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1985年、公開と同時に大反響を呼び、85年度の邦画ベスト10上位に選出された話題の作品が「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」である。本作品は喜劇映画でありながら、原発で働く労働者と、東南アジアから日本への出稼ぎ女性:じゃぱゆきさんという現代日本の底に淀む問題をあぶり出している。ヌードダンサーのバーバラ(倍賞美津子)が旅先から実家に帰省。そこには、沖縄出身の彼女がコザ暴動の際に知り合った腐れ縁の宮里(原田芳雄)が待っていた。宮里は、危険と引き換えに実入りのいい仕事を求めて日本各地の原発を渡り歩く原発ジプシー。そんな彼らを相手に商売をするアイコ(上原由恵)の逃亡を宮里は密かに手伝うが、アイコは死んだと思わせえていた恋人の安次(泉谷しげる)が忘れられず、ひとりで美浜に舞い戻っていた。バーバラは親友のアイコに会いに、あらためて美浜へと向かい危険にさらされたマリアをフィリピンに帰してやろうと、密航を企てたのだが・・・この映画は、倍賞美津子が主人公のダンサー役に体当たりし、第9回日本アカデミー賞で「恋文」「友よ、静かに瞑れ」と共に、第59回キネマ旬報ベスト・テンと第40回毎日映画コンクールでそれぞれ最優秀主演女優賞を獲得し、各映画賞に輝いた。箱根湯本温泉 ホテル おかだ
2021.11.15
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