松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏が倫理教育を目的として設立されたPHP研究所。PHPとは、"PEACE and HAPPINESS through PROSPERITY"の頭文字で、 "物心両面の調和ある豊かさによって平和と幸福をもたらそう"
という想いが込められているようだ。その月刊誌「PHP」の裏表紙に連載されていた短文の中から、121編を選んで刊行された『道をひらく』という書籍のことが新聞紙上で紹介されていた。実は私の蔵書の中にもその本はあるのだが、かつて長期入院をした際に知人より贈呈されたものながら、すっかり忘れた存在になっていた。紙上で紹介されていたのは「自分の非」と題する文章で、幸之助氏の考え方の根幹を表す言葉が4つも出てくるということなので、以下一部を引用。