inti-solのブログ

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2024.09.28
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テーマ: ニュース(100250)
カテゴリ: 政治
自民新総裁に石破氏 国会論戦後、10月解散視野 決選投票で高市氏逆転・来月1日に首相就任


総裁選には1972年の推薦人制度導入以降で最多の計9人が立候補。1回目の投票は棄権1人を除く国会議員票367票と党員・党友票368票の計735票で争われ、高市氏が181票で1位、石破氏は154票で2位となった。上位2人による決選投票は党員票を47票に圧縮して計414票で行われ、石破氏が215票を獲得し、194票の高市氏を21票差で破った。
石破氏は直ちに幹事長などの人事に着手。30日に新たな党執行部の陣容を決定する。臨時国会召集日に首相に指名され、石破内閣を発足させる見通しだ。
石破、高市両氏以外の1回目の投票結果は、小泉進次郎元環境相136票、林芳正官房長官65票、小林鷹之前経済安保担当相60票、茂木敏充幹事長47票、上川陽子外相40票、河野太郎デジタル相30票、加藤勝信元官房長官22票だった。

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誰が総裁になろうが、私が自民党を支持することも、票を入れることも断固としてありません(もちろん、維新や国民民主党にも入れませんが)。そういう意味では、誰が総裁になろうが同じだ、とも言えますが、ただそうは言っても現実に自民党が政権を握っているので、そのトップが誰になるかによって政治の方向性は変わります。それが良い方向か悪い方向か、残念ながら、自民党政権である限り、良い方向に変わるとは思えません。ただ、「最悪の方向」と「多少はマシな方向」という差はあるでしょう。
先に記事を書いた ように、解雇規制撤廃を掲げる小泉進次郎は最悪です。「選択的夫婦別姓制の実現」を掲げているところは評価できますが、それをもって解雇規制撤廃を免罪するわけにはいきません。

では、有力候補とされる残りの二人はどうか。
改めて記事は書きませんでしたが、高市早苗もまた最悪の政治家であることは言を待ちません。歴史認識や選択的夫婦別姓制への反対等、あらゆる面での極右姿勢、放送法の解釈をはじめとして、言論の自由を制限しようとする姿勢、累進課税の廃止、「行き過ぎた結果平等」を廃する「福祉の公平化」、すべてにおいて、日本を悪い方向にしか導かない人物です。

一方石破はというと、少なくとも20年前には自民党内でも保守派の政治家でした。歴史認識に関してだけは、太平洋戦争が日本の侵略であったことを正面から認めるなど、かなりマトモなものでしたが。それ以外は、改憲、自衛隊の増強、日米安保絶対の主張、どこからどう見ても保守派であり、当時はネトウヨ系のネット住民から「ゲル長官」などと呼ばれ、絶大な人気を持っていました。
それが、いつの間にかネトウヨから蛇蝎のごとく嫌われる存在になったのは、石破が左旋回したからではなく、安倍政権以降自民党が(そして日本全体も)右に旋回し続けているため、石破が何も変わらないのに、相対的に左に位置がずれたかのように見えているだけです。

というわけで、私は石破に何も期待はしません。が、それでも小泉や高市よりは少しはマシであるとは思います。
一説には、野党特に立憲民主党は、高市か小泉の方が戦いやすい相手と見ているという説があります。本当に野党の誰かがそんなことを言ったのか、ただの下衆の勘繰りかは知りません。ただ、単純に戦いやすい相手というだけの意味ではそうかもしれません。しかし、政権にある間に彼らが何をやるかを考えると、それだけの理由で小泉や高市がよい、などとは、恐ろしくて私にはとても言えません。


ただし、私の予想では、石破は首相になった途端に、党内極右勢力に迎合するんじゃないかなと思います。だから、掲げた政策、たとえば日米地位協定の見直しとか、選択的夫婦別姓制導入などは、多分実現はしないだろうと予想しています。
いずれにしても、誰が首相になったところで、目前に迫る(おそらく)次の衆院選で自民党が敗北する(最低限議席の大幅減)を願うことは変わりません。

余談ですが、彼らの主義主張への私個人の賛否は度外視して、石破も高市も、強固な支持層がいる一方で、自民党の国会議員の間ではまったく人望がないことは有名です。ただ、以前は両人それぞれの人望のなさは折に触れて報じられていたように思いますが、今回の自民党総裁選が近づくと、石破が党内で人望がないことは、テレビ番組やネットニュース等で頻繁に触れられるのに、高市の人望のなさはあまり触れられなかったように思います(石破が当初から有力候補と見られていたのに対して、高市は当初は有力候補とは見られていなかったせいもあるでしょうが)。
そのため、石破だけが圧倒的に自民党内で嫌われているのかと思ってしまいますが、1回目投票と決選投票の議員票の動きを見ると、高市は、国会議員にも強固なファンが石破より多くいそうですが、強固なファン以外の議員からは、石破以上に嫌われている、ということが、図らずも露呈したように思います。そうでなければ、1回目投票であれだけ勝っていたのに、2回目投票で逆転されるわけがありません。





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最終更新日  2024.09.28 20:53:15
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