稲垣広告制作所の「広告よもやま話」

2006.09.13
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最近、ブログを書こうと思いながらできなかったのは、単純に忙しかったからというのもあったのですが、精神的にかなり凹んでいたからでした。

生きていればいろんなことがあります。
今まではそれらのことも乗り越えていたのですが、この出来事には大きくつまづきました。

倒れている暇なんてないから、すぐにでも立ち上がって走り出したかったんですが、どうしてもそれが出来ない日々が続いてたんです。

前向きになろうとしても、それは一時的なだけ。

人と会っているときは元気が出ても、一人になるとまた凹んでしまうということを繰り返していました。

「どうして、こんな風になってしまうんだろう…」
非建設的な問いかけばかりで、悪循環に陥っていました。


そんなとき、思い出したのが以前に読んだ本の一説にあったキューブラー・ロスの提唱した末期ガン患者がたどる心の過程でした。

キューブラー・ロスは、もともと逃れられぬ死への心理5段階を表したのですが、とてもショックなことに出会ったときの一般的な心の変化も、これに当てはまると言われています。



〈第1段階〉否認
受け入れられないショックな出来事に、まず否認がおこる。

〈第2段階〉怒り
これが現実だと認めざるをえなくなると、次に怒りや恨みがこれに取って代わるようになる。

〈第3段階〉取引
それでもどうしようもなくなると、相手と取引したり、人智を超えた力に頼ろうとし始める。

〈第4段階〉抑うつ
以上の段階をへて、それらが無駄であることを知ると、うつ状態におちいる。無力感や悲しみにとらわれる。

〈第5段階〉受容
現実を受け容れるしかないことを知り、ようやく心は平静になってくる。



結局、前向きになろうとしていたのは、第1段階の<否認>に過ぎなかったんですよね。
正面から受け容れるのがあまりにショックなため、現実の意味を変えようとしている行為に過ぎませんでした。

だから心に無理がかかるし、不自然さが残る。前向きでいられるのも一時的に過ぎず、凹むことを繰り返す…。



このブログにこういうことを書くべきかどうかは悩みましたが、ありのままの現実を受容することの大切さと、それが単純なようでいて実はとても難しいことであることを忘れずに留めておきたかったので、敢えて記すことにしました。

本当の意味での前向きさというのも、第5段階の受容を経てから到ると言われた方が、過去の自分の経験と照らし合わせてみても、しっくりきます。


この<第5段階>は最終形ではなく、その後には『感謝』という<第6段階>があるという説を唱えている人もあります。
今回の出来事が心からそのように思えるよう、一歩ずつ進んで行きたいなーと思います。







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最終更新日  2006.09.13 21:04:41
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