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田中聡沖縄防衛局長が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期を政府が明言していないことをめぐり「犯す前に、犯しますよと言いますか」と女性への乱暴に例える発言をしていたことが問題になり更迭された。 報道陣との酒席での報道を前提としない非公式発言だが、県民感情を逆なでする発言に、怒りが爆発している。 28日夜、沖縄防衛局が呼び掛け、報道8社が出席した那覇市内の居酒屋で開かれた懇親会で一川防衛相が評価書の提出時期を明言せず「年内に提出できるよう準備を進めている」と述べている真意を問われて上記のように発言したという。 出席者によると、田中局長は酒に酔った状態だったとのことだが、懇親会ではお酒はつきもので酔って不適切発言をすることもある。そもそも報道各社を集めて懇談しようとした田中氏の本意はどこにあったのであろうか?沖縄は基地問題を抱え様々な犠牲を押し付けられているが、その分お金が入ってきているではないかとの論調があり、それが田中氏の発言に集約されているように感じた。基地は無くしていくべきだと考えるがそれは時間をかけて国会で論議し、アメリカとも気長に交渉していかなくてはならず、直ちに廃止は現状では難しい。やむなく沖縄県民にもう少し我慢して頂かなくてはならず申し訳ないと思っているのが他県民の偽らざる気持ちだと思う。それなのに沖縄の防衛最高責任者が沖縄の基地は当然のこと、決まるまでは内緒にして決まったら一気に進めてしまうという考えの一端を酔った勢いで喋ったものと思われ、沖縄県民にしてみれば怒りこれ以上のものはなく、更迭は当然であるが、さらに、本件に対する防衛大臣の釈明ではなく、沖縄に対する防衛省の基本的姿勢ををきちんと説明し、質問を受ける場を設けるべきだと考える。
2011.11.30
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昨日の午後有料老人ホームにインフルエンザの予防注射に行ってきた。60歳くらいから95歳位までの方が食堂に集まって注射を受けた。かっては老人ホームというとマイナスイメージで、老人ホームに入れていると言うとその家の家族が非難されたりした。今は時代が変わった。この超高齢化時代、老人ホームはなくてはならないものになった。老人ホームには特別養護老人ホーム、その他様々な種類があるようだが本日はまだ詳しいことは調べてないので老人ホームの詳しい分類は後ほどにさせて頂くとして、大雑把な分類では公費老人ホームと有料老人ホームがあると思う。有料老人ホームというとすごく料金が高いというイメージがあったがそこも庭は綺麗に整備されており、各人に個室が与えられアパートみたいであった。住人もこぎれいにしており、食堂も広く、若い女性が何人か色々な御世話をしていた。さぞかし高いのだろうなと思って料金を聞いてみたら、月額9万円から15万円の間だという。勿論食事つきで入浴その他のサービスもある。収入に応じて国や県、市町村からの補助金もあるとのことだった。今の時代これからはかなりの人が人が老人ホームを利用する時代になっていくと思う。その際、有料老人ホームを考える人もいると思うが、べらぼうに高くて自分達には逆立ちしても無理と思っていた人が多いと思うが、9万円なら貰っている年金額にもよるが必ずしも手の届かない所ではないと思った。補助金もあるとのことで社会保障制度は目に見えない所でも機能しているのだなと思った。
2011.11.29
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ワールドカップ男子バレー、初戦のイラン戦に負けてその後の試合でも接戦はするのだが最後に負けて遂に5連敗、この時点で1勝もしてないのは日本と中国だけだった。男子の前に戦った日本女子は最後にドイツ、アメリカも破って4位になったことが鮮烈に印象に残っていたので男子は負けてばかりいて面白くないと思った。しかし各試合では選手達は力一杯素晴らしいプレイをしており残念でならなかった。人生でも負けてばかりのこともあり、このような事はよくあることだが、監督や選手が気力を失くして諦めてしまわないかと心配した。今日の相手はアフリカチャンピオン、世界一のセッターを有する強豪である。負け続けている日本ではとても勝てそうにないと思った。その相手に3対1で勝ったのである。選手の喜びは勿論だが観客も狂喜した。人生中々思うようにいかないでやることなすこと失敗の連続で落ち込んでおられる方もいると思う。このまま失敗続きでおしまいになってしまうのではないかと心配する。そんな時負け続けていたバレーが勝ったのである。私達にも望みがあることを教えてくれた。希望を持とうではないか。
2011.11.27
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今朝、管狸人さんの「下天の内」というブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/zplusx/diary/201111270000/を観させて頂いた。YOU TUBE からの引用でブータン国王の日本の国会での演説全編が見れるものだった。若き国王は日本の震災を心から悼み祈ってくれた。そして日本はブータンの希望であり、アジアの希望である。このような未曽有の大震災を乗り越えられるのは世界で日本国民しかいない。ブータンは日本を全面的に信頼しており、日本の成功は自らの幸せであり、不幸は自らの不幸と思ってきた。尊敬と信頼を寄せる日本が復興して益々発展していくことを祈っていると語っていた。物ごとには必ず二面性があり、国家においてもいい所と悪い所がある。悪い所を強調して非難轟々する人もいる。いい所を言ってくれたとしても明らかなお世辞であったり、本質からずれた所で過大に評価されたりするとどこかの穴にもぐりたくなるが、国王の発言はそのどれでもなかった。相手を思う一念、相手を心から尊敬する一念が込められていて感動したのだと思う。太平洋戦争における日本の行動、エコノミックアニマルと言われた経済優先の外交、最近のめまぐるしい首相交代にみる政治の混迷なども、知りつくした上での様々な発言だと思った。世情に流されず冷静に物ごとを見ようとする知性が感じられた。外国の人からこのように言われてそのように見ていてくれたのかと感銘こそすれ、いい気になった人はいないと思う。そんなに言ってくれるが実際はこんな悪い所もあるのだよとか、今まではよかったかも知れないが今は落ち目でアジアの太陽であり、世界のリーダーシップを取るべき国などとはとても思えない等と感じた人が多いのではないかと思う。そう感じたなら国王の言葉を意気に感じて世界のリーダーとの自覚を育てて頂きたいと願う。感銘を受けた最大の理由は他国である日本に最大の尊敬と信頼を注いでくれたことである。これが外交の基本だと私は思っている。ブータン国に対しては勿論、その他の全ての国に対しても最高の敬意を示して付き合っていくことが最も大切である。紛争中の国に敬意を示すことはできない。レベルの低い国に対して尊敬を払うことはできない。という人がいるかもしれない。紛争とかレベルとかは問題ではなく、最高の敬意を払っていく時に紛争は解決されるし、世界平和に結び付くのだと思う。ブータン国王の演説は我々にそれを思い起こさせてくれた素晴らしい演説だったと思う。
2011.11.27
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本日の朝日の朝刊1頁を使って清武氏のインタビュー記事が掲載されていた。独裁者渡辺会長は誰もが恐れており、面と向かって意見を言える人は誰もいなかった。清武氏も大体のことは我慢してきたが今度のコーチ陣変更の指示は既に決定していたことなのであまりにもひどいと思い、反対したが聞き入れられず最後の手段として記者会見に臨んだという内容だった。何処にも絶対的なボスはいるものである。会社内の場合もあるし、連合体内での実力者もあれば、農協や医師会内でのボスもある。政治の世界では田中角栄氏も当に大ボスで、周りの人からは恐れられていた。歴史をさかのぼれば織田信長は絶対的なボスで明智光秀も、完全に従っていたが、我慢できないことがあり、反逆して本能寺の変でそのボスを滅ぼした。渡辺氏と清武氏の関係も信長と光秀の関係に近い。自分の主張を入れてもらうには平身低頭してお願いするしかないが、光秀も清武氏もいくらお願いしてもボスは受け入れてくれないことを実感して方や謀反の兵を起こし、方やマスコミに訴えた。清武氏は元社会部記者だったのでマスコミの実態を知っており、巨大な権力者に対して個人では象にハエがとまったようなもので、何の変化も起きない。マスコミに訴えれば巨象と対等に戦えると考えたのだと思う。事実、最高権力者が決めた江川氏のヘッドコーチ案は霧散した。これで清武氏は目的を果たしたのだから、静かに去るのがいいと思う。自分の地位保全と巨人軍の健全運営のために戦うと言っているが、企業倫理があり、会社内で最高権力者に歯向かったものはその権力者が人格者で広い心の人物でない限り、首にされるのは当然で、清武氏もその覚悟があった筈である。問題点を社会に曝し改善を訴えた功績は大きい。今後何らかの形で反映されることになるだろう。それでよしとした方がよい。これからもバトルして何年も裁判を続けることは読売にとっても渡辺、清武両氏にとってもマイナス以外の何物でもない。
2011.11.26
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フランスの国民的英雄、ジャンヌ・ダークの数奇な生涯を振り返ってみたいと思う。百年戦争の際にオルレアン解放に貢献し、シャルル7世をランスで戴冠させ、フランスの勝利に寄与した。コンピエーニュの戦いで捕虜となり、宗教裁判で異端者として断罪され、ルーアンで火刑になった少女である。彼女はフランスのロレーヌ地方で1412年1月に生まれた。彼女10歳の頃フランス国王シャルル6世が死亡したあと皇太子シャルル7世がいたが即位できずに国王不在の状態が続いていた。当時フランス北部、ノルマンディーはイングランドに占領されており、オルレアンもイングランドに包囲されていた。ジャンヌ13歳の時、オルレアン解放と、シャルル7世の戴冠を実現すべしとの神の啓示を受けて以来様々の要人に会って説得し、17歳の時馬に乗って進軍し、各部隊の先頭に立って旗を振って兵隊を鼓舞し、連戦連勝で、奇跡的にオルレアンを解放した。そして遂にランスにてシャルル7世のフランス国王戴冠を実現したのである。一少女が総合参謀長や司令官等の武将を動かして奇跡的に次から次に勝利し、フランスを救ったことは信じられないことだが実際に起こったことである。なぜそのような事が起こったのであろうか?神の啓示があり、彼女は神がかっていたからだ言われている。マホメットも神の啓示を聴いたとして自らを預言者と宣言した時、不思議な力が加わって連戦連勝で後世まで続く広大なイスラム勢力を築いた。戦国武将、上杉謙信も自分には神がついていることを確信し正義の戦いを展開して民衆のために多くの戦いで勝利した。神の啓示を受けた、あるいは神に守られていると感ずると自分でも信じられないような力が湧いてくるみたいで彼女は奇跡を起こしたのである。ところが彼女18歳の時、新政権の中での勢力争いの犠牲になって捉えられ、宗教裁判の末に火あぶりの刑で処刑されてしまった。彼女19歳の時である。燃え盛る焔の中で、想像を絶する熱さと苦痛の中で気を失ってそのまま灰にされてしまった。その後その裁判の再審査が行われ彼女の罪は解かれるが、あの苦しみの中で殺されたことには変わりない。殺された彼女の魂は空に舞い上がり今もフランスを守っていると信じている人もいるが、そう考えなくてはいられないような活動をした乙女だと思う。翻って自分達のことを思う。日常生活の戦いに負けてばかりのこともある。自分は正しくて神の加護を受けているのだと確信できれば自信も湧くし、勝利することもあると思う。それには常に他人のために尽くせる自分になるようひた向きに努力をすることではないかと思っている。
2011.11.25
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考え方というのはその人が自分自身をどのように考え他人や世界をどのように考えているかであります。自分と他人の考え方ですが、自分さえよければいい、自分さえ健康であればいいと考えている人がいたとすれば、自分の腰痛や便秘頭痛などがことさら気になります。もっともっと重い病気の人が一杯いることに考え及べば腰痛や膝痛など大したこともないのにさも重病のように落ち込み、元気を無くして当たり散らしたりすることもあります。自分のことで恐縮ですが、夜は3~4回トイレに起きるし、仕事中でも便をしたくなったり漏らしそうになることもあります。トイレに2回起きると言うことで外来に来た患者さんにその話をしたらそれでは寝ていられませんねと同情してくれました。人は人のためにとことん尽くす所に幸せがあると考えていますのでそれが出来れば頻尿や便通異常等あてもあまり気になりません。病院の救急当直をして何台も救急車がきて寝ることが出来なくても人のために尽くさせてもらっていると思えば辛くありません。外来患者さんが一杯来て昼過ぎになっても食事が出来なくても他人に尽くしていると思えば幸せを感じます。健康とか幸せとは何でしょうか?私は人のために尽くすことだと思っています。商売をしている人はお客さんのため、お客さんはお店の人のため、教師は生徒のため、生徒は教師のため、医者は患者のため、患者は医者のため、電車に乗ったら隣の人のため、お互いが心から相手の人に尽くす気持ちが最も大切だと思っています。その中に本当の健康があると思っています。心と体の健康は体の健康に気をつけることは勿論ですが人のためにつくすと決めた時に心は最高に健康になり、体にも影響してくると考えています。
2011.11.23
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がんは遺伝するのかとの質問を受けることが良くあります。がんは遺伝子に傷がついてその変異で起こる病気ですが、その人が体内で作る卵子や精子には傷はつきませんので原則的には遺伝子しません。但し、同じ家系に多発するがんも僅かに存在しますがそれは例外的と考えていいと思います。がんも含め、病気の原因としては染色体異常など遺伝に関係するもの、ウイルスや細菌感染、食生活、運動不足等の生活習慣、加齢、ストレス、その人の物の考え方などが上げられています。
2011.11.23
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しかし、心が健康にとって大事なことは分かっても、心と体は密接に関係しており、体の健康も無視することは出来ません。見るからに健康な人と虚弱な人がいます。病気ばかりしている人と殆ど病気をしない人もいます。力持ちもいれば全く力のない人もいます。これは基本的には遺伝子によって決まっています。自分の親だけでなく何代も先の祖先からも遺伝子は受け継がれてきていますのでその組み合わせによって同じ兄弟でも体格や病気にかかりずらい等の素質は異なることになります。では遺伝によって全てが決まるかというとそうでもありません。例えば現在女性と男性では女性の方が長生きですが、女性の方が長生きの遺伝子を持っているのでしょうか?女性は男性に比べて苦労が少ないからでしょうか?東北大学の近藤正二博士が昭和10年から40年間、日本全国の長寿村、短命村を調査してそれに対する回答を出しています。女性は男性に比べて苦労が少ないでしょうか?旦那より早く起きて朝食の支度をして、農作業も夫と同じようにして、夕食の後かたずけをしてお風呂も一番最後に入る状況で、男性よりずっと働いています。それ以外に妊娠、分娩、育児があり、男性の何倍も苦労していると思われます。近藤先生は長寿村、短命村を調査する中で女性が長生きの原因を突きとめました。当時まだ男尊女卑の風潮があり、おしいものは旦那、まずいものは奥さんといった家庭が多く、肉や魚など美味しいものは旦那、まずい野菜等は女となっており、女性はあまり物や野菜を食べさせられていた家庭が多かったと言います。野菜など男の食べるものではないと言って野菜を食べなかった地域の男性は短命で、野菜を男性も食べる習慣のあった地域は長命でした。村によっては女性を大変大切にする地域があり、そこでは女性が作ったものなら粗末にするわけにはいかないと何でも食べて野菜だって残らず食べる地域があり、その地域では男女の寿命差がなかったのです。つまり長生きか否かは遺伝でもなく、苦労するからでもなく食べ物によることを突き止めて、野菜を食べる地域は長命で食べない地域は短命な事を明らかにしたのです。野菜の中でも人参、かぼちゃ、イモ類をよく食べる地域は長命で、食べない地域は短命とのデータを示しています。
2011.11.23
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今日は病院近くの人から頼まれて20~30人の集まりの会合で健康講話をさせて頂いた。その講演抄録を数回に分けて掲載させて頂く。心と体の健康(1)健康とは健康とは生まれてから死ぬまでの間にいかに楽しく充実して暮らせるかと言うことだと思います。体の故障を病気というなら、故障が起きないように過労や食べ過ぎ、運動不足、怪我などに注意して定期点検も必要でしょう。しかし生涯で故障が起きないと言うことはありえず、何らかの故障があっても楽しく充実して暮らせれば健康と言えると思います。楽しく充実して暮らせることを健康というなら、まず心の健康を考えるべきだと思います。一般に健康と言うと五体満足、腰や膝が痛くない、糖尿病がない、心臓や腎臓、肝臓が悪くない、がんにかかっていない等を考えますが、がんに罹っていても、膝が痛くても何時でもにこにこ明るくて楽しく暮らしている人もおり、その人達は健康といえると思います。がんの末期等で激しい痛みや吐気などに苦しめられていても心が充実していれば健康と言えるのかとの疑問があるかも知れませんが、楽しく充実が健康の定義とするなら、死への心の準備をする中で楽しいことを思ったり想像することは可能で、そのような状況でもその人の心構えで健康は得られると思います。
2011.11.23
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女性は男性に比べて優しくて思いやりがあり、争いを嫌いで女性が指導者になれば戦争も無くなると言われてきました。しかし本当にそうだろうかと今日河内文雄氏の文章を読んで思いました。メディカルトリビューン10月27日号に氏が「呼び寄せ考」と題する文章を書いています。ハルさんという80歳の方が黒部の山ふところで気心の知れた人達と楽しく暮らしていました。息子が千葉に住んでおり、一緒に住もうと呼び寄せました。ハルさんは悩みました。皆と別れるのが辛かったのです。でも息子は世間体やハルさんの財産目当てにやさしい言葉で呼び寄せたのです。ハルさんは息子が優しくそんなに言ってくれるのだからと田舎の皆と別れて千葉に行くことに決心しました。別れの日には村人中出てきてハルさんと別れを惜しんでくれました。それほどハルさんは皆に好かれていたし、ハルさん自身も皆さんをいとおしいと思っていました。そして千葉に移りました。息子は兎も角、嫁はハルさんが話しかけても眉に皺を寄せるだけで返事をしてくれませんでした。ハルさんが住まわせてもらっている部屋を狙っている孫からは「ばあちゃん、何時死ぬの」と聞かれました。悲しさのあまり同じように息子に呼び寄せられて所沢に住んでいる幼馴染みを訪ねることにしました。行き先に迷い、新宿で小銭を散らかしてしまい、太い柱のそばにしゃがみ込んで声を押し殺して泣きだしました。そこに3歳位の女の子が立っていて、まき散らした小銭を拾って差し出してくれた所で文章は終わっていました。あれほど黒部で楽しく暮らしていたハルさんが新宿で泣き崩れ、幼子に助けてもらった現実。ハルさんだけでなく同じような話はよく聞きます。息子は実の親だから優しくなくても冷たくは扱わないでしょうが、嫁さんは邪魔者と扱うことが多いように思います。優しいはずの女性である嫁さんは現実には優しくないのです。家庭があり、家庭を守るのに一生懸命な嫁さんは、女性であるより家計を守る人なのかもしれませんが、ハルさんのようなお年寄りに一片の優しさや思いやりをそそぐことはできないのでしょうか?最も男性にももっと冷たい人もいるかもしれませんが、女性は優しいものだという神話は崩れたと思いました。男も女も新宿で御老人を泣かせるようなことはしないでもらいたいと思いました。
2011.11.22
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私は運動神経が鈍くて自分では学生時代に柔道をやったくらいでろくな運動をしていないがスポーツを観るのは好きである。相撲も野球もバレーも熱狂する。日本シリーズも楽しみにして毎日観た。中には巨人が出ていないので全く興味がないと言う人もいた。贔屓チームが負けてしまって日本シリーズに出ていなければ全く関心がない人は意外に多い。私は贔屓チームが出ていようが出ていまいがこのような真剣勝負を観るのは好きである。今回はソフトバンクが8年ぶりに念願の優勝を果たした。実力的にはかなり上と思われていたが、実際に本日優勝した時の監督、選手、オーナーの喜びようは真に迫っていた。心からおめでとうと言いたい。劣勢が言われていた中日もよく7戦まで頑張ったと思う。この悔しさを来年以降に晴らして貰いたいと思う。
2011.11.20
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日本医師会は厚生労働省が進めている、医師業務の一旦をになってもらう特定看護師制度導入に反対の立場を明らかにした。その理由はその資格を取るために何年間か研修のために現場を離れなくてはならない。その資格がある人と一般の看護師で差別が生じ一般の看護師は救急の場合でも手出しはできない。今の看護師全体の業務範囲を拡大すればいいことで、混乱を招くような特定看護師制度には反対である。との考えである。医師不足があり、救急現場でのたらい回しがあり、日常の外来でも重症患者が何時間も待たされることがある。それを特定看護師を作れば解決できるかといえば出来ないと思う。医師を増やしても忙しい医師は忙しく、暇な人は暇でいる。医師や看護師、それに事務員などの機転とチームワークが最も大切だと思う。特定看護師を作れば上記のような場合多少余裕は出来るかもしれないが、対応するのは人間である。資格ではない。看護師全体の業務を拡大して幅広く業務が出来るようにしていくのが先決だと私も思う。でも今の医師会には力はない。TPPに反対したがあっさり進められてしまった。この件も医師会に反対されようが進められてしまうかもしれない。昔、武見太郎と言う医師会長がいたがこの人は剛腕で、自分の意見を国政にかなり反映させたようだ。保身とか自分達(医師)の利益を求めての発言だったら恥ずかしいことだが、社会全体のため、他の職種の人達のため、患者さんのためなら堂々と社会や国会に訴えてもらいたいと思う。
2011.11.20
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2勝した後3連敗して落合中日は絶体絶命だった。打線が全く打てない状況で投打それに走塁と守備も抜群のソフトバンクには到底勝てないだろうとの予想があった。落合監督は今シーズンで中日監督を首になる。実力的にはソフトバンクの方が上だが何とか食らいついてあわよくば王者ソフトバンクに勝って落合さんを男にしてやりたいと思ってテレビを見ている人も多いのではないかと思う。ソフトバンクは8年ぶりの出場で、しかも今年は全球団に勝ち越してバランス抜群のチームなので勝たしてやりたい。でも人間には弱い方に味方する気持ちもある。また成績優秀でセリーグで優勝したのに首を切られる落合監督への同情もある。明日の試合は文字通り最後の決選である。どちらが勝つにしても球史に残るようなはらはらドキドキの名勝負をしてもらいたいと思う。
2011.11.19
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昨日の患者Gさんが5浪して医学部に受かった人の話のコピーのほかになぜかもう一枚のコピーも下さった。それは山梨学院大学付属小学校5年生の詩(2008年)(すずかさんの詩)だった。かがやき輝くものって何それはきらきら光っているもの心の奥の奥に埋まっているもの宝石よりも月よりもずっとずっと輝いているものかがやくものって何それは生きていること○心の奥に埋まっている輝くものを素晴らしく上手に表現していると思った。そしたら今日の新聞に昨日福島県相馬市を訪れたブータン国王が福島の子供たちに「皆さんの心の中には竜がいる。それは皆さんが大きくなるにつれてだんだん育っていくものだ」と語ったとあった。昨日頂いた小学生のかがやきの詩と重なった。小学生は輝いているものと表現したが、国王は竜と表現した。これに気づいていない子供も大人も多いのではないかと思う。だれの心の中にも輝いているものがあるのである。ブータン国王は子供たちが成長するにつれて竜も大きくなると述べたがそうなっていない人、そうしていない人が多いのも事実である。ブータン国王の来日を記念して、福島の児童だけでなく、日本国中の少年、少女、そして大人たちも自分の内なる輝くものを雲らせないで磨きに磨いて輝かせてもらいたいと願う。
2011.11.19
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今日外来受診したGさん、私の書いた「親からのDNAで人生は決まるのか?」を買って読んで下さったという。その中に私は農業高校を卒業して紆余曲折して医師になったことなども書いてあったので、その関連だと思うが、読売新聞の「人物語」のコピーを面白いから読むようにと下さった。何年何月の新聞か分からないが、つくば記念病院の整形外科部長の生芝幸夫さん(その新聞の時51歳)の話だった。高校3年の時に医学部を受けたいと担任に話したら、「間違っても無理だ」と言われた。「頑張っても駄目な時はどうしたらいい?」と父親に聞いたら「もっと頑張るんだな」と言われ、「もっと頑張っても駄目だったら?」「もっともっと頑張るんだな」と言われて試験に落ちても落ちても頑張った。お父さんは生芝さんが高校を卒業してしばらくして亡くなったがその言葉に支えられて、失敗しても諦めないで5浪してついに富山医科薬科大学に合格し、父親への感謝の気持ちがこみ上げたとのことである。母親も応援してくれた。医師国家試験に合格した日に「生芝のぶの宝物」と書かれた封筒を渡された。中には自分が小学校低学年の時母の日に書いた作文が入っており、「毎日お弁当を作ってくれたりいろいろありがとう。僕が大きくなって医者になったっらお母さんの病気を診てやります」と書いてあった。何年浪人しようが母親は一度も医学部受験を諦めろと言わなかった。国家試験に受かった時にはどんなに喜んでくれたか分からない。大黒柱を失った後母親は和裁や畑仕事で3人の子供を育てて体はがたがただった。のぶさん81歳の時変形性膝関節症の手術を息子が担当した。小学生の時書いた作文の約束を果たしたのである。手術は成功して母親は心から喜び褒めてくれた。2浪、3浪位までならよくあるが5浪となるとめったにいない。よくぞ諦めなかったと思うが、生芝さんの場合は両親が一度も「諦めて就職してくれとか別の学部に行ったらどうか」などと言わないで応援してくれたことが大きい。5浪で受かったからいいが、6浪、7浪、・・・・10浪、そして遂に合格しないで青春時代の全てを無駄にすることになったかもしれないのによく頑張ったものだと思う。苦労して医師になっただけに生芝さんは、患者さんの不安にじっくり耳を傾ける思いやりのある医師として活躍しているとのことである。益々のご活躍を祈るものである。
2011.11.18
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昨日はケニアに3対零で勝ったが、今日は強豪ドイツである。1セットは取ったが2セット、3セットは負けて、後がない4セットで勝って2対2になり、5セットで猛烈な激闘を繰り広げて最後は遂に勝利した。江畑、新鍋 の活躍が目立ったが文字通り全員一丸となっての怒涛の戦いであった。会場が日本ということも味方して選手、観客一体となって強敵ドイツを倒したのである。明日はドイツよりさらに強いアメリカとの対戦である。普通に考えると勝ち目はないが、今日のドイツに勝てたのだから明日も全員一丸となって戦ったなら勝てるかもしれない。明日の試合も目が離せない。全力を出し切って戦う姿は美しい。
2011.11.17
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人口約70万人の小国で、農業と水力発電を主産業とする国である。日本とブータンの関係では1964年当時のブータンの農業の収穫は非常に少ないもので、海外技術協力事業団(現・国際協力機構)は農業技術者として西岡京治を派遣した結果、収穫量が倍増し、その後もブータン農業の改善に尽くした西岡は、1980年に、国王から「ダショー(最高の人)」の称号を授与され、ブータン国民から慕われた。そのことがあってか、ブータンは常に日本の最高の友好国であった。昭和天皇が崩御した時には国王は大喪の礼参列のため、民族衣装「ゴ」の礼服姿で数人の供を連れて来日し、同年1ヶ月間も喪に服してくれた。3.11の日本の大震災については国を上げて復興祈念をしてくれてあの貧乏な国なのに100万ドル(約8000万円)の見舞い金を出して下さった。国連議決に当たっては常に日本を援助してくれる投票をしてくれた国である。今度も新婚間もないのに災害に逢った日本を真っ先に訪れ、福島県相馬市も訪れて祈念してくれるという。その最高の友人が来日したのに天皇陛下はご病気でお出迎え出来ず、皇太子妃も体調不良で歓迎式典にはお出ましできなかったという。ブータンは西岡京治という日本人に限りない感謝の気持ちを持っており、西岡の生まれた日本にも限りない愛着を持ってくれているのだと思う。天皇、皇太子妃がお会いできなかったのなら野田総理以下、国民の代表が心からの歓迎と今までの友好に対して衷心からの感謝の気持ちを捧げてもらいたいと願う。貧しい国でGNPは世界でも最下位クラスの国である。前国王はお金を儲けてGNPを上げなくてもいい。幸福度を上げればよいと宣言した。総生産でなくて総幸福度を目指すとしてその政策に取り組んでいる。お金がなければ幸福になれないということはない。お金が無くても幸福を目指すことができるとする世界唯一の国である。
2011.11.16
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山梨県医師会生涯教育講座の公開講座だった東大名誉教授の和田春樹氏の「原子力発電事故と日本の未来」と題する講演の抄録を読んだ。8月14日にNHK教育テレビで放映された「アメリカ発、福島原発事故の深層」を中心に話が進められていた。事故機はGE社のマークワンだが、これはアメリカで35年前からその構造上の欠陥が指摘されており、全電源喪失になった場合5時間後に燃料が露出し、5時間半後に水素が発生する。6時間後にメルトダウンが始まり7時間後に圧力容器下部が損傷。当に福島で起こったことが35年前にアメリカでシュミレーションされ議論されていたのである。それを3人の科学者が主張したが全電源喪失の可能性は雷で死ぬ確率2000万分の1の確率よりはるかに低いとして退けられこの3人はGE社を抗議のため退社した。1000年に1度というめったに起こらない大津波が襲来し、全電源喪失が現実のものになり大事故になってしまった。3人の技術者が職を賭して主張した欠陥を改善してから販売する、あるいは既に販売した物は修理しておけばこのような事故は防げたが、GEの幹部は国とぐるになってそのような事は何千万分の一の確率でめったにどころか殆ど起きないのだから改善する必要はないとして放置した。GE社は民事、刑事双方で責任が問われるべきである。と述べている。めったに起きないこと、天文学的数字だなどと言われると安心してしまう傾向があるが、それでも起きた時の深刻な事態を考えればどんなに少ない可能性でも改善し、修理しなければならないことが今回の事故で世界に示された。原発そのものは安全と宣伝されてきたが極めて稀だが事故を起こすことが今回のことで示された。原発は歴史の一時期に電力不足を補うために臨時にとられてきた応急策で自然エネルギーに徐々に変えて行くべきである。とのこと。その通りだと思う。原発は増え続けて地球上を埋め尽くすかに思われたが今回の日本の事故でそれにブレーキがかかった。今あるものは仕方ないがこれからは極力減らし、将来的には自然エネルギーに切り替えて行くべきだと考える。
2011.11.14
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世界ランク1位のブラジルを日本が3対零で破った。選手が団結して集中力を切らさなかったことが強敵ブラジルを破ったのだと思う。今日病院のゴルフコンペがあった。練習場にも行ったし、クラブも買ったし、今度こそと思ったが全く駄目だった。失敗が重なると、もうどうでもいいやと投げやりになったりした。野球や相撲、バレー、スケートなどをテレビでみて、「贔屓チームや贔屓選手が負けると真面目にやってるのかと思う」が、自分がそれらの行事をやって見ればとても難しくて四苦八苦する。試合を見るのと自分がするのとは全く違うが、見ている時はあれこれ批判する。選手にしてみたら、「あれこれ言うなら自分で試合をしてみたら」と思っているだろう。自分のあまりにもぶざまなゴルフの成績を思い、落ち込んで気力がなくなってしまったが、女子バレーや日本シリーズを見ていたら、そこに素晴らしい選手たちの活躍があり、自分とは全く違うと思いつつ、こんなに出来る人達もいるのだと思い、励まされた。女子バレーは現在5位で3位までがオリンピックに行けるという。水曜日からケニア、アメリカ、ドイツと闘うという。アメリカはメチャメチャ強い。日本はブラジルを倒した勢いで強敵アメリカをも倒してもらいたいと思う。
2011.11.13
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今日の日本シリーズ第一戦は中日が勝った。2対1の接戦だったが大事なところでの浅尾投手のすごさが印象に残った。味方がエラーして2アウト2塁、打たれればさよなら負けの場面でも落ち着いていた。1点リードした後も打たれれば同点の重圧の中でも強打のソフトバンク打者を完全に抑え込んでしまった。浅尾投手は体は小さく、恵まれた体とはいえない。それなのに快速球と切れのいいフォークを投げ込み打者をきりきり舞いさせていた。技術は勿論だが、微動だにしない精神力に感嘆した。夜女子フィギアスケートと女子バレー日韓戦をみた。スケートでは1,2位を日本がとり、バレーでは日本が勝った。スケートはこの日のために選手たちは連日必死で練習してきたと思う。しかし本番ではしりもちしたり、ジャンプの回転が出来なかったり、回転不足になったりした。野球とスケートでは勝負の仕方が違うところがあるが、浅尾投手の心があれば尻もちなどつかなかったのではないかと思った。バレーは今日は勝ったが昨日はセルビアに完敗した。野球よりスピード感が要求されるバレーだが、焦って失敗したケースが多々あった。浅尾投手の不動の心はどのスポーツにも通ずるもので、スポーツ選手として傑出していると思った。
2011.11.12
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巨人軍の来シーズンのコーチ編成についてすでに渡辺会長にも了解していただいた内容なのでその方針で進めていた時に、渡辺氏はいきなり清武球団代表にヘッドコーチは江川にしろといいだし、既に決まっていた岡崎ヘッドを降格するように命じた。到底納得できる内容ではないので、清武代表は記者会見を開いてその内実を暴露した。渡辺氏は読売グループの最高権力者として長い間君臨し、その命令には誰もが従ってきた。今までは多少の無理はあっても常識の範囲で受け入れられた内容だったが、今回の件は常識的にとてもゆるされないことと憤って清武代表が会見したのだと思う。渡辺氏は85歳である。知的仕事をしている人は85歳でも柔軟性があり、向上心もあって常識的な判断力がある人もいるが、元々独裁的で頑固な人は高齢になるにつれて益々頑固になり、常識を欠いてくることが多い。今度の事件は清武氏のいわばクーデターだが、この事件を境に、政権交代すべきだと思う。年齢だけでその人を評価してはいけないが、清武氏とオーナーでコーチ名簿などを渡辺氏に見せて了承してもらっているのに「わしは知らん、勝手に人事をいじっていいのか」といきまいたというのは記憶力だけでなく内省力も欠けている。私も人から言われたことを「聞いていなかった」と思うことがある。言った言わないの水かけ論になってしまうが、これは老化現象の一つである。渡辺氏も聞いていないと言い張るなら老化現象が進んできていると思う。自分では気がつかなかったり、認めたくないかもしれないが、客観情勢から判断して潔く身を引く時期に来ているように思う。
2011.11.11
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福島県立大野病院の帝王切開時死亡の産婦人科医、割り箸死亡事故の杏林大医師、心臓手術時死亡の東京女子医大心臓外科医らは起訴され裁判を受けた。大野病院産婦人科医は逮捕されて留置場に入れられた。長い裁判の結果、いずれも無罪になったが、その心労はいかばかりだったかと想像する。遺族の心情も分かる。交通事故で死亡させた場合、過失致死罪になるのだから医師の技術が未熟だったり、注意力が欠けていて死に至らしめられたとするなら、損害賠償したり、刑事罰を受けるべきだと思う人は多い。現在の医師は、誰でも常に、何時逮捕されるか分からないと心配している。ある程度高齢になると経験も積むし慎重になるので、医療事故は少なくなるが、若い時には様々な苦い思い出があるのではなかろうか。逮捕されなくても一生心の重荷を負って生きている人もいる。医師の犯罪には報酬をもらって死亡診断書を書きなおすとか、性的暴行事件とか、診療報酬水増しなどの明らかな犯罪行為もあるが、真面目な医療行為を行っていながら結果が死亡になった場合などに結果判断で罪を問われることも多い。若い医師にとっては人を助ける仕事が使命なのに死に至らしめた苦悩は深刻だ。そこに過失があったか否かの問題だけでなく、自分が心身をすり減らして診療していた人が死んだこと自体が大きなショックになる。遺族にとっても、もしかしたら助かったかもしれないのに死んでしまって医師の責任ではないかと思う。憎まれ怒鳴られた医師もいるのではないかと思う。産婦人科医逮捕の後は分娩を扱うのを止めてしまった病院や医院はかなりの数に昇り、産婦人科医になろうとする者も激減した。一生懸命人々の健康のために尽くしていても結果判断で訴えられたらその後の人生は辛い。訴えられなくても自分のせいで患者さんが悪くなったのではないかと思ったら生きた心地がしない。医師とはそういう職業である。それを知ってか知らずにか医学部受験生がそれほど減っていないのはありがたいことだと思っている。
2011.11.10
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今国会の冒頭での所信表明演説に野田総理は、仙台の詩人、大越 桂さんの詩「花の冠」を引用した。「小さな小さな種だって君と一緒に育てれば大きな大きな花になる。震災があったが私もできることをしよう」といった内容の詩である。大越さんは22歳の女性である。脳性小児まひで気管切開して声が出ない。ただ生きているだけの状態でまわりからは無視され自分は海の底の石みたいな存在だったという。自分には色々分かっていたがこちらから意思表示できなかったのでまわりの人はまわりの色々な出来事も分かっていないのだろうと考えていたが、実際にはみんな分かっていたのである。13歳で筆談の特訓を開始し、少し動かせる左手で母親らの手のひらに字を書いて、自分の意思表示の道を切り開いたのである。「石は光を放ち存在を認められたのである。生きることを許され生きる喜びが少しでもあれば石の中に自分が生まれる。」そのような境遇だけに総理が自分の詩を引用して「誰でもどんな境遇にいても希望を持つことができる」と言ってくれた演説には感動し、総理はどうして自分の詩の存在が分かったのだろう?と書いた。ー以上本日の朝日新聞朝刊「ひと」蘭より。大越さんは自分の詩を家族に頼んでブログに載せてきたのである。その詩を総理自身か秘書の誰かが目にして所信表明演説に引用したのだと思われる。石から文字が出てそれがインターネットに乗って世界中に配信されたのである。すごい時代になったものだと思う。今私は68歳の小脳脊髄変性症、脊椎菅狭窄症、脳梗塞で体全体が麻痺しており、口もきけないし手も動かせない人を受け持っている。血圧が下がったり、呼吸状態が悪くなったりして重体である。目だけは開いているがこちらの言うことは分かっていないだろうと思っていた。でも大越さんの記事を読み、この患者さんに対する自分の認識を反省した。大越さんは左手の指に表現力があったがこの患者さんもどこかに表現力がかくされているかもしれない。一見何の反応もないからと言ってこちらのことが何も分かっていないと考えるのは誤りで、みんな分かっていると考えて対応しなければいけないことを身にしみて感じた。
2011.11.09
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ノーベル賞をもらった島津製作所の田中耕一さんらは血液1滴から様々な病気の早期発見が出来る技術を発明したと発表した。それは病原体が出す抗原をキャッチする抗体系を画期的に進化させたものである。従来の抗体系は抗原と接続する腕を何本か持っているがそれは固定されているので、抗原を捕まえる能力が低かった。ところが田中さんらの開発した抗体は抗原と接続する腕が前後左右に伸びて抗原がきて接続してくれるのをただ待っているだけでなく、積極的に捕まえにいくので、抗原との結合力が格段に増し、病気の早期診断が可能になるというものである。アルツハイマー型認知症の発症にかかわる抗原を捕まえる抗体に田中さんらが開発した技術を組み込むと、従来の100倍以上の結合率を示したとのことである。ということは病気の初期で抗原が少ししか産生されていない段階でも、つまり100分の1位しか抗原が出ていなくても診断できると言うことである。病気には何らかの原因がある。その原因を調べるには抗原ー抗体系を活用するのが効率的と思われるが、病気の初期には抗原を少ししか産出していないことが多く、従来の方法では抗体を用いて病気を同定しようとしても、早期段階では陰性と判定されることが殆どだった。ところが田中さんらの開発した方法で抗体を作成して、患者さんから採血した血液を用いてそれに結合する抗原の有無を調べることによって病気の早期発見が夢ではなくなるかもしれないのだ。診断だけでなく治療にも使える可能性のある画期的な発明であり、2回目のノーベル賞に値するかも知れない。
2011.11.09
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厚労省は7日法律を改正して、看護師も床ずれの治療や脱水治療などが出来る特定看護師制度を作る関連法案を来年の通常国会へ提出する準備を始めているという。患者さんのためになることなら積極的に改正、改善してよいと思う。看護師の意識も変えていく必要があるだろう。ただ特定看護師と普通の看護師の2本立てになることは問題だと思う。一般の患者さんは法律が改正になって看護師でも出来るようになったと思っているのに出来る看護師とそれをしてはいけない看護師がいるのは混乱の本だし、非効率的でそれほど便利にならないと思う。業務拡大の内容をどこまでにするかの問題もあるが、看護師全てが出来るようにした方がいいと思う。過渡的に特定看護師とそうでない看護師が存在してもいいが、試験を受ければ誰でも特定看護師になれて、将来は全ての看護師がそれらの業務ができる特定看護師になれるように法整備してもらいたいと思う。
2011.11.08
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昨夜は病院の当直だった。救急車2台来たが2時頃以後は患者さんは来なかった。当直室のベッドに横たわったが少しも眠れない。翌日の勤務があるので少しでも眠れればいいと思ったが無理だった。何時呼び出されるかの懸念があったからなのかどうか分らないが、今すでに朝だが全く眠れなかった。以前もあったがそれでどうということはない。一晩眠れないからと言って死ぬことはない。外来や入院で多くの患者さんを受け持たせてもらっているが、眠れないという患者さんが多い。入院している人など明日の仕事がないのだから眠れないからといってどうということはない。大体その人たちは昼寝ている。でも夜周りの人たちが寝ているのに自分だけ眠れないのはいらいらするのはよくわかる。眠ろう眠ろうとすると益々目が冴えてくる。同情するが少し贅沢だなとも思う。英会話のラジオ講座などを聞いていると必ず眠くなってどうすることもできなくなるのに寝たいと思うと眠れない。中々この世はままならないものである。家に帰れば今夜は眠れると思うので、帰るまでの12時間ばかり、いつもと変わらぬ気持ちでがんばろうと思う。眠れなかったことは何でもなかったことである。でもこれを言っても不眠を訴える患者さんからはうらめしそうに見られる。みんな同じようには受け取れないので、個々のケースで眠れなくても心配ないですよと話していこうと思う。
2011.11.08
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ソフトバンクの内川が大活躍している。横浜から移籍してきて1年目から大活躍である。ソフトバンクを8年ぶりに日本シリーズに進出させたのは内川の力といっても過言ではない。その技術もさることながらメンタル面で強くなったことも大活躍の要因とされている。打てなかったり、大事なところで凡退すると誰でも落ち込んでしまう。監督、コーチ、同僚から白い目で見られていると思う。フアンからカミソリが送られてくることもある。落ち込んで益々だめになることになる。今度内川は打撃コーチだけでなく個人的にメンタルコーチも雇ったとのことである。打てない時も前を向いてポジティブに考えるコツを教えてもらったらしい。おかげでシーズンを通じて好調を持続出来たし、誰もが緊張でがちがちになるポストシーズンでも大活躍できたものと思われる。対照的なのがヤクルトの4番畠山である。当たればホームランもある強打者だが、10月に入ったら全く打てなくなりどんどん落ち込んでしまった。中日とのCSで畠山が打てば逆転できるという場面でもことごとく三振または凡退してしまった。昨日失敗して一晩寝て考えてくるはずだが翌日も全く同じ失敗を繰り返していた。監督、コーチ、フアンに叱られることを思い、きりきりに押しつぶされていたのだと思う。気持ちの切り替えが出来なかったのだと思う。メンタルコーチの指導を受けるべきだったと思う。ヤクルトの選手はプレッシャーのかからない前半はのびのび戦って首位にいたが、プレッシャーのかかってくる終盤戦にはことごとく調子を落として中日に楽々逆転されてしまった。来年は優秀なメンタルコーチを雇って、今年みたいなぶざまな姿は晒さない様にしてもらいたいと思う。
2011.11.07
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今日は従兄の49日の法要に参加した後家内が県民文化祭書道の部で優秀賞を受賞してその表彰式のために県立美術館に行った。秋の行楽シーズンの日曜日ということで、第一、第二、第三全ての駐車場が満車で臨時駐車場にになっていた県の施設も満車だった。困った。どうすることもできなくて美術館のまわりを何回かドライブしてみたが駐められる所はなかった。用事が無ければ諦めて帰る所だが表彰式があるので、いけないことだと思いながらセブンイレブンの駐車場に駐車させてもらって美術館に行ってきた。美術館では県民文化祭の書道展だけでなく川端康成コレクションと東山魁夷展もしていたし、同じ敷地にある県立文学館では深沢七郎の文学も展示されていたが、それらのもようし物が特に人気が高くて駐車場が溢れてしまったのではなく、行楽シーズンの日曜日だったからと思っている。表彰式では各受賞作品に対する授賞理由が説明されたが、書道の上手下手等はさっぱり分からなかった。でも授賞したのにはそれなりのきらめきがあったのだろうと思った。授賞式が終わった後、郷土作家深沢七郎を見てきた。楢山節考や笛吹川、風流夢譚等の作品で知られる個性的な作家だが、笛吹市石和町の出身で日川中学(現日川高校)卒業生とは知らなかった。73歳で亡くなったが晩年19年位は心筋症で療養しながら農作業したり、今川焼き屋や団子屋を経営したりした。ギターが上手でエルビスプレスリーを好きだったとのことである。秋にこれだけ客があるのは紅葉を見に来た人達がついでに美術館に寄ってくれるからだと思う。駐車場へ入れないのは不便だが、にぎあいがあるのはいいことだ。ミレーの絵画等も展示されているので、ご鑑賞していただければ幸甚である。
2011.11.06
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西岡参院議長(75歳)が肺炎で亡くなられたという。詳しい状況が分からないので断定的なことは言えないが、肺炎一般について述べる。愛子様がマイコプラズマ肺炎で東大病院に入院して本日退院した。私も今26歳男性の肺炎患者を受け持っている。入院患者の殆どは発熱、食欲不振で入院してくるが、その原因の殆どは肺炎である。ありがたいことに抗生物質の点滴投与で殆ど回復してくれるが、中にはがんや腎臓病、心臓病などを合併した人等で薬石功なくお亡くなりになることもある。でもそれは極めて稀で、西岡さんのようにまだ若くてつい最近まで元気だった人で、入院先も都内の大病院なのに、まさか肺炎で亡くなったとは俄かには信じられなかった。急性間質性肺炎というのがあり、副腎皮質ホルモンを使わないと危険な状態になることがあるが、大病院ならそのようなこともぬかりなかったと思われる。一般に肺炎は細菌やマイコプラズマ、ウイルス等によって引き起こされ、その原因菌に対して感受性のある抗生物質を使うのが原則だが、感受性テスト結果が分かるには4~5日かかる。その結果がきてから抗生物質を使うのでは遅すぎるので、症状などから推察して結果が来る前からそれに効きそうな抗生物質を使い始める。多くの抗生物質は広域な細菌スペクトルをもっており、それでも効くことが多い。一向に効かなくて熱が中々下がらない時には困惑するがその頃には感受性テスト結果も帰ってきているので、それを参考にして抗生物質を変えたりする。抗生物質を変えても回復しないこともあり、回復は最終的には本人の生命力によるのだろうと思っている。私も肺炎を治せなくて不幸な転機をとった患者さんを受け持ったこともある。西岡参議院議長さんのご冥福を心よりお祈り申し上げる。
2011.11.05
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今日昇仙峡奥の黒平に紅葉を見に行ってきたがまだそれほど赤くなっていなかった。ガムをかむとアゴを動かす咬筋が活発に運動する、そのため咬筋内にある紡錘型をした感覚器官「筋紡錘」を刺激し感覚神経が活発となる。またこの継続した咀嚼運動はセロトニンの分泌を促すという報告もある。継続した咀嚼運動で眠気を防いだり集中力をあげたりできるとも言われている。実際に野球選手、特に大リーガー達は全員がチュウインガムを噛みながら試合をしている。それによって集中力が高められより高い能力を発揮できると考えているのだと思う。その効果のほどはガムをあまりかまない日本チームに大リーグも負けることがあり、あまり定かではないが、認知症には効果があるようだ。家内の親戚の78歳女性、半年くらい前から自分の意志に逆らって舌が出てしまい常に舌を入れたり出したりしていなくてはならず辛いので、先日東京から甲府の医師に見て貰いに来甲した。病院受診の前日当家に一泊したが、舌が出てしまうので常にチュウインガムを噛むようになったら物覚えが格段に良くなったとのことである。私も以前の状態を知っているが認知症もあって、動きもかなり鈍かったがガムをかむようになってから頭は冴えわたり、動きもかなり活発になった。認知症の薬にはアリセプトがあるが、たまに効く人はいても大半は効かない。認知症の薬が熱望されているところだが、ガムこそ最高の治療法ではないかと思われた。一人に効いても殆ど全ての人に効かなければ治療法としては認定されないが、ガムは有効な方法として専門医から推奨されている。記憶力が落ちたとか認知症になりかかっている人は是非ともガムをかんでもらいたいと思う。認知症にとって最高の治療法が再評価されたが問題はある。認知症は高齢者の病気だが、高齢者は総入れ歯が多いということである。総入れ歯だとガムは噛めない。そこに問題がある。しかしよく考えてみるとチュウインガムが効果があるのではなく、あごの筋肉を動かすことが効果があるのである。ガムでなくてもそれが出来る方法を考えればいいと思った。いずれにしても総入れ歯でなくガムがかめる人は出来るだけ噛んだ方がいいと考える。
2011.11.03
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ゴルフは一つの小仕事単位をなるべく失点を少なく完結して、それを積み上げて18回分の合計で失点の少なさを競うゲームである。今日は内視鏡検査の日で10人行ってきたが、一人一人の検査がゴルフの一仕事単位とダブって感じられた。胃カメラでは被験者がゲーゲーいったり、粘液が多くて見づらかったり、判断に迷う難しい病変があったり、困難に遭遇することがある。難しいと思うが、ゴルフのことを思えばこれらの困難は当たり前のことと思えた。ゴルフでは球を打って何回でボールをグリーン上の穴に入れるか問題だが、途中に砂場(バンカー)があったり、藪があったり、グリーン上の凹凸など、極めて困難がある。それを切り抜けるのは並大抵のことではない。胃カメラ時の困難等は困難の内にはいらないと感じられる。反対にゴルフで困難に遭遇した時には胃カメラのことを思う。30年以上毎週仕事として携わってきて今も週3回仕事として行っている。一人一人喉反射の程度も違うし、胃の構造や粘液の溜まり具合も違う。楽な仕事ではない。苦痛を与えるとか見逃しをするとかの失点は許されない。1例1例真剣に行っている。仕事と遊びの違いはあるが、仕事の胃カメラであれだけ真剣に失点を少なくするように頑張れているのだから、ゴルフだって失点を少なくできない筈がない。と自分に言い聞かせる。ゴルフにしろ胃カメラにしろそのベースには技術的なものがあり、日頃からその技術を高める事が肝要だが、それと同時に他の仕事とかゲームとかと対比することも重要で、それによってその仕事なりゲームをより充実したものにできるのではないかと考える。
2011.11.02
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