名言、故事、ことわざ ときには世迷いごと MOOSE のブログ

名言、故事、ことわざ ときには世迷いごと MOOSE のブログ

PR

プロフィール

moose

moose

カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄


これからの「正義」の話をしよう

これからの「正義」の話をしよう

価格:2,415円(税込、送料別)





【送料無料】【イル・ブセット/IL Bussetto】 イル・ブセット/IL Bussetto レザーペンケース1本用

金属製のお洒落なコースター!ペーパーウエイト,エンブレムとしてもお使いいただけます。ステン...

≪クルトガ・KURU TOGA≫0.5mmシャープペン・三菱鉛筆芯がクルクル♪クールクル回る♪芯がトガ...



【リラックスチェア(オットマン無し)】【47%OFF】【送料無料】ホームシアターチェアーダークブ...


【送料無料/即納】人気 シンプル パソコンチェア パーソナルチェア 椅子 オフィスチェア いす ...


セール SALE%OFF パソコンチェア パーソナルチェア 椅子 オフィスチェア いす イス アウトレッ...


筆箱採集帳



ブックスタンド





【ブックマーク】 革紐ブックマーク




ヌメ革・ブックカバー・文庫フリータイプ 送料無料・代引手数料無料・プレゼント包装無料!【f...

外付けペンホルダー2本式

個性的なデザインの、質感ある金属製のブックマークLight Bulb(電球) Bookmark [ブックマーク(...

個性的なデザインの、質感ある金属製のブックマークMagnifyung Glass (虫眼鏡) Bookmark [ブッ...

【在庫処分特価!】ペーパーウエイト(丸型・トナカイ)

ガラスペーパーウエイト ト音記号

ペーパーウエイト アニマル PW-A 〔T422-04〕

デスクノート/16分音符/ゴールド



お気に入りブログ

源氏物語〔10帖 賢木… New! USM1さん

田代白⑥☆78打❣❣ New! まー(シモパ)さん

^-^◆【助言の光】支… New! 和活喜さん

白峰 特選オススメ … 鹿児島UFOさん

楽天で買える激安商… 激安商品紹介人さん

コメント新着

RaymondArout@ Псевдореферендум Впервые с начала операции в украинский …
名無し@ Re:初心の人二つの矢を持つことなかれ。  吉田兼好(10/14) M16の5.56ミリ弾と拳銃の、22口径弾は威力…
范雎叔@ Re:人生意気に感ず     魏徴(ギチョウ・580~643)(02/07) 侯贏(コウエイ)は一言を重んずのところですが…
あああああ@ Re:五十歩百歩・・・・・(06/18) 日本に大統領はいませんよ 小学校からやり…
AAA@ Re:すごい日本人、ゼネラル樋口(05/20) エルサレムの丘にゴールデンブックの碑が…
2010年12月22日
XML
カテゴリ: 史記
完璧 

完璧の意味を簡単にいえば、完全でかけたところが無いこと。

璧とは、環形に磨き上げた上質の玉のことであり、完璧の言葉のもとの話でいえば、大切なモノを傷をつけずに持ち帰ることである。


完璧に由来する話はこうです。


 中国戦国時代、趙の国の恵文王は楚から珍しい宝物「和氏の璧・かしのへき」を手に入れた。

強国である秦の昭襄王(しょうじょうおう)は、趙に伝わる珍宝「和氏の璧」の噂を聞くと、ほしくて仕方がなくなり秦の国内の十五城と交換に「和氏の璧」を手に入れようと趙に向けて使者を出した。

さて困ったのは趙の恵文王です。

断るのは簡単でなく、それを口実に戦争を仕掛けられるかもしれないし、璧を渡しても秦の昭襄王はしたたかなので、城を寄こさない恐れがあるのだ。



「王様のために私が使者に立ちましょう。十五城が手に入ったら「和氏の璧」を渡してきます。しかし約束が守られないならば無事に璧を持ち帰ってみせましょう」

恐れを知らない堂々とした面構えの藺相如はしずかに言った。


秦では趙からの使者がきたと聞いて、すかさず秦王との面会となった。

秦王は璧を受け取ると大変満足そうで家臣たちにも手に取らせたが、十五城と交換の話はお首にも出さなかった。

藺相如(りんしょうじょ)は当然予想していたので、こう切り出した。

「昭襄王、璧にはわずかな傷があります。それをお教えしましょう。」

こう言って、璧を手にした藺相如は、するすると後ざすりして柱のところまで下がったのである。

そうして昭襄王をはっしと睨んで言った。

「趙王は、昭襄王に誠意を示して「和氏の璧」を持参させたのです。なのに秦王の態度は、はなはだ傲慢無礼で、約束を果たすように見受けられません。それゆえ璧を我が手ににしました。許されないならば、私の頭とともに、この璧を叩き割ってお見せしよう」




藺相如は約束を果たす意思がないと見て取り、口実を設けて璧とともに宿に下がったのである。

そうして部下を変装させ璧を密かに趙の国に持ち帰らせたのである。


昭襄王は、もともと璧を手に入れても城を渡す気など毛頭なかったのである。

なので璧を手にできなかったのは残念であるが、自分にも引け目があった。

藺相如の態度がアッパレだったので非礼の段はみずに流し、逆に丁重にもてなし趙に送り届けたのであった。














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年12月22日 23時18分01秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: