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国債市場注視の重要説く吉田氏の論紹介お時間あれば、後でこちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧◇このブログの最近記事一覧 にほんブログ村版 リード付きでやや見やすい・官の、官による、官のための、民営化 ~ 出自が官、発想が官、人材が官、資金は国債・★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 ~ 現在の財政現状について、全体的に展望する記事・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) ~ これで、330兆の融資元を切るは愚かでは?国債は、誰が買うのか? 民営化法案可決 ~ 消退する郵貯購買力。中心的買い手の不在(←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。このブログと記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願いしますおかげさまで、319サイト中、現在65位[10/14 18:00]になっています。みなさんのお力で、このブログの読者を増やしてください。何卒お願いしますm(__)m) ■「15年遅すぎた」、という私の以前の記事 誤解もあった。 以前、私は、「事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し」という記事を9月の頭頃に書きました。(ブログの日付は適当に割り振っているだけなので多少ズレがあります)。 ややセンセーショナルな書き方と感じる部分もあり、また、この段階では、私は、郵貯簡保の資金の9割が、実は国への貸し付けということを知らず、330兆の実資金があるかのごとくに勘違いしていて、「こういう財政状況の中で、330兆、はからずも手元にあるのに、それを『官から民へ』などというスローガンが今、この今、叫ばれる、叫べるというのは、ほんとうに頭がおかしいのじゃないか、と思える」などと書いていて、今読むと多少おかしい部分があります。 ■IT・経営コンサルタントの吉田 繁治氏の「10年遅すぎた」論 それはともかく、同じもの、同じ数字を見ればやはり、素人でも、ある程度の専門家でも、ものの考えは、結局、論理と常識によるから、同じ結論になるようで、9月末くらいか、ネットで民営化や国債関連の記事を見ていたら、IT・経営コンサルタントの吉田 繁治という人の、「10年遅すぎた郵貯・簡保の民営化」という文を見つけました。(まあ、ただ、以前の私の記事は、民営化は、昔なら「改革」だったという点だけの類似で、共通の結論に達しているのは、自分の最近の考え方のみですが) ひじょうに参考になる、中身の濃い論文で、私の最近の見方とも合致するので、以下紹介します。論文自体は、下のリンクにあります。(この先、なくなるかもしれないので、早めに読まれたほうがよいかと思います。2部がメインと思われるので、2部を先に読まれるのがよいかと思います) 氏の論文は、2つあって、1部(←クリック)が「自民党も民主党も、マニフェストは穴だらけ! 」、2部(←クリック)が、見出しにした「10年遅すぎた郵貯・簡保の民営化」です。 ■ 吉田繁治氏 論文の要約(2部) (私による要約) 2部から、先に紹介させていただけば、 論としては、 郵政改革の核心は、金融・金利市場への影響の大きい、郵貯簡保の民営化の部分だ。 郵貯簡保資金は、ほとんど国債、公債になっている。民間で使えるお金はない。郵貯簡保が、国債、公債、財投債を売りにだせば、金利は急上昇し国債の引き受け難、また保有国債価格の下落による民間金融機関の債務超過を生む。郵政改革は、与野党案とも、郵貯・簡保の、現在の資金固定と資金繰りを無視した「10年遅すぎた主張」だ。与野党に、国債の持ち手と市場を考慮した、まともな論と政策を望む。 というもの。 見る人が見れば、これだけで、きわめてまともな論だと思えると思います。当たり前で常識的といえば、きわめて当たり前なんですが。 ■ 吉田繁治氏 論文の要約(1部) (私による要約) 1部のほうは、 郵政公社が国債を売却すれば、「売却の方針」が市場で感じられた途端に、国債価格が下落し金利が上昇、国債暴落、金利急上昇の波乱が即日に起こり、郵貯・簡保も、国債価格と債券の下落で、巨額の損失を蒙る。 民営化されると、財務省は郵貯簡保の安定した国債引き受け手を失い、国債発行額について慎重な姿勢を要求される。これが政府予算のいくらかの抑制につながるとすれば、郵貯・簡保の民営化の効果と言えるだろう。 ちなみに、氏は、この2つの論文の冒頭では、自分としては郵政民営化には賛成だと書いています。与党案にも、民主党案にも反対だが、将来的には、民営化のほうがいいと思う、ということか、国債管理さえしっかりすれば、いま民営化することにも多少は意味があると考えられているのか、この論文だけだと真意は分かりません。 また、このブログ記事で何度か紹介している、「郵貯崩壊」の著者の金融ジャーナリスト仁科剛平氏も、同著書では郵政民営化のマイナス面しか書いていないに関わらず、同書のなかで、民営化には賛成と書いています。この点、仁科氏の場合は、やや矛盾していないか、という気はするのですが。 これらを見て、私も、郵政民営化は、極めて危険だと思うものの、しないほうがいいのか、したほうがいいのか現在のところ、考えがはっきりしていません。最終的には、私は、専門家もなにも信用せず、自分の判断で考えますが。 ■ 吉田繁治氏 論文より重要部分引用 吉田 繁治氏の論文の2部のほうから、重要と思う部分をいくつか例として引用しておきます。これは、中身はひじょうに濃い論文と思いますし、私が要約したり、引用すると、意味合いが違って見えることもあるかと思いますので、以下は、あくまでサンプルとして、実際の論文は、こちらのリンク(←クリック)から是非お読みください。****************************************** 「与党の民営化論、民主の郵貯の上限制限は、国債市場の需給を無視しています。郵貯・簡保は安定した持ち手であり、国債価格は、郵貯簡保が支えたと言っていいのです。」 ・・・ 「一体誰が、政府部門1年60兆円の赤字資金を貸すのか? これが、わが国経済が抱えるマクロ経済の最大の問題です。 」 ・・・ 「国会答弁を聞けば、小泉首相は金融市場について基本知識がない」 ・・・ 「郵政公社は、公債を売らねば、資金繰りが困難になる状態にあります 」 ・・・ 「国債・財投債の、最大の安定した引き受け手だった郵貯・簡保が、これらを売りに出せば、国債価格が下がり、国債市場で決まる『金利』は急上昇します」 ・・・ 「郵貯・簡保の民営化では、金融と、国債に頼る国家財政に波乱を起こす可能性がある『国債市場を論じなければならない』のです。 」(引用終了)****************************************** 吉田氏は、「ビジネス知識源」という有料版と無料版のメールマガジンを発刊されているようです。ご興味の方はこちら(←クリック) ■ 国債をどうやって消化するかは、われわれの最重要事項 私は、郵政民営化、よいわるいはともかくとして、民営化を考える場合、郵便局が地方に残るかどうか、外資が買うかどうか、民業圧迫するか否か?、というような点より、とにかく、国債が安定的に消化できて、なんとか財政危機をこの先もしのげるのか、という1点に絶大な焦点を持って、考えていただきたいと切に思います。 国にとって、わたしたちにとって、ある面から言えば、これほどに緊急の重要性をもつ事柄はないと思います。 ↑このブログ記事が、なにか参考になりましたら、是非クリックをお願い致します。 STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟という、既に75サイトが登録したサイトを他の方のブログ記事で見つけたので、バナーをお借りして貼り付けました。小泉政権はよくないという主旨には賛同するものの、郵政民営化が良いのか、悪いのか、今のところ私は、判断がつかないので、外からの応援として、バナーだけ貼っています。「郵政民営化はあらゆる改革ファシズムにつながる本丸」というのは、同意できない。「THE」が入るのは、自分としては、英語としておかしいのではないかとは思うのですが。とりあえずです。このリンクをクリックすると、同、ブロガー同盟のHPに飛ぶようです。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧・「改革派」自民党 武部幹事長の驚天主張!借金千兆の今、今選挙戦で新幹線、稚内までを主張してた 閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.30

消退する郵貯購買力。中心的買い手の不在お時間あれば、後でこちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧◇このブログの最近記事一覧 にほんブログ村版 リード付きでやや見やすい・官の、官による、官のための、民営化 ~ 出自が官、発想が官、人材が官、資金は国債・★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 ~ 現在の財政現状について、全体的に展望する記事・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) ~ これで、330兆の融資元を切るは愚かでは?(←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。このブログと記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願いしますおかげさまで、319サイト中、現在70位[10/13 1:45]になっています。みなさんのお力で、このブログの読者を増やしてください。何卒お願いしますm(__)m) 2004年度末の郵便貯金、簡易保険の運用状況 郵貯HP統計より、私が作成。紫部分は、公的部門への貸付 ■ 今後、国債は誰が買うのか? 郵政民営化関連法案が、10月11日、200票差で、衆院で可決されました。 今後、焦点は、「日本国債を誰が買うのか」、という点になってくると思われます。 ■ 毎年30兆前後増える。 2005年度予算で、日本の税収等による収入は、約48兆円。歳出が約82兆円 で、差額の約34兆円を、国債発行で埋めています。 (ちなみに、収入48兆なのに、国債の元利払費が18.5兆もあります。こんな政治をやってる政党を国民の4割以上が支持してるのは珍現象) 毎年、20~40兆前後の借金増は、今後数年は続きそうです。 ■ ひとりでは、借りられない。貸し手が必要。 しかし、借金は、「私、貸して欲しい」というだけ借りられるのではなく、必ず、貸してくれる人が必要です。 ■ これまでの最大の貸し手郵貯 国債保有高激増、既に5割 これまでの大口の貸し手は、「郵便貯金」でした。日経新聞は、「9月末時点の郵貯残高は206兆円で、ピークだった1999年度から約50兆円も減った」(10/3)と書いています。 私の分かるデータでも、郵便貯金の資産残高は、239兆円 (01年)→233 (02)→227 (03)→214(04) 各年度末、そして、今年の9月末で、206兆円と大きく減っています。 一方で、郵貯の国債保有残高は、53兆円(01)→72(02)→86(03)→107兆円(04) 各年度末と増えています。 これを元に計算すると、郵便貯金の資産残高に占める、国債の割合は、22%(01年)→31(02)→38(03)→50(04)。急激に増えています。異常な増え方じゃないでしょうか? ■ もはや飽和状態。 冒頭の図を見ていただければ分かるように、郵貯簡保資金は、合計して、既に90%が国に対する実質的な貸し付けになっているため、残高の縮小もあり、今後、国債を新たに引き受けることはもはや望めないことです。財務省預託金、という部分を国債に変えれば、約2年分の新規国債分に該当する、という話しもありますが、私は、この財投預託金というものの性格がよく分かりません。いづれにしろ、それが可能でも、郵貯で引き受け可能なのは、あと2年弱でしょう。 その先は、余ってしまいます。 あとは、毎年30兆近い、借金をどこかが引き受けて(貸し出して)くれなければ日本は、国債の元利払いが出来なくなります。利息すら払えない、自転車操業すらできないなんて情けない。(私は100回でも言いたいですが、この責任追及をすることが再建のために絶対に必要だと思います。総括なくして前進なし。反省なくして、進歩なし。こういうのは、決して天から降ってくるものじゃないんですから。不可避だっただなんで、ありえない大間違いですよ。運命じゃあ絶対ない。決して、亀井、綿貫だけで出来るものじゃないですよ。そんな底の浅いものじゃない。監督してた人が責任者です。任せた人も) さすがに、そう簡単には債務不履行とはならないと思えるので、なんとかやりくりしようとするでしょう。 あとの引き受け手は、どこか? ■ 残る引き受け手候補 個人と外国? インフレ? 民間銀行、生保損保、など金融機関は、低金利下の運用難で、既に国債を相当買い込んでいるため、今後、引き受けを増やすのは難しいと思います。 となると、あとは個人(現在確か24兆)と、外国、ということにならざるを得ないのではないか、と思えます。 こうなってくると、あとは、インフレによって借金の実質価値を下げることでなんとか返済する、とか、減税代わりに国民に国債を強制的に割り当てる、というようなことになってくるのではないか、と私は、素人なりに想像します。インフレの確率はかなり高いと思えます。 外国に国債を買ってもらうとなれば、円安傾向が続く状態では買えないでしょうから、日本の財政状態に見合う水準まで、円安になった後に、やっと買ってくれる、それまでは困るということにならないのか? 円安が落ち着くまでの国債管理がたいへんそうです。これも素人考えですが。 もちろん、ドルや、または別の、今後の基軸通貨との関係によって異なってきますが。 ■ ツケ払いの時。ポケットマネーでは、払えない。 いずれにしても、ロクなことになりそうではないと思えます。 文字通り、日本国民は、へんな投票行動をしていることの「ツケ」を支払う時、年貢の収め時、が来そうだと思えます。 私は、これは、長年のよく考えられてない投票行動が招いた、ツケ払いの精算、自己責任だと思います。部下におごるみたいにボケットマネーで、とはまずいかないので、銀行で下ろすか、銀行、サラ金で借りるか、家を売るか、懸命に働き、質素な生活に甘んじる程度で済むか? どちらにしても、かなりキツそうです。世界からも、気の毒がられると思います。間違いなく。夜遅くまで働いているみたいなのに。あれだけなんでも水準の高いところが、天は二物を与えずだと。 いや、そうならずに済むのか? ↑このブログ記事がなにか参考になりましたら、クリックをお願いします。 STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟という、既に75サイトが登録したサイトを他の方のブログ記事で見つけたので、バナーをお借りして貼り付けました。小泉政権はよくないという主旨には賛同するものの、郵政民営化が良いのか、悪いのか、今のところ私は、判断がつかないので、外からの応援として、バナーだけ貼っています。「郵政民営化はあらゆる改革ファシズムにつながる本丸」というのは、同意できない。「THE」が入るのは、自分としては、英語としておかしいのではないかとは思うのですが。とりあえずです。このリンクをクリックすると、同、ブロガー同盟のHPに飛ぶようです。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧・「改革派」自民党 武部幹事長の驚天主張!借金千兆の今、今選挙戦で新幹線、稚内までを主張してた 閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.30
自民党改革幹事長が言う、新幹線の終わりなき旅この記事、何度かみていただいている方、申し訳有りません。以前の記事と同じです。見出しとして面白いかなと思ったのと、きわめて重要な情報だと思うので、もう一度出してみました。武部氏新幹線稚内まで主張 記事内容はこちらです。 ↑ クリックこれ以外の、このブログの最新記事はこちらです。後藤田氏の遺言 ― おいちょっと待てよ ~ これはおかしいと思っても反対と言わない ↑ クリック
2005.09.29

これはおかしいと思っても反対と言わないお時間あれば、後でこちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 小泉 「『罪を憎んで人を憎まず』とは孔子の言葉」 発言について・★★【お勧め記事】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」~ 細川元首相の小泉政治評価・「改革派」自民党 武部幹事長の驚天主張!借金千兆の今、今選挙戦で新幹線、稚内までを主張してた出た■古舘伊知郎 小泉首相「偉大」発言 ~「報道ステーション」(テレビ朝日9/19) 放送中 その後、「小泉さんの貫禄」発言も(←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。このブログと記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願いしますおかげさまで、319サイト中、現在72位[10/12 18:00]になっています) 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2005年10月12日号 に、TBSの時事放談という番組で、故後藤田正晴元副総理(官房長官)が郵政解散について批判した後、それにからんで、以下のように話していたと書かれています。************************************************************ 「僕はしょっちゅう言うんです。何かが流れ出した時に『おいちょっと待てよ』という空気が生まれない。一瀉千里に流れてしまう。異議申し立てをすると変わり者だとか、けしからんとなる。これはおかしいと思っても反対と言わない。今の日本の空気の中にそれがある。非常に心配な傾向になってきたと思っている。日本の国民性の一番の欠点は付和雷同だ」************************************************************ 同様のことは、自分もよく考えます。が、こういう簡潔な言葉で言うのはなかなか難しい。うまい言葉、言い方が思い浮かばず、なにか日本人を批判しているようにとられてしまいそうな表現にもなってしまう。「欠点」。そうだと思います。 「これはおかしいと思っても反対と言わない」 「非常に心配な傾向になってきたと思っている」 同じ日刊ゲンダイ Dailymail Digest で、亡くなられる直前に朝日新聞のインタビューで語った言葉として、以下も紹介されています。 「このままじゃ日本は地獄に落ちるよ。落ちたところで目を覚ますのかもしれないが、それではあまりに寂しい」 緑の所、記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願い致します。 STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟という、既に75サイトが登録したサイトを他の方のブログ記事で見つけたので、バナーをお借りして貼り付けました。小泉政権はよくないという主旨には賛同するものの、郵政民営化が良いのか、悪いのか、今のところ私は、判断がつかないので、外からの応援として、バナーだけ貼っています。「郵政民営化はあらゆる改革ファシズムにつながる本丸」というのは、同意できない。「THE」が入るのは、自分としては、英語としておかしいのではないかとは思うのですが。とりあえずです。このリンクをクリックすると、同、ブロガー同盟のHPに飛ぶようです。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 ・初めて見つけた真当な対中観 (立花隆ブログ) ~ まともな中国観。おかしな中国観氾濫の中で。 おもしろ記事(これは私の記事) ・政治メディアが浜崎あゆみを好むわけ ~ 局は、熱気に包れた大型新人を盛り立てたい。 ・新人議員 杉村太蔵サン 物語 と稚内新幹線 ~ 「革命」 が 平リーマンにもたらした「大貧民」 閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.28

ブラームス交響曲第2番/第3番ジョージ・セル指揮、クリーヴランド管弦楽団雅趣あふれる透き通ったきわめて完成度の高い演奏。和解の感じが。争いより、和解。(楽天以外のアフィリエイト禁止のようなので、リンクできませんが、ご興味の方は、アマゾン等で検索してみてください。楽天に売ってないから仕方ないんですけどね。これ、ほんといいです。)お時間あれば、こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧クリントンの自伝 ~ 最近、元アメリカ大統領のクリントンの自伝を読んでいます。盆踊り ~ たまたま通りかかった公園で盆踊りをやっていたので、見てきました。(←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。おもしろいと思っていただけましたら、なにとぞ、ずずずいーと、クリックをお願い致します m(__)m )
2005.09.28

STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟が100超えに詳細は、よく分かりませんが、小泉政権に反対するという主旨の「STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟」というサイトのバナーを貼ったサイトが101サイトに達しているようです。同サイトには、以下のバナーから飛べるようです。 STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟、に協賛する私の記事はこちらです。STOP KOIZUMI ブロガー同盟(65site)に協賛改革には、小泉氏ごと『自民党摘出』が早道 ↑クリックしてください
2005.09.27

改革には、小泉氏ごと『自民党摘出』が早道STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟へのリンクバナーは、記事末尾にあり。お時間あれば、後でこちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・★★【お勧め記事】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」~ 細川元首相の小泉政治評価・「改革派」武部幹事長の驚天主張!借金千兆の今、今選挙戦で新幹線、稚内までを主張してた・★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 ~借金千兆の中「改革総仕上げ」と言う神経【自民党は構造の一部】~ 経営陣を入替えたほうがいい。(政権交代) (←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。このブログと記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願いします) ■ 「特別会計」も、「800兆の財政赤字」も、決して自然には出来ない 50年に渡る、政権政党「自民党」の管理監督下に出来、維持、管理された。 昨日、テレビ朝日の爆笑問題司会の政治番組で、特別会計(単純化すれば、400兆円以上、一般会計予算の5倍前後にも上る、国会審議も必要ないか、ほぼフリーパスの実質的官僚直轄の第二予算。気も遠くなるような浪費がされている)も取り上げていたが、こういうのは、全部政権党(自民党)承認の元で作られてきたのです。50年もほぼ同じ党が政権を担当してきたため、こういうものは、自然的に出来上がってきたような気がして、どこの党が作ったのかというような意識さえ日本では、忘れられがちですが、「自民党承認の元に」できていたのです。官僚支配、なんのかんのといいますが、自然に出来たのではない、日本が作ったのでもない、これは50年に渡る政権政党、 『自由民主党』という名称の政党がそのような政治を強いてきたのです。 800兆ってどれだけですか?トヨタ自動車、国内津々浦々、海外も、これだけトヨタ車走って、カローラ走って、セルシオ走って、子会社含め26万人も働いて、2004年度の申告所得、1兆に満たない9228億ですよ。 ■ 癌の手術 癌で手術をする時、腫瘍の部分のみ切り取らず、周辺組織も含めて、切り取られます。 私は、自民党は、日本の中の癌病巣のようなものだと考えています。複雑に絡みあって、周囲の組織に浸潤しているのです。その取り除きは、きわめて困難です。日本人は、民間部門も、個人も、きわめてよくやっているのに、その成果を食い潰しているのです。橋本派だけつぶれれば、それで病気が治ると考えるとすれば、あまりに甘すぎるのである、とでも言うよりほかない、と思います。 ■ 自民党の特定部分ではない。 特別会計に代表されるような日本の構造は、橋本派のような自民党の一部だけで出来てきたものではなく、宏池会や、福田派、その流れをくむ派閥、含め、すべての自民党、衆院、参院合わせ、すべての自民党議員、その秘書、支持団体、人脈のある官僚、が関わってできてきたものなのです。 橋本派、亀井派が悪いのではなく、小泉J氏自身も含め、全自民党が、全自民党議員が、その決定により、日々の生活により、このような政治行政システムを作り、運営し、維持管理し、存続させてきたのです。2回生以上の議員は、すべて大なり小なりその決定、遂行、維持に関わってきた、意に添ってかか沿わずかは別として、その遂行にあたり、自ら手を下してきた人々であり、下手人なのです。その中で生活し、その空気を吸い、それに従うことなくして、生活の成り立たなかった人たちなのです。その中に浸ることなくして生きられず、それが日々の生活となり、朝から夜までの何年にも渡る生活習慣となった人たちなのです。 昨日の、テレビ朝日の番組を見ても、民主党の議員の話を聞く限り、変えられそうであっても、自民党の議員の話を聞くと、なんだか、もごもご言うばかりで、具体的話しや、理解がなく、とても替えられそうではありませんでした。世代や人が変わっても同じです。自民党は、元々そういう議員の集まりで、それでいいと思った人しか入っていないからです。それでは、どうしようもない、駄目だと思った人は、とっくに離党しているのです。舛添要一のような人であれば、考え方の違いはあれど評価してもいいが、こういう人は、自民党の中では特異的存在です。 ■ 歴史と文化の重み 少し昔の人ですが、保守派の文芸批評家、小林秀雄は、「言葉にはすべて歴史の重みがかかっている、或る特殊な歴史生活が流した汗の目方がかかっている」(「言葉」文芸春秋 昭和35年2月)、「文化は、物が変化する様には決して変わって行くものではない、人間が成長する様に発展していくものだ。もし一国の文化にも人間の様に自覚能力があれば、自分の新しい一片の感覚にも、自分の古い全過去があると言うであろう。進歩主義者の誤りは、かくの如き有機体に対する全体的直覚を持たず、文化という因果の鎖をつまぐるところにあると思う。」 (「私の人生観」昭和24年10月)と、言っています。小林秀雄は、保守的批評家で、リベラルな私とは大きく考えが異なりますが、良い保守です。 自民党という人の集まり自体の性格も、政権からの転落なくして、今回いなくなった程度の人数が欠けた程度で変わりうるものでは到底ないものです。なぜなら、自民党政治、官僚との関係、業界団体との関係、政治的慣習、行動の仕方、党内の決まり事、上下関係、人間関係、作法、言葉、あらゆるものには、自民党の歴史生活が流した汗の重み、全重量がかかっているからです。 自民党、自民党政治、自民党が一部をなした政治の在り方、国のあり方は、恐らく、これまでの1万人近い、あまたの自民党議員の50年にも渡る、毎日の生活、毎日の汗、毎日の苦労、毎日の言葉、日々のやり取り、の中で、官僚、業界、支持者、警察、検察、司法、国民など外部の膨大な数の人たちとの繋がりも含め、無辺の時間のうちに作り出された、一種の「文化」「歴史」のようなものなのであって、「はい、自民党変わりました」などと、その言葉によって利益をうける権力者でもないのに本気で信じるとすれば、歴史の重みも、人間の手触りも知らない、浅はかな馬鹿者の考え方だと思います。 ■ 小泉Jの賢さ その面において、小泉Jは決して馬鹿ではない。彼は、そう言うことによって、自分が得がある、と思うから、そう言っているのです。策士が戦略的に言っていることを鵜呑みにすべきでない。「鵜呑み」というのは、首を繋がれた鵜が、騙されて呑み込むから鵜呑み、と言うのです。 ■ 改革へ 本当に、日本を救出、改革しようとおもうなら、自民党という組織を日本の中枢から切除して、その自民党が主導的役割を果たし、その一部となって作り上げ、形成されてきた、歴史、文化、ごと取り除き、新たな繋がりと仕組みを作ることです。 自民党は、変わったのか?、変わったのは、民主党の歳出削減案を、空想的という風にいいながら、網走、稚内迄の新幹線の延長を目指すべきと選挙戦で言う、武部幹事長に促された、杉村太蔵議員の方ではありませんか。 STOP KOIZUMI 自民党摘出。 STOP THE 癌病巣、REMOVE(摘出) 自民党。これが、日本救出の最短の近道です。癌細胞に、自分の手術をさせてはならないのです。そこには治癒の見込みは、全くない、のです。記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願いします。 STOP THE KOIZUMI ブロガー同盟という、既に44サイトが登録したサイトを他の方のブログ記事で見つけたので、バナーをお借りして貼り付けました。小泉政権はよくないという主旨には賛同するものの、郵政民営化が良いのか、悪いのか、今のところ私は、判断がつかないので、外からの応援として、バナーだけ貼っています。「郵政民営化はあらゆる改革ファシズムにつながる本丸」というのは、同意できない。「THE」が入るのは、自分としては、英語としておかしいのではないかとは思うのですが。とりあえずです。このリンクをクリックすると、同、ブロガー同盟のHPに飛ぶようです。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 おもしろ記事(これは私の記事) ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.27

画期的 分かりやすくて、飾りけなし素直お時間あれば、後でこちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・出た■古舘伊知郎 小泉首相「偉大」発言 ~ 放送中◆報道ステーション◆(テレビ朝日9/19) 日経新聞は、小泉Jの喜び組なの? ~ 社説もそう。益々おかしくなる日本随一の経済誌・★★★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 ~(1)借金1000兆の中「改革総仕上げ」と言う神経(←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。ありがとうごさいます。おかげさまで、143位まで上がりました。5日18:40現在。今後も、是非1日1回クリックをお願いいたします。m(__)m) ■ 画期的によかった。「ニッポンの選択!!」爆笑問題 & 日本国民のセンセイ教えてください、という番組を見た。見る前から、どうせテレビタックルのようなものだろうと頭痛かったが、チャンネルをつけてみたら、画期的に良かった。 ■ 議員が、「普通に」しゃべっていた。 これは、私が過去見た政治番組の中でも、もっとも良いと思えるくらい良い番組のように思えました。各党の議員が普通にしゃべっていた。ショー化されていない。爆笑問題の田中裕二の司会もよかった。全部真正面から応えさせている。政治番組のほぼすべての司会者にあるといっていい、おもねりもなかった。 浜コーが狂言回しをしているが、これは視聴率上、仕方のないと思えるレベルにおさまっている。一緒に出ている、ラサール石井や他の芸能人、宮崎哲哉、勝谷誠彦らの要点をついた突っ込みも、議論を ON THE TRACK にするのに役立っている。聴衆の拍手を始め、専門家の国会議員と、専門知識はないが、判断力においては劣らない、芸能人、評論家、聴衆、全員による、公開討論会のようになっていて素晴らしい。日曜の朝にやっている、出来レースな、いかがわしい討論番組より、むしろ情報量は高い。 ■ 時事でない、国政上の重要課題を分かりやすく、は、かつてない。 特別会計の話しをはじめ、私も含め、国民が知らなかったが、特別重要な政治上の課題についての啓蒙番組として、最高レベルだったように思う。こういう重要なことを、一般視聴者におもしろいと思って見させられる番組作りは素晴らしい。ある意味サクラなのかもしれないが、飯島愛でも「そうだったのか!」という表情で見ていたのが、ひじょうに印象的だった。 日本の新聞、TVの最大の欠点として、政治家の人情機微や、時事は、死者にむち打つ、と言って良いほど、いやというまで報道するが、国の政治の一番根幹にあって、時事的には、表に出てくることはないが、もっとも重要な部分を体系的に読者、視聴者につたえようとする姿勢、その発信能力がほぼゼロに等しかった、ということがある。特別会計のように、時事とは、現状無関係に等しい項目について、これだけ分かりやすく、国民に伝えた報道姿勢は、いくら誉めても誉めたりないくらいだと思う。 ■ いらない番組と、誉めることで取り替える。 自分がいかに重要人物かを周知させること自体が自己目的化したような司会者の討論番組や、見せ物議論番組、変な政治家の人形を立てて砂糖でまぶしたような扇情的なビデオを見せる報道番組、プロレス中継をやっているべきキャスターが司会をしている報道番組、これらは、もういらない。視聴者の知的レベルにも、危機意識にもあっていない。 私は、これまでになかったような画期的なものを見た時は、「誉める」というのが、きわめて大切だと考えています。企画した当人、内心これで本当に大丈夫か、と思っているに違いないからです。というわけで、以下から、即座にテレ朝に、いい番組だったと電話します。同様に感じられた方は、以下からどうぞ。はい!テレビ朝日です(視聴者窓口) 「バラエティすぎる」という意見もあるそうですが、人それぞれですね。いい番組は、数ある悪い番組の中からようやく出てくる。ぱっと出てきたとき、すぐ、釘で打ち付けて、二度と消えないようにする、これが大切だと思います。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。 おもしろ記事(これは私の記事) ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.26
残高漸減の中、追い打ちにならないか? お時間あれば、後でこちらもご覧ください ◆このブログのその他記事一覧 ・重要記事★★★財政現状トータル展望★★ 数字を見れば具体的に分かる危機 原題『「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 ~借金一千兆の中「改革総仕上げ」と言う神経』 ・★財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか? ・【資金図付】郵政民営化が抱える大きな危険 ~ 9割は国へ貸付。その金一体どこが肩代りする? ・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水 ・民営化会社 出自が官、発想が官、人材が官、資金は国債 サバイバル可能か。 ■ 郵便局が郵貯残高漸減の中、投信販売開始 郵便局が10月3日に、投資信託の販売を始めた、ということですが、 以前の記事で、書きましたように、郵貯の資産のうち、95%くらいは、国、地方、公益法人などに、国債、地方債、公庫公団債、貸付金、財務省預託金、などで、貸し出されているようです。こちらの記事の図でご覧ください。ここをクリック 日経新聞は、10月3日付け記事で、「9月末時点の郵貯残高は206兆円で、ピークだった1999年度から約50兆円も減った。運用収益の先細りが見込まれる中で、公社は新たな収益の柱として、投信販売による手数料収入に期待を込めている」と書いています。 ■ 郵貯のお金が投信を介して証券会社に流れたら、 同時に、安東俊夫投資信託協会会長、の話しとして「郵便貯金(現在約二百兆円)の約一割は投信に流れるとみている」とも書いています。 そんなにうまくいくかどうかは別として、現在の漸減傾向を無視してさえ、郵貯の残高の1割も投資信託に流れたら、上で述べた国などへの貸付金の一部を引き上げなければ(返して貰って現金化しなければ)、預金の引き出しに応えられなくなると思います。現在、郵便貯金の資金の内、国などへの貸付金でないのは、5%くらいだからです。 預金者が投資信託を買うには、預金を下ろして、証券会社の口座に、購入代金を振り込む必要があるはずです。投資信託は、国債などで運用されるようなものではないと思うので、現状で約5割が国債となっている郵貯運用の場合より、国全体としては国債の購入余力は減少するはずだと思われます。 ■ 国債の購買余力は減少しないのか? 私などには、今でもきちきちに思える、国全体の国債購入余力が減る可能性があるということと、投信購入に際して引き出しに応じるのに、郵貯残高が減り、現金が必要になる、事を郵政公社ではどう考えているのでしょうか。 日経が、さらりと郵貯残高が1999年から50兆(約20%) 減ったと書いて、国債の心配をしていないのも私には不思議です。 □ 前記事の検証 前の記事に関連して、他の方が、ブログで、民営化法案では、郵貯は、国債 地方債 政府保証債、預金者への貸し付け、以外の運用は出来なくなっている旨を指摘されています。重要な点だと思いますので、私の記事と合わせてご覧になることを強くお勧めします。 http://plaza.rakuten.co.jp/zubosuso/diary/200510020000/(←クリック) 簡易保険に関しては、下記のようになっていました。独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法(案)要綱(←クリック)(8)簡易生命保険資産の運用 機構は、保険契約者貸付け、有価証券等の売買、金融機関への預金等の方法による場合を除くほか、簡易生命保険資産を運用してはならないものとする。(要綱より)詳しくは、こちら独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法(案) 法律案・理由(←クリック) 一応、お断りしておいたほうがいいと思いますので、書いておきますが、私は、金融経済については、全く素人です。いろいろ書いていますのは、自分の理解できる範囲で、常識的に考えれば、こうであるはず、と思うことを書いています。教える、というような立場ではありません。ネットや本でできるだけ専門家の意見も参考にするようにしていますが、基本的には素人の意見ですので、閲覧いただいている皆さんが御自身で考えられる上の、「参考」として見ていただくのがよいと思います。 私は、かなりしつこく考えるたちで、私なりに常識的に筋道立てて考えると、こうなると思った、ということを書いております。この人は、こう考えているようだが、私は同じ材料でどうなのか?という視点で読んでいただくのが一番よいと考えています。今回の記事でも、投信で株式発行企業に流れる金は、税収にどう影響するのかとか、それらの企業が国債を買わないのか、いよいよ国債の買い手がなく危なくなった時、国は、経済界に、一時的に国債を買い支えてくれるよう依頼するのか、など私にはいろいろ分からない点があります。記事終わり▼Click して頂くとこのブログのランキングPT加算されますご協力、たいへんありがとうこざいます。m(__)mクリック後、このサイトに戻るには、「戻る」ボタンを押されてください。上のリンクのクリックの意味について: 出来るだけ沢山の方に見ていただきたいと思って書いております。上記リンクをワンクリックだけしていただくことで、ランクインしてこのサイトが多くの方の目に触れるようになれば、それが可能になると思います。他の方にも読ませたいと思う部分がもしあれば、ご協力いただければたいへん幸せです。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。
2005.09.25
出自が官、発想が官、人材が官、資金は国債記事内容はこちらです。 ↑ クリック
2005.09.24
出自が官、発想が官、人材が官、資金は国債 こちらもご覧ください ◆このブログのその他記事一覧 ・★財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか? ・財政破綻関連記事一覧 ・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水 ・20年後 税収、利払いで全部「パー」!!~国 審議会試算 税金 利子返してすっからかん?! ・重要記事★★★財政現状トータル展望★★ 数字を見れば具体的に分かる危機 原題『「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 ~借金一千兆の中「改革総仕上げ」と言う神経』 ・【資金図付】郵政民営化が抱える大きな危険 ~ 9割は国へ貸付。その金一体どこが肩代りする? ■ 郵政民営化、反対か、賛成か。 最初に、私自身は、郵政民営化に反対か、賛成かよく分からない、とお断りした上でお話させていただきたいと思います。 私は、ずっと以前より、郵貯簡保のお金もその原資の一部を為す、国の不明朗な第二予算のようなものであった「財政投融資計画」を、すべて官僚の恣意での決定でなく、すべて国会の承認を必要として、内容を透明化、マスコミ等第三者による検証を可能にすることが必要だと考えていました。一般会計予算と同じく、国会で議決すべしと。ですから経営主体が国か、民間かには、さして興味がなく、「あえて言えば、賛成なのかな?」、という程度でした。 しかし、今回衆院解散あたりから、考え直し、財政破綻時のリザーブ、万一の際の貯え、として、330兆を国に残すべきという考えから、郵政民営化に反対、になりました。 そして、その後、郵貯簡保の資金のなんと、90%が国など公的部門に既に貸し出されていることが分かって以来、民営化について、よく分からなくなりました。郵貯簡保には、金があるようで、実は使えるお金がないんですから。 その上でのお話ですが、 ■ 企画発想が官の 郵政民営化 まず、通常、会社は、会社を興そうと考える人が、これをやって儲けようと考えて興すものだと思います。まず金が儲かるだろうと言う見込みが先にきて、それでこういう会社を作ろうと。 民営化の場合、そういう正常な形の会社の出来方ではありません。いまの国のやっている事業が、国のためにならないから、民間化しよう、という積み荷おろし(ダンプ)の感覚です。 今回、民営化の最大の推進者は、小泉J氏(小泉首相)ですが、小泉J氏は、勤務実態がないのに、厚生年金掛金を会社に払ってもらっていた時期はあっても、一般企業で働いたことは(恐らくアルバイト以外は)ないようです。 竹中氏、今回の民営化を指揮し、内容をとりまとめた人と思われますが、この方は「民間」のイメージが強いですが、実際は「学者」で、実業家ではない人です。学者と実業家では、運動生理学者とオリンピック選手、に近い違いがあるのではないでしょうか? だから、郵政三事業の新会社は、ビジネスの門外漢の素人が企画発想して、作っている会社といえるのではないかと思います。 ■ インフラが決定的意味を持つ、国鉄、電電公社民営化との違い 一方、国鉄、電電公社の民営化については、たしかに「官の事情で」「官の発想」で作られた点は、今回の郵政三事業の民営化と同じですが、この2事業の場合は、それぞれが持っていた「インフラ」、つまり、鉄道網と、電話の通信設備が、圧倒的に意味をもつ事業であったから、成功の確率は高かった、と思われます。 電話は、新事業者が新規でちょぼちょぼ参入してくるとはいえ、当初はほぼ独占で、インターネット経由通信が出てくるまでは、根っこを押さえている点たいへんな強みがありました。 鉄道も、私鉄とかぶっている路線はそんなにないのですから、ある程度の収益は見込めたといえるのではないかと思います。 ■郵貯簡保は、むしろ競争上の不利があるのではないか。 一方、郵貯簡保については、たしかに支店が多い点は有利かとは思われ、振込時に相手の口座番号で、相手の名前まで表示されるシステムが使われている等、有利な点はあるかもしれません。 しかし、資金量の9割が国など公的部門への貸し付けとなっている点は、一般金融機関より不利であると思われます。というのも、それを引き上げよう、つまり現金化して、他の形で運用やビジネスに振り向けようとしても、保有量があまりに巨額であるため、国債売りなら、国債の暴落、その他貸し付けの引き上げなら、貸し付け先の公庫、公団、地方公共団体、国、等の破綻につながるため、実質的に資金の9割は、動かせず、残りの1割以下を利用して、残りの9割を含む全体に見合う収益を上げる必要があるからです。 ■ 同業の、銀行・保険業界の見立て。郵貯簡保は競争有利か? 先ほど、企画発想は官、と申し上げましたけれども、では同業の金融機関はどう考えているかというと、下のリンク先をクリックしていただいて、画面を出した上で、上の□%、と書いたところの+印をクリックして倍率を100%に拡大した上で見ていただくとすぐ分かります。 2005年2月28日付け新聞各紙全面広告(←クリック) 上のリンク(今年、2/28日付けの新聞各紙に銀行・生保業界連名で掲載された全面広告) を見ていただければ、すぐ分かるように、銀行、生保業界は、「郵政民営化賛成」です。 「郵政民営化にあたり、 私たちは「公正な競争が行われることを望みます」という一番大きな見出しだけ見ると、「民営化」を警戒しているのかなと思ってしまうかと思いますが、6つの欄の内、右肩の内容を読むと、『民間の商品・サービス提供網などが充実した 今日、「簡易で確実な少額貯蓄手段」「簡易に 利用できる生命保険」を国営公社で提供する 意義は、もはやないと私たちは考えます』と、書いてあり、金融業界は、郵貯簡保の民営化に賛成なのが分かります。(まあ、若い方は、国のことを考えて賛成しているのかなと思われる方もあるかもしれませんが、実業界はそんなもんじゃないです) ■ 同業者は、民営化したほうが、郵貯簡保に不利と思っているが。 ということは、同業者の銀行・保険業界は、「民営化」は、自分たちのためになる、郵貯簡保には不利と判断しているということであって、これは明らかに、民営化新会社に不利な材料です。というのは、郵政新会社は、資金の9割を国への貸し付けの形で事実上、拘束されているのに、一般の他の銀行、保険会社は、郵貯簡保から、自分たちのほうに資金が流れてくるだろうと予測している、ということだと思うからです。そうなると、郵貯簡保が利益を上げるためには、全資金量の公(おおやけ[つまり国等]) への貸し付け以外の、残りの10%から、さらに他の銀行、保険会社に流れる分を引いた残りの資金を利用して、利益を上げないといけないと思われるからです。 この、他の銀行、保険業者は、「民営化」されたほうが、自分たちは有利だ、と判断しているという点は、たいへん重要だと思います。 ■ 簡保資金120兆を70人で運用していた公社の民営化?? 如何に利益を上げるかという点について、ここでひとつだけ書いておけば、何度も引用している仁科氏の「郵貯崩壊」では、1999年4月の財政金融委員会で(国会のことだと思いますが)、郵政官僚が、簡保資金について、70人が3グループに分かれ、お互いチェックしあいながら担当している、と答弁している、と書かれています。これについて、仁科氏は、120兆を70人で運用するなど民間では考えられず、数十分の一(1~10兆くらいか)の資産運用を行う投信会社でさえ、数百人単位のプロで運用している、と指摘しています。 「120兆を70人で運用している」と聞いて、分かる人は、瞬時にその意味するところが分かりますが、分からない人は、すぐピンとはこないかもしれません。今後もう少し詳しくお話したいと思いますが、とにかく、これだけを見ても、こんな公社を、資金の9割を占める国等への貸付を抱えたまま民営化することは、きわめて、怖いことであります。▼Click して頂くとこのブログのランキングPT加算されますご協力、たいへんありがとうこざいます。m(__)mクリック後、このサイトに戻るには、「戻る」ボタンを押されてください。上のリンクのクリックの意味について: 出来るだけ沢山の方に見ていただきたいと思って書いております。上記リンクをワンクリックだけしていただくことで、ランクインしてこのサイトが多くの方の目に触れるようになれば、それが可能になると思います。他の方にも読ませたいと思う部分がもしあれば、ご協力いただければたいへん幸せです。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。
2005.09.23
9割は国への貸付。融資途絶なら国壊滅の危険性郵政資産の9割は国への貸付。融資途絶なら国壊滅の危険性こちらをご覧ください ↑ クリック郵政民営化は、事によると、国破綻、財政破綻、国民生活破綻の引き金となりうる、重大な危険性を内包していると考えられます。上記のリンク先のページで、それを郵政公社ホームページからデータ取りした「郵貯資産内容」を金額で表す 図を使い、具体的にご説明します。国債暴落、超インフレも考えられると思います。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック)
2005.09.22

9割は国へ貸付。その金一体どこが肩代りする?【図解付き↓】 こちらもご覧ください ◆このブログのその他記事一覧 ・重要記事★★★財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか?(←クリック) ・財政破綻関連記事一覧 ・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水 ・20年後 税収、利払いで全部「パー」!!~国 審議会試算 税金 利子返してすっからかん?! ・重要記事★★★財政現状トータル展望★★ 数字を見れば具体的に分かる危機 原題『「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 ~借金一千兆の中「改革総仕上げ」と言う神経』(←クリック) 注意を喚起させていただきたいため、色、動き等、多様しておりますので、ややセンセーショナルに見えるかと思いますが、以下、実際には常識的に書いております。 チェルノブイリ的危険と書きましたが、正確には、原子力発電所が近所に出来るのと同じくらい危険だ、という意味でつけました。放射能漏れ、起こらないかもしれないが、起こる可能性はある、ということです。実際は、確率的には、近所に原発が出来るより、郵政民営化のほうが、はるかに危険だと思われます。単に私が頭が悪いだけかもしれません。よく考えてみてください。あるいは、やり方にもよるのかもしれません。 私が、こんな題名をつけても見ていただきたかったのは、「郵政民営化」には、もっとすごい危険があると思われるのに、一般には、郵便配達と郵パックをクロネコがやるのと同程度にしか認識されていない。からです。 国は、約800兆の借金のうち、160兆以上を、ここ、郵便貯金と簡易保険から借りているのです。 下の図を見てください。郵政公社のホームページの郵便貯金と簡易保険の運用状況の統計のページの数字 (2004年度末) を元に、私が作ったものです。[この記事末尾の図の解説もご覧ください] 選挙で大勝した小泉Jは、「官から民へ」等、言い散らかしております。 図の、紫色で塗りつぶしてある部分は、公(おおやけ)の部門に貸しているお金を表しています。国とか地方とか、財務省、公庫公団など、その関連法人などにです。解釈の余地などありません。この記事末尾に明示してある、郵政公社の元データから明らかなように、項目は公社のデータ項目、ほぼそのままです。見ていただければすぐ分かるように、公的部門に貸し、預けているお金の資金総額に占める割合は、郵便貯金で約95%。簡易保険で、約85%です。そして、郵貯簡保合計では、資金総額の約91%です。つまり、郵便貯金と、簡易保険の合計資産の 9割 は、国に貸しているお金なのです。 ご承知のように、日本は国と地方合わせると、公の部門で、約1000兆の借金があります。そして、この先数年は、どんなに節約しても、既に私の他の記事で説明しましたように、毎年、前の年より、30兆円近くは、借金を 余分に 増やさないと、財政破綻する 状態です。 だから、公の部門に、誰かが貸してくれるお金は、増やすことが、絶対に必要である一方で、減らせる余地 など、どこにもありません。 では、「官から民へ」などと言っておりますけれども、郵貯から、公的部門に貸してくれている約300兆のお金を、民間に流せる余地が、どこにあるのでしょうか? 毎年、30兆、今借りている分よりも、さらに余計にどこかから分捕って(借りて) こなければ、日本は、いわば破産します。これは、誇張のように思えますが、実際は微塵(みじん)の誇張もない、事実です。自民党も民主党も共産党さへも認めるはずの事実のはずです。これが、これまで可能だったから、はじめて破産せずに済んだはずです。30兆、毎年、今借りている分より、さらに分捕ってくる、これが日本と日本人にとり、死活問題 (生きるか死ぬかの問題) のはずです。 郵貯簡保のお金を民間に流す、ということは、毎年、30兆+(郵貯簡保で貸してくれなくなった金額[民間に流れる金額] )を、郵貯簡保以外から、分捕ってくる (借りてくる) ことが、破産を防ぐために、絶対に必要に、なるということです。30兆円+α 分捕ればいいのでありません。年30兆増ですから、翌年までには60兆+α、翌々年までに90兆円+α !!!、の分捕りが必要になります。これが最低でも数年は続きます。が、四大メガバンクと呼ばれる、三井住友、東京三菱、みずほ及びUFJの資金量は、合計でも郵貯貯金の総残高と同じ 程度 (第162回国会 郵政民営化に関する特別委員会 第16号 平成17年6月16日 における経済同友会代表幹事の北城参考人答弁による) でしかないのです。同じ程度、ということは、200兆円強くらいでしょう。 確かに、郵貯簡保に300兆も借りている状態は、異常かもしれません。しかし、同時に、今の、同じく異常な財政状況、財政危機、において、絶対に借り続けなければ、ならない、しかもさらに貸し増ししてもらわなければ破滅する中、その最大の貸し手を、コントロールの効く国の経営する公社から、コントロールの効かないいわば、堀江社長や、リップルウッドや、村上ファンドでも、買おうと思えば株を買える、民間の株式会社にすることの危険は、いかほどのものか、考えてみたことがありますか、と、ほんとに聞いてみないといけないと思います。 私は、今の時点で、民営化すべきか、しないほうがいいのか、はっきり分かりません。が、こんなにも危険なことを、「官から民へ」などという、「民間に出来ることは民間に」などという、中身のないメッセージで、国民に、一番重要な部分を知らせもせず、説明もせず、自ら理解しているのかどうかも、判然としない中、簡単に決めようとする、この神経は、誰にせよ、空恐ろしいと考えています。 下手をすると、国破綻なんです。この足もすくむ怖さを、よく考えてみませんか? あまり、いろいろ言い過ぎると、要点が分からなくなるので、一点集中の記事にしました。私の理解している範囲でも、危険性を、もっと具体的に、この記事にないことも語ることができます。何日か、続きを書きますので、ご覧いただければと思います。 最後に、私がこれも怖いと思う数字を挙げておきます。郵貯の国債保有残高 53(2001)→72(2002)→86(2003)→107兆円(2004) 各年度末郵貯の資産残高 239(2001)→233(2002)→227(2003)→214兆円(2004) 各年度末 なお、この記事は、リンクはしていただいて結構ですが、転載はしないでください。御自身で同じテーマについて記事を書かれる場合は、御自身の判断で、よく考えられた上、御自身の考えを書かれるようにお願いいたします。 この記事中の図について。 この図は、金融ジャーナリスト仁科剛平氏の著書「郵貯崩壊」(祥伝社 2004年11月)の中で、仁科氏が作っていた図を参考に、私が、郵政公社のホームページの最新のデータを元に、私が理解できる形に作った図です。元データ(数値)は、以下のページにあります。すべて、郵政公社のホームページの中です。郵便貯金運用状況入り口ページ http://www.zaimu.japanpost.jp/tokei/2004/kw04.htmlページ一番下の方の、財政状況 9 郵便貯金資金の運用状況 欄運用状況データhttp://www.zaimu.japanpost.jp/tokei/2004/excel/chokin/caxx0051.xls簡易保険運用状況入り口ページhttp://www.zaimu.japanpost.jp/tokei/2004/ka04.htmlページ一番下の方の、時系列データの目次→簡易保険→経理→2.資金運用状況 運用状況データhttp://www.zaimu.japanpost.jp/tokei/2004/excel/kampo/haxx0005.xls(えらい読みにくい。なんとかならないのか) 何分私は、金融経済の専門家等ではまったくないので、図は、単に参考とお考えください。ただ、仁科氏の作られた図と、年度が違いますので、数値が違いますが、大方ほとんど同じになったので、大きな間違いはないと思います。 なお、仁科氏の作られた図では、「財投債など公庫公団債等」という項目がありますが、私が、上記の郵貯のHPの元データで見たところ、「財投債」という言葉を含む項目がなく、「公庫公団債」の項目はありましたので、「公庫公団債」の項目で作ってあります。とりあえず、自分に理解できないことは書かないようにしました。(こんなものは、本当は、マスコミで作って欲しいと思います) こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。
2005.09.22
社説もそう。益々おかしくなる日本随一の経済誌こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・解散前後~選挙の「日経新聞」見出し等 ~『報道バイアス』はあるのかないのか?・岩瀬氏も批判 日経 露骨政権後押し記事 ~ 「投票1週間前に民営化を絶賛した日経の意図」週刊現代 9/24付け紙上で。・出た■古舘伊知郎 小泉首相「偉大」発言 ~ 放送中◆報道ステーション◆(テレビ朝日9/19) ・★★★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 ~(1)借金1000兆の中「改革総仕上げ」と言う神経日経新聞9月27日付け社説「首相は『郵政後』の課題をもっと語れ」 について。(原文←クリック)(以下、原文からの引用は、すべて茶色の字にしてあります) まず、一番気になった部分から、です。「演説の4割を郵政民営化にあてた」と書いた後、「就任してからほぼ4年半の歳月を経て、ようやく郵政民営化の道筋がついたことの達成感はよく伝わってきた」 と締めています。 なんだ、これは? 所信表明演説は、「達成感」、を表明するためのもの、では、明らかにないでしょう? これを書いた論説委員と日経新聞は、国会冒頭での首相の所信表明演説は、いかに自分がよくやったか表明したり、自分は嬉しいという気持を表明するために使うものと考えているのか? しかも、日本が財政、年金はじめ、今ほど、困難な問題に直面している時に? よく考えると、この下りはひじょうにおかしいです。親しい人が、なにげなく言った一言に、微妙なズレ、を感じる時と同じくらい、SF的、オカルト的に怖い、と思います。友達が、あれ、もしかして、統一協会入っちゃったのかな?等と感じる時と同じような、びみゃうなズレの怖さを感じます。「達成感はよく伝わってきた」って、なんだ、これは? あとは、この社説について、私のその他の所感です。「演説の4割を郵政民営化にあてた」というのですから、「郵政後」の課題をもっと語れ、というような題名の社説を書くのは、報道機関としてごく当たり前だと思います。その意味では、常識的な表題。すでに、ほぼ成立が確実視される法案について、貴重な時間の4割も割くのは、異常でしょう。 次ぎに、怖いのは、この社説が、冒頭に「小泉首相の国会演説は簡潔を旨としている。今回は特に内容を絞り、歴代2番目の異例の短さという。」と書いているところです。 「小泉首相の国会演説は簡潔を旨としている。」、2回くらい読んでみてください。 微妙にちょっとおかしいと思いませんか? この書き方は、完全に身内の書き方でしょう。どうですか?、「私どもの総裁の演説は」とか「私どもの党首:・・・」「私どもの社長の演説は」というなら、普通の書き方です。でも、これは? 小泉Jは、日経新聞の社長でもなければ総裁でもない。取材対象ですよね。日経新聞はとうとう、取材対象と、自らが、どっちがどっちかの"けぢめ"(区別感) もつかないような新聞になってしまったのか。「私どもの小泉は、これこれでございます」。私には、そう読めます。怖い。怖くもあるし、一抹滑稽でもある。 「民営化の是非の勝負はついた。その観点からみると、郵政以外のテーマへの言及が少ないのは物足りない」 このあたりの批判精神も、おそらく自民党内の一般議員以下ではないでしょうか? 自民党議員が読んでも、「おいおい、お前、ほんとに新聞かよ?」、という感じがするのではないかと思われます? 社説結語の、「首相は郵政以外の課題も雄弁に語り、果断に実行する責務を負っている」、これも、ちょっとひっかかります。「雄弁に語り」とはどういうことか。「雄弁」て、日本では、どちかといえば、「中身がない」というイメージも強いことばでしょう。中身がなくても、とりあえず語っておけ、というメッセージか。それとも、もともと中身がないことを認めた上での言葉選びかと、考え込んでしまいます。どちらにしても、言葉を飾るのが目的ではないでしょう。なぜ、「雄弁」ではなくて、「郵政以外の課題も、国民に率直に(或いは、詳しく)語りかけるべきだ」とか、そういう表現にならないのか? この直前の部分は、「与党に衆院の三分の二という圧倒的な議席を与えた国民は、郵政後の改革の青写真と首相のやる気を知りたいに違いない」となっています。 正しい。むしろ、それこそを知りたい。では、そういう認識があるなら、なぜ「ここまでこられたのは郵政民営化への小泉首相の強烈な思い入れがあったからである」と首相を誉め讃えた後、『政府系金融機関の統廃合、三位一体改革、国家公務員の総人件費の削減等につき、改革に取り組む等述べ、あっさり触れただけで「当面の課題を羅列しているという印象はぬぐえない」、「物足りない」程度の表現』で、みょうに首相に理解を示しているのか?「郵政後の改革の青写真と首相のやる気を知りたい」という国民の期待に、まるで応えていないのですから、厳しく批判されるべきでしょう。最初にも挙げましたが、なんで、「達成感はよく伝わってきた」、なんてへんなほめ方をしているのか? 以前の二~三の記事でも紹介させていただいた通り、日経新聞は、選挙中の9月3日に、「民営化で国の収入31兆 NTT・JR・JTなど」という見出しの記事を、時事との脈絡なく、唐突に1面トップに出し、しかもそれが、財務省の集計を元に合計して判明したと書きながら、誰が何故集計して分かったのか、書いていなかったり、また、8月21日の同一記事内の見出しを小泉総裁と岡田元代表で、首相の見出し活字のほうを2倍近くも大きくしたりということがありました。 私にとっては、このやたらに関連会社多く肥大化した経済専門誌は、一生懸命に、自民党と小泉J氏のために身を粉にして働いているようなイメージの新聞になりつつあります。私には、なんだか、えなりかずき君が小泉J氏や自民党のために、もし働くとしたら、こんな感じかな、というようなイメージに思えます。こんなことでいいのか? 日経新聞は、雑巾がけでもなんでもするのか? この記事の上に、それについて、日経新聞の実際の記事に基づき検証した別の記事へのリンクもつけてありますので、よろしければ、併せてご覧ください。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。 他の方のブログ 民主党の皆さまに再度お願い 選挙運動に直接関わられた方のお話は、経験のない方には、参考になると思います。 おもしろ記事(これは私の記事) ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.19
民営化Yは、地銀不良債権のゴミ箱との論こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・財政破綻関連記事一覧・★★★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 ~(1)借金1000兆の中「改革総仕上げ」と言う神経・日米報道番組の印象の比較 ~ 子供向けで、距離感無く、場の雰囲気を大切にする日本地方銀行株が急上昇しています。数ある地銀、第二地銀の中から、適当に選んでみました。前が9/9(選挙前の金曜)、後ろが9/27の株価(終値)西日本シティー銀行□□□□□□□□ 711→831九州親和HD(親和銀行)□□□□□□□ 195 →261ほくほくHD(北海道銀行+北陸銀行) □□ 346→411千葉興業銀行□□□□□□□□□□□ 1520→2485愛媛銀行□□□□□□□□□□□□□ 461→566(投資に関して株価の間違いには責任を持ちません) 25日付の日本経済新聞によると、全国の地方銀行の不良債権比率が2007年3月期に平均で4%前後に下がる見通し。等と報じられていて、 一般的には、不良債権の比率が下がったことや、地方の地価下げ止まり、景気回復の影響が中小企業にまで及んできた、などが、急上昇の背景として説明されていたように思います。(違ったら御免なさい) ただ、これと別に、上がり始めたのは、ほぽ選挙後です。選挙後、東証の株価自体、全体に相当上がっているようですが、地銀株は上がり方が飛び抜けて目立っています。 株式評論家で、金融ジャーナリストの仁科剛平氏は、昨年11月に出版された著書「郵貯崩壊」で、民営化郵貯が、国有化したりそな、あしぎんの引受先、プラス、地方の不良地銀のゴミ箱にされるのではないか、ということをその本の中で書かれています。 以下同書より引用。*************************************************「地方の不良銀行にUFJ同様の厳正な検査を行なったら、ばたばたと銀行破綻が相次ぎ、金融パニックが起こる」「そうした腐った地方の金融機関の問題を、われわれ国民が汗水たらして預けた郵便貯金や簡易保険の資金で一挙に解決しようというのが、小泉の掲げる『郵政民営化』の本当の狙いなのではないか」「地銀・第二地銀の不良債権問題を先送りしたまま、郵貯民営化で問題地銀を接収し、不良債権をごまかす、といった筋書きが想像される」「07年度の分割は見送られたものの、今後10年近くかけて地域単位に分割するという『スーパーリージョナルバンク』構想が云々されている ・・・・中略・・・・ こうした一連の動きは、郵貯を分割民営化し、地域の不良地銀のゴミ箱にするような金融庁サイドの民営化構想の伏線と考えられる」「多額の不良債権を押し付けられ、これまで国から得られていた『利子補填』を受けることができず、資産劣化の進んだ郵貯が債務超過に陥り、預金封鎖や利子減額、ひいては預金没収といった多額の損害を預金者に与える事態が考えられる」************************************************* 最近の地銀株急上昇と関係ある、とは言えないが、ないとも言えないように思うので、とりあえず紹介まで書いてみました。関係ある、とすれば、選挙結果により、郵政民営化がほぼ確定したと考え、不良地銀は郵貯で救済されるのではないかという思惑から、優良地銀も含め、地銀株全般に底上げされた、というストーリーになると思います。 なお、まだ全体通して読んでいないものの、私は、どうもこの仁科氏の「郵貯崩壊」という本は、かなり価値の高い本だ、という判断にどんどん傾きつつあります。なお、上の文のみを読むと、本のメインテーマが郵貯による地銀救済、ともとれますが、実際は、内容の一部と思います。 経済評論家には、最近「アジアが日本に屈する日」というような本を書いている、昔はバブル期にバブルを煽りまくったとの評判で、私としても、ほとんどはじけた頃にも、まだバブルはまだまだ続く的なことを言っていたような気もする、長谷川慶太郎のような、いい加減な人もいます。 一方、この仁科氏については、よく分かりませんが、50を過ぎた年の人にしては、パソコンで数理分析等も出来、話しも理論的で、巻末には参考文献一覧が4ページ出ており、所謂、一般的な株式評論家とは、区別して考えていい人と思います。青白いインテリ、タイプでもなく、実務者、投資家タイプだと思います。 私は、既に民営化に懐疑的になってからこの本を読んだので、この本で懐疑的になったわけではありませんが、認識に共通する点も多く、考えがずっと深まった点も多いです。仕組みや、金額について具体的に書かれているため、資料価値や、正確な理解に役立つ点も多いと思います。 ついでですが、私の調べたところで、現在の私の理解としては、民営化後の郵貯については、預金への政府保証は、民営化前に預け入れた定期預金については、満期を迎えた段階で外され、通常貯金については、民営化と同時にすべてなくなる、ということのようです。財務省は、これを一番狙っている、と私は思っています。要するに、保証をはずさないと、たいへんなことになる、と。首相の民営化の目的は分かりませんが、官僚の目的は、「破綻に備えたい」だと思います。 「郵貯崩壊」 2004年11月 仁科剛平著 祥伝社 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。 他の方のブログ 民主党の皆さまに再度お願い 選挙運動に直接関わられた方のお話は、経験のない方には、参考になると思います。 おもしろ記事(これは私の記事) ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.18
まともな中国観。おかしな中国観氾濫の中で。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・財政破綻関連記事一覧・真の改革政府 韓国人元徴用工に未払手当「316円 !」支払い。桁違い?ではありません。・日米報道番組の印象の比較 ~ 子供向けで、距離感無く、場の雰囲気を大切にする日本 ここしばらくで、はじめてまともな対中観の文章を見つけました。 こちらです。 クリック← 歴史の部分もそうですが、現在の中国についての認識も参考になると思います。 なお、立花氏の上記の文章について、下記の部分がおかしいという指摘もあるようです。*********************************************報道番組あり、ドキュメンタリーあり、ドラマあり、演劇、バレエ、歌謡番組ありと、本当にあの手この手で、対日戦争時代の中国の苦難の日々が伝えられている。それが7月7日の盧溝橋事件記念日以来、2カ月もつづいているのだ。しばらく前に反日デモが爆発したとき、日本のテレビでは、それは反日教育のせいだの、官製デモだのといったことを、したり顔で伝える論者たちがいたが、こういう番組を次々に見るともなく見ていると、反日感情は、中国人にとって自然な感情の発露なのだということがよくわかる。(以上、立花氏ブログより)********************************************* 批判の指摘は、中国のテレビは、国営だから宣伝だ、という意見だと思いますが、私は中国の放送事情はよく分からないので、全て国営なのか、実質的にか、実際に民営の放送があるのかはよく分からない。 が、日本人の多くは、渋谷の宇田川町や、大阪の道頓堀や、札幌の大通り公園、近所の商店街、近くの用水路、そういったところに多数の外国の軍隊が、銃を持って立ち並び、家族や親類で、それらの軍に殺されたり傷つけられたりした人が、多数いる、いつ何時、家の中に入ってきても、文句も言えない、それが、今日も、明日も、来月も、来年も、何年も、当時の人にとってみれば、「いつまでも」続くということがどういう状態か、よくよく考えてみたことのある人は、本当にとても少ない、と思います。 中国の人たちにとっては、「対日戦争時代の中国の苦難」というのは、過去の辛かった頃の苦労の記憶です。だから、何度でも繰り返し思い出す。サッカーで、口汚い応援をされたり、デモで日本料理屋が壊されたり。これで、それが頻繁に思い出されるとすれば、町中に銃や、銃剣(刃物)を持った外国の軍隊が多数立ち並び、殺された人が××万人、あるいは×××万人、あるいはもしかしたら中国政府の言うように××××万人いる時代のことが、その何十倍、何百倍も思い出されるのは、理の当然である、と私は思います。死んでいない人も苦労しているのですから。死んでない人はよかった、ということではない。当然です。これが分からない、あるいは想像しないで、嫌中感情が生まれてきている事が、問題の根にあると思います。これは、歴史的にです。戦後の。 このことは、私は、とてもひっかかっていることなので、そのうち、まとめて書いてみたいと思います。 小泉政権が怖いとか、政治の宗教支配が怖いとか、人権擁護法案が怖いとか、そのレベルの話しではないんですから。外国の支配を受ける、外国に攻め込まれるということは。私は、大の小泉嫌いですが、外国の支配と小泉の支配、どちらを受けたいか、と言われれば、即座に小泉と池田大作さんの合同支配を選ぶと思います。いやホントに。あの人達は、いい人たちです。そんな気持ちにさえなる。外国の支配、外国に国内に攻め込まれることと比べれば。新幹線稚内までの武部さんも、いい人だ、と。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ★★★★★ 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 絶対チェック記事 ★★★★ 「改革」 自民党の武部幹事長は、今回選挙で、新幹線の 「稚内まで」 の延長を主張していた。 国の借金は800兆円。 他の方のブログ 民主党の皆さまに再度お願い 選挙運動に直接関わられた方のお話は、経験のない方には、参考になると思います。 おもしろ記事(これは私の記事) ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.17
日本で忘れられている「デモ」という言葉こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・財政破綻関連記事一覧・■古舘伊知郎 小泉首相「偉大」発言 ~ 放送中◆報道ステーション◆(テレビ朝日9/19)・日米報道番組の印象の比較 ~ 子供向けで、距離感無く、場の雰囲気を大切にする日本 アメリカで、「駐留米軍の即時撤退を求める反戦デモ」が10万人規模で起こって、これがハリケーンと同じくらい、ブッシュ政権に大きな打撃を与えそうな雲行きのようです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050925-00000043-mai-int ひるがえってみれば、日本では、ここ10年くらい、「デモ」という言葉が、いつのまにか死語のようになっているように思えます。安保闘争等のイメージが強すぎて、ああいうのは駄目だ、ということになってしまったのではないかと思えます。が、果たしてそうでしょうか。 日本でも、今回過半数にやや満たない得票ながら自民公明で、議席は2/3以上取りましたが、ジャーナリストの田勢康弘も言うように、小泉首相は、支持する人は強く支持するけれども、嫌いな人は、もう顔も見たくない、というくらいに嫌いとなっている、ということで、反小泉の人の怒りとフラストレーションは、今回の選挙結果で、とうとう極点に達しつつあるような状況があります。 なにかのきっかけで、デモが起これば、数十万くらいは簡単に道路にあふれ出しそうな感じはあります。大手町が人でうずまり尽くすくらいのエネルギーはありそうです。何しろ、日刊ゲンダイの選挙翌日の見出しが「民主主義は診死んだ、もう言うこと無し」ですから(笑)。他にも、ブログで、選挙結果にショックで寝込みそうとか。海外移住とか。背筋が寒くなった、とか、その手の嫌悪を山のように見た。静かにアルコールランプで暖められているような感じはあります。テレビ新聞が報じないだけで、小泉嫌いで、近年の歴史上稀にみるくらい、心の中で煮えくりかえっている、沸騰している日本人が1000万人くらいはいると思います。 デモは、混乱を招くからいけないことでしょうか。私は、いまこうやってふりかえって見ると、デモは、民主主義の健全な機能には不可欠のように思えます。紙一枚、アルミの箱に入れるしかできないんじゃ、しょうがない。デモ、やんないうちに、どんどんおかしくなってきた。 ファッションでも、アニメでも、古くさいと思われるようになって、世代が一回りすると、また新しいものとして受け容れられるようになる。またデモが流行るかもしれないと思います。ま、しかし、今後せざるをえないような状況に陥るとすれば、それはそれで不幸なことかもしれませんが。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 細川元首相の小泉政治評価 ~ 【重要】自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」 自民党を壊す、はパラドックス、且つ欺瞞 他の方のブログ 民主党の皆さまに再度お願い 選挙運動に直接関わられた方のお話は、経験のない方には、参考になると思います。 おもしろ記事(これは私の記事) ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.16
子供向けで、距離感無く、場の雰囲気を大切にする日本こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・財政破綻関連記事一覧・■古舘伊知郎 小泉首相「偉大」発言 ~ 放送中◆報道ステーション◆(テレビ朝日9/19)・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか? ちょっと話しが雑駁(ざっぱく) になりますが。 私は、たまたまある程度英語がしゃべれるのですが、外国語が苦手で、海外のニュースはあまり見たことがない、という方のために、「感想」程度の感じでお話してみたいと思います。 私は、かねがね、日本の政治番組は、ほんとーに、どうしようもない、と思っているのですが。 海外のニュース、政治番組、といってもCNNと、PBS(米国の公共放送)くらいしか見たことがないので、それとの比較です。 全般にいって、CNNは、大人の視聴者向けに作られている感じがあるのに対し、日本の報道番組は、TBSで、大学生か高校生向け、その他の局で、高校生か中学生向けに番組が作られている、というようなイメージがあります。 CNNには、内容の偏向とかそういうことはあるかもしれませんが、少なくとも、国の財政で、歳入の4割が国債になった、というような場合に、日本のように、政治家の人形がたくさん並べられて、おもしろおかしく語られたり、バックに怖さの演出でややコミカルにアニメの「ゲゲゲの鬼太郎」(妖怪の出てくる子供向け番組) の音楽が流されたり、ということは、およそありえそうにもありません。歳入の4割が国債発行による収入の予算が組まれる時に、そうした音楽が流されたというのは、久米宏の時代のTV朝日系列のニュースステーションで本当にあった事です。 CNNでは、そういう事は、プロデューサーがおよそそんなことをしようとは考えつきもしなさそうですし、仮にやったとしたら、視聴者の失笑をかって、見放されそうです。日本のように、人口甘み料をドバドバ瓶で、入れるような番組作り、バナナ味でないと歯磨きできないような番組作り、は、およそありえないように思えます。まあ、おちゃらけ度はずいぶん低いものの、当然そういう面白い味付けの部分もありますが、それは、普通の番組部分とは区別、隔離されて、息抜きコーナーのようになっているように思えます。 おれたちをなんだと思っているのか、いい大人だぞ。ポンキッキや、セサミストリートのようなものは勘弁してくれ、となりそうです。古館伊知郎のような、飴玉をしゃぶっているような、なにか頭だけがどこかに筋斗雲(きんとんうん: 孫悟空が乗る雲)に乗ってどっかにとんでいって居るようなコメントも、ありえないと思います。相手は、大人なんだ、という苦み走った感じがあって、中学生相手にしゃべっているような、俺がそういえば、相手もすぐ乗ってくる、信じる、というような感じはありません。これを実際、英語で聞いて、理解して、そこにあまりの距離があることを実感として知らない方も多いことは、日本の政治にとってたいへんな損失のように思います。子供向けのチキンラーメンスナックしか食べたことがなくて、ラーメンてこんなものか、と思っているようなもので。 まあ、そういうような、番組を作る側の、視聴者の想定精神レベルの問題が一つ。 それから、もう一つは、「距離感」、かなと思います。出演者同士の距離感、人と人の間の距離感、という感じでしょうか。日本だと、場の雰囲気がとても大事にされます。違う意見の人が出ていても、共通点を見つけて、情緒的に繋がり合った、穏やかな場の雰囲気を作ろう、意見の違うところは、その上で、バトル化して、共に盛り上げよう、というような無意識の「調整」が、自覚的に相当に入っているように想います。 そして、稀にこの調整がうまくいかない場合、番組自体がかなり険悪な雰囲気になり、司会者その他が調整役となり、なんとか調整しようと必死になります。 これに対し、CNNやPBS、あと思い出しました、BBC等では、出演者は、初めから意見が違うもの、個々人の考え方は千差万別であり、違うのが当たり前、というのが前提になっているような印象があります。ですからもとから出演者同士の間には、距離感があって、日本のようにやたらとべたべたして一致点を見いだそうとか、「○○さんがおっしゃいましたように」というように、自分の意見を述べるのに、他の人の話しに繋ごうという態度はみられないように想います。また、仮に意見が全く対立していても、険悪な雰囲気になることは、日本の場合より、ずっと少ないように思います。意見が対立しても混乱しない、このへんが日本と大きな違いのように思います。もともと意見は違う、「人の意見は違うんだ」というのが、社会の基盤としての合意になっている、ような雰囲気があります。 そういう、距離感というか、一緒にいる人の意見を尊重して、ひとつの場の雰囲気を作り上げようとしないのは、よくないことだという意見もありそうですが、私は、どうも常に、一つの正しい雰囲気があるとでもいうような、日本の報道番組のあり方には問題があると思っています。そもそも、人間は一人一人違う、だから、こうでなければいけない、あるいは、このほうがいいという意見は、この場全体としては、出演者皆で提示することは出来ない。局としても、場全体としても、視聴者が如何に考えるべきかは、関知できない、という考え方のほうに私は共感を覚えます。 政治関係の番組でも、コイズミさん、コイズミさん、という言葉がよく使われましたけれども、肯定的、否定的の差はあれ、いっぱんてきには、コイズミ氏については、呼ばれ方に特別の親しみが込められていたような気がとてもします。この特別の扱いが、少なからず、支持率に結びついているように思います。出演者とコイズミ氏の間に、政治家を扱う場合に本来あるべき、適切な「距離感」がなかったから。権力のない一人の一言居士の間は、それもよかつたが、権力を握った後、それがだらだら続いた。 これも、距離感がない例のように思われ、報道番組にとっては、客観性と適切な距離感が、ひじょうに大切なもののように思われます。「抵抗勢力」、「守旧派」「改革派」、これらの呼称についても、ひじょうに無自覚です。立場によって言葉が全然異なってくるハズなのに。コイズミ氏は、宮沢内閣の時には、小選挙区反対の「守旧派」で、いまは郵政民営化の「改革派」。そして、ひとつの正しい立場、というのは局として提示できない。なぜならば、どんなことを主張しようと、それに反する立場の人から、強い苦情が必ず来るから、というような認識が、かなり日本の報道番組に欠けているような気がします。 日本は、民族にも多様性が少なく、日常生活上も多数意見に同調する傾向が強いため、苦情も来にくいし、また、番組の中で作られた、対立を弁証法的に??統一した後の、場の雰囲気には、強制力を伴ってきて、あなたは、これだけの人数の人が違いはあっても、概ね合意した点について、違う意見を主張するようなら、あなたは、村八分になりますよ、曲がり物になりますよ、という強いメッセージを無意識に送るような気がするからです。 こうした強制、について、日本の報道番組も、受け手の側も、とても無自覚なように思います。欧米メディア、特に、米国のメディアは、他民族国家で、自己主張も強く、すぐ苦情に結びつくため、この面、ひじょうに自覚的のように思います。日本でも、苦情がないわけではない。苦情を言いたい側が、諦めて忍従している面が強いと思います。今回、勤務実績がないのに、昔、墓参りに行きたい社長から、給与をもらっていた、首相から、自民党CMで勝手に既得権益層あつかいされていた郵政公社の職員の方は、どう思っていたのでしょうか? 頭がまとまっていなかったので、2点くらいしか触れられませんでしたが、他にも書きたいことあるので、またそのうち同じテーマで書いてみたいと思います。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。 おもしろ記事 ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.16
借金800兆の中、稚内迄目指す改革幹事長こちらをご覧ください←クリック 借金国地方合わせて千兆もあるのに、新幹線稚内迄という自民党の偉い人こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック)・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・新人議員 杉村太蔵サン 物語 と稚内新幹線 ~ 「革命」 が 平リーマン にもたらした 悲喜劇・【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか? このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。 閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.15

借千兆今「改革派」KC■稚内■まで?の驚愕!!!(写真入りリンク↓) 借金800兆、地方分入れると、1000兆以上。国の収入48兆、国債元利払い費18.5兆、借金増、34兆の中、改革派 自民党幹事長が、今選挙選で、訴えていた、asahi.com MYTOWN 北海道 2005衆院選 [候補者アンケート]こちらをご覧ください(←クリック)(武部さんは、北海道12区)北海道新幹線を、将来は、稚内まで延長すべきと!!!こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック)・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・新人議員 杉村太蔵サン 物語 と稚内新幹線 ~ 「革命」 が 平リーマン にもたらした 悲喜劇・【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか?(←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。このブログと記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願いしますおかげさまで、319サイト中、現在[2005.10.11] 76位になっています) 驚き、ももの木、選挙の木?あなた正気!? とは、まさにこのことか?「自民党は、生まれ変わったんです」の幹事長、にして、北海道新幹線早期実現推進議員連盟の会長(←クリック)http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/shinkansen/news2005/0525_1.htmlに選出されている(本年5月25日現在)武部 勤氏が、今回選挙戦で、新幹線の稚内、網走、釧路までの延伸を将来的に目指すべき、と主張していたことが、上のリンクに見られるごとく、今回判明いたしました。(と言いますか、「私や多くの方にとって」ということで、北海道の方は、選挙戦中からご存じだったことと思います)「自民党は、変わったんだ」 「自民党は、変わったんだ」 「自民党は、変わったんだ」 この言葉を、150回ほど繰り返して、口の中に噛みしめたい、と思います。 さらに、このアンケートをよくよく読んでみますと、北海道新幹線について、札幌延伸以上のことに言及しているのは、花の北海道、知床の岬に、ハマナスの咲く頃♪、すみからすみまで広しといえども、回答した候補者中、「幹事長、ただお一人」、なのです。自民党幹事長って、自民党の中で、総裁と二人つるめば、公認を武器にして党内好き放題、とか言われるほど、総裁に次いでN0.2といっていい地位にある方ではないでしょうか? そのお方が人口4万1千人(稚内市)の「稚内」までに延伸(大公共事業)を主張??? 意外!! あの「コイズミ改革」の? 「革命」の?語録「新しい政党の幹事長になった錯覚をするぐらい自民党は変わった」京都府内での応援演説で。8月26日(共同通信)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000175-kyodo-pol(←クリック)この言葉と共に。- 借金800兆、地方分入れると、1000兆以上 - 年の収入48兆なのに 借金の元利払い 年18.5兆 「(1)北海道新幹線 新幹線は日本列島の大動脈。将来は、稚内、網走、釧路までの延伸を目指すべきだ。」asahi.com MYTOWN 北海道 http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?c=34&kiji=104 (2005年9月25日現在、リンク確認済)2005衆院選 [候補者アンケート](下)新幹線・北方領土・五輪/小選挙区 【12区】(宗谷支庁・網走支庁) 武部 勤 自前(6) 64歳 びっくり、びっくり、びっくり!!!キョーーーガク!驚き、ももの木、選挙の木!木!キキキ!!!ついでに、『郵政民営化については「38万人の公務員を全部民間人にしたら、どれだけ官のリストラができるか、国民の負担が少なくなるか」と力説した。』(クリック↑)[上の『』内の武部氏の言葉は、既出 8月26日(共同通信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000175-kyodo-pol リンクより]■ご自由にお使いください。下記の上下の矢印に挟まれた行をコピーしていただくと、貴方のブログでも、見ていただいたアンケートへのリンクを簡単に作っていただけます。(「コピーして貼り付けをした後に、■を二つ消されてください)****************************↓asahi.com MYTOWN 北海道 2005衆院選 [候補者アンケート](←クリック)(武部さんは、北海道12区)↑**************************** ↑ 緑の所、記事内容にご賛同いただける場合は、クリックをお願い致します。 ◆このブログのその他記事一覧 ▼Click して頂くとこのブログのランキングPT加算されますご協力、たいへんありがとうこざいます。m(__)mクリック後、このサイトに戻るには、「戻る」ボタンを押されてください。上のリンクのクリックの意味について: 出来るだけ沢山の方に見ていただきたいと思って書いております。上記リンクをワンクリックだけしていただくことで、ランクインしてこのサイトが多くの方の目に触れるようになれば、それが可能になると思います。他の方にも読ませたいと思う部分がもしあれば、ご協力いただければたいへん幸せです。 お勧め記事 ★★★★★・「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 ~(1)借金1000兆の中「改革総仕上げ」と言う神経 ★★★★★・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか? 中京大学河宮信郎氏の論文紹介。(以下は、私のブログ記事内容→) 他、郵貯簡保300余兆、資産実は9割が国債含め公的機関貸付。あまりに巨大で実質的に現金化困難、等の内容 ・自民党政権と構造改革 ~ 自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。 ●他の方の記事 ★★★ ・今回の選挙結果を一米国紙がどう書いているか ニューヨークタイムズ誌が、日本マスコミの選挙報道が自民党に偏向した報道であり、日本には民主主義が根付いておらず、中国、北朝鮮の一党独裁体制と何ら変わらないと書いている、という産経記事の紹介。 このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。
2005.09.15
財政破綻関連記事一覧掲載。 いつも閲覧、ありがとうございます。 最近、郵政民営化、についても含め、財政破綻、財政危機、について書いていることが多くなっています。 私のID: Priorityは、政治に関しては、Priority 優先順位、を大切にしなければいけない、という考えで付けたものです。財政は、私たちの生活の基盤ですから、まっさきに考えなければいけない、重要なことだと思っています。 過去、書いた記事のなかで、思いつく限り、財政に関して書いたと思われるものの一覧を上げておきます。お暇な時にでもお読みいただければと思います。★★★★★「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 今のところ、財政全般の展望について、一番まとまっている、と思います。★★★★★財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか?河宮教授の論文と、他の方のブログが重要です。あとは、郵貯の資金が、実は、ほとんど公的部門に貸し付けられていて、巨額すぎて、引き上げ(現金化)さえ出来そうでないこと。等。民営化は気をつけないと巨大な罠になる可能性(財政破綻引き金)になる可能性あること。★★★事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し郵政民営化の危険な面について。★★★20年後 税収、利払いで全部「パー」!!~ 国 審議会試算 税金 利子返してすっからかん?!赤字を放置すれば加速度的に国際発行額が膨らみ、20年後には、税収のすべてを国際の利払いにつぎ込む状況になるとの、財政制度等審議会の報告書内容について。★★郵政民営化(借金800兆 歳入48兆)~これで、330兆の融資元を切るは愚かでは?★★★突然心配になってきた。~ 郵政民営化して大丈夫か。そもそも一番最初に郵政民営化に疑問を感じ始めた時の記事。(元々私は、民営化には、やや賛成、程度でした) 財政状況についてコンパクトにまとまっています。皆様、よい週末を。 ◆このブログのその他記事一覧参考WEB ●他の方のブログ記事★★★★ 「郵貯簡保資金の国債比率が50%超へ」、 「普通ポートフォリオに単一の銘柄を半数以上も組むということはしません」 「郵政公社が国債を買い入れていたために財政の破綻をごまかすことができた」等の内容。この方の記事は、これに限らず重要と思われるもの多いです。 お勧め記事 ・自民党政権と構造改革 ~ 自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。 ●他の方の記事 ★★★ ・今回の選挙結果を一米国紙がどう書いているか ニューヨークタイムズ誌が、日本マスコミの選挙報道が自民党に偏向した報道であり、日本には 民主主義が根付いておらず、中国、北朝鮮の一党独裁体制と何ら変わらないと書いている、 という産経記事の紹介。 このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。
2005.09.14
(2)破綻の淵に瀕する日本 問われる国民の選択こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック)・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・新人議員 杉村太蔵サン 物語 と稚内新幹線 ~ 「革命」 が 平リーマン にもたらした 悲喜劇・【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか?【お願い】※この記事は、「改革の総仕上げ」という悪い冗談1と一体です。必ず1.の方を先にして、続きでお読みいただくよう、お願いいたします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この中、小泉KAIKAKUのYESマンをもってにんずる武部幹事長(北海道12区)は、今回の選挙戦で北海道新幹線の稚内、釧路までの延伸を主張。新幹線建設の必要性の認識 (←クリック)を、地元に向かってアピール。札幌での夏期オリンピック開催を支持。 この中、衆院選後の国会で、第89代内閣総理大臣 小泉は、「コイズミ 改革の総仕上げ」との発言。 国の財政は、ハリケーンカトリーナに襲われた、ニューオーリンズの景色と同じくらい切迫の極にあるのに、改革に関して「仕上げ」(小泉)???、網走、稚内まで新幹線の「延伸を目指すべきだ」(武部)、などと言える、その神経が、私には、驚愕です。 この男たちは、とても、このたいへんな財政状況にある国政を任せる男たちではない、と私は思います。本質的に、危機感がない、正確で、現実的な、状況把握がない、からです。「平時の感覚」なのです。だから「総仕上げ」などという言葉が口をつくのです。だから、郵政民営化が、世紀の大改革だなどと、思えるのだと思います。だから、自分のことを信長だとか、ガリレオだとか言えるのです。だから選挙にあたり、今後どういう改革をどういう見取り図でやらなければならないかの責任ある説明ではなく、YESかNOかというような馬鹿げた問題の建て方ができるのだと思います。 思えば、4年間、この人 (小泉J) には、国民に対して、私たちの国、日本の置かれた、今、ここで上げた状況を、包括的に分かるように説明できる機会が、山のようにあったはずです。が、彼はそれを、まったくしてこなかった。コーゾー改革、コイズミ、これらの言葉を何度も繰り返しましたが、国の抱える問題点、財政赤字の額、税収の額、利払いの額、年金の積み立て不足、元利払いが、国の年間収入の4割近くにも上ること。これらを一度でも、この人が、まとめて国民に説明したことがあったでしょうか? ユーせーユーせー、言うばかりで、最大限やったとしても、せいぜい1兆しか減らせない公務員人件費の話しを、さも国家財政の最重要事であるかのごとく言い募り(しかもそれすら、ほとんどやってないんですよ)、挙げ句の果てに、ほんとうは、郵政公社職員給与は、事業収入から払われる独立採算のため、税金は1円も使われてないのに、郵政公務員約26万を減らせば、たいへんな公務員削減になるなど、わけの分からないことを言うばかりです。 だから、今でも、国民は、自分がどういう状況におかれているのか、よく分からない。Yahooのトビックスをマウスでクリックしてみて、「国民1人当たり約623万円の借金」などと自分で読んで、「大丈夫かなあ」などと思うくらいなのです。 これほど窮迫、切迫した状況にありながら、4年間もほとんどまともな改革をせず、国民に必要な説明もしない。その間に、国の借金は170兆円も増加。財政破綻はもうすぐそこまで近づいています。 「改革の総仕上げ」って、「仕上げ」って普通、9割方できたことに使うでしょう。車だったら、あと塗装するだけとか、ミラーなど外装部品取り付けるだけとか。マスカラ塗って終わりとか。これでもし、「終わり」だったら、このとんでもない国の状況をどうすればいいのでしょうか?癌患者に絆創膏貼って終わらせるつもりなのでしょうか? 私は、この「改革の総仕上げ」という言葉は、この人一流の国民心理操作(マニピュレーション)だと思います。これだけ自分が総裁を務める自民党が選挙で大勝すると、期待がたかまりすぎて、実際にこの国会以降出てくる、「改革」と称するものが、あまりに矮小、不十分、なものなので、国民から驚きと戸惑い、が出てくることを先に見越して、目立たぬよう、気づかれぬように、自然な振りをして、事前に「防衛線」をはったものと思います。 「総仕上げ」と言っておけば、既に大きな改革は、「郵政民営化」(0.5兆の税収になる?) で為されており、あとは、「一筆入れて」、終わりの所までやってたんだなと、国民は思うから。いや思わせようと。思うだろうと。国民は、俺のこと、つまり、「コイズミさん」のことを信じたいんだから。後は、次の内閣がやるんだな、と思わせようと。 こういえば、マスコミは、田圃(たんぼ)の蛙(かえる)のように、すぐさまその言葉に飛びついて、「改革の総仕上げ」と、そのままに書くだろうから。コイズミさんはそれをよく知っているから。マスコミは、まるで、自分が投げた餌でさえあれば、どんな餌にでも喜んで自分から食らいつく、馬鹿な、鯉(こい)か、鮒(ふな)のようなものなんだ、ということを良く知っているから。 「文芸春秋」誌上で、保守派の文芸評論家、福田和也が、小泉純一郎は、「自己愛の人」だ、と書いていましたが、私は、これに賛成します。 民主党の岡田前代表が、あるいは、これは、失言だったかもしれませんが、選挙後の9月12日に、NHKの番組の中で、"財政は事実上の破綻状態。このまま放置すると、数年以内に利率が暴騰して国債が買われなくなる状況がくる、と認識している" という意味のことを発言していました。 日本。 残された時間はあまりない。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか? 中京大学河宮信郎氏の論文紹介。(以下は、私のブログ記事内容→) 他、郵貯簡保300余兆、 資産実は9割が国債含め公的機関貸付。あまりに巨大で実質的に現金化困難、等の内容参考WEB ●他の方のブログ記事★★★★ 「郵貯簡保資金の国債比率が50%超へ」、 「普通ポートフォリオに単一の銘柄を半数以上も組むということはしません」 「郵政公社が国債を買い入れていたために財政の破綻をごまかすことができた」等の内容 お勧め記事 ・自民党政権と構造改革 ~ 自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。 ●他の方の記事 ★★★ ・今回の選挙結果を一米国紙がどう書いているか ニューヨークタイムズ誌が、日本マスコミの選挙報道が自民党に偏向した報道であり、日本には 民主主義が根付いておらず、中国、北朝鮮の一党独裁体制と何ら変わらないと書いている、 という産経記事の紹介。 このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。
2005.09.14
(1)借金1000兆の中「改革総仕上げ」と言う神経 国民は選択を間違えた。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック)・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・新人議員 杉村太蔵サン 物語 と稚内新幹線 ~ 「革命」 が 平リーマン にもたらした 悲喜劇・【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・財政破綻 8年度予算編成 頓挫公算との論文 ~ 国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『第3次小泉内閣で「小泉改革の総仕上げ」を目指す考えを強調した。』 毎日新聞 9月22日 武部幹事長(北海道12区選出)は、今回2005年9月11日の選挙で、北海道内の選挙区で、北海道新幹線の建設について、他の候補者の議論が、全て札幌までの延伸の是非に止まるなか、全候補者のうち唯一人、ダントツに長い、新幹線の稚内までの延長を主張していました。こちら参照。(12区の欄) 参考:北海道新幹線推進議連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国の借金、今現在約800兆、地方合わせ、約1000~1100兆年金積立金不足 約400~500兆円国の収入約48兆円、(税収44兆、その他4兆)国の支出約82兆円。うち、国債元利払い費18.5兆円国収入に占める、国債元利払いで支出される費用割合 39%国収入の実に、約40%は、単なる借金の元利払い。支出-収入の足りない分約34兆は、新たな借金(借金増)で賄っている。当面、収支均衡の見込みは立たず、どんなに節約、収入を増やしても、単なる収支均衡さえ、どんなにうまくいっても、数年はかかる。その間、必ずさらに借金は100兆、200兆と増える。この状況の中、日本は、超高齢化社会を迎え、多くの老人を少ない労働力年齢人口で支えることになる。医療保険制度は、破綻が懸念されている。この状況の中、非正規雇用労働者の割合は3割を越える。 「最大の政策課題に掲げる郵政民営化が実現すると、民営化会社からの税収が年間5000億円見込める。だが数十兆円にもおよぶ歳入不足を解消するには焼け石に水」(9/6付け日経新聞) 『公務員の削減で、節約できる費用政府が削減対象としている国家公務員の人件費は年4兆円規模。選挙戦当初、党内には「一割強減らす」という声もあったが、それで浮く費用は6000億円に過ぎない』。(9/6付け日経新聞) そもそも、国家公務員の人件費は年間総額5兆円程度にすぎない、ので、仮に「歴史的大削減」をしたとしても、それで減らせるのは、年間支出1兆円程度が限度でしょう。さらに、国が給与を支払う約60万人のうち、自衛官約25万、刑務所・海上保安など治安関係の約6万。国税5万。郵政公社職員は、公社事業収入による独立採算なので、税金の支出はゼロ。こうして見ると、公務員関係で減らせるのは1兆強程度が限度。さらに、消費税による税収は現状で、10兆円。だから、仮に消費税率を2倍の10%に上げても、税収増は10兆円に止まる。これまで上げた、全部を足し込んでも郵政民営化会社からの収入 0.5兆円国家公務員人件費削減(もし歴史的大削減なら) 1.0兆円消費税10%に変更 10.0兆円結局合計11.5兆円これでは、今年度の不足分(国債増額発行分) 34兆に20兆円以上足りない。どんなにやっても、つじつまが合わない。!!! 仮に、ありえないほどの歴史的大削減をしても、毎年、20兆円の借金増。 この中、米国では、ブッシュ政権の減税効果ついに剥落の恐れ。さらに、住宅バブル終焉の恐れも。米国新興市場(NASDAQ)株価 中国の、北京オリンピック(2008年) 終了後の経済は? 日本は、東京オリンピックの翌年(1965年)、戦後最大の不況。 さらに、借金は、自分勝手に増やせるものでありません。必ず、貸してくれる人が必要です。ところが郵貯簡保345兆円は、既に約9割は、公的部門へ貸し付けられている。とすれば、あとは国家財政はさらに危険になるというのに、だれが国債を、今抱えている分より、さらに増やして新規に100兆円も200兆円も買ってくれるのか?。また、現在郵貯残高は減少を続けており、さらに民営化法案が通って政府保証がはずされれば、さらに減少に拍車をかけかねない。借金が増えるのに、新規に貸してくれるところがない企業は倒産します。( 2 に続く↓)【お願い】※この記事は、「改革の総仕上げ」という悪い冗談 2とひとまとまりのものとして書き、2と一体、不可分のものです。字数制限に収まらないため、やむなく分割したものです。できましたら2のほうも、直上のリンクから、これに続けてお読みいただければと思います。やや長くなりまして申し訳ありません。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ・自民党政権と構造改革 ~ 自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。 このサイトはリンクフリー(大歓迎)です。
2005.09.14

「革命」 が 平リーマンにもたらした「大貧民」こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック)・後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格 後藤田氏の言葉・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃・ひろしです。最近、書留配達に行くと ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回の選挙で、北海道選出議員のうち、ただ一人、北海道新幹線の、稚内、網走、までの延伸を主張していた、、自民党の武部幹事長 (北海道12区選出) は、9月4日、浜松での応援演説に於て、「290人立てた選挙区で、新人候補は85人。まさに革命前夜のようだ」** と発言。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ かくて、自称、平リーマンの、26才、杉村太蔵(敬称略)は、国民の代表たる衆議院議員として、国権の最高機関、「国会」の赤絨毯を踏むこととなった。(以下、『』内、週刊文春9/29号より) 『「女の子がアイドルにあこがれるのと同じ」理由で、政治家を志し』 『たまたま自民党のホームページを見た。「候補者募集してんじゃん。おいおいおい、なんだおい。すげえじゃん」』 『二、三十分で論文を書き上げ、ファックスで送信』 『声が裏返り、目を見開いて語ったのは次の言葉。「真っ先に調べたのはですよ、国会議員の給料ですよっ! 二千五百万とかいって! しかもですよ、文書なんとか費というのがあるらしいんですよっ!これが百万。これ、僕は年百万だと思ってたんですよ。』*「年じゃなくて月ですよ月!」* 『毎月百万もらえるの?』 (上記*-* 間は、TV放映時の私の記憶による)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「革命」が平リーマンにもたらした 運命の転変。 フランスの、19世紀の文豪、バルザックも予期しえなかった、革命の悲喜劇。 自民党は、変わったのか、はたまた同じなのか? 夜が明けたら、国民の代表となり、年収2500万、文書費年間1200万、となる青年。一方で、通勤途中に脱線事故に遭い、命を落とされる方もいる。我々は、世の流れのまにまに漂う、一本の考える葦にすぎないのか。 次回の選挙後も、杉村さんがグリーン車にタダで乗れるかどうかは未だ定かではない。しかし、その明るい性格故に、その気になれば、石原良純氏とともに、テレビ界では国会の生き証人として、愛され、重用されるやもしれない。 しかし、杉村さん御本人の努力も忘れるべきでない。彼は、自民党の公募に応募し、1000人を越える候補者の中から、構造改革を押し進める自民党執行部により、堂々、選出、されたのだから。改革派執行部の、並々ならぬ眼力、構造改革への真摯な意欲、ただものではない。「自民党候補応募してるじゃんって!まさか声かかるとは思いませんよ。」 杉村さんの人生始まったばかり。たとえ、彼一人について、秘書給与、政党助成金含め、国庫から年間約1億円(4年間なら4億円) が支出される(週刊文春9/29 「政治部デスク」の言として紹介) など、仮に批判はあるとしても、彼によって、政治など見向きもしなかった向きの関心が、国会に集まるとすれば、それは彼のさわやかなチャレンジャー精神からの、国民への一つの贈り物かもしれない。曲がらず、真っ直ぐに立て! 杉村さん。「革命」、が平リーマンにもたらした 赤絨毯への道。 まるで、革命前夜のようだ。 by 稚内まで新幹線延長 武部勤 (北海道12区) 「自民党は変わったんです」 by 第89代内閣総理大臣週刊文春 9月29日号 その他の記事・原色美女図鑑 熊田曜子・マドンナ刺客「秘 資産初公開」・朝日9・14 社員集会で「秋山社長辞めたらいかが」 ◆このブログのその他記事一覧
2005.09.13
国債漬け、郵貯簡保の崩壊はないのか?こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) 330兆の融資元を切るは愚かでは?・突然心配になってきた。~ 郵政民営化して大丈夫か・20年後 税収、利払いで全部「パー」!! ~ 国 審議会試算 税金 利子返してすっからかん?! 中京大学の河宮信郎という環境経済学の教授が、「市議調査研究費の情報公開を求める名古屋市民の会」という会のメーリングリスト宛に、転送歓迎として投稿された論文が、転載、紹介されているBlogを見つけましたので、アドレスをご紹介します。http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/2005-09-14 大要は、『「郵政改革法」の施行(最速で来年度)を待たず、郵貯の自然収縮のあおりで新規国債の「未達」(売れ残り)が発生する危険がある。その時点で国家予算が執行できなくなり(財政破綻)、翌年度の予算案も編めない。2008年度の予算編成は頓挫する公算が高い。(以上引用)』という内容の論文です。********************************** (以下は、財政破綻と、郵政民営化に関する、このブログの私の記事です。河宮氏の論文ではありません) 元々、私は、これだけ官の部分に金がなく、破綻に近いと言われる財政事情の中で、官から民へ流せる金などあるのか?と思っていました。 このブログで、もう数回も書いています。現在、国と地方を合わせた借金は、今年度末には、ほぼ1100兆円になるようで、これに対し、05年度予算では、税収等収入が48兆円(税収44兆円)、歳出は82兆円、この歳出のうち、実に18.5兆円が国債元利払い。(したがって、歳入の実に38%(18.5÷48) は単なる元利払いで消えている) 82 - 48 = 34で差額の34兆円を、新規国債発行(新規借金)で、賄っているという構造です。 正直のところ、借金総額に対して、個人で言えば年収にあたる毎年の税収が、まるで「虫けら」のように小さい。この状況で、官の部門にある、金、郵貯簡保の340兆円を、「やっちゃって」、大丈夫か???、というのが、私の根本的、疑問でした。素人目に見ても、これはあまりにもおかしいのではないかと? ■その後、私なりに調べて分かってきたのが、「年金支払い債務740兆円のうち、430兆はいまだに財源確保が出来ていない」(「郵貯崩壊」 2004年11月 仁科剛平著 祥伝社) 、ということで、これは富田俊基著の「日本国債の研究」 2001年7月 東洋経済新報社 でも「500兆円を越える公的年金の積立不足額」と記されていますので、公的年金積立不足額は400~500兆円ということで、ほぼ間違いないでしょう。となると、現在の国・地方の借金合計を1000兆と考えても、合計で1500兆円が、日本の公的部門で不足していることになります。※「郵貯崩壊」の著者、仁科剛平氏は、日経CNBC等にも出演する、名の知れた50過ぎの株式評論家・金融ジャーナリストで、この年代の人にしては、パソコンで数理分析等の出来る、近代的タイプの金融専門家です。 これで、どこに、官(公的部門)から、民(民間部門)に郵貯・簡保の340兆円も移転できる余裕があるのか?と思っていました。 ■ が、さらに調べる(ざっと見た程度ですが)と、いよいよややこしいことになっていることが分かりました。郵貯225兆円、簡保120兆円、合計345兆円のうち、郵貯で98兆円、簡保で53兆円、合計151兆円が、国債で運用されています。単にこれだけで見てもです、151÷345 ≒0.44 で郵貯簡保資金のうち約44%が、国債だということです。そうすると、どういうことか? 本来、引き出しがあれば、預金者に返さなければならないお金のうち、半分に近い額を、元利払いだけで、年間総収入の38%を食い潰しているような状態にある機関(国)の債権で持っている、ということになります。(この段落と以下の郵貯簡保の資金内容内訳は、上記「郵貯崩壊」仁科剛平 中に、『日本郵政公社HP 「資金運用状況」2004年7月末より作成』、と断って掲載されている図中のデータより取っています) 私は、こんな民間企業は、想像できないのではないかと思えます。たった一つの金融商品(国債)で、しかもこんな財務内容の悪いものをです。これだけ巨額に、しかも高い割合で保有していると、売るに売れない、というのは、たとえ1割程度売ろう(現金化)しようとするだけでも、莫大な額になりますから、市場に対してはものすごいインパクトで、そのインパクトを市場に与えるのは、極めて危険ではないかと思うからです。 ■さらに、国債以外の、郵貯の残り部分127兆のうち、財政投融資への預託金が97兆円、地方債、地方公共団体貸付が12兆円、財投債など公庫公団債等4兆円、これらも、公的部門への貸し付けですから、実質98兆円(国債+97+12+4) = 211兆円が実質的に、公的部門への貸付金。 郵貯残高は、225兆円ですから、211 ÷ 225 ≒ 0.94 (約94%) 同様に、国債以外の、簡保の残り部分67兆のうち、地方債、地方公共団体貸付が27兆円、財投債など公庫公団債等と公庫公団等貸付21兆円、これらも、公的部門への貸し付けですから、実質53兆円(国債)+ 27 + 21 = 101兆円が実質的に、公的部門への貸付金。 簡保残高は、120兆円ですから、101÷120 ≒ 0.84 (約84%) 同様に、郵貯簡保合計で計算すると、郵貯簡保資金のうち、公的部門への貸し付け金は、211 + 101 = 312兆円。これを郵貯簡保資産合計で割ると312 ÷345 ≒ 0.90 (約90%) ■結局、まとめると、郵貯簡保資金345兆のうち、90%は、一般的には財務内容がよいものは少ないと思われる、公的部門に貸していて、しかも郵貯簡保の総資金に占める国債での保有割合が44%ということになります。国債は、現在の、そしてこの先10年くらいの間は、もし郵貯簡保が引き上げる(現金化する)ことは、ほとんど不可能ではないかと思われます。破綻寸前の自転車操業の企業経営者が、大口の融資先から、融資を引き上げる、と言われるのと同じこと、あるいは「引き上げられない」、というのと同じだと思うからです。国債以外の、公的部門への他の債権についても、五十歩百歩の状況だと思います。 要するに、金は返ってくることにはなっているけれども、本当に返ってくるのか疑わしい債権が多く、結局総額では、貸し続けるしかないのではないかと思われるものが多い。しかも現状では、その一部の現金化に動くことさえ出来ない、回収しようとすると、融資先が破綻する、という、「がんじがらめ」の状況。これを民間経営にする???、とはどういうことか? おかしいと、思われませんか? ■「郵貯簡保の民営化」、本当はなんなのか????? 目的は?、そもそも民営化自体、可能なのか? 民間に流れる、と言われる資金は、どこにあるのか? 民営化すると、いったい、どうなるのか? もともと、郵貯簡保は、国鉄や電電公社のような、単なるサービス機関ではないです。金融機関、です。民営化すると言ったって、その意味合いが全然違います。これが金融機関であるということの意味、と、しかもそれが、国の歳入の数倍にも上る金額を回してきた、国の中核にあった資金であること、国の財政の中核にあったこと、これに対する意識が、あまりにも、弱すぎたと思います。 ■金の分布状況を考えず、「民間にできることは民間に」、本当に単に、これだけの理由で、民営化 = 善、と考えるとしたら、もう本当に馬鹿だと思います。私は、批判している小泉首相でさえ、本心から単にそんなことで民営化しようと思っているとは思えない。いくら、小泉首相でさえ、そこまで馬鹿とは思えない。なにか、他の理由があってやっているんだと考えています。しかし、私の見るところ、小泉首相は、戦後の歴代総理の中でも、最も理解力の低い人の一人のように思える。だから、その人が、国の根幹に関わるようなところに手をつけるのが怖い。自民党の法案も怖いが、民主党案も、官僚は本当の財政状況を民主党に知らせないでしょうから、詳細が分からずに作ることになり、同様に不安に感じます。官僚は、なにか他のことを考えて、他の理由でやっているんだと思います。なにか?、それとも分かってないのか?、それとも自分が馬鹿で分かってないのか。 とにかく、郵貯簡保の問題は、金の面からもう一度洗い直す必要があると思います。というよりも、これを突破口として、財政の問題を本当に点検する必要があるのではないでしょうか? でないと、今後どんどん、「大本営発表」、のようになっていきそうな懸念を感じます。知らないうちに、何か起こるかもしれない、 と思います。政府も官僚も、信じることができない。 参考 河宮信郎氏論文 「郵貯崩壊」 2004年11月 仁科剛平著 祥伝社 他の方のブログ記事 http://plaza.rakuten.co.jp/kuukou4321/diary/200509210000/ http://plaza.rakuten.co.jp/kuukou4321/diary/200509100000/ http://plaza.rakuten.co.jp/kuukou4321/diary/200509090000/ http://plaza.rakuten.co.jp/kuukou4321/diary/200509080000/ このブログ記事(他の方の)↓は、正確性は私には判断できませんが、 財政状況につき包括的に、参考になりそうなことが書いてあります。 http://exodus.exblog.jp/1025394 ◆このブログのその他記事一覧
2005.09.12
「政治について」 涙とともに、悲しみのパンを・・・こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。・◆◆【自民党は構造の一部】◆◆~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・必ず必要な、「労働組合」~ 再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性************************************************ 政治について 涙とともに、悲しみのパンを食べたことのないものには、 天上の霊 (たましい) の力が 分からない。 ゲーテの詩より(翻案)************************************************ こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのかこのサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.11

放送中◆報道ステーション◆(テレビ朝日9/19)こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧(←クリック クリック後ページの下のほうもご覧ください)・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・必ず必要な、「労働組合」~ 再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性実は 57 : 43 %だった ~ 自公 : 民主 の得票差 計算して分かった、自公/民主 得票差 57/43 今日(9/19) テレビ朝日 報道ステーション放映中、ダイエーの中内社長死去に関連する番組部分の終わり頃、M&Aに詳しいGCA(株)代表取締役の佐山展生氏が、中内氏について、偉大であるほど後継者へのバトンタッチが難しかった、偉大であれば偉大であるほど、というようなコメントを言った時、キャスターの古舘伊知郎が続けて、「偉大といえば、小泉さん」と言いました。 そのまま、佐山氏が割って入ったので、その先は何を言おうとしたのか分かりません。ゲストか言うならまだ分かりますが、メインの司会者の立場で言うとは。この意味は、決して小さくありません。直前の部分で、佐山氏は、中内氏について、まさに字義通りの「偉大」という意味で、冗談ではなく、畏怖の念を感じるほどに優れた尊敬できた人という意味で、繰り返し「偉大」と(氏の方はもちろん首相ではなく、中内氏について)言っていたからです。 「小泉さん」の部分は、「小泉首相」、または、別の敬称付きだったかもしれませんが、とにかく、「偉大と言えば、小泉・・・」、と言ったことは、間違いないと思います。ちょうど、その後、小泉首相が1年前から解散を準備していた、という内容の部分とのツナギだったので、小泉さんも、後継が云々、という言葉が後に続くのだったと思います。小泉さんは本当に偉大だったから、その後はたいへんだというようなことを思ったのでしょう。とにかく、放送を見ている人には、いろんな考え方の人がいるのに、無神経に「偉大」と言うのには呆れかえりました。 この人は、小泉さんには覚悟がある、というようなことを以前から番組中、しきりに言っており、そう考えない人に対して発言を遮ったり、反発というより、怒りを見せているように見える時もありました。人には考え方はいろいろあっていいものの、年も50を過ぎているのに、批判性まるでなく、新興宗教の信徒かと思うくらい、すっかり小泉さん信者のようになってしまったのを、視聴者の意見の多様性に全く配慮することなく、あからさまに放送中に表現してきました。 当人がどう考えても、それは本人の自由ですが、露骨にそれを番組中に視聴者に押しつける権利があるのかと思います。放送法ではじめて認められている、少なくとも、公平であることの努力をしなければいけない電波を使用して、1000万人以上もの人に届く影響力の強いニュース番組の司会者の立場で、一方的な煽りをするのは、もともとどうか?と思っていましたが、子供も見ていることだし、今回のことはさすがに私も頭に来たので、メールと電話で苦情を入れることにしました。 偉大なる○○、なんて言い始めたら、ここはどこの国だ、という感じがします。テレビ朝日も何を考えてこんな人を、キャスターにしているのか? テレビ朝日 テレビ朝日 本社 古館プロジェクト こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。 おもしろ記事 ・■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 (何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)このサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.11
計算して分かった、自公/民主 得票差 57/43◆このブログのその他記事一覧・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・必ず必要な、「労働組合」~ 再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性・切り込み隊長氏の小さな失敗 ~ 新聞過半超予想を揶揄し、ギリ過半本命としたが。 自民、公明、民主の各党の、今回衆議院選挙(第44回衆議院総選挙)の得票数から計算してみました。*************************************************** 小選挙区での各党の得票数は、以下の通りです。 ・自民3252万票 公明98万票 民主2480万票 ・3党の得票数合計、 3252 + 98 + 2480 = 5830万票 ・自公の得票数合計、3252 + 98 = 3350万票 ・民主の得票数 2480万票 ・3党の得票数合計中の、自公の得票数の割合 ・3350 ÷ 5830 = 0.5746 ≒ 57% ・3党の得票数合計中の、民主の得票数の割合 ・2480 ÷ 5830 = 0.4253 ≒ 43% 仮に自公党 対 民主党ではなく、自民党単独 対 民主党で、創価学会の方々が自民党に投票しなければ、この差はもっと縮まりそうです。***************************************************こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事 ・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。このサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.10
再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~(武)市役所ミス認、社保庁指導不足、メディア大罪・切り込み隊長氏の小さな失敗 ~ 過半数超予想を揶揄し、ぎり過半数本命としたが。 最近、小泉政権、小泉自民党の下級公務員批判、民主党前原誠司新代表の、労働組合との関係を考え直す、等の発言から、労働組合自体が、なにか悪いもののようであるような意識が、世の中に拡がりはしまいかと懸念しています。 労働組合は、これまで、国民の生活を安定させるのに、大きな役割を果たしてきましたし、今も果たしており、私たちが人間らしい生活をし、安心して生きるのに不可欠な機能を果たしていると思います。 私は、かつて勤務した大手の製造業の企業で、入社当時、2ヶ月か3ヶ月、工場研修に行ったことがあります。部品の組み立てでしたが、きわめて辛い勤務で、ネジをしめる時など、とても片手では間に合わないので、両手にネジを一つづつ持って、両方一緒に閉めていました。他の研修では明るかった同僚も、この研修中は食事中も、皆ひじょうに暗い顔をして下を向き、会話さえほとんどありませんでした。それぐらい皆、あまりにも疲れ切っていたのです。腰を痛めた友人もいます。 昼の休憩時間は45分で、工場内の食堂まで往復で15分近くかかり、食事をかき込んで帰ってくると、もう5分程度ですぐ勤務でした。研修も終わりに近づくと、工場の管理職と一緒に食事会のようなものがあり、その際、わが工場では、このようにストップウォッチで1秒単位で、これからもどんどん作業時間を短縮していくと、係長がやや自慢げに、そして、本社勤務になる我々に対し、ややおべっか気味に力説していたのが記憶に残っています。 部品点数の多い別の工場で研修した同僚の話しでは、その工場のほうがさらに辛かったようです。また、研修時に教えてくれた(怒鳴られた)、元々の作業員の方は、研修が終わる時、「おまえらは2ヶ月だが、俺達は一生だ」、と仲間同士で目配せをしながら、言っていたのが思い出されます。明らかに「刑務所」の比喩でした。給与は、はっきり思い出せませんが、30くらいの作業員の方に聞いたところでは、手取り20万円くらいだったように記憶しています。とにかく仕事内容に比して、異様に安いと思った。正直のところ、宗教的な気持ちでもなければ、ここで働き続けるのは難しい、なぜ転職しないのか、と思った記憶があります。他に下請けの作業員の方が入っていて、こちらは内容は忘れましたが、さらに辛く、危険と思われる仕事をしており、昼休み休憩の終わるだいぶ前から待機しており、給与もだいぶん安いはずだと思います。 きちんとした組合のある、大手企業でもこの有様です。他に、入社前に、会社とは無関係に一番採用のアルバイトで全く同じ工場で、鋳物のバリ取りをしたことがありますが、振動を与えて取るため、手が握れなくなり、退職後も3ヶ月は手がしびれ続けました。ラインも金属の粉塵が、雪のように降り積もっており、いつも就業時に箒で掃除していました。研修が終わって本社勤務となると、エアコンの効いた部屋で、椅子に座って仕事をすると、まるで体が羽根のように軽く感じられて、これで金をもらってもいいのか、と思いました。地獄と天国のような差だ、世の中とはこういうものか、おかしいと思いました。 別に、私の関係していた会社で倒産類似のことになった会社があります。その会社では、労働組合は恐らくなかったか、あっても形だけのものだったと思います。で、倒産した際に、持ち株会の積立金が、経営危機に際し、実は会社のために使い込まれており、多い人では、4000万円近く本来は自分のお金が、戻ってこなかった、と聞いています。これも組合があってきちんとチェックされていれば、そんなことは起きなかったのではないかと思いました。 組合は、不十分でも、組織率が低くても、それでも大きな役割を果たしていると思います。組合がなかったら、と考えると、以前勤務した上記の大手企業の例では、ぞっとすると言わざるを得ません。 労働者の権利、福祉の確立は、これまで数限りない人たちの必死の身を粉にした努力の果てに、やっと獲得してこられたものだと思います。が、私たちはこの果実を享受するのみで、あまりにもそれが、あたり前になってしまい、それがもしなくなったら、どれほどに私たちの生活が不安なものになるか、忘れてしまっている部分があると思います。 自分たちの世代が一番いけないのかとは思いますが、私は、どうも最近世の中が、ひじょうに浮薄な、思慮の浅い方向に急速に進みつつあるように思えます。少しでも、おかしいと思ったら、即座に、それはおかしいのではないかと、間髪を入れずに言う、ことが、ひじょうに大事になってきているような気がします。そうでないと、これまで当たり前のように感じてきたことが、いつのまにかなくなって、不安な世の中になりかねないと思います。そのためには、日頃からよく学習し、注意し、言うべき時には、言う、これが大切だと思います。思慮深い、皆さんに期待するところでもあります。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧このサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.10

後藤田元副総理死去 ~ 国の道義と品格中曽根内閣で官房長官を務めた後藤田正晴氏が死去した。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・圧勝も投票与野党拮抗 見かけと全然違う ~ 「小泉大勝←若者パープー」論は事実誤認 (1) ・◆◆【自民党は構造の一部】◆◆~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・必ず必要な、「労働組合」~ 再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性 ↑ クリックで、ブログのランキングにご協力おねがいします。ブログのランキングに登録しています。1クリックで、このブログに10ポイント加算されます。同じ方からのクリックは、1日1回まで有効になっています。******************************************************* 後藤田氏の言葉「それは加害者が言う言葉ではない。そういう意見が国会で横行するようになっては、日本という国の道義性、倫理性、品格というか、それすら私は疑う」 小泉首相が、「『罪を憎んで人を憎まず』とは孔子の言葉」、と答弁したことに触れて。******************************************************* 雑誌「世界」(2005年8月号)の作家・加藤周一氏との対談中の言葉のようです。孫引きのようになりますが、日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2005年 7月21日号に、出ていました。 品格、良識と、生活感のある政治家が、どんどん減っていくようで、とても残念です。ご冥福をお祈りします。******************************************************* (←リンク先のランク入りしているブログとは無関係です。 こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 ■重要記事 ・【「改革の総仕上げ」という悪い冗談1 財政現状 (1)借金1000兆の中「改革総仕上げ」と言う神経】 現在の財政の状況に関して包括的に。武部幹事長が、今回選挙戦で、北海道新幹線の ◆稚内◆までの延伸を主張していたという衝撃の事実も。 ■お勧め記事 ・【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか ●お勧め他の方の記事 ★★★かなりお勧め ・今回の選挙結果を一米国紙がどう書いているか ニューヨークタイムズ誌が、日本マスコミの選挙報道が自民党に偏向した報道であり、日本には 民主主義が根付いておらず、中国、北朝鮮の一党独裁体制と何ら変わらないと書いている、 という産経記事の紹介。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.09
武蔵野市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪 この記事は、先日前原氏の立候補に関して、「民主代表選~ これだけ喋れる奴がいるなら」、と題して書いた記事の一部です。しかし、事の重大性から考えて、別記事にすべきと思ったので、菅氏に関わる部分だけ、分割してここに再掲します。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) ~ これで、330兆の融資元を切るは愚かでは?[民営化反対]・Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃 菅直人氏については、厚生大臣在任中の10ヶ月が無年金(未加入)ということで、メディアからの指弾、国民の怒りがあり、以前代表辞任に追い込まれました。かばう訳ではない。当時、私自身、行政ミスでなければ、即辞任すべしと民主党にメールを送ったからです。菅氏は「妻が市役所の市政センターに国民健康保険の脱退手続に行った時、窓口で国民年金の資格喪失(脱退)手続も併せてするように書式を渡され、手続をしてしまった」と述べています。菅氏HP該当ページ そして、その後、社会保険庁が厚生大臣就任時の資格喪失の手続きが間違いであったことを認めたようで、上記厚生大臣在任中に国民年金資格があったことを認める証明書も発行されています。 ブログ等を見ても、今も「自分が未納なのに偉そうにムカムカする」等の非難が多く、実質的に誤報により、比較少数とはいえ、今回投票に行った国民の36%の票(数的には当然一千万人を越える人が一票を託している)を得たような野党の党首を辞任に追い込んだばかりか、いわれのない非難を氏が受け続けることになり、またそのような党首を持っていた党として、一朝一夕には出来ない国民の大事な財産とも言える、日本の最大野党民主党のイメージを大きく毀損したにもかかわらず、その後もうやむやにして、国民に与えた自らの誤解を些かも解こうとしない、メディアはいったいどうなっているのか?。報じた記者、論説委員、ニュースキャスター等の責任は、極めて重大であり、辞任すべきはどちらなのか?と考えます。 自分で、これまで全て正しく手続きしたと確信していたにせよ、自分の加入歴を確実に確認する前に、先に「未納三兄弟」等言ったことは、日本の最大野党の党首として軽率だったと言えるでしょう。しかし氏の責任はそこまでであり、夫人が役所に、「こうするように」と言われて、その通りしたからといって、既に市役所側が手続きの誤りを認め、社会保険庁も厚生大臣在任中の国民年金資格喪失の取消手続きまでとっているのに、未だに犯罪人のように言われる状態を放置するメディアは、それ自体犯罪的、と言われても致し方ないでしょう。まったく恥ずべきことだと考えますこちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.09
中曽根内閣で官房長官を務めた後藤田正晴氏が死去した。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・◆◆【自民党は構造の一部】◆◆~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのか・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・必ず必要な、「労働組合」~ 再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性******************************************************* 後藤田氏の言葉「それは加害者が言う言葉ではない。そういう意見が国会で横行するようになっては、日本という国の道義性、倫理性、品格というか、それすら私は疑う」 小泉首相が、「『罪を憎んで人を憎まず』とは孔子の言葉」、と答弁したことに触れて。******************************************************* 雑誌「世界」(2005年8月号)の作家・加藤周一氏との対談中の言葉のようです。孫引きのようになりますが、日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2005年 7月21日号に、出ていました。 品格、良識と、生活感のある政治家が、どんどん減っていくようで、とても残念です。ご冥福をお祈りします。******************************************************* こちらもご覧ください。 ◆このブログのその他記事一覧 お勧め記事【自民党は構造の一部】~ 政権交代は、なぜ◆改革への最速の道◆なのかこのサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.09
新聞過半超予想を揶揄し、ギリ過半本命としたが。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。・事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。・行政ミスも是正されない菅氏への名誉毀損 ~ (武)市役所ミス認め、社保庁指導不足、メディア大罪・必ず必要な、「労働組合」~ 再認識するべき、労働組合の 意義 と 不可欠性 ネット界で有名な、切り込み隊長氏は、私はリベラルで、この人は保守のようながら、その論説の全体的傾向はともかくとして、人柄としては概ね信頼している人です。ライブドアのニッポン放送買収に関し、世論がかなりライブドア支持に傾いていた時点でも、その問題点を指摘していたり等、まさに、切れている、世の中で一定の役割を果たしている点があると思います。 しかし、私はリベラルで、この人は保守性の強い論客ということで、たまに切れていない、時もあるということの例も発見してしまったので、やや心くるしく思うものの紹介させていただきたいと思います。氏は自身の9/4付けのブログにおいて、---- 確率で言えば、本命、自公ぎりぎり過半数、次点、自公・民主ともに過半数届かず、政界混乱、株価急落景気大幅後退というジレンマに差し掛かりつつあり---- (引用ではなく意訳) というような予想をしていたようです。(氏の元々の文章は「予想」をクリックしてご覧ください) 。 政界混乱なく株価急落、景気後退は、まだありうるわけですが、選挙結果は想定外になっております。だから、氏のブログの元記事の方を見ていただければ分かりますが、かなり踏み込んで痛烈に揶揄したわりに、切れていない、場合もありうるということになるかと思います。 基本的には、言論界にひじょうに有用な人で、これからもがんばっていただきたいと思っているのですが、踏み外す時もありうる、カリスマとして (ご本人はそれほどの気持ちはないと思いますが) 全面的には信じないように、ということで書いてみました。有名大学にせよ、金融界にせよ、頭のいい人たちばかりで集まっていると、どうしても、周りの言っていることが、「違うな」と思いがちになり、相互に言い募っているうちに、たまに失敗する、ということがありがちなのではと思います。 なお、私も、このブログの一番最初の記事(7/24)は、解散なら「自民党は蜂の巣をつついた騒ぎに」間違いなし、と書いて、間違っており、「自民逆転大勝にまでなるかは微妙」(8/14)、「自民公認+公明で過半数以上の結果が出る可能性は7割ぐらい」(8/15)とも書いております。 ですから選挙結果予測についてもやや、甘かったように思います。ただ、8/20の時点では、可能性として、「自公で2/3は十分ありうる」と思っていて、私がそう言っているのは、某所で第三者にビデオにも取られていますので(ホームビデオですが)、まあまあ現実的認識を持っていると思います。 田勢康弘氏のように、2/3は「夢にも思わなかった」、などと言っているジャーナリストは、本当に「小選挙区制度」を分かっているのか???と、逆に信じられない、という感じを持ち、信頼度は地に墜ちる感じです。今回衆院選の小選挙区での得票数は、自民党3251万、公明党98万、で自公計で3349万票です。一方、民主党は2480万票。自公と民主の総計5829万。比率を求めると、3349(自公計)÷5829(総計)=約0.57(57%) ですから、自公57% 対 民主43%。これだけの差でしかありません。この程度の差も■「夢にも思わない」ようであれば、まあどうせそんなことはありえないので、ややきつめに言うと、ジャーナリストを廃業 して、どこかで氏の望まれる文化的な生活でもされたほうがよいのでは?と思えます。ほんとうに分かっているのかなと。 予想というのは、難しいものですね。所詮、人間は、大きな変化の中にただよう、一枚の木の葉のようなもので、予想はできても結果は知り得ない、物質、というべきかもです。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧おもしろ記事■ Globe小室哲哉が教える 「小泉選挙」の核心 ~ 強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃(何故か、予言的なまでに一致する、エンタテイニングの手法と小泉選挙)このサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.08
★民主党には、2480万人の人が票を投じた。◆このブログのその他記事一覧・細川元首相の小泉政治評価 ~ 自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」・【自民党は構造の一部】~ 経営陣を入替えたほうがいい。(政権交代)・民主代表選 これだけ喋れるなら ~ 前原氏。なぜ選挙戦で使わない? 行政側のミスも、是正されない菅氏への名誉毀損 小選挙区の選挙制度の性格がもろに出たせいで、今回の衆議院選挙では、民主党は、今回小選挙区で自民党の219議席に対し、1/4以下の52議席しか取れなかったが、得票数では、2480万人の人が、民主党に票を投じている。 惨敗というが、この事実は重い。2480万人である。得票率は、36.44%。日本でA型の血液型の人は38.1%。これに比べると、率で1.66%しか違わない。A型の血液型の人は、どこにもいる、というくらい多い。実際ひじょうに多い、松田聖子も、郷ひろみも、サザンの桑田佳祐も、星野仙一も、みのもんた、中居正広も、矢部浩之も、みんなA型である。 子供の頃、知り合いで、自分は1億まで絶対数えられると、言い張った奴がいた。私は、即座に、絶対に無理だと確信したので、私は数えられない、知り合いは、数えられる、で賭をした。知り合いは、なんとか時間のある限り必死で数え続けて、なんとか1万までは数えたようだ。しかしほどなく挫折した。2480万は、恐らく数えきれない。 議席は小選挙区、比例区合わせ、113議席しか取れなかったとはいえ、民主党には、これだけの人が票を投じている。これだけ自民党に風が吹き、守旧派と結託した後ろ向き政党のように言われ、選挙戦略はまずく、メディアは、小泉自民に肩入れし、投票すること自体が揶揄の対象になるような環境の中でも、その風に逆らって、2480万人の日本人は、民主党に票を投じたのである。民主党には岩盤のような支持があり、根付き始めている。 小選挙区では10%の日本人が投票行動を変えれば、180度違った結果がでる。少しも慌てる必要はない。民主党は、この2480万人の支持の重みを忘れずに、今後に向けて奮起すべきである。◆このブログのその他記事一覧このサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかいのから、硬いのまで揃えています。m(__)m bye bye!
2005.09.08
強い光線のもたらす、夢と非日常性と頽廃こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・政治メディアが浜崎あゆみを好むわけ ~局は、熱気に包れた大型新人を盛り立てたい。・「文化大革命」の流れを止めるな!~ Slogan、粛正、一般人血祭、到る所肖像画と紅旗はためく。・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) ~ これで、330兆の融資元を切るは愚かでは? 小室哲哉は、departure などの叙情性に溢れた壮大な楽曲で大ヒットを飛ばし、一時期テレビの音楽番組を、安室奈美恵ら、そのファミリーのみで席巻した、作曲家、アーティストです。その小室哲哉が、10年ほど前、今回の第44回衆議院総選挙などとは全く無関係に、平成5年12月に、角川書店より出していた本、「告白は踊る」には、意識して読むと、まさに小泉政治、小泉選挙(今回は安易にメディアにより、「小泉劇場」と呼ばれた) の本質を語るために書かれたのではないかと思うくらい、その核心を突いているように思える部分がありますので、ご紹介します。 要旨を簡単に言えば、エンタテインメントの質は、出来るだけ距離をとって、高いところから最大光量で光を当てることにあり、一般の人に日常と現実を忘れさせることにある。心の扉を開けて貰う重要な鍵は、仕掛けによる驚きとストーリー性で、異空間を完璧に作り出す、徹底性が求められる。というようなことになるかと思います。要するに、これは嘘と思われはしまいか?、というような半端なところに拘泥せず、現実と完全に決別することで、現実とは別個の、完璧な虚構の世界を作り出すことが、人を、他の思いなく非日常の世界に誘うために、一番重要なことだ、という虚構の専門家としてのアーティストの声だと思います。 以下、引用の後、私のコメントも入れてあります。******************************** 以下、「告白は踊る」小室哲哉 角川書店 より。(括弧で囲まれていない部分は、私が意訳短縮したもの) 「エンタテイメントの質とスポットライトの光の量は正比例する」 低い位置からの、また近い距離のスポットライトは力を発揮せず、スポットライトの美しさは、高いポジから、長い距離を飛ぶ事にあり、 「そのためには、光量は強くなければならない。 エンタテイメントの質とは夢の量、あるいは深さだ。もう少し付け加えるなら、日常や現実をどれだけ忘れることができるかである。つまりスポットライトの光量が強ければ強いほど、人は夢の世界の奥深く迷わず入って行けるのだ。 エンタテイメントがある種の非日常であるとするなら、どこの誰にも日常があり、その日常が決して難解でないように、どこの誰にもわかりやすく楽しめるのがエンタテイメントでなければならないだろう」 (以下略) 「普通の人、一般の人の感性の扉をコンコンとノックする感覚だ。その扉が開いたとき、人はエンタテイメントを自分の中に受け入れる。それは同時にエンタテイメントの中にひたれることである。そして、感性の扉を開けてもらうときの重要な鍵が"驚き"と"ストーリー性"だ。 驚きとは仕掛けでありギミック性である。僕は自分の中でエンタテイメントという事柄を反芻するたびにいつも行き着く思いがある。それは"驚かせたい"という衝動だ。(中略) そこに理屈が介在しないのがいい」(以下略)「作り手という一面もある。その立場からすると、多くの人が驚き感動する姿を物陰や舞台裏からコッソリ見て二ヤリとする快感や満足感も筆舌に尽くし難い。やめられないのである。 やめられないから、つい次の企画を考えてしまう。」 (以下略)「そこでエンタテイメントにとって、もうひとつ大切なのは"徹底する"ことだ。 その徹底の最高峰がディズニーランドだろう。あそこは異空間を完璧なまでに演出している。」 (以下略)「徹底しているとは計算され尽くしていることである」*************************** 小泉首相は、事前に、森氏に、飲んだ缶ビールの缶を、訪問先からもって帰るという「ありえない異常行動」と、「殺されてもいい」というセリフを言ったことを報告することを託し、さらに外国産のビールで庶民派をアピール、という手のこんだことをし、さらには、元来は利害の一致する同じ自民党の森派の当事者2人がニュースソースであるため、本来ならば、その談話を載せること自体、メディア倫理から見ていかがわしいことであるところ、大手新聞一面にでかでかと、ほぼ森氏談話通り、ノーチェック・フリーパスで掲載させることに成功。呼び水にして、記者会見の視聴率を上げておいた上で、作り込んだセリフで会見、 そして、芝居批判を事前予想して、清廉演出批判が「殺されてもいい」への疑念にまで拡がることの防波堤として、外国産チーズ実は高級品という「目眩まし」のおち(時限仕掛け) まで丁寧に付けていた、ということではないかと思います。 敵役、多数の女優と、毀誉褒貶の激しい話題の役者(IT企業社長)を的確に配役し、目も眩むような壮大な舞台建築に、メディアの視聴率稼ぎの煽りによって、観客の眼には、表舞台の大理石のシールの裏に、舞台裏ではベニア板が貼ってあって、黒いゴミ袋が散乱し、釘が外れているような状況だということは、すっかり覆い尽くされた、 ガリレオというのは、あれはやりすぎではないかという声があったが、これこそまさに高い位置からのスポットライトで、エンタテイメントを信じたいという、国民の無意識の欲求に、心の堤防が決壊した。他は、みなさんこご存じの通りです。 小泉首相は、名政治家とはほど遠い存在、むしろその逆に近い存在だと私は思います。が、日本政治史上の稀代の 「興行主」 であることは疑いを入れないと思います。何でも1番であればいいということではない、と思いますが。 週刊現代の最新号(10/1号)で、 小泉首相と交友のある政界関係者の一人の話として、小泉さんは、博打を打っている時の高揚感がたまらなく好きな男、年金・税制改革なんかさらさらやる気はない、それよりもこの選挙で国民が小泉劇場を楽しんでくれた手応えが忘れられないはず、というような言葉が紹介されています。 一つの法案を通せば、年金も介護も医療も外交も、みんなよくなる。そんなことを言っている政治家は、世界でもほとんど例をみないのではないでしょうか? 私は、これは明白な、政治の堕落、だと思います。 「告白は踊る」 小室 哲哉 (著) 角川文庫 ¥571 (税込) 週刊現代 10/1号 その他の記事 自民アホバカ300議席/小泉の勝利は池田大作の勝ちと同じだ 佐高信 自民アホバカ300議席/<解体危機>民主党「明日はどうなる」 こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧このサイトはリンクフリーです閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。m(__)m bye bye!
2005.09.08
「持続できるような制度改正は致しました」こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・小泉首相自らが語る、年金改革 ~あなたの考えは、なんですか?・小泉首相自らが語る、郵政後の構造改革 ・民主党得票数 2480万 率血液A型とほぼ同率 ~ 民主党には、2480万人もの人が票を投じた。 以下、TBS 8/31放送分、筑紫哲哉の、ニュース23での党首討論から、年金改革のについての討論部分のうち、田中康夫新党日本代表と、小泉純一郎自民党総裁のやり取りがあった部分のうちの一部です。ほぼ、一字一句、発言通り。****************************************田中: 「(前略)・・・じゃあ、まさに、国民にとって日常生活であり、老後の問題である年金は、どのくらいの時間をおかけになるんですか?」小泉: 「これは、すでに年金が持続できるような制度改正は致しました。その中で、厚生年金と共済年金と国民年金、一元化という話が出てきたわけです。これは、将来的に望ましいということを私も言っておりますけれども、一挙には出来ません。ですから、厚生年金と共済年金をまず一元化して、そしてその後に、国民年金と、どうやったら一元化できるのかと、いう議論を進めていくべきではないか?というのが自民党の考え方であります。」田中: 「でも、基本的改革は出来た、とおっしゃりながら、国民はやはり、年金の問題が一番だ、とおっしゃってんのは、小泉さんがなさった、その叩き台が、叩き台にすらなってないと国民は認識してんじゃないんでしょうか?」小泉:「いや、(首を振って) すでに改正されております」田中:「国民年金が、最後だというのは、構造的に国民年金の問題が、もう露呈すると破綻してしまうから、恐れていて出来ないのではないんですか? 年金の掛け金と給付の額があまりに違います」神崎:「あの、給付と負担のですね、見直しは、昨年やったわけですね。で、年金問題についてはですね、年金を争点にすること自体が、国民の皆さんがですね、年金に不安を感じますのでね・・・(以下略)」※最後は、公明党の神崎代表。****************************************1988年(竹下内閣)、1989年(宇野内閣)、1996年(第二次橋本内閣)、1997年(第二次橋本改造内閣)、と厚生大臣を務めていた、小泉首相は、自分自身では、年金についてどのように考えているのでしょうか。こちらにも、同じ討論での別の部分を文字化してありますので、併せてご覧いただければと思います。小泉首相自らが語る、年金改革首相の考えとは、別の話ですが、なんとなくこの討論内容、年金の中身がなにか変なことになっているのではないか?と、やや疑いを抱かせるような気もします。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧このサイトはリンクフリーです。閲覧ありがとうこざいます。また、たまに覗いてみていただければと思います。すべて政治論説ですが、やわらかい記事から、硬い記事までございます。m(__)m bye bye!
2005.09.07
前原議員立候補。なぜ選挙戦で使わない?こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) ~ これで、330兆の融資元を切るは愚かでは?[民営化反対]本日 9/16 TV朝日系のニュース番組、報道ステーションで、前原誠司衆院議員と菅直人衆院議員が民主党代表選挙に関して出演しているのを見ました。 菅直人氏については、昔から知っていますが、この番組で見て、前原議員は、「こいつはひじょうに喋れる」、という印象でした。これだけ喋れるのであれば、なぜ選挙戦で、TV出演等で使わないのか、よく分かりませんでした。頻繁に出していれば、得票は1.2倍くらいにはなった、と思えました。 私は、よく知らない人については、当然のこととして、支持も不支持もしない。また、私にとっては、松下政経塾出身というのは、マイナスイメージでもあり、しばらく見守りたいと思います。 なお、郵貯簡保を縮小しようというのは、間違い、公務員削減をメインにしようというのは、間違いではないか?、と思っています。 一方、菅直人氏については、厚生大臣在任中の10ヶ月が無年金(未加入)ということで、メディアからの指弾、国民の怒りがあり、以前代表辞任に追い込まれました。かばう訳ではない。当時、私自身、行政ミスでなければ、即辞任すべしと民主党にメールを送ったからです。菅氏は「妻が市役所の市政センターに国民健康保険の脱退手続に行った時、窓口で国民年金の資格喪失(脱退)手続も併せてするように書式を渡され、手続をしてしまった」と述べています。菅氏HP該当ページ そして、その後、社会保険庁が厚生大臣就任時の資格喪失の手続きが間違いであったことを認めたようで、上記厚生大臣在任中に国民年金資格があったことを認める証明書も発行されています。 ブログ等を見ても、今も「自分が未納なのに偉そうにムカムカする」等の非難が多く、実質的に誤報により、比較少数とはいえ、今回投票に行った国民の36%の票(数的には当然一千万人を越える人が一票を託している)を得たような野党の党首を辞任に追い込んだばかりか、いわれのない非難を氏が受け続けることを、その後もうやむやにして、国民に与えた自らの誤解を些かも解こうとしない、メディアはいったいどうなっているのか?。報じた記者、論説委員、ニュースキャスター等の責任は、極めて重大であり、辞任すべきはどちらなのか?と考えます。 自分で、これまで全て正しく手続きしたと確信していたにせよ、自分の加入歴を確実に確認する前に、先に「未納三兄弟」等言ったことは、日本の最大野党の党首として軽率だったと言えるでしょう。しかし氏の責任はそこまでであり、夫人が役所に、「こうするように」と言われて、その通りしたからといって、犯罪人のように言われる状態を放置するメディアは、それ自体犯罪的、と言われても致し方ないでしょう。まったく恥ずべきことだと考えますP.S. 今、9/16のTBSのニュース23のほうも見ましたが、もう一度言いたくなりました。「こいつは、ひじょうにしゃべれる」。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.07
生活感無いメッセージは心に根を張らない。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧・■■自民党政権と構造改革■■ ~自民党政権に構造改革と財政再建が出来るかについて。・事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~ 15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。・「郵政民営化で全て解決」の怪 ~ 民営化会社より税収5千億 歳入不足に焼石水・郵政民営化(借金800兆 歳入48兆) ~ これで、330兆の融資元を切るは愚かでは?[民営化反対] 今回の自民党の選挙戦略は、単に選挙に勝つという観点だけから見れば、おそらくこれ以上はない、と思えるくらいよく出来たものでした。 森・小泉会談の意図的宣伝による周到な前振りに始まり、主張の中身は、ほとんど、ごまかしで塗り固めたものでしたが、大手新聞 TVメディアは、ほぼフリーパスで、「偉大なる将軍」の北朝鮮か、中国の新聞を読んでいるかのような気分になりました。この国ではもう暮らせないなと。(笑) 郵政事業の公務員、が民間に移れば、こんなに公務員の削減になることはない、というような主張も、給与は税金から支払われていないため、1円の節約にもならないという点も、これも森首相が言ったのではあれば、それだけで過半数割れしそうな詭弁ですが、これもメディアでは、ごく一部で報道されたかどうかくらいで終わってしまいました。 また、選挙戦を通じ、首相、武部幹事長、竹中大臣、あげくには細田官房長官まで、民主党は、労働組合に支配された、公務員の既得権益を守る政党、と、また、武部幹事長は、民主党は分裂する、等、まるでロボットかマシンのようにオームのように一様の表現で、言いまくりました。これは、恐らくPR会社か、今回広告を担当した、米国で広告を学び、NTTでも広報課長だったという世耕議員等の影響、示唆なしにはおそらく考えられないものではないかと思います。日本の有権者は、この手の米国選挙では一般的なえげつない意図的中傷戦略に初めて遭遇したため、それにすっかりはまってしまいました。 メディアはメディアで、双方の主張を足して2で割るのが、公平である、という長年の信念から、民主党の側の問題点としてあげる時、労働組合の影響を上げ、実際に影響を受けている度合いと、読者が受け取ったであろう、影響の度合いの印象では、実際よりも、はるかに強い影響と信じ込んでしまい、事実上、虚報に近いものになってしまいました。 やや余談的ですが、今回の選挙戦の宣伝的特徴を一番良く表す象徴的なものに、武部幹事長が9/4に浜松での応援演説で言ったと伝えられている「290人立てた選挙区で、新人候補は85人。まさに革命前夜」という言葉があります。自民党は「革命」の政党になったのかと。実際の結果のインパクトはそれに近いものがありましたが、今回選挙のデマゴーグ的特徴を象徴していると思います。 一方の民主党の選挙戦略、というか選挙のやり方は、多くの点で相当に問題の多いものでした。 どうも岡田代表が考えたもののように思われる「日本をあきらめない」は、言葉自体に疲れた気分を生来するものがあり、民主党支持者の間でも、当初より、たいへん評判の悪いものでした。最悪のコピーだ、という声もありました。週刊新潮の最新号によれば、民主党は選挙戦略を外資系のPR会社と博報堂に委託した部分があったようですが(自民党も同様に他のPR会社に委託)、もう一つの当初のコピー「もっと大事なことがある」は、このPR会社からの提案のもののようです。当たり前ですが、「郵政については○▽を主張するが、他に年金・外交など重要課題がある」、これでなくてはいけません。そういう言い方をしたくないのであれば、そもそもこういうコピーは使わないほうがいい。論争を避けているというイメージを自らの手でわざわざ作り出すのは、まったく無駄な戦略です。 TV CMについては、まるで市民団体かNGOのコマーシャルかと思ってしまうようなものでした。イメージの伝達はいらないので、言葉で理性にうったえ、あとは姿勢を伝えるメッセージのみでよかった。全般に、「何をどうやって伝えるか」というメッセージがまったく練り込まれていない。私は、政策自体が自民党のものより民主党のもののほうが良いのは、間違いないと思っています。が、それは、有権者の頭に入っていかなければ、実現しないタダの紙だということが分かっていないように思えました。どういう根本的考え方から、それらすべての政策が作られているのか、数秒から数分まで、伸縮自在にどの長さでもすんなり頭にはいる「言葉」としてつくりこまれていなければならない。これがまったく感じられませんでした。 私には、自民党の政策は中身がない、の一言だ。しかし、単に表象としての言葉だけは、自民党のほうは、圧倒的によく練り込まれていた。一方、中身はまあまあの民主党の政策は、伝える言葉を持っていなかったため、空中楼閣のようなものになってしまった。よく、民主党と自民党は、ほとんど同じだ等言う人、思っている人もいます。あり得ない話しだと思います。どう違うのか、聞かれて、私たちは公務員を削減します、とか、真の改革政党です。等。そうではなくて、もっと根本的に違うのですから、それを一言二言で表現できる言葉を持っていないと駄目です。野党は、実績では勝負できないのですから、ビジョンとそれを正確に深く伝える言葉を持っていなければいけません。 他、話しが具体性を欠きすぎていました。政策自体は、自民党のものよりはるかに具体的なものです。自民党の政策は、一言で言えば「前向きに検討する」もので、分量を多くして、何が何か分からなくすることを目的とした官僚に委託した作文だと思います。が、民主党は、「既得権益にまみれた自民党」とか「真の改革政党は私たちだ」とか、「年金をやります」とか、具体的根拠を上げずに、主観的に言える表現を無自覚に使うものだから、政治知識のレベルは議員とは遙かに違う有権者に対し、まったく説得力がない。はっきりわかって疑いようのない根拠を言い添えるべきで、この面では、170兆円も借金を増やした小泉政権、年金の支払い記録が一目で見られる年金手帳を交付します、というような表現を使った弱小政党の新党日本のほうが、10年先を行っている感じです。 既得権益にまみれている、というのは、民主党議員は皆知っているかもしれない。しかし有権者は具体的になにか知らないかもしれないし、知っていても忘れているかもしれない。具体例、具体的数値を上げなければ、「私は正しい」と言っても信用されないのは当たり前です。中身自体は詭弁であっても、郵政公務員○○万人、と数字を上げて、また、既得権益と言われれば、「自民党は変わったんだ」、民営化反対議員は全て切りました。という自民党に対抗できないのは当たり前です。自民党のほうは、矛盾を、諸外国では通らないような強引な詭弁的論理で正当化することに成功したのに対し、民主党は、多くの政策は、まともなものなのに、話しに論理の骨格がないものだから、有権者の頭の入り口の前で、門前払いをくらったようなものかと思います。 9月8日付けの日経新聞には、田中康夫の日本外国特派員協会での講演での発言として、 「民主は誠心誠意で尽くそうとする売り手はいるが、お店の売り物がもう一つよくわからない。現時点では人々はつい『小泉ライオン』のデパートに見学に行っている」、 と伝えています。言い得て妙でしょう。 長くなったので、一旦切って、また続きを書かせていただきます。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.06
政治安定は、言語・論理のインフラ基盤上にある。◆このブログのその他記事一覧・細川元首相の小泉政治評価 ~ 自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」・【自民党は構造の一部】~ 経営陣を入替えたほうがいい。(政権交代) 毎日新聞の調査によると、今回衆院選の小選挙区での得票率は、自民党47.8%、民主党36.4%のようです。ただ、まあいずれにしても、2~3割くらいの人にとっては、ひじょうにショッキングな結果だったと思います。(それにしても、この程度だと拮抗に近い程度の数字で、60%/25%くらいの時はありそうなので、その時のことを考えると、やや問題のある選挙制度のように思えます) さて、これを機会に、実験的に、常々、私が長い間考えてきたことをお話してみようと思います。私は、立場的にはいわゆる「リベラル」です。このサイトを見ていただいている方は、私のこの立場に近い方もいらっしゃるでしょうし、立場的には、逆の方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、立場の違いを越えて、関係してくる問題だと思っています。 私は、常々、社会、政治、特に政治は、「論理」という土台の上に立っている、建物のようなもので、その出来具合は、その論理の堅固さに比例する、と考えてきました。私は、元々、やや日本に合わない所のある人で、家族親族全員日本人で、日本で育ち、外国には旅行で2~3回くらいなのに、日本人のすることを見ていて「あれっ?」と思って、なんとなく頭で理解は出来ても、体では理解できないというか、なんとなく心から得心のいかない部分があるようです。その点割り引いて聞いていただきたいのですが。 日本には、多くの良いところがあって、米国等と違い、貧富の差は、少なくともスラムのようなものが偏在するような状態ではありませんし、人のすることとだいたい同じようにしていれば、むしろ自由度は大きいような部分はあります。よって私には、愛郷心のようなものがあり、日本を大切にしたいという心があります。しかしながら、一般的な会社員の労働時間は、他の先進国と比べ著しく長いですし、通勤電車の混雑、住宅は狭い、特別に手厚い公的サービスを受けた覚えはないのに、いつのまにか1人頭の国の借金が600万とか、何故でしょうということで。二次大戦においても、一般の将兵は優秀であるが、指揮官はひじょうに問題があると言われました。なぜでしようと。 私は、日本は、論理、言葉のインフラの部分が、他の「先進」と呼ばれる諸国に比べ、著しく弱い、と考えています。そこが、極めて、脆弱、貧弱。しかしながら、われわれ自身あまりそのことに気づいていないようで。 がんばる、というような精神面では、日本人は、恐らく自他ともに認めるように、ひじょうに優れていると思います。しかし、そのがんばりを、コントロールし、統合する、頭のなかの仕掛け、道具立てが、なさけないくらいに弱い、銀行員が、バブル期は、一見でも多くの貸出先を獲得するために、夜の11時12時まで残業し、バブル崩壊後は、こんどはその融資の回収のために今度は夜の12時1時まで残業する。そして融資先に恨まれる。 こういうことは、考えるための道具立てや仕掛けが弱いために、起こってくるものだと私は考えています。借金が、1000兆にもなってしまうというのも、論理や言葉の力がしっかりしていれば、こんな風には、ならないと思います。事前にチェックが入りますから。多くの国民は、これまでずっと現状維持しているつもりだったと思いますが、実際には1000兆に向けて「革新」されていたわけで、今、「革新」されていますよ、というメッセージではなくて、「現状維持」されていますよ、というメッセージが送られてきたからこそ、国民は安心してここまできたと思います。 じゃなぜ、「革新」されている、というメッセージがこれまで送られなかったかといえば、日本人の間に共通の「インフラ」として存在している「論理」や「言葉」に、何か根本的欠陥や弱さがあった、ものと思います。アカデミズム、ジャーナリズムの問題でもあるし、またそれ以外の全ての一般の人の問題でもある。だから、ここをなんとかしない限り、永遠にこんなことの繰り返しになると。 「実験的に」と書きましたけれども、この話し、かなりややこしい、というか、多くの方にとってあまり馴染みのない話しだと思いますし、実は、理解していただくのはかなり難しいのではないかとも思っています。私は、私自身は政治に関して所謂ボランティアだとかそういうことはせず、もっぱら書くだけにしようと思っているのは、この部分が根本的に転換されない限り、何をやっても効果はかなり限定的だと思っているからです。どうもだいぶん昔にそう確信しました。いくらやっても底抜けてるバケツみたいだと。ここの部分を変えるのが一番早道だと。 なにか銀行の融資の話で、卑近な感じで終わってしまいましたけれども、本当はもっと深い話で、抽象的なだけに、具体的な例に引きつけて書くことになり、その結果、話の本筋とは違うところに興味を喚起してしまったりして、なかなかに書くのが難しいなと思うのですが、かなり重要なことを言っているつもりですので、できましたら、数編程度は書くつもりですので、見ていただければと思います。政治は本能だが、良い政治にはインフラが必要だと考えています。日本では、このインフラが弱いと。※民主党支持の方で、今回がっかりされた方は、こちら(他の方のブログ)★ 民主党は何をしている! --選挙は「惨敗」ではない をご覧になると、かなり元気が出ると思います。得票率のことなど、他にもいろいろ書かれております。ただ、個人的には「河村たかし」代表は、ちょっと避けていただきたいとは思いますが。(笑)◆このブログのその他記事一覧
2005.09.06
財政事実上破綻状態、数年で国債買われずと発言。◆このブログのその他記事一覧・細川元首相の小泉政治評価 ~ 自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」・小泉首相支持層の論理 ~抵抗勢力=悪い→切結ぶ首相=良い→民営法案=良い・【自民党は構造の一部】~ 経営陣を入替えたほうがいい。(政権交代) 正直、やや、びっくりしましたが、民主党の岡田代表が、9/12のNHKスペシャル「徹底討論・有権者の審判にどう答えるか 衆院選結果受けて各党代表が激論」の中で、 "財政は事実上の破綻状態。このまま放置すると数年以内に利率が暴騰して国債が買われなくなる状況がくる、と認識している" というような発言をしていました。言われたところビデオ取り損ねましたが、すぐメモ取ったため、上記で、岡田氏が使った言葉にほぼ近いと思います。国債の利率が暴騰すると言ったか、国債の価値が暴落する、と言ったのか、思い出せませんが、「暴」という字は使っていました。「事実上の破綻」「数年」というところは恐らく発言通りだと思います。 その後、録画できた部分から起こしたところでは、「結局与党の方に、その、財政の現状に対する危機感があまりにもないと、これは恐らく数年後破綻しますよと、そういうふうに僕らは思っているから、とくかく歳出削減を徹底的にやんなきゃいかん。」 これは? 野党第一党の党首ですから、選挙結果により総理大臣になった可能性のある人です。日本は、そういう人が、このようなことを言う状態にある、ということだと思います。こういうことを言うからいけないんだとか、そんな認識だから政権とれない、とかいう意見もあるかと思いますが、私はそういう意見は採りません。それはいいんですが、これは? いよいよカウントダウンに入っているのかもしらん。それとも、岡田氏があんまりよく分かっていないのか? 詳しく調べることに関しては、間違いなく小泉首相より岡田氏のほうが詳しいと思うが。小泉が3、調べると、岡田は150くらい調べる雰囲気ですが。 この状態で、800兆近い国債を発行してきた実績のある企業、じゃない政党(自民党)に2/3の議席を握らせて。売上げ50億くらいの会社が、800億の借金つくった外注先に、社長が替わってよさそうだから、やっぱり続けてやらせるようなものですが。討論では、わかったようなわかってないような、なんだか分からない武部幹事長が、従来の自民党政治家となんら変わらない口調で高圧的に、やるんだ、進んでるんだ、と繰り返していましたが、それを見ていると、さらに不安になってきた。 と、いうか、私は、既に5割以上確率で財政破綻する、と思っています。嘘くさいけどね。でも、なさそうだと思っていた自分が関係した会社が倒産しましたからね。破綻する場合は、断定的に「危ない」という言葉が出てから、本当に破綻するまでは、かなり早い。経験的に。それまでは遅いけれども。私は、複数見てますから。当然同じとは限りませんが。会社の場合、中にいると、破綻する1~数ヶ月前まで分かりませんよ。金がない、ということ以外、きのうまでと何もかも、まったくおんなじなんですから。ないのは、カネだけなんだから。カネって目に見えないでしょ。こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.04
選挙結果に「いささか恐怖さえ感じると」翌日日経朝刊に。◆このブログのその他記事一覧 田勢康弘という人、TVニュース番組のコメンテーターとしてもよく出ている人なので、皆さんご存じの方が多いのではないかと思います。細面でちょっと口ひげのある年齢のわりに、若く見える人です。肩書きは、日経新聞のコラムニスト。実質的には論説委員と同じようなものだと思いますが、社の意見は代表しないということで、「コラムニスト」とされているのだと思います。(こちら参照)田勢康弘は小泉支持と思う。 それで、上記の記事に以前書いたように、私は元々ある程度信用している部分のある人だったのですが、今回の選挙後のTVラジオでの発言、日経新聞上の文章で、どうも評論家としては信頼感がないという認識に変わってきました。 この人は、小泉就任以来書いているものをずっと読むと、明らかに小泉支持で、それを特に隠そうという意図も見えない人でした。で、文章の中で、「いい」と思う根拠をはっきり明示せずに予言めいた主観的批評をしていて、後になって自分はこんなことも前から知っていたと語る傾向があり、これはジャーナリストしてよくないことで、(根拠、事実、論拠を読者に知らせようとせず、自分が予言者になるロマンを追求するのはよくないでしょう)それはひとまず置くとしても。(今回も、小泉総理は、参院の採決前から周到に選挙準備していた、といかにも自分は知っていた的発言が目立つ) 選挙の翌日9/12の日経一面の一番目立つところに約10x20cmの大きさで掲載された大きな署名コラム「首相は驕らず改革を」で、「この結果には驚きを通り越していささか恐怖さえ感じる」と書いています。これにはまいった、というか、自分があれだけ明白に支持な論説を出しておいて、小選挙区の特性を考えれば、当然ありうる結果が出て、それで「恐怖さえ感じる」というのは、どういうことなのか?。そんな恐怖を感じるようなものを推薦したのか? 別にこのコラム自体は、有権者は白紙委任したわけではないから、驕らず少数意見にも耳を傾けながら改革を進めてほしい、という程度の主旨ではありますが。 さらに9/12の朝のTBSラジオの番組では、これも番組冒頭のほうの様子は、漠然としか思い出せないものの、こんなに議席をとってしまって大丈夫か、というようなニュアンスを感じたもので、さらにこれも主観的印象ながら、政治家のように演説していたわけでもないのに、声がややかすれて裏返って聞こえるというか、私には、精神的に動揺しているような感じがしました。今回の自民党大勝には自分の論説、TV発言等も影響している部分あるが、俺はその責任をとれるのかというような動揺を。しばらくしゃべる内に、落ち着いた感じになってきたように、私は感じましたが。この人は、新聞でも、TVでも首相が「殺されてもいい」と言ったとしきりに強調していた人ですから。 次ぎに、これは昨晩9/12の筑紫哲哉のニュース23で、筑紫から、以前番組で、小泉は解散したがっている、総選挙では小泉圧勝と言っていて、その通りになったが、(私は「圧勝」ではなく、「小泉さんたちが勝つんでしょう」という表現だったと思います)、それについてどうか、と問われ、 「ちょっといばりたい気持ちはあるんですけども、だけどこんなに勝つとは夢にも思わなかったですね」 と答えています。これも分からない。小選挙区制で、内閣支持率で50~60%もあれば、自公で2/3というのは十分ありうる数字で、そういうことを「夢に思わない」などという政治評論家、新聞記者があるのか、とこれにもちょっと考えさせられてしまいました。私は、週刊誌で選挙予測が掲載されて以降はあまり極端な結果はでないのかと思いましたが、解散後のそれ以前の段階では、内閣支持率が50~60%であれば、多ければ自公で2/3はありうる、と考えていました。 同じニュース23で、首相の任期延長について「一年後はみんなにもっとやってくれと大合唱の中で、俺は辞めると、こんなかっこいいことないでしょう。この人の美学なんですから。で、やっぱりねえ、政治家も辞めるんです」と表情は冷静そうに見えても、どこかうれしそうに、と思える感じで語っているのを見ても、この人は、文章がうまいだけで、小泉、小沢のような政治家に可愛がられる、やや夢見るタイプなのではないか、論説に対する責任能力はあるのか、とこれまでよりも、さらに疑問に感じてしまいました。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.04
選択が我々自身に跳ね返る「自然現象」◆このブログのその他記事一覧民主主義は、「恩恵」じゃない。自己責任だ。いや、この言葉も、正確じゃない。結果がダイレクトに跳ね返ってくる、単なる、「自然現象」、「物理現象」だ。自民党もやってくれない。民主党もやってくれない。結果は自分に降りかかってくる。間には、何もない。無言。口がきけない。守ってくれる人はいない。鏡の向こうを覗いたら、誰もいない、貴方しか、いない。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.04
「もはや言うことなし」[日刊現代]見出 葬式 じみた雰囲気こちらもご覧ください。◆このブログのその他記事一覧今日(9/12 紙面日付は9/13)の「日刊現代」の見出し、どう出るか、実は楽しみにしていたのですが、以下のようになっておりました。***************************************************この国の民主主義は死んだも は や 言 う こ と な し***************************************************お葬式って、気持ちの区切りをつけるために必要なようです。なので、 ■■■■■■ ■ ■ ■ 日 ■ ■ 本 ■ ■ 民 ■ ■ 主 ■ ■ 主 ■ ■ 義 ■ ■ の ■ ■ 墓 ■ ■ ■ ■■■■■■■■ ■■■■■■■■ ■■■■■■■■ まあ、しかし、何割もの国民を不安の、少なからざる人を絶望の、どん底に突き落としたような結果で、「海外移住」という言葉が、無意味にも頭にちらつく人(自分もかな?)もあり、これだけで既に、十分悪政じゃないのか?という感じですが。?(苦笑) まあ、気を取り直しましょう。 ....危ないけど。^^こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧・細川元首相の小泉政治評価 ~ 自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」・【自民党は構造の一部】~ 経営陣を入替えたほうがいい。(政権交代)
2005.09.03
ワ レ 奇 襲 に 成 功 セ リ 自由民主党総裁 小泉純一郎トラ トラ トラ .◆このブログのその他記事一覧
2005.09.03
脆弱性 数年前、韓国で百貨店の建物が突然崩壊しました。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧細川元首相の小泉政治評価 ~ 自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」小泉首相支持層の論理 ~抵抗勢力=悪い→切結ぶ首相=良い→民営法案=良い もう数年前になるかもしれませんが、韓国で百貨店の建物が突然崩壊したことがありました。今回も似ているなと。 インフラというものは、長い年月をかけて出来上がってくるもの。 日本のは、にわか作り、というよりほとんど元々なかったと思います。 もともとインフラがないのに、たまたま戦後しばらく経済的にうまくいったので、あるように思いこんでいたように思います。 アカデミズムとジャーナリズムがボロポロですから。先進国と思っていますが、実際は中等国、後進国ですから。 元々、インフラがなかったのだから、特に、現在の状況、今日の状況はおかしくない。元々これぐらいの実力なので、今後、どうやってインフラを醸成するか、ということをこれから考えるべきだと思います。 20~30年前から、実に予想のついた進路であったかと思います。 これは、一種の自然現象なので、この状況の中でどうするか、ということ。ミャンマーだとか、イランだとか、みんな生きている。私たちも、同じように生きる、ということだと思います。 もっと裕福な家に生まれたかった、などと考えてみても仕方がない。*************** 今後どうすればいいか、インフラの脆弱性とは何か、等今後書きたいと思っていますので、また見てください。これが本当は一番書きたいことだった。 なお、下のリンクから過去の記事も見ていただけます。ある意味、渾身の力を込めて書いたつもりのものが、多くあります。出来れば、一緒にご覧いただければと、切に思います。◆このブログのその他記事一覧
2005.09.03
今後は、憲法改正、民主主義の基盤が焦点か。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧・細川元首相の小泉政治評価 ~ 自民が小泉氏に託したは「自民壊れ阻止」・小泉首相支持層の論理 ~抵抗勢力=悪い→切結ぶ首相=良い→民営法案=良い・【自民党は構造の一部】~ 経営陣を入替えたほうがいい。(政権交代) 選挙結果を見て。私は、財政破綻は、するな、と思いましたね。 あとは、憲法の改正と、言論の自由や結社の自由など、民主主義の基盤、が守れるのかどうかが焦点になってくるような気がします。 また、今後どうなっても責任の所在は、はっきりしましたからね。 民主党のほうは、次の代表と、分裂せずに残れるかどうかだな。 きょうは、きょうだけであるのじゃない、きのう、その前、その前、その前と、ずっと長い時間の積み重なりの上にある。だから決して偶然にこうなったのじゃない。長い年月の上に今日の結果がある。そして今日の結果の上に、未来がある。振り返れば今日の上にある。*************** 単に表面的に偶然こうなったのでなく、もっとひじょうに深い原因、歴史的背景があると思います。それを、今後書きたいと思っていますので、また見ていただければと思います。本当は、そういうことが一番書きたかった。 なお、下のリンクから過去の記事も見ていただけます。ある意味、渾身の力を込めて書いたつもりのものが、多くあります。出来れば、一緒にご覧いただければと、切に思います。P.S. はじめての選挙さん、ありがとうございました。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧
2005.09.02
「この既得権野郎!」、と言われるとです。なぁにが、どうなっているのか、よくわかりません。ボクは、どしたらよかとですか? 入り口で、犬の糞まで踏んでしまいました。郵政民営化?????? 意味がわかりません。????こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧・事によると、日本は郵政民営化で、底抜ける ~15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。・「郵政公務員のキ既得権」 とは?! ~ 窓口のおねえさん、配達の人の「既得権」とは?
2005.09.02
15年遅すぎた。今は極危険な融資元外し。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧 郵政民営化について、新聞は「郵政改革」と書きます。しかし、これは「形態の変更」であって、良い方向に変えるという意味を持つ「改革」であるかどうかは、歴史が決めるものでしょう。 「存在形態の変更」であるものを、「改革」として、われわれも気づかないうちに「先入観」をもって見てしまう。 ここに既に危険があると思います。 仮にもし、「豊田商事」のような企業を、大手の全国紙がそろって、これは素晴らしい、と紙面で持ち上げていたら、われわれも、そうかな?素晴らしいのかな?、と思ってしまわないでしょうか?。 郵政民営化について、いまは、私は、相当に危険であり、場合によって、日本の財政破綻の最後の引き金を引くものになる可能性がかなりある、恐ろしいものではないかと考えています。少なくとも、その面から一度考えてみる必要が絶対にあるのではないか、と考えています。 私も、15年前なら、まだ日本の財政状況がまだそれほど深刻でない段階なら、それも「改革」だったかと、思います。大手の新聞発行企業が今こぞって書いているように、330兆の郵貯簡保資金で、簡単に国債を買って貰うようなことが出来なくなり、財政規律に資する。特殊法人で浪費される金がなくなる。民間に金が流れて、景気を刺激し、経済を活性化する。私自身、衆院解散後しばらくまではそう考えていたものです。がその後よく考え直してみた。 が、今はどうか、今、みなさんご存じのように、日本の借金は、国で約800兆、地方分を入れて、約1000兆、そして仮に収支均衡できるとしても早くて数年先でしょうから、国・地方分で1500兆に近いところまではいくでしょう。さらに年金は破綻が懸念されている。破綻するとどうしても必要な分はどうするのか。 この状態で、下記のサイトの記述が正しいとすると、2003年9月末で、国債とこれに準ずる財投債・財投機関債の保有残高は、郵貯で 84 兆円、簡保が 52 兆のようです。21世紀政策研究所 理事長 田中 直毅氏の文章※なお、以下の議論は、上記サイトの記述が正しいという前提で続けます。数字については上記サイトに依拠しているという点だけ事前にご承知ください。 とすると、現在恐らく郵貯簡保合計で、「136兆」 とそう変わりない国債保有残高がある、ということになると思います。 「改革」という、いや歴史に残る「大改革」という、通り名称の「郵政民営化」は、センチメンタリズムや、ロマンティシズム、さらには恣意的宣伝等、のカーテンを取り払った、飾らない姿では、「136兆」前後を国に貸し付けている、また国が136兆前後を借りている、残高330兆の実質国有金融機関を、民間に売り渡す、ということになると思います。 136兆、いままで身内から借りていたようなものでしょう。これ一般の株主の所有になったら、借金が800兆もあるのに、収入が48兆しかなく、毎年34兆も新規借り入れして、82兆も使っているような状態の続く組織(日本国)に、136兆も貸し続けてくれるでしょうか。あなた、貸し付けたいですか? お読みの方が、もし自分が企業経営者で、全顧客から預かっている残高が330兆だとします。借金が800兆で、年間支出が82兆、収入が48兆で、当分大きな変化が見込めない 組織 に、残高330兆の40%以上にも当たる金額を貸し続けよう、と思うでしょうか。本当に思うでしょうか? これは、ひじょうに大切なことだと思いますので、もう一回想像してみていただくようお願いいたします。 そもそも、民営化民営化といって、国鉄や電電公社のように、有る意味、形のあるサービスを提供している会社と、「金融機関」である郵貯簡保、しかも国の一サービスなどというものではなく、国家財政の根本にあった郵貯簡保を同じように考えること自体、もとから根本的に、ナイーブ、な話しだったと思います。 金融機関は、資本の世界、数字の世界であって、つじつまが合わなければ、即破綻です。がんばって、どうにかなる、というような世界ではありません。 郵貯・簡保が、国債を売り出したら、国の信用度、国債の信用度は当然低下するため、そのままでは買い手が少なくなる、と思います。当たり前のことですが、そうなると今より買ってくれる人に有利な条件を提示しないと売れなくなるでしょう。取り返せない可能性がわづかでもあるなら、まあ個人の場合で言えば、無利子でも一般銀行の決済預金のようなものに預けたほうがよい、と判断されるからです。 で、仕方がないので、利息を上げて買い手をなんとか確保することになる。しかし、郵貯簡保が売り始めたので、国債の信用度が低下して「国債の価値が下がる」、と思った瞬間、民間の金融機関も国債を売り払い始めたらどうなるのか? 国は、また利息を上げて国債を買ってもらうしかなくなります。こうしてまた国債の価値が下がります。しかたないので、また利息を上げる。 利息を上げると、当然、国の、国債の利払いが増えます。要するに、今数字を持ち合わせませんが、現在でも、国債元利払い費だけで、年間 18.5兆のところ、国の収入が現在48兆しかないのですから、1%上がったらかなり壊滅的な影響があるでしょう。 われもわれもと、郵貯・簡保、民間金融機関、個人、外国が、危険を感じてこぞって国債を売り始めるとどうなるのか。私は、金融経済のことは、ほとんど分からない人ですけれども、恐らくこれが国債の暴落と言われるものでしょう。 金融商品の価値というものは、下がり始めるとかなり苛烈な下がり方をする、というのは、車や家のように物自体の価値がなくて、タダの紙切れ、しるし、数字のようなものなんですから、信用度が落ちる傾向がはっきりした途端、みな原始的恐怖、本能的恐怖にさらされて、というのも多額の金が失われるというのは、我々にとって、健康が失われるのと同じくらいに怖いことなのですから。1人が売るとそれだけ価値が下がる。だから人より早く売りたい。そうすると、殺到する、です。これがスパイラル。 国の真ん中に330兆があったものをこれを、除く、ということは、本当にたいへんな、大変化なのであって、これを「改革」と考える人から見れば、歴史的大改革、しかし、根本から変えるようなことだから、間違っていた場合、取り返しのつかない国家崩壊、につながるような、目も眩むような危険性が、ある、かもしれない、ということをよく考えているのか。 私は、金融経済のことはよく分からない人ですから、断定的にはとてもいえませんが、常識的に考えて、この面からの検証がきちんとされているのか? いままで、どこにもそういう検証を見たことがないだけに。極めて恐ろしく、危なく感じます。 こういう財政状況の中で、330兆、はからずも手元にあるのに、それを「官から民へ」などというスローガンが今、この今、叫ばれる、叫べるというのは、ほんとうに頭がおかしいのじゃないか、と思えるのですが、どうなのでしょうか。とにかく私は、現時点で民営化は反対です。今は公社のままで、打開策を考えるべきだと思います。 たまたま、私と、恐らくは違う部分が多いのかとは思いますが、共通する部分があるのではないか、と思われる考え方をされていた方がいて、郵政民営化、と国債、について書いているよと教えてくださった方がいるので、その記事のリンクを以下に挙げておきます。私自身知識に乏しいだけに、かかれている内容についての評価はできませんが、示唆するところの多い、とても重要な指摘が多いと思われますので、ご一読をお勧めします。題名は、ひじょうに刺激的ですが、私の理解できる範囲では、内容はすこぶるしっかりしていると思います。具体的知識は、私とは比較にならないくらいお持ちのようです。他の方のブログ記事郵政改革という名の詐欺 壮大な詐欺郵政民営化で日本破壊 ~ ぱるるが日本をつぶす 私は、もともと、といっても八月中旬くらいからですが、郵貯簡保資金は、将来必ず来る、本当に深刻な財政危機の時のために、無駄に使わず手放さず、リザーブとして大切に手元に残しておくべきだ、と考えてきました。しかし、今紹介したサイトの筆者の方の指摘だと、完全民営化などなる前に既に危ないとのことなので、私も、国債の暴落の面からこの記事を書いたものです。 ※私は経済知識がないため、「国債価格の暴落」と書くべきなのか、「国債の暴落」と書くべきなのかよく分かりません。利率が上がる事が暴落だと考えるため、「価格」という概念がピンとこないため、ここでは「国債の暴落」という表現にしました。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧
2005.09.02
Slogan、粛正、一般人血祭、到る所肖像画と紅旗はためく。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧「郵政公務員のキ既得権」 とは?! ~ 窓口のおねえさん、配達の人の「既得権」とは?文化大革命、の流れを止めるな!!熱狂。つるし上げ。自己批判。反革命勢力を許すな!!至る所に肖像画と、紅旗はためく。英雄的気概が。既得権益をつるしあげろ!!おまえは、YES か、NO か!!!こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧
2005.09.01
「投票1週間前に民営化を絶賛した日経の意図」週刊現代 9/24付け紙上で。こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧 年金問題に対する取組で有名な、ジャーナリスト岩瀬達哉氏が、私もこのブログで指摘した、解散前後~選挙の「日経新聞」見出しの異常について、批判しています。 氏の詳しい批判の内容については、週刊現代 9/24号をご覧ください。 岩瀬氏が問題としているのは、この記事です。以下9月3日付け、日本経済新聞より。****************************** 見出し 民営化で国の収入31兆 NTT・JR・JTなど (1面トップ) 記事より抜粋 ■「旧日本電信電話公社など「官業」の民営化によって国が得た収入が、 2005年3月末までの20年間で累計約31兆円になったことがわかった」 ※財務省の集計などをもとに合計した、とのことだが、どこがその合計を したのか、誰によって判明したのかが、記事に書いてありません。******************************この記事も含めて、以下で9つの日経記事の見出しについて検証しました。解散前後~選挙の「日経新聞」見出し等 ~『報道バイアス』はあるのかないのか?こちらもご覧ください◆このブログのその他記事一覧紅衛兵 日経新聞 慌てて論調に保険 ~無党派投票動向変化で、見苦しい論調急転換
2005.09.01
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