その後、学校での孤立した自分が逃げ込む唯一の場所をラジオの深夜放送に見出す。しかし、早朝からの新聞配達があるため、まともに聴いていたら早起きができない。苦肉の策として、学校から帰宅して即眠り、夜の遅い時間に起床して夕食をとり、家の者には夜中に勉強するという名目の下、昼夜逆転の生活が始まった。ラジオを聴きながら勉強する、いわゆる「ながら族」と呼ばれた時代だ。結局ラジオを聴きながら身を入れて勉強などできるはずもなく、成績は学年でいつも真ん中より下の方。高校一年の一番最初の中間試験で、たまたま化学で100点満点を取ってしまった(次の期末試験からはずっと赤点すれすれ)ことをいいことに「自分は理系を目指そう!」とこの頃はまだ真剣に考えていた。。。to be continued(続く)