つきあたりの陳列室

つきあたりの陳列室

2005.03.07
XML
カテゴリ: Book
腹話術師の男が奇妙な夢に悩まされます.安眠を求めて実験めいたことをしているうちに,さらに困った事態になります.突然,人形のクルコちゃんが勝手にしゃべりだし,逆らってくるのです.このままだと,おまんまの食い上げなので,事態を打開しようとしますが,クルコは裏で不気味に謀略をめぐらせ,男はむしろ追いつめられます.

主人公が危機を打開できずに一人で苦しむシーンが長々とつづいたあげく,最後の数頁で事態があっさり収まってしまいました.物語として何やら生煮えのような気がします.でも,クルコの生意気なセリフが小気味よいアクセントとなって,物語の中だるみを和らげてくれています.

表紙の,あどけない顔つきの人形,その虚ろな目,真っ黒な背景のアンバランスさが格好良いです.とても思い入れのある本で,私にとっての星新一,真鍋博の代表作はこれです.でも,読んでたときの状況とか,古本屋の情景などは思い浮かぶのに,肝心のストーリーをあまり憶えていなかったことに我ながら呆れました.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.03.07 18:30:49
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

inalennon @ Re[1]:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子(09/19) フィンちさん >この世は なんてままなら…
フィンち@ Re:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子 「人生のままならなさ」への強烈な疑問と,…
inalennon @ Re:4年はあっという間(03/04) ハオさん >バーチュー&モイヤー組見…
ハオ@ 4年はあっという間 バーチュー&モイヤー組見ました。 優雅…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: