つきあたりの陳列室

THE WHO [3]

(2)

テーマ：洋楽(3408)

カテゴリ： Music

◆ The Kids Are Alright

数年前にハイスタンダードという日本人のバンドが，ザ・フーのヒットナンバー ”Kids Are Alright” をカバーしました．彼らは，アメリカで延々ツアーしながらファンを獲得していった肝っ玉バンドだと聞いています．

そのPVでは，炎天下の町外れの草っぱらで，明るく激しく小汚く演奏する3人の姿が印象的でした．身も蓋もないシンプルなアレンジだけど，めちゃくちゃ格好よくて興奮しました．

ザ・フーの知名度は，英国では絶大のようですが，日本ではとことん存在感が薄いです．しかしこの”Kids Are Alright”という曲だけは，私も昔どこかで聴いた気がします．

この曲はもう，本当にほんとに，カッコイイ．すぐ覚えられる魅力的なメロディで，威勢がいいのに，悲哀があって，それを隠すように素っ気なくしてあって，ナイーヴな男の子の琴線を確実に捉えます．

あどん，まーああいん（i don't mind）！

って始まるアレだ．

夏のうただろ．なんとなく．

vanishingpoint

Substitute - the songs of the who （Various Artists，ASIN: B00005MIKU）

私は初めて聴いたフーのCDは，コンピレーションアルバムでした．オリジナルから聴きたいと思ってはいたのですが，このアルバムの参加ミュージシャンを見たら，たまげました．

デビッドボウイ，ポールウェラー，パールジャム，シェリルクロウ．で，とりあえず聴いてみると，名前も知らないバンドの演奏がまた，どれもこれも渋い．

どれか一曲挙げろと言われれば，シェリル・クロウの "Behind Blue Eyes" でしょうか．

But my dreams
Aren't as empty
As my conscience seems to be

私は英語詞の内容をほとんど無視して聴きますが，シェリルが歌うこのくだりの歌詞は，すとんと心に入ってきて，聴くたびに胸を突かれます．

ジャケットは，いかにもフーのイメージ通りにユニオンジャック・カラーでまとめられ，控えめながら，スタイリッシュです．

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