つきあたりの陳列室

つきあたりの陳列室

2005.10.04
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カテゴリ: Book
全4巻/講談社モーニングKC

21世紀末の話.
地球や月の軌道上などに散乱する宇宙ゴミを除去する人々,
そして彼らを待つ地上の家族たちの人生.

月は地下資源供給基地となり,恒常的に人間活動が行われている.
有人火星探査も始まっているが,歴史はまだ浅い.
そして人類初の有人木星探査という超巨大プロジェクトが
立ち上げられる,そんな時代.

時代が転換しつつあるそのとき,

大小様々な波紋が広がり,軋轢が生じ,あふれだす.
元に戻れという者,とことん進もうとする者.
進むにしても,はたしてどちらへ?
戻って,進んで,じゃあそこで何を?
何のために?誰のために?

ハチは船外活動のスペシャリストで,デブリ回収業の若者.
木星探査に参加するために奮闘する.
彼は激烈な熱意とともに,得体の知れない不安も抱えている.
不安定な自分に怒り,周囲に苛立つ.
彼が自分を受け入れ,人を受け入れる日はくるのか.
木星は彼にとってなにをもたらすのか.



前から本屋で見かけて,綺麗な絵だなあと思っていた.
オネアミスの翼という宇宙もののアニメ映画を思い出した.

引用された宮沢賢治の言葉は,
変わりゆく時代のなかでもがくように,
とても激しく,のたうっている.

数多の激情や矛盾を抱えたひとだったのだろう.


sudaku





やってしまへやってしまへ
酒を呑みたいために尤らしい波瀾を起すやつも
じぶんだけで面白いことをし尽くして
人生は砂っ原だなんていふにせ教師も
いつでもきょろきょろひとと自分をくらべるやつらも
そいつらみんなをびしゃびしゃに叩きつけて
その中から卑怯な鬼どもを追い払へ
それらをみんな魚や豚につかせてしまへ
はがねを鍛えるやうに新しい時代は新しい人間を鍛へる
紺色した山地の稜をもくだけ
銀河をつかって発電所もつくれ

宮沢賢治「サキノハカといふ黒い花といっしょに」(抜粋)





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Last updated  2005.10.04 23:33:29
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inalennon @ Re[1]:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子(09/19) フィンちさん >この世は なんてままなら…
フィンち@ Re:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子 「人生のままならなさ」への強烈な疑問と,…
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ハオ@ 4年はあっという間 バーチュー&モイヤー組見ました。 優雅…

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