晴 陶 句 読

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2024.09.20
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カテゴリ: 「本」の紹介
​『杉浦康平と写植の時代』​



〜副題「光学技術と日本語の時代」155☓215ミリ、図版も多くあり486頁〜およそ2キロ重かと!! 
寝ながらは読めません、が 寝ながらでした。・・・杉浦康平の装幀だった『銀花』によっての親近感。

毎日新聞年末恒例の選書者たちによる「年間3冊」にて、鹿島茂氏も2位にあげていた本書〜「カタカナ
のレイアウトに苦労したデザイナー杉浦康平が日本独自に発達した写植といあ複製技法と出会うことに

よって起こった印刷革命をその終焉まで追跡した研究書。ストーリーテリングの巧みさが際立つ。」と。
察する通りフセン多くまとめきれません、表紙裏の惹句でさえ1頁分ほど。

・杉浦デザインの誕生と写植の革命(1956-1964) の 1章から 10章・写植の種ぅ円と書物の最後の光芒
(1987-2001) そして・終章。フセンの一部〜・杉浦デザインの矛盾と創造性 「杉浦康平の仕事をいく

つかの外的な文脈に附置することで浮かび上がってきたのは、彼の思想、実践、その結果が作り出した
影響といったものが、かならずしも整然と割り切れるものではなく、むしろねじれあい、時に相反し、

矛盾した結果を生み出してきた有り様である。そのようなねじれは、杉浦の実践がいくつもの意味で
原理的な困難や矛盾を内包しているために生じたと考えられる。だが同時に杉浦デザインの創造性の

源泉は、その矛盾にこそあったと言うこともできる。」〜膨大な資料と深く広い歴年の考察が凝縮してる!
23/3発行の大著、専門的と見えても、ツマさえ興味をおぼえる一冊。「日宣美』や「和田誠」字にも触れ
ており、凸版印刷の展示にもよく行かれる ブログ LAvienさんに 補足願いたいもの。





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最終更新日  2024.09.20 14:42:13
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