つきあたりの陳列室

つきあたりの陳列室

2006.01.01
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カテゴリ: Book
みなさま明けましておめでとうございます.去年は結構まんが三昧の日々でした。

1. 『舞姫 テレプシコーラ』 山岸凉子
 才能を与えられた者がいて,恵まれた環境を与えられた者がいる.努力する者がいて,努力を止める者がいる.身体で表現する喜びがあり,頭に思い描く喜びがある.振り付けを完璧に演じる喜びがあり,振り付けを創る喜びがある.貧困に阻まれる空美の未来と,身体に阻まれる篠原姉妹の未来は,どう切り拓かれていくのでしょうか. 日記

2. 『おおきく振りかぶって』 ひぐちアサ
 29日は準々決勝の鳴門工業戦,30日は準決勝の大阪桐蔭戦,そして大晦日は決勝・京都外大西戦が,ローカル局でフル放映されました.この三日間の予想 最高 気温は-3度,-1度,-2度でしたが,それでも駒苫を観れば熱くなる,ここは喜びの島です.本格的な寒波はおよそ一ヶ月後に来ますが,そのときは「おお振り」を読んでやり過ごすかもしれません.

3. 『よつばと!』 あずまきよひこ
 お盆に公園で会った見知らぬおじいちゃんを,あの世から戻ってきた人だと勘違いしたよつばは,天国ってどんなところかと聞きました.おじいちゃんによると,天国とは花がいっぱい咲いてて,おいしい食べ物がある所という.よつばがうちに帰ると,もらったお花がいっぱい咲いていて,とーちゃんは昼飯を作っていました.そんな部屋を見渡して,よつば曰く「天国なー」
 天国とは気付くものであり,作るものなのでしょうか.そういうことにしておけば,きっとこれからもいい感じ(パフィー)でしょうか.

『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子
 心に残ったせりふ(たぶんちょっと不正確):
「ただ楽しくピアノを弾いて何が悪いんデスか」
「音楽と正面から向き合わないと,心から楽しむことはできませんヨ」
「軽くなんて,わたし,そんな練習ないんです」
「悲しい曲を,ただ悲しく弾いちゃだめだ」「チャイコフスキーは悲しくても,それを言えなかったんだ」「そんなふうに弾いてごらん」

5. 『夕凪の街 桜の国』 こうの史代
 広島で独身のまま死んだ伯母と,東京で生まれ育った姪は,会ったこともないのに,原爆や広島カープをめぐって繋がったり,重なったりしている.社会や歴史の話というより,ぼわっとしてじわりとして捉えがたい,時間と血のつながりについてのお話,として読みました.作者が苦心したぶんだけ,こちらも苦心してみたいと思います.例えば作中のこの歌のメロディーを探しだし,いつか口ずさんでみたいです.
「いきていたとは おしゃかさまでも しらぬほとけの おとみさん~♪」



旧作篇
abu


『ブルー・インフェリア』  紫堂恭子
 宮崎駿は,空を飛ぶときの快感と恐怖の手触りを,あの手この手で私たちに見せてくれました.そしてこの漫画は,海をわたる喜びと恐怖の手触りを,私にみせてくれました.勇気というものは,漕ぎ出す瞬間よりも,それを準備する日々のなかで,あるいは,いつ停泊するかの判断の瞬間に試されるみたいです. 日記








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Last updated  2006.01.01 14:45:50
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inalennon @ Re[1]:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子(09/19) フィンちさん >この世は なんてままなら…
フィンち@ Re:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子 「人生のままならなさ」への強烈な疑問と,…
inalennon @ Re:4年はあっという間(03/04) ハオさん >バーチュー&モイヤー組見…
ハオ@ 4年はあっという間 バーチュー&モイヤー組見ました。 優雅…

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