DISTANCE -道のり-
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少年柔道において、イメージの良くない言葉の一つであるのが“移籍”です。私自身は、移籍を何が何でも否定する訳ではありません。要は、移籍する目的と道義性が大切なのだと思います。まず、子供の意志を最優先で尊重しているのか現在、お世話になっている所属道場の先生方にキチンと相談したのかこれらが、何よりも優先されると思います。子供の考えなど全く無視で、親のエゴだけで勝手に移籍先を決めてしまうケース。相談どころか、既に移籍先が決まってから所属道場の先生に捨てセリフを残して辞めて行くケース。なども耳にしますが、これらは、問題ありだと思います。但し、特異な例として、相談しても道義的な話し合いにならない指導者なら仕方ないのですが・・・受け入れ側の問題もあります。チームの戦力を強化あるいは補うために積極的に他道場の子供や親に声を掛けて勧誘する道場もあると聞きます。これは、移籍などと言うより悪質と言える“引き抜き行為”です。移籍が悪いイメージなのは、「利己主義な考えで移籍する者」と「利己主義な考えで引き抜き行為をする者」がいるからなのだと思います。以前、近代柔道で国士舘大学の石井慧選手がクローズアップされていました。彼の転機は、高校1年の冬に大阪の清風高校から国士舘高校へ編入した時だと言います。事情を知らない私は引き抜きによる両校の泥沼化した関係を想像しました。しかし、記事から清風高校の上村国治監督が自校の戦力よりも、石井選手の将来を考えて自らが背中を叩いたと知りました。私には、記事の内容が事実なのかは分かりません。しかし、本当に選手の将来を考えて、快く送り出したのであれば、この上ない素晴らしい指導者だと思いました。また、託された国士舘高校側も、それ相当の対応をしたのだと想像します。私は、移籍に否定的ではありません。しかし、子供の将来のためを考えての移籍なのかを、子供自身(親含む)、移籍前の道場、移籍後の道場の三者は、考えた上で行うことが大切であると思います。その上で、子供の将来のために最良の選択なのであれば、遺恨など残さないような移籍にして欲しいと切に願います。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい→
2008.02.06
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