、
キュレムとそのお友達に追われていて、囮となってさとしの仲間の
変な髪形の女の子(ごめん!)や、緑の髪のポケモンソムリエ(ごめん!)が
快く犠牲的な役割を演じてケルディオを助けてくれたのでした。

その思いが、経験が、彼にもう一度立ち向かう勇気をくれた。

ここです!
ココ、ココ!
私の涙ポイントでした~!!

は~、ここを書きたくてのネタばれでした~。
というわけでストーリーを追うのはここでおしまい。(勝手だなおい)

やはりね、一度折れてしまった心をもう一度立て直すのって大変ですよ。
震えるケルディオの足は、そしてそれを奮い立たせて向かう彼の姿は、
私にはきゅ~んとくるポイントでした。

そして、彼を導いた聖剣士たち、尊敬トレーナーさとし(正直昔はばかだと思ってた。すまん)、すばらしいなぁ。

やはり母目線、育児目線、まあそれも思春期の子供たち(超挫折中)に囲まれる母の目線だからこんなにきゅんとしちゃうんだろうなぁ。

もっと言ってしまえば、私自身もパニック障害で「恐怖」っていうのと深いお付き合いだからねぇ。

ま、そんなんで私はこの作品が大好きです。感動しました。
私もさとしをめざします。
っていうか正直どちらかというと私もさとしに自分のトレーナーになってほしいんですが。。。
(さとしにも拒否権が?)

マイナスポイントは、ドラゴンなんとかの女の子とソムリエが囮になる際に、
勝手に街の乗り物を利用したあたりかな?
ああいうこと、もし子供たちがしたら、親は大変な目にあうので反射的ににムキー!!って
思いました。

来年はどんな映画になるのかな?
末っ子はまだ行くかな~?一緒にはもう行かないだろうなぁ。
一人で行くことはないと思うので、私が劇場に行くのはこの作品が最後でしょう。
いい作品でよかった。満足です。

で、今まで見た中で一番すきなこちらの作品。
↓絵がとってもきれいだし、水上レースとか、わくわくします。歌も好き。
これ買ってさびしくなったら見ようかな~☆


[DVD] 劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(期間限定)






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最終更新日  Jul 23, 2012 11:58:32 AM
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