鋼鉄の巨人（スーパージャイアンツ） | メタボの気まぐれ

1957年、新東宝が製作した日本初の特撮ヒーロー映画
「鋼鉄の巨人」（スーパージャイアンツ）

主演は大物俳優・宇津井健

この作品は月光仮面が放送される1年前に
制作されたもので、特撮ヒーロー第1号であり
宇津井健がヒーロー主演俳優第1号でもあるのです。

1956年から日本で放映開始されたアメリカの
「スーパーマン」を意識しており、容姿もタイツ姿で
自由に空を飛んだり鋼鉄の拳銃を捻る怪力を持つ。

そこでエメラルド彗星のスーパージャイアンツは
地球に実験中止を呼びかけたのだ。

地球到着間際に遭難した旅客機を救ったが、
その機内で鞄の中に原爆用ウラニウムを隠している
メラネシヤ経済親善使節団の一行が同乗していたのだ。

ジャイアンツは着陸後、使節団を追ったが
尾行に気づいた一行はピストルを発射し
ジャイアンツと乱闘になる。

この争いを見ていた子供たちが乱闘で投げ出された
革鞄を拾ってイマヌエル教会へ逃げた。

その後、イマヌエル教会の敏子（池内淳子）は子供たちを

弘が使節団に誘拐されたと気づいたジャイアンツは
空から捜査を始め、メラネシヤ大使館に監禁されていた
弘を発見し救い出した。

その頃、イマヌエル教会では神父をはじめ敏子や
子供たちがアトムAB団に革鞄の在りかを白状しろと

物語はここで終わっており
この話は「続・鋼鉄の巨人」と続くのである。

当時の子供向け映画と言えば前編・後編という
興業スタイルが定番となっていました。