大魔神 | メタボの気まぐれ

「座頭市」「眠狂四郎」を制作していた
大映京都撮影所は時代劇特撮作品を作り出しました。
それが「大魔神」なのです。

時は戦国時代、悪代官・左馬之助一味が反乱を起し
丹波の城主・花房一族を惨殺し勢力を奪った。

一族の残党・花房小笹（高田美和）と忠文、
猿丸小源太（藤巻潤）は仇を討つべく村民と組み
忠文と小源太は城へ潜入するのだが捉えられてしまう。

左馬之助一味の暴虐なふるまいを戒めるため

伝えたが左馬之助は村民を惨殺。
左馬之助は神像破壊の厳命を下した。

手下の軍十郎は神像破壊を行い、神像の額に杭を打込んだ所
額から鮮血が落ち突如、稲妻と地割れが起り、
軍十郎は物凄い地割れの中にのみこまれてしまった。

捉えられた忠文、小源太は処刑宣告され、
それを知った小笹は二人の命を気づかい必死に武神像に
祈り続け自分の命にかえて大滝へ身を投げようとした。

その瞬間、大地は震動。
神の怒りが魔神となって現われた。

城下で大暴れした大魔神が左馬之助一味に迫ってきた。

城内で一味を蹴散らした大魔神は左馬之助を捕え
額に刺さっていた杭で左馬之助を釘付し処刑した。

それでも怒りが治まらない大魔神は村里へ向って
猛威を振るい始めたのです。

小笹は神に静まってくれるよう願い

その場に崩れてしまいました。

この「大魔神」の同時上映は「ガメラ対バルゴン」で
特撮二本立てという企画は日本初で
円谷英二を代表とした東宝すら実現できなかった企画でした。