今日のまとめ
物価
中国の11月の消費者物価指数は+2.0%でした。コンセンサス予想は+2.1%でした。因みに10月は+1.7%、9月は+1.9%でした。
一方、11月の生産者物価指数は-2.2%でした。コンセンサス予想は-2.0%でした。因みに10月は-2.8%、9月は-3.6%でした。

10月に続いて11月も生産者物価指数がアップティックしていることは特に注目に値します。下に述べる鉱工業生産の回復と併せて、中国経済がリズムを取り戻しつつあることが統計にハッキリ現れています。
鉱工業生産
中国の11月の鉱工業生産は+10.1%でした。中国の鉱工業生産が+10%台に回復したのは2012年3月以来です。コンセンサス予想は+9.8%でした。
因みに10月は+9.6%、9月は+9.2%でした。

小売売上高
中国の11月の小売売上高は+14.9%でした。コンセンサス予想は+14.6%でした。因みに10月は+14.5%、9月は+14.2%でした。

まとめ
先月あたりを境に中国の経済指標はコンセンサス予想より良い方向でサプライズを出し続けています。また各経済指標の改善には整合性があり、景気回復が本格的であることを示唆していると思います。
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