Jashi's ROOM

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2014.08.24
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カテゴリ: SIM
■中国大連市で中国联通のSIMを購入

台湾の空港でSIMを入手。SIMフリー化したスマートフォンで使う 」を参照。

今回は中国大連・旅順3泊4日のツアーに行くので、現地でSIMを入手するために下調べしておいた。ドコモやソフトバンク(ドコモはSIMフリーにしてくれるが、ソフトバンクはSIMフリーしているれる?)の端末で3G回線を使うには、中国联通(China Unicom)のものがW-CDMA方式で合致している。中国電信(China Telecom)はCDMA 2000方式、中国移動(China Mobile)は中国独自のTD-SCDMA方式のため使えない。 中国联通のホームページ を見ると66元のものが今回のツアーに向いていそうで、このページを印刷してツアーに持っていった。

ツアーで宿泊したのは中心部から5km以上離れた郊外にある「大連泰達美爵酒店」というホテルで、格安ツアーでもよく利用されるようだ。通りには中国联通のショップは見つからず、当日の予定が終了してホテルに帰ると閉店していそうな時間でもあった。

ツアー2日目、早めにホテルに戻れたので、南に徒歩10分程度に大きなマーケットがあるらしいというので食料品を買うため行ってみた。行ってみると「大連新海瑪超市」というマーケットで、入ってすぐ右に中国联通のショップ発見!!



日本から持っていった中国联通のホームページを印刷したものを見せて66元のSIMを購入しようとした。中国語を私はまったく話せないし、中国人で英語を話せるものは街頭ではいないので、この印刷したものを見せればスムーズにやりとりができると思ったからである。(以下の紙にはこれには店員とのやりとりの過程で書かれてたものが見える)



最初にリストにある電話番号を選べというので適当に選ぶ。次に200元必要と言うが、この時点で66元のSIMとは全然違うことになる。値段が高いのでぼられているのかとも思ったがどうしても現地でスマートフォンが使いたかったので購入することにした。

手続きだが、証明書を見せよというのでパスポートを見せるがチラッと見ただけで返却された。今度はSIMカードを持ち出してきて、中国人年配女性の証明書のコピーと一緒に並べ、スマートフォンで撮影している。外国人である私が購入したことではなく、その中国人が購入したと言うことになっているのか? その後、店員は電話で連絡して手続きをしている様子。そしてSIMカードが目の前に置かれた。





SIMカードの裏には、先ほど選んだ電話番号をマジックで書いてくれた。その下には680m(データー通信できる量?)、450分(通話できる時間?)も書き添えた。右下は最初から書かれていた。PUKの欄はスクラッチになっていたので、後で削ってみたところ。



そしてスマートフォンの裏蓋をとると、女の店員がSIMカードを入れてくれた。



先ほどの紙に「開通は30分後になる」みたいなことが書いてくれて終了。伝票やレシートはまったくもらえなかった。中国联通の看板をあげているショップなのに、先ほどのいい加減な手続きの件もあり露天で買ったような不安な気分だった。

■購入したSIMの設定と通信速度

ホテルに戻って設定してみる。使ったスマートフォンはドコモ SC-02C(Galaxy S2)で、SIMを挿入しただけでは通信できず、APNの設定が必要だった。APNのタイトルはわかりやすいもの(今回は3gnet)、APNには3gnetを入れるだけであった。



中国联通のSIMカードの場合、電話番号10010宛に本文102のみのSMSを送ると、即座にSMSにより返信にて残高が確認できる。すると152.00元が残っていた。残金152元以外に、ある量までのデーター通信分や何分かの通話分が含まれているはずなので、購入時の怪しさはあったが購入金額200元はまったくのウソではなかったようだ。



このSIMカードを使った通信速度を2種類の計測ツールで測ってみる。カードには128kとは書かれていたが、一応3G回線で使えているようだ。また上部のインジケーターにも3Gの表示も見える。





■中国のSIMで使えるサービスと使えないサービス

中国ではインターネットの規制が行われている。

検索しようとしたら、まったく検索できない。AndoroidのスマートフォンではデフォルトでGoogleの検索を利用するのだが、中国では使えないためだった。日本のYahoo Japanでの検索は利用できた。

Google Playも利用できなかった。アプリをインストールしようと思ったらBaiduで検索してダウンロードする必要があった。

その他、GoogleのサービスではYoutubeも使えなかった。その他もは使えないものが多く、Googleマップは一応使えるものの、航空写真は使えなかった。

facebookは見えるものの投稿できなかった。このような状況のため、中国の検索エンジンBaidu、独自の動画サイトやSNSなど、中国独自のサービスが発展している原因となっている。



・KMtest ○
AndroidでPCのチューナをコントロールして視聴できる「KMTest」
 日本のテレビ放送を見るのに利用した。

・Qloud Media ○
PCの動画を出先から見られる「Qloud Media」、Chromecastに対応
 録画したテレビ番組を見るのに利用した。

・Splashtop2 ○
Windows 8のタッチ操作をタブレットで可能にするリモートデスクトップアプリ「Splashtop2」


・Google リモートデスクトップ ×
 Splashtop2と同様な機能だが、Googleのサービスのためかまったく使えず。

・IP Cam Viewer ○
我が家の4台のIPカメラ、外部からAndroid端末で見る
 家の様子を監視するのに利用した。

・FUSION IP-Phone SMART ○
格安SIMで、月額基本料0円のIP電話「FUSION IP-Phone SMARTβ」は使えるか?
 日本のIPフォーンのサービスで、日本へ連絡するするのに利用。050番号で日本国内から電話したことになる。

中国のSIMの関係か、利用できているときでも監視されているのか止まってしまうことがある。このとき通信サービスが停止していた。



なお、ドコモなどの中国以外のSIMを使ってローミングで使用する場合は規制が掛からないらしい。

■今回購入したSIMは・・・

このSIMで通話を1回、現地ガイドへの連絡に使用した。通話をしても残金152元は変わらなかったので何分かの通話分があるようだった。

使用して3日目の朝、SMSが送られてきた。よく見るとSIMに含まれたデーター通信量61.27MBを越えたため、後はSIMの残金から0.0003元/KB(1MB当たり0.3元)を徴収するというものだった。残金152元を0.3元で割ると約507MBのデーター通信ができることになる。61.27MBと507MBを足しても680MBにはならず、ショップでSIMに書いてくれた680mというには680MBという意味ではなかったようだ。



その後、使っていてほぼ最終的に次のように142.23元が残った。



後は月々基本料金が引かれていくのだろうが、中国联通のホームページで128k手机成品卡(普通),2011W移02(4-2)のカードを確認できていないため、どのような料金になるのか不明である。次に行くまでには残金がなくなって使えない状態になっているのだろう。

日本に帰国後、ネットワーク検索してみたところ、このSIMではソフトバンクやドコモの回線では使えなかった。通話だけでもローミングできると面白かったが・・



■日本で予め通信手段を入手するには

日本でも中国联通のSIMカードが3000円前後で購入できるので、現地で探し回る必要がなくて便利かもしれない。また現地中国で残金が足りなくなれば街頭で簡単にリチャージカードがいろいろなところで売っているので、そのカードのスクラッチで隠されているコードをSMSで送ったり電話すれば使い続けることもできる。

他には 中国で使える wifi レンタル(楽天市場で検索) というのありかもしれない。
AX





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Last updated  2015.01.10 10:36:36
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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