全300件 (300件中 1-50件目)
2014年8月に登って以来の甲武信ヶ岳。当時は百名山踏破中で休みがある日を見つけて登っていたので、天気は賭けで、日取り優先のスケジュールだった。そのためか、天気も味方してくれず頂上付近は曇りで見通しもよくなく、ガスに覆われた頂上に行って降りてきただけの「でんつき」(関西弁のタッチしておわり)登山だった(もちろんここだけではなく、結構見晴らせない登頂はある)。10年前は辺りも真っ白。この面の標識は今では霞んで読めないが、この時はまだはっきりしている。登ったはいいけど、頂上からの見晴らしを堪能できなかった山には再度行きたいという思いは百名山踏破中もあったし、別に時間を置かずとも登り直そうと思えばできただろうに、ずるずるとここまで10年間先延ばししてしまった感じだ。前回は長野県側にある「毛木平」という場所から、千曲川源流を経て登頂した。この時はまだ奈良在住だったし、登山口も比較的登りやすい場所からの選択をしていたのでそうしたと思うが、今いる横浜からだと毛木平は遠回りになる。なので、今回は西沢渓谷にある「道の駅みとみ」から目指した(500mほど先に西沢渓谷駐車場もあるが、工事中の関係か駐車可能台数が少なく、道の駅が広くて安心して停められる(満車の場合の指定場所でもある))。この「道の駅みとみ」からは以前、山梨四天王の一角を占める鶏冠山(けいかんざん、ではなく「とさかやま」)に行った際に利用しており、その途中に甲武信岳方面の道があったのを記憶していてこの場所にしたまでだ。この他大弛峠もあるようだが、スタート地点が高いこともあり選択肢にはなかった。近丸新道を進むと昔使っていたであろうトロッコのレールが出てくる結構な斜面を流れ落ちる川だが、それをトラバースしていくヌク沢。渡渉地点なんだろうが、簡易の木橋があるので難なく渡れる途中残雪のように白い一帯に出くわす雪ではなく、石。珪石?というのだろうか往路は「近丸新道」から戸渡尾根に合流し、木賊山(とくさやま)経由で頂上を目指し、復路は「徳ちゃん新道」を通って下山。ただ、このルートはかなり足に来る挑戦的なコースだ。そりゃあ、「尾根」ってついているのでほぼ登ってばかり、降ってばかりを想像するのは難くない。また、近丸新道は徐々に高度を上げ、一部渡渉的な部分もあるなどひたすら登りではなかったが、下りに使った徳ちゃん新道は斜度もキツく、これを上りに使わなくて良かったと思えるコースだった。あと、雪が日の当たりにくい斜面や登山道(窪んでいるし)に残っていた。チェーンスパイクは事前の情報であった方がいいようだったので一応持参し、行けるとこまで行ってダメなら使おうという気持ちだった。でも、結局使わずに済ませてしまった。木賊山、甲武信小屋付近は結構残っていたし、使っている人もそこそこいたので、安心という意味では装着しておいた方がいいんだろう。面倒くさがりはダメだな。木賊山付近。所々踏み抜いてしまうような場所もある筋のように崩落の跡がわかる。こうやって見ると甲武信ヶ岳は特徴的な形はしていないなあ冒頭の10年前の写真と同じ角度から。この裏は読み取れるけど。金峰山の五丈岩が見えます。右にうっすら甲斐駒ヶ岳新緑が芽吹き始めた徳ちゃん新道をひたすら下りる。振り返ると壁のような斜面もある。頂上付近は遠くは北アルプス、八ヶ岳、南アルプスなど堪能できた。富士山も登っている途中は見えていたが、頂上では雲に隠れてその姿を確認することができなかった。やはり山は晴れて遠望ができる日に行くのがいいとつくづく思う。
2024.04.28
コメント(0)
久しぶりの鍋割山。寒波到来後しばらく日数も経ったので、雪はそうないだろうと思い登り始めたが・・・。鍋割山は大倉尾根方面から回っていくルートもあるが、今回は、というか、いつもだが長い林道を歩くコースを辿る。稜線途中まで雪はなく、稜線に入ってしばらくすると徐々に積雪が増えだし、頂上付近ではすっかり雪山の様相になった。万が一のことを考え、チェーンスパイクは持参していたので雪道上は問題はなかったが、下山時に雪が溶けて泥のぬかるみが出てくるとチェーンスパイクを外すタイミングに悩まされた。そんな些細なこととは関係なく良い天候に恵まれ、雪と青空と富士山、見飽きぬ風景が広がっていた。林道は長い。途中小さな渡渉もあるが、ほぼ平坦な道を歩いて行くもうすぐ稜線だが、まだ雪はない頂上に近づくにつれ、雪が出てくる。頂上はまだまだ雪が多い大倉尾根途中の展望エリアから正面に塔ノ岳、左奥に蛭ヶ岳日当たりがいいので雪が融けて、歩きにくくなってくる雪がほぼなくなると、歩きやすい。
2024.02.12
コメント(0)
大山は何度も登っているので、今回登っても前回から少し時間が空いたかな、という程度だったが、振り返ってみると1年ぶりだった。1年ぶりに登ってみても見るもの、見えるものは変わらない。世の中は1年経てば変わるが、山も、山で見るもの、見えるものはそう変わらない。そう、変わらない、のがいい。表参道からではないので、いつも静かだお地蔵さんも変わらずに横浜に来て17回目の山頂塔ノ岳はくっきり見えたが富士山はかろうじて、という感じ
2024.01.27
コメント(0)
金時山から足柄峠を挟んだ反対に矢倉岳という山がある。高さは870mほどなので、ハイキング程度なのであるが、山頂が開けていて、富士山ほかの展望がすこぶるいい。足柄古道にある地蔵堂。このそばの駐車場からスタートこの先の川を渡ってあとは登っていく道標は十分時々明るい場所に出るがほとんど樹林帯左に愛鷹。それほど寒くもなく、天候にも恵まれ、2024年の初登りとしていいスタートだそんなに標識はいらないがかわいい、天狗のマスコットも標識に括りつけられていた
2024.01.06
コメント(1)
富士山の周りを取り囲むようにある山はどこを登っても雄大な富士の姿を臨むことができる。なので、そう何度も行かなくてもと思いながらも、同じ方向から見るのであれば、別に違う山でもええやんと思いながらも、やはり登ってしまう。今回もそうした思いがあるにもかかわらず、懲りずに登って眺めてきた。三方分山(さんぽうぶんざん)、妙な名前と思ったが、そもそもは山頂から均等に三方向に向かって張り出している大きな尾根が、かつてあった3村(八坂、精進、古関)の境界線になっていたことから、この山名になったらしい。まあ、由来はともかく、精進湖湖畔にある駐車場(他手合浜駐車場)に車を停めてスタート。丁度日の出前に到着。ダイヤモンドでなくても、逆さ富士もあいまっていい時間だスタート地点は、駐車場からすぐにある。目指す山の標高は1,422mと低山ではあるが、スタートの精進湖の標高が911mと、実質300mくらいなので登りごたえのない感じだが、富士山の雄大な姿を堪能するのが目的なので、まあ標高差は目をつむるとして、登っていく。コースはパンラマ台経由時計回りか、女坂峠経由反時計回りになるが、今回はパノラマ台経由で行くことにした。落ち葉が多いくらいで、傾斜も緩く登りやすい。1時間ほどでパノラマ台に到着。何度見ても素晴らしい。写真を撮るにも逆光なのでそこは設定に悩まされるが、その雄大さには言葉を失う。「ハ」ノラマ台になっているが、御愛嬌。眼下には樹海が広がる頂上真上に太陽。逆光がきついが、これはこれで絵になる次に向かう三方分山その後、三方分山へ向かう途中に南アルプス展望所(標識はないけど)があるが、天気がいいので、八ヶ岳から甲斐駒・・・と名だたる南アの山々を見渡すことができた。右に甲斐駒、左に仙丈ケ岳お目当ての三方分山頂上は、パノラマ台と違い頂上付近は開けておらず、南東方向に少し開けたところがあるのでそこから眺めることができる。標識側の展望はないが、振り向けばこの角度からのみだが、絶景を見通せる滞在時間10分程度で、女坂峠経由で下山した。手前に大室山。子抱き富士という構図らしいけどにほんブログ村
2023.12.09
コメント(0)
那智の滝、華厳の滝と日本の三名瀑に数えられる袋田の滝を見に行った。ただ滝を正面から見るだけでは面白くないので、北側にある生瀬富士(406m)に登り、その尾根道にある展望所から滝を見る(真上から)ことにした。駐車場は観光用の無料駐車場が二つあるが、第一は滝に近いこともありすでに満車だったので、第二に停めて登る。生憎この日は雨上がりだったためガスの中を進むことになったが、道自体はなだらかに高度を上げていくので、それほど苦も無く行けそうな感じだった。しかし、上がるにつれて斜度が増すのと雨上がりなので地面の状態がイマイチなため、お気軽登山という訳にはならなかった。登りは緩やか&最後に気持ち急坂視界は絶望的。しかも狭い。頂上部は狭く、視界がガスで遮られているため長居は無用ということでとっとと滝の展望所へ行くことにした。展望所へ向かう下りは斜度もあるせいか歩きにくい。しかも木の根が湿っていて滑りやすく、慎重に行かないと足を取られる。下りは急坂もあるが、紅葉が綺麗で気持ち良く歩ける展望所からは袋田の滝の全てを上から眺められる。ドローンで見るような感じだ。なかなか滝を上から見ることがないので感嘆しきりだったが、この場所には柵があるわけでもなく、足を踏み外すと「さようなら」になってしまうような場所だ。人がいない分景色を堪能できるが、身を乗り出しすぎないようにしないといけない。上から見ると構造がよくわかる。なかなかない光景だ。紅葉と滝がいい感じ展望所から下っていくと袋田の滝につながる滝川に出る。ここから渡渉になる。水量は多くはないが、朝方雨が降っていたので、流れがあり、どこに足を置いて進むか一瞬立ち止まってしまう。軽い気持ちで登って降りてきたので、この渡渉の対策はできていない。ストックもないし、靴もローカットだ。とはいえ、迂回ルートもないので意を決して浅そうなところを狙いながら渡渉した。多少靴は濡れたが大事には至らなかった。写真では苦もなく渡れそうだが、流れがあり、足場に迷う浅いところをジャンプしているが、結構慎重に跳んでいる袋田の滝正面に出るには一旦月居山方面に登り、途中から階段で降りていく。降り切ったらあとは観光の流れに沿って観瀑台方面に歩いていく。が、この観瀑台は有料だったため、そのまま引き返した。その手前でも十分ダイナミックな滝を見ることはできるし。上から見るのと正面から見るのとでは迫力は違う。無料でここまでなら十分だ暖かい日が続いていたせいで紅葉もちょうど見頃だった。にほんブログ村
2023.11.23
コメント(0)
百名山を終えてから、2カ月ぶりの登山となる。再開後の最初は、茅ヶ岳(二百名山&山梨百名山)と決めていた。やはり、百名山の創始者でもある氏が、その生涯を閉じた最後の山に行き、報告もしておこうという理由からだ。山自体は1704m、駐車場からの標高差は800mくらいなので、サクッと登れて、サクッと下山できる。とはいえ、緩やかにスタートして徐々にその斜度を上げていくので、サクッと言ってもお気楽にはいかない。緩やかに登っていくが、ず~っと樹林帯徐々に急斜面も現れてくる頂上までは、ずっと樹林帯で、展望がほぼない。真夏だと蒸し暑さを感じそうな行程だ。でも、頂上に出ると、360度視界が開け、富士山、南アルプス、八ヶ岳を展望できる。頂上は展望がいい。遠くに八ヶ岳雲はあっても富士山の雄姿はしっかりと見える左に甲斐駒、鳳凰山と続く茅ヶ岳の隣にセットで登られることが多い金ヶ岳(1748m)があるので、足をのばして行ってみた。ところが、一旦降りて、再び登って、頂上かと思いきやそこは南峰で、また下って登るという、しんどさを伴う縦走になる。しかも頂上からの展望がよければ、来てよかったと思えるが、一方向のみでその方向に茅ヶ岳が見えるのだが、松が邪魔して全貌が見えない。ピークかと思いきや南峰。しかも手作り標識。わかりにくいけど途中から見る方がよく見える。茅ヶ岳の後方に富士山金ヶ岳頂上だが、標識は逆光で見にくく、茅ヶ岳も松が邪魔して見えない昼食をここで済ませ、あとは来た道を引き返して下山した。もちろん、深田氏終焉の地(登山道の途中にある)で報告をして帰ったのは言うまでもない。深田先生、無事に百名山完登しました。ありがとうございました。メモ:3連休の初日だからか、渋滞がひどかった。6時前に横浜を出たが、遅かったようだ。8時ごろには登山口に着くと踏んでいたが、10時前になってしまった。やはり連休初日はさらに早いスタートか、前泊が必要だ。
2023.10.07
コメント(0)
2011年8月から始めた夫婦で百名山踏破の旅。12年の時間をかけてようやく完登した。振り返ってみれば、あっという間、ではなく、結構時間がかかったなという印象だ。前の日記にも書いたように早い、遅いは関係ないのだが、早く終わらせて縛りのない山旅をしたいという思いがここ数年は強くなっていたのは否めない。とはいえ「やっつけ」で登ることはしなかったことだけは言える。以下簡単な振り返り。<良かった点>百名山は、深田久弥という作家個人が設定したものだから、と否定的な見解を持つ人がいる。捉え方は個人の考え方なので色々とあるのは当然だ。ただ、登山をしていて、地元以外でどこか登ろうと思った時の一つの指針としてみれば捉え方も変わってくる。僕らにとって、百名山として選定されたその山を登る計画を立てるときに周りにどんな山があるのか、このルートはどうだろう、こういう山もあるんだなと色々と気づきを与えてくれるきっかけとなった。おかげで低山〜高山まで様々な山に興味を持てたし、百名山以外の山々にも行くようになったことを考えると僕はむしろ肯定的に受け止めている。<反省点>山行スタイルは、厳冬期で高度なスキルを要求されるような時期を外す、といった以外は季節を問わず、時間があれば登りに行ったが、結構無茶な行き方をした事もあり、それは反省点となった。例えば、2015年に頂上付近が大荒れの八甲田山(出発時点から雨模様、近場であれば止めている)、谷川岳のトマの耳までは天候は良かったが、その先吹雪いて視界不良になりつつあるのに強引に行った谷川岳(オキの耳)。いずれも「ここまで来たのだから」という考えがあったから、強引な山行となってしまった。事故が起こらなかったから良かったものの、あってからでは遅いのでこの2座は反省の山行となっている。しかも登頂しても何も見えず、行っただけで何の感動もなかった。写真ではわからないが、横殴りの雨。当然山頂には誰もいない(八甲田山)雨がたたきつけて視界が悪い(八甲田山)オキの耳。途中まで晴れていても山の天気は急変するので引き返さないといけなかったホワイトアウトに近い状態だったしもちろん天気はできるだけ晴れ、あるいは曇り、と雨のない日を選んでいく計画を立てるが、長期ロードになると出発前の予報通りになることはない。天候の変化が分かった場合にgo/no goで迷うのは当然だが、2015年以降は折角行くんだったら晴れてる方がいいよね、と考え方を変えて日程変更や撤退するようにもなった(特に北海道は4年がかりで5回ほど行くなど効率が悪い(コスパも悪い)移動にもなったけど)。しかし、変更することでいい天気に恵まれ、いい眺望を堪能できたなど、“災い転じて福となす”ことにもつながった。<移動と費用>山は自宅エリアに近い場所ばかりではなく、遠征が伴う(ことがほとんど)。遠隔地は当然宿泊が必要なため、土日の休みだけではなく長期休暇がないとなかなか厳しくなってくる。必然的にGW、夏のお盆前後、冬の年末年始あたりになってしまう(北海道は早くてGW、ほぼ8月の期間限定)。時期の限定は仕方がないが、移動に伴う交通費(北海道であれば飛行機&レンタカー、自走でも燃料代や有料道路代)や宿泊費といった金銭的な問題は時間をかけると大きくなっていく。なので、少しでも費用を抑えるため、宿泊は車中泊、ビジネスホテル泊、小屋泊、テント泊などその場、行程に応じて選択した。また、食事も可能な限り自炊をするようにした(ホテルは休息日や登頂後など限定的に使ったが)。旅費交通費以外でかかる費用といえば装備のアップデート。登山を始めた時点と同じ装備でずっと使い続けられればいいのだが、そういうわけにもいかず、季節に応じてウェア、靴の買い増し、劣化による買い替え、山行によって容量の違うザックを揃える、といったことも余儀なくされる。登山そのものに費用がかかることはほぼない(一部登頂するのに支払う場合はある)が、登山以外での費用が結構かかった(誰もがそうだろうけど)。特に冬仕様は大きい。ということで、百名山踏破(に限らず、日本の山々を登る)には「時間」「お金」「天気」の三条件を意識しないといけなかったが、なかなかその三つがいい条件で揃うのは稀だ。それでも一つ一つの山を登ることで、一つ一つの違った喜びを得られたことからも、やめずに続けられたし、今後もやめられないんだろうな。今後200、300名山は意識的に追いかけることはしないつもりだ。山頂からの景色が良い、花が綺麗、変化に富んだコースがあるなど「楽しみ」を見つけながら山と向き合って登っていこうと思う。ポチッとできるよ↓
2023.08.18
コメント(0)
遂に百名山100座目への日が訪れた。ここまで12年の月日を費やした。人によってはもっと短い時間で完登しているだろうし、もっと長くかかっている人もいるだろう。ただ僕らもそうだが、別に誰とも競争しているわけではないので、早い、遅いはこの際関係ない。無事に夫婦揃って登頂〜帰宅できることに喜びを感じるのみだ。さて、幌尻岳を下山後、トムラウシ山登山の起点ともなる東大雪荘に前泊した。この宿舎自体は綺麗で温泉もあり、食事も美味しく、「宿泊代が高い」以外は満足できるところだ。ただ、ここに至る道が未舗装路なのが難点だ。デコボコな道ではないが、小石が多く、車には優しくはない。必然的に速度が抑制される道となる。この辺りだけ舗装されているが、いったん道路に出るとそこは小石のダートな道が続いている宿舎を4:00過ぎに出発。短縮登山口までこれまた未舗装路&デコボコのある道を進んでいく。時間にして15〜20分ほどだろうか。先行車、後続車がいないので登山口の駐車場は空いているかなと思ったが、甘かった。やはりそのエリアだけ混雑していた。幸い駐車スペースはあったが、結構な台数だ。駐車場にはバイオトイレが設置されているので、車中泊する人もいるのだろう(ちなみに、東大雪荘の手前にもトイレ付きの駐車場がある。こちらの方が舗装されているので車中泊にはいいかと思う)。4:50に登山口を出発。しばらく緩急の混ざった道を進んでいく。カムイ天上を抜けると視界が広がるところに出るが、雲海が広がって良い感じだ。十勝連峰も雲の上にあり、朝早いとこうした景色を堪能できる。コマドリ沢分岐までは結構なぬかるみを進んでいく。しかも一旦沢まで下降して行くので気分的には良い気がしない。また、コマドリ沢では綺麗な水が流れており、水場になっているが本州ではそのまま飲めそうな水もここでは煮沸や濾過が必要になる。さあ、最後の一座に向けて木道はあるが、けっこうぬかるんでいる十勝連峰と雲海。右に美瑛岳、そのすぐ左に十勝岳。左のピラミダルな山は下ホロカメットク山コマドリ沢分岐から再び登り返していくと岩稜帯に出る。すると「チッ、チッ」と動物の鳴き声がする。辺りを見回すと、いました。エゾナキウサギ。結構近い場所で動き回ることもなく、愛くるしい姿で岩の上で鳴いていた。見ることができてラッキーだ。きれいな水が流れているが、飲めない…蝦夷ナキウサギ。北アルプスで雷鳥を見るのと同じぐらいラッキーだいよいよ近づいてきた。頂上は左奥前トム平を経てトムラウシ公園あたりまで岩稜帯が続くが、疲れを感じさせない雄大な風景が広がっており、歩いていて気持ちがいい。トムラウシ公園は様々な形をした岩や池が織りなす自然の庭園で、見る者を圧倒する。岩稜帯を登っていくトムラウシ公園は自然が織りなす日本庭園だ最後の上りトムラウシ公園を過ぎ、南沼キャンプ指定地分岐からは最後の登りが待っている。ゴツゴツした岩を登っていくと、遂に100座目の頂上に到達だ。時間は9:30。ガスが時々湧いてくるが晴れた日に完登できてよかった。この日のために横断幕を用意し、三脚をセットして記念撮影。その場に居合わせた人たちからも、祝福の声をいただいた。みなさん、ありがとうございます。ようやく完登当初10年ほどで完登できると踏んでいたが、天気や噴火などの気象条件の悪化で予定変更を余儀なくされたことも多々あり、結果的には予定を超えた。それでも無事に大きな怪我をすることもなく踏破できてよかった。これまで色々と計画や宿舎の手配など骨を折ってくれたmomo さんに一番の感謝を捧げたい。あとは無事に下山するのみ。途中オコジョにも遭遇し、ナキウサギと共にご褒美をもらった感じだ。13:50、登山口に帰着。9時間という長い行程だったが、とてもいい山行だった。いい100座目だったこれで一区切りがついた。300名山は・・・、目指さないだろうな。
2023.08.12
コメント(0)
百名山踏破まであと二座、幌尻岳とトムラウシ山を残すだけとなった。幌尻岳を最終にする人も結構いるので、僕らも99座目トムラウシ山、100座目を幌尻岳でフィニッシュとしようと計画を立てたが、週間天気予報では曇りや傘マークなど今ひとつパッとしない。雨の日で最終を迎えたくないため、少しでもマシな天候で登るため、順番と日程を変更し、先に幌尻岳を登ることにした(予報的には晴れ間も出る感じだった)。ルートは3つあるうちの、とよぬか山荘からバスで登山口まで移動し渡渉を繰り返して幌尻山荘に至る額平川ルートにした。とよぬか山荘は、以前学校だった校舎跡を宿泊施設に改装したもので、2段ベッド6つの2部屋(男、女別)と浴場、食堂で構成されている。僕らは素泊まりで自炊の準備をして行ったのだが、管理人曰く、自炊によって火事になりかけたことがあるとのことで、現在はガス缶の使用を認めていないとのこと。雨も降っていないので外でしてはいけないか、など交渉をしたら、カセットコンロを貸してくれるとともに別部屋でするようにしてくれた(HPにも記載があったのを見落としていた。すいません・・・)。最大24人しか泊まれない。車中泊は禁止しているようだが…。内部は学校の様相翌朝出発は4:00の第1便。早い人は2:30に目覚ましをセットして準備していた(はやっ!)。着替えて準備するだけなので、そんなに早く起きなくてもいいのだが相部屋だと自分のペースよりも他人の早いペースに飲み込まれてしまうのが難点だ。この時期の4:00は明るくなりかけているがまだ暗い。出発して50分の林道走行で終点の第2ゲートに着く頃にはようやく明るくなっていた。第2ゲートには簡易トイレが2台設置されてあり、トイレットペーパーも完備されている。この先幌尻山荘までトイレは携帯トイレ用ブースが1箇所あるだけなので、思い残しがないようにして行く必要がある。前日に撮った時刻表第2ゲート。右の小屋は下山時の待機場所(靴を脱ぐ)。その左にトイレが2つ(携帯型ではない)第2ゲートから先は林道を歩く。轍があるが、管理用車両の跡だ2時間ほど歩くと、渡渉地点に出る。ここで渡渉用の履物に変えるのだが、行く前は履物の選択で結構悩んだ。ソールにフェルトが付いている沢靴がいいか、KEENのサンダル(爪先が保護されている)がいいか、海水浴で使われるようなアクアシューズ(ネプレーンの生地にゴム底)がいいか。結局、一度のことなので新たに購入するのはやめ、随分昔に購入し、お蔵入りになっていたアクアシューズで渡ることにした。この日の水量は、やや多めのようで流れも結構あった。そのため、膝辺りまで浸かることになった。幸い、水温はそれほど低いわけでもなく、むしろ心地い感じだった。パンツはこの渡渉に備えて膝までのハーフパンツとし、ふくらはぎ保護用にサポーターをつけていった。で、アクアシューズはというとそれ自体は歩きにくいものではなく、むしろスムーズな足運びが出来る。しかし、一旦川から出るとソールがない、単なる1枚ゴム底なので、次の渡渉までの移動で大小の石を踏んでいくと結構足裏に石の角が当たったりして痛くなる。天然の足ツボマッサージだ。最初の渡渉地点。ここで履き替えるハーフパンツもさらにめくっていくmomoは膝上まで浸かっていた。渡渉回数は他の方が言うように、10数回ある(数えるのも面倒なくらいだ)。とはいえ、浅いところ、膝上までくるところ、流れの早いところなど色々「楽しめる」。ただ気をつけたいのは、水中の石に足を置くと滑る危険がある。この場合フェルトの沢靴だと問題ないのかもしれないが、ゴム底のアクアシューズだとヌルッと足を取られそうになる。それさえ気をつければ、転けずに渡って行ける。ストックは深さ確認のためにあった方がいいが、流れの早いところに刺すと水の勢いで持っていかれそうになるので、こちらも気をつけた方がいい。1時間45分ほどの渡渉の終了地点は幌尻山荘すぐ下になる。そのため、山荘到着まで靴を履き替えることはない。9時に到着。先に宿泊手続きをしてシュラフを敷いて、場所確保。幌尻山荘に到着したら、先に手続きをして寝床の確保をしておく必要がある。完全予約制なので下山後でもいいのだが、スペースがなくなって行くので先に済ませたほうがいい(場所は指定された)。手続き終了後、幌尻岳を目指して登山開始(この時で9:30)。最初から結構な急登が続く。稜線に出て視界が広がると左手に戸蔦別岳を見ながら北カールの縁を巻くように進んでいく。幌尻岳の頂上も最初はガスに覆われていたが、次第に晴れていき、天気予報に反して晴れ間と青空が見えるくらいに天気が回復していった。稜線に出ると戸蔦別岳が見えてくる(写真は進路に対して後方になっている)カールの縁を頂上へ向けて進んでいく。ただこの辺り、クマの生息地で糞があった。ガスも消え、幌尻岳の全貌が現れた頂上は二人占めだった。頂上には12:30に到着。滞在者は誰もおらず、momoと2人だけの状態だった。ガスも消え、遠くの山々も臨める状態になっていた。ひとしきり堪能したら、下山開始。2時間半ほどで山荘に到着。15:30に到着。ブルーシートはここで座って食事をしてねという場所のようだ。椅子がないので。山荘内は寝るだけのスペースがあるのみで、食事は外で自炊となる。結構な山奥にあるので、ビールや水は売っているがかなり高めの設定だ。ビール350mlが800円、水500mlが500円。水は沢から引いたものがあるが、煮沸や濾過が必要になるので、それができない場合は購入することになる。消灯は19:30とかなり早い(電気の節約でしょう)。シュラフは持参で山荘がパタパタマットを貸してくれる。ただ、このマット、薄すぎて結構お尻あたりが痛くなる。僕は痛くてほとんど寝られなかった。荷物に余裕があれば、マットを持参するのもありかと思う。翌日は5:00に山荘出発。いきなり渡渉がスタートするが、昨日経験しているので躊躇することなくドンドン進んでいける。とはいえ、回数は変わらずの10数回。その後の林道歩きを経て、8:30にバス停に到着。小屋で休んで9:30のバスに乗ってとよぬか山荘まで戻った。明日はいよいよ100座目のトムラウシ山となる。天気も晴れてくれることを願いつつ、短縮登山口の麓にある東大雪荘へと向かった。*熊・・・幸い見かけることはなかったが、稜線にでてからの北カールあたりは生息地域で、登山道の途中に糞や餌となる草を掘り返した跡が何箇所か見られた。山荘で途中熊に唸られたと話している人がいたので、危険と隣り合わせの山行になる。*アブ、ブヨ・・・他のレポートではいるような記載があったが、渡渉エリアも登山道もいなかった。虫除けにネットも持参したが使うことはなかった。ただ、虫除けのフマキラースキンベースミストを身体中にかけて一応の防御はしていった。
2023.08.10
コメント(0)
那須岳という山はないが、那須連山の総称として、その主峰である茶臼岳=那須岳と捉えられている。一方、朝日岳、三本槍岳を含めて那須岳ともいうこともある。3つとも登ってしまえば問題はないのだろうが、8年前に訪れた際は茶臼岳しか登っていない。そのため、何か引っかかった感じがずっと心にあり、ようやく朝日岳、三本槍岳を含めた三座を登る機会が訪れた。前日に那須湯本に宿泊し、登山口のある峠の茶屋駐車場も早くに満車になるとのことだったので、駐車難民にならないよう6時前には出発した。行き交うクルマも見当たらなかったため、大丈夫かと思って駐車場に入った。しか〜し!なんとすでに満車だった。100台以上駐車できるのにスペースがない。聞くところによると4時30分ごろにはもう満車だったらしい。恐るべし、那須岳!そんなに人気があったのか。天気も良く、3連休の中日だから押し寄せたのかもしれないが、なぜそんなに那須岳に集まるのか?結局僕らは少し下がった道の路肩に停めて行くことにした。ロープウェイの駐車場もまだ空いていたけど・・・。駐車場はすでに満車。路肩に停めて登山口まで歩く。右手は朝日岳まずは、茶臼岳へ準備を済ませ7時ごろに登山口を出発。樹林帯を抜けると強風に煽られながらも、1時間ほどで茶臼岳に到着。特にゆっくりすることもなく次の朝日岳に向かう。茶臼も岩が多いが歩く分には特に問題なく進める。しかし、朝日岳方面は所々クサリを設置してあるなど、同じ岩場でも少し様相が違っていた。ただ、それほど危険度が高いわけでもないので通常の注意力を持って進めば問題はないレベルだ。ただ、茶臼と違い人が多いので、すれ違いや抜いていくのに気を使う。樹林帯を抜けると風が強い。正面の鞍部は避難小屋だが、休憩エリア多少雲はあるが展望は悪くはない北側はガスっている次の朝日岳。こちらはまだ晴れている。朝日岳側から見る茶臼岳。旧火山だけあって頂上部は荒涼としているのがよくわかる多少岩場もあるが、通常の注意力で行けば何ら問題はない茶臼岳と違ってこちらは人が多い。ようやく来ました。朝日岳茶臼から朝日岳まで1時間ほどで登頂(移動だな)したが、人が多いのでここでも休む間もなく次に向かうことにした。茶臼、朝日は距離的に近いのでセットで登る人も多いのかもしれないが、三本槍までとなると途端に人が減少する。特に危険があるわけでもなく、距離的にも朝日から1時間程度なので足を伸ばせる距離かとは思うが、なぜか行く人は少なかった。三本槍への途中から右に茶臼岳、左に朝日岳1900mピークを越えて、清水平に差し掛かるとようやく三本槍が見えてくる。朝日岳あたりまでは晴れているがこちらの方面はガスっている。結局頂上に行っても晴れ間は見えず、展望も味わえないまま元のルートを引き返した。三本槍まで3時間ほどで到着できた。意外と短時間で回れるもんだなと感じた。清水平から見る三本槍岳。別に槍といっても尖っているわけではない他の2座と違って結構樹林帯が長い、多い眺望0三本槍岳から登山口へ戻る途中も人は絶えずやって来た。もちろん下山する人も多いので、前後左右、人、人、人だった。ゾクゾク登ってくる。三連休の中日だし天気もいいしねえ。この山、ホントに人気があるんだろうな。2時間ほどで下山したが、駐車場はというと相変わらず満車状態。しかも空車待ちで渋滞までしていた。何がここまで人を惹きつけるのかよくわからないまま帰路についた。渋滞はこの付近だけではなかった。那須I Cへ向かう途中那須高原を通過して行くのだが、那須高原に向かう車(反対車線)で渋滞ができており、しかも飲食店はどこも駐車場が満車の様子で、コロナ規制の反動がよく現れているようだった。
2023.07.16
コメント(0)
9:31出発!渋滞で出発が遅っ!家を出るのも遅かったしね。。。くるくる~~~ウリノキ。コアジサイ。かわいい愛らしい💛しずかちゃん山頂到着~~!!富士さーーーーん、ヤッホ~~~~いつもより出発が遅くルートも確認していなかったので、ルートのチョイスミス…💦ロードが長すぎた〜😭山頂で富士山が見えたのでよしとしよう👍 15.1キロ 6時間12分おつかれしたっ
2023.06.18
コメント(0)
駿河小山駅からスタート!金時公園から登山道へ入ります。新緑が清々しいきのこちゃん発見お!第二きのこ発見ササクレヒトヨタケかな?君、つくしっぽいね。ニシキウツギヤブデマリ かわいいお花山頂、到着~お~咲いてた~~~サンショウバラちゃん上の方に咲いているので、撮るのがなかなかムズイ。。。絶滅危惧Ⅱ類(VU) に指定されていて、日本固有種。神奈川、山梨→静岡にまたがる富士箱根地区に分布していて、ハコネバラとも呼ばれるそうです。まだ蕾もあるのでもうちょっと楽しめそうオトシブミ~かわいいフミコと名付けよう。フミコおかあさんがくるんだ葉っぱに卵を産み付けて、その包まれた葉っぱを食べて大きくなるのです。内側から徐々に食べて大きくなるので、だんだんと重くなって下に落ちる。クヌギの下には、たくさんのフミコがいっぱい。気づかず踏まれちゃう~~~登山道から救助がんばって大きくなるのだぞ~”おとしぶみ(落文)直接言えないことを手紙に書いて、伝えたい人の近くの路上に落としておく文のこと。平安時代から鎌倉時代には行われていたようです。昔は巻紙に手紙を書きました。オトシブミの作る揺らんが巻紙の落文のようだというので、オトシブミという名前がつけられたのです。”なんて素敵なお名前がんばって大きくなるのだぞ~~~今回は、同僚のさく~んちゃんといっしょに山歩きフミコの存在や植物の名前を教えてもらったり、新しい発見がいくつもあってのんびり野草を撮りながらむっちゃ楽しい時間を過ごせました。ありがと~~また行こうね
2023.05.27
コメント(0)
2週間前から天気予報とにらめっこして、予報は、ほぼくもりのち雨。あーーーあかんかも。。。キャンセルするのはもったいないし、曇りでもやむなし…と思っていたところ、前日まさかの快晴予報!最高の登山日和でした。十勝岳は天気がよくても山頂付近はガスっていることが多く、強風ということだったのでうれしい想定外。7:23 望岳台スタート!駐車場も広く、トイレもキレイ標高差はここから1040mほど。ほぼ直進大正火口からの噴煙避難小屋までは雪があったりなかったりで、避難小屋付近からチェーンアイゼンをつけて歩きました。モモ夫は夏道を行き、私は最短距離優先で雪道。避難小屋から先はキックステップで行けるところまで行くことにしたが、頂上直下の急登は流石にチェーンスパイクで行った(byモモ夫)最後の急登はなかなかの傾斜で、下を見るとコワイくらいでした。写真では緩やかでも、結構な斜度がある。そこをスキー担いで登っている人もちらほら。硫黄のにおいは多少しますが、風向きにって変わるようです。頂上エリアは広くはないが、人がいないので落ち着いて展望を楽しめた山頂到着!!山頂は360℃の大パノラマ!遠くまできれいに見渡せます。あ~来てよかった!!いつもは山頂についても、すぐ下りてしまうのですが、この時はめずらしく30分ほどのんびりして、下りてしまうのがもったないと思うほどでした。後ろは大雪山12:17 下りてきました。終始、晴れて風もなく穏やかでとてもよい山歩きができました。山の神様ありがとうございます。残す百名山は2座。幌尻、トムラウシもよろしくおねがいします!
2023.05.14
コメント(0)
山梨百名山、要害山。全国には27の要害山がある。要害は、防衛に有利な場所、重要な場所の要塞を意味することのようで、だから27もあるのかな?甲府の要害山にある城は、1991年に国の史跡に指定されて要害城、積翠山城ともよばれているそう。ツツジが鮮やかでした!登山口から1.6キロ。30分ほどで登れます。山頂では、富士山が拝めます!が・・・・雲の中。登山口に行く途中で見えた富士山。ちょっと霞んでいる感じが映像チック
2023.04.24
コメント(0)
秀麗富嶽十二景高川山へ。 posted by (C)momo、ときどきモモ夫7:34 道の駅つる出発。近くにリニア見学センターがあります。無料で入れるようです。今度行ってみよ~!秀麗富嶽十二景高川山へ。 posted by (C)momo、ときどきモモ夫つくしが行儀よく並んでます!(^▽^)/秀麗富嶽十二景高川山へ。 posted by (C)momo、ときどきモモ夫8:00登山口に着きました。秀麗富嶽十二景高川山へ。 posted by (C)momo、ときどきモモ夫1時間半ほどで山頂到着!秀麗富嶽十二景高川山へ。 posted by (C)momo、ときどきモモ夫ヤッホー富士さーーーーん!!(ノ^∇^)ノ来てよかった~ありがとう富士さ~~~ん。これから湿度が高くなって、霞んで見えなくなる日が多くなるなぁ
2023.04.09
コメント(0)
8:00 笹子駅近くの登山口から出発!しょっぱなから、なかなかの急登です9:25 笹子雁ヶ腹摺山到着~!富士山、見えるけど木がちょっと邪魔してます。。。お坊さん!ではありません。おぼうやま。おもしろいネーミング!富士さ~~~ん!!今日は、富士さん日和。来てよかった~~~~下山は、かなりの急こう配。コワイΣ( ̄ロ ̄lll)急登で小ピークがいくつもありけっこうタフなルートです。しめが東峰からの下山のバリエーションルート。ちょっと短縮できるかも~選んだコースでしたが、なかなかの急こう配で、気をつけないとズルズル落ちていきます。落ち葉で滑るし。。。私は転んでひざと手のひらを石にぶつけてしまいました。湿布を持って行ってたし、それほど大事には至らず。富士山がきれいに見えたし楽しい山行になりました。山の神様ありがとう~(*^▽^*)
2023.03.05
コメント(0)
8:04 奥野稲村神社から登山道へ!posted by (C)momo、ときどきモモ夫posted by (C)momo、ときどきモモ夫女坂峠からの急登!ハンパないです!!あとでヤマレコマップを見たら難路になってました。posted by (C)momo、ときどきモモ夫ヤッホー富士さーーーーんposted by (C)momo、ときどきモモ夫やっとのこと着いた本社ヶ丸。posted by (C)momo、ときどきモモ夫久しぶりのロングコース8時間18キロ。しかも雪山なのでちょーハード。湿った雪でアイゼンが団子状態だし。。。( ;∀;)体力を消耗するので、途中で外しました。清八山までトレースなし。あるのは、でかいイノシシトレース。したてのおしっこはいくつもあるし、テレビでゲレンデで暴走イノシシに襲われるニュースを見てたので、怖さ倍増。。。遭遇しないかヒヤヒヤものでした。( ;´Д`)自分の中では、追分トンネルから変電所経由で本社ヶ丸→清八に行って、余力があったら周回しようと思っていたのだけれど、モモ夫は、はなから周回コースを設定していたようで、計画の食い違いがありました。。。いっこーに山頂につかず、半べそ状態。時々垣間見える、富士山に元気をもらいながら歩いたけれど、これで富士山が見られなかったらつらかったなぁ教訓、ルートの確認は万全に!お疲れしたっ!!
2023.02.13
コメント(0)
今年の登山は、山梨県にある滝子山からスタート。滝子山は山梨百名山にして、大月市が定める「秀麗富嶽十二景」の第四番山頂になる。ちなみに、十二景ということだから山は12と思いがちだが、なぜか20ある。この四番山頂も2つあり、近くにある笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)が同じ番付けだ。十二は大月市から見える富士山が十二単を身につけているように見えることから、選ばれた景観を十二景と名付けたようだ。スタートは桜森林公園から。公園というが公園という感じではなく、歩けばわかるがその先は林業の伐採エリアが多い。看板があるわけでもなく、ゲートを開けて入ったところに駐車エリアがあるのでわかりにくい。困ったことにトイレもないので、途中のコンビニで済ませておかないと途中も、山頂もないので大変だ。舗装された林道を最初は歩くが、すぐに登山道に入っていく。コースは「寂ショウ尾根コース」と地理院地図にはないルートをとったが、踏み跡や赤ペンキのマークなどもあるので問題はない。ただ、コース入口に「岩場があるのでロープやハーネスが必要」といった注意書きがあったので、一瞬何も準備してないけどどうなんだ?という感じになる。実際は、岩場があるので注意して登ってください、のレベルだった。岩場はあるが、クサリがあるので問題ない。三点支持で進めば大丈夫この時期だから木々の間から山頂が見えるが、春以降だと何も見えないなルートの大半は樹林帯を進むので、富士山にしても枯れ木の合間から見る程度。さらに高度を上げることで視界が広がるエリアがあり、そこから富士山、南アルプス方面の大展望を楽しむことができる。山頂はそれほど広くはないが、眼前に富士山、南アルプスは木々で遮られてしまうが、八ヶ岳方面の展望が臨める。南アルプスが一望できる。甲斐駒から聖岳までしっかりと眺望できる右から北岳、間ノ岳、農鳥岳荒川岳、赤石岳、聖岳甲斐駒ヶ岳富士山の雄姿晴れた日に行くと、ホントいい眺めに出会える山頂標識は1620mの地点にあるが、三角点はそこから30mほど下がったところにある。ここは道標に誰かが手書きで書いたものがあるだけだ。そこから北面のルートをとって大鹿山経由駐車場を目指したが、やはり北面は日当たりが良くないので、残雪がしまっており、チェーンスパイクをつけて降りて行った。三角点は測量の基準点だから、登山するうえではあまり気にしなくていいんですけどね北側斜面は暗く、凍てついてる。ガチガチではないがチェーンスパイクがあると安心前方に八ヶ岳特に展望のある頂上ではない。今だから遠くが垣間見える大鹿山からは枯葉で埋まったやや凍った土の上を時々踏み抜くような感じで進むことになるが、それよりも駐車場までの距離が長かった(変わり映えのしない風景だからかな)。一面落ち葉で覆われている。白く見えるのもすべて落ち葉。幸い雪はなかった大鹿山を出発して50分。ようやく林道出合い。ここから舗装路をずっと歩いて行くゲートはすぐだが、これを越えてもまだ30分以上歩きます
2023.01.08
コメント(0)
奈良に帰ると必ず登る、金剛山。今は、年に2回ほどしか行けないが、いつ来てもいい山だ。本当の頂上は社殿の裏だが、立ち入りできないいまでは賽銭も電子マネー様々な雪だるまが多かったしかし、うまく作っている適当感がなくて、いいね!
2022.12.31
コメント(0)
天気がよいので、富士山が見える山へ!猿橋駅より出発!山に行く前にちょっと寄り道。日本三奇矯のひとつ猿橋へ。ちょうどもみじがいい感じ橋脚を使用せず、両岸から4層の刎木(はねぎ)という支え木をせり出すことによって橋を支えている独特の構造をしているそうです。趣のある橋です。さ~山を目指して出発!百蔵山が見えてます。お~富士山が見えました!紅葉もきれいだし、きてよかった~~西コースと東コースがあり、東コースは、何本もクサリ場があります。下山用ですね。急登で滑りやすいです。1時間半余りで百蔵山頂到着!きれいに富士山が見えます!次は、扇山目指してGo!急登が続きます。。。扇のようになだらかな山かと思ったら、全然違った小ピークがいくつもあり、ここが頂上かな?と3回裏切られ・・・やっとのことで、到着!!富士山を愛でながらのランチは格別絶景富士山♪山梨百名山2コ制覇!あといくつかしら?てごわい四天王が残ってるから、激ムズです。今日も無事下山。おつかれしたっ!
2022.11.19
コメント(0)
天気がよさそうなので、山へGo!モモ夫は出張でいないのでお手軽に電車で行ける所と言えば、やっぱり丹沢。塔ノ岳、丹沢山、大山には行ったので、鍋割山に決定!鍋割山といえば、鍋焼きうどんね!!渋沢駅からバスに揺られて大倉へ!う~~~ん。紅葉シーズン。バスは満車でした7:41大倉登山口スタート!紅葉真っ盛り歩いていて気もちがよいです。1時間半ほどの長い林道歩きが終わり、ここからは急登が続きます。ピークが3回ほどあり、ここかな?ここかな?ここだ~~!!と3度裏切られ、やっと到着水ぼっかのお手伝いしました。1本だけね。さ~~念願の?鍋焼きうどん。あ~~~ウマイ必死こいて登った後のは格別!あ!うどんです。途中まで見えていた富士山は、山頂では雲の中。。。残念。土曜日より、今日の方がピーカンだと思ってたのに、そうでもなかったなぁまーこういう日もあるわね。また次回!さ~下りましょう。途中、りんどうが咲いてます。ハッチが、こちらをおかまいなしに、無心に蜜を吸ってました。もうすぐ寒くなるからね~今時のお花は貴重よね。がんばれ~ぼっか用の水のペットボトルは、完売!皆さんの善意はありがたいですね。(T人T)12:57 大倉登山口、無事到着。スマホのヘルスケアを見ると、今日の歩いた距離は20キロ。そんなに歩いたっけ?どうりでヘロヘロのわけね。。。おつかれしたっ
2022.11.06
コメント(0)
「山と渓谷」の11月号で低山の紹介があったが、その中で富士山の展望できる項目があった。近場で紹介されているなかで、山梨百名山にも登場する「今倉山」(1470m)に行くことにしたが、それだけだとすぐ終わりそうなので、隣接する二十六夜山(1297m。山梨百名山と同名の山名だがこちらは新・花の百名山)、菜畑山(なばたけ「うら」と読む。1283m、山梨百名山)をセットで巡った。低山といっても「舐めたらアカン」。今倉山登山口(都留市側、道坂トンネルすぐそば。駐車スペース6台ほど。バイオトイレが傍にある)からスタートしたが、傾斜がきつい!最近はストックなしで登っているが、ストックがあると助かる急登だ。途中の展望ほぼ無し。約1時間上りっぱなしって感じだ。一気に登っていくルートだわ展望は期待できない。左へと進んで、赤岩を目指す頂上から富士山が見えるかと思いきや、何も見えません!都留市の秀峰というので期待していたが、どうもここではなく、頂上から下って登ったところにある「赤岩」というところからの眺めが絶景らしい。約30分で到着。雲は出ていたが、頭だけ富士山が見えた(周りは青空なんですけどねえ)。手前に御正体山。このあと富士山は雲で見えなくなってしまった…狭いエリアに人も多く、他にも堪能できる場所があるのではないかと思い、二十六夜山方面へと移動した。今度はどんどん下がっていく。ほぼ下山だ。途中林道と交差する。ここまでクルマでも来れそうだ。車道を横切り10分ほどで登頂。林道まで下りたら、右上の方まで移動して登っていく雲が出ていなければ、絶景があったはずここからでも富士山は見えたのだろうが、もう雲隠れしてしまっていた(以後その姿を見ることはなかった)。林道を下れば駐車場に着くが、まだ10時過ぎなので、再び登り返しになるが、同じルートを引き返し、菜畑山(やま、ではなく、うら。なばたけうら、が正しい読み)へ向かった。赤岩に到着したら、やっぱり人が多く、とっとと移動。アップダウンを繰り返し、本日二度目目の今倉山。次の菜畑山まで標識では約2時間とある。コースタイムは基準がわからないので、90分程度で着けばいいかと思い、移動する。いきなり急降下。やや落ち着いたと思ったら、上り。続いて下り…。緩やかなならまだしも、かなり足にくるコースだ。それでも1時間ほどで菜畑山頂上。静かな山頂を期待していたが、団体がいるとは。酒まで持ってきて宴会の様相だったのですぐ撤退。ここで昼食をしようと思たが、団体登山の宴会に遭遇してしまい、早々に元きた道を引き返す。静かだけど、展望のない場所で昼食を摂って、3度目の今倉山頂上を経て下山した。雑誌の影響なのだろうか?、人気があるのか?どこも意外と人の多い山だった。
2022.10.29
コメント(0)
約1ヶ月ぶりの登山だ。最近は週末に仕事が入ったり、空いていても天気がすっきりしなかったりとした(まあ言い訳だが)ため、登る機会を窺っていたが、ようやく登山に最適の天気が巡ってきた。日曜日にの登るのは、翌日に疲労を残した状態で仕事に行くことになるのでなるべくなら避けたかったが、天気はそんなことはお構いなし。晴れになる予報=綺麗に富士山も見える、と踏んで出かけた。東名高速で。傘雲がかかってますね(撮影は助手席のmomo)西丹沢にあるビジターセンター付近は駐車エリアが限られており、以前から路上駐車で問題になっていた。初めて西丹沢ビジターセンターから檜洞丸を目指した時は、結講路肩の広いスペースに駐車もできて、来る時間が遅くてもまあなんとかなった。しかし今回は以前停車できていたはずのスペースもことごとくフェンス(鉄パイプを組み合わせた簡易車止め)が建てられ、駐車スペースもわずかしかなかった。幸いまだ満車にはなっておらず、空いているエリアに駐車することが出来たので身支度を整えて、つつじ新道から一路檜洞丸を目指した。しばらくは薄暗いけど、ゴーラ沢までは緩やかだゴーラ沢出合までは緩やか、ほぼ平坦な道を進むことになる。ゴーラザワではちょっとした渡渉があるが、問題ない(増水時は…)。渡りやすいように石が並んであるので、滑らなければ問題ない。その後は上り基調で、次第に木段も増えてくる。富士山を臨める展望エリアは途中にあるが、それでも広く開けた場所ではない(樹林帯の中だから仕方がない)。結局頂上直下あたりまでは視界があまり開ない感じだった。シロヤシオの葉が紅葉していた。頂上では富士山がよく見通せ、一休みしたらこのまま下山でもよかったのだが、犬越路から用木沢出合を目指して下山することにした。頂上標識と富士山。山名がこっちに向いているといいのにな犬越路は結構急な木段を降りていく。逆ルートだとしんどいねつつじ新道と違って斜度もあり、足元もゴツゴツした状態で、下りだからまだマシだったが上りだと結構足にくるルートだ。それでも長い時間富士山を横目に見ながら進むことができるのでしんどさも軽減される。道志山塊が一望。中央に御正体山南アルプスも見えました。中多くに甲斐駒ヶ岳犬越路から用木沢を降るルートは沢沿いであるせいか岩が多い。それらの岩に足を取られないよう進んでいくことになるが、結構長いのでしんどくなってくる。でもピストンと違って風景の変化も楽しみながら歩けるので、ここに限らず周回路は飽きが来ない。大雨が降ると崩壊しやすい。木段も崩れたまま結構歩きにくい道ではある最後も渡渉。石が大きいといいけど、川面に顔を出すかどうかのサイズだから慎重に
2022.10.23
コメント(0)
8:17 出発!10:16 山頂到着!ガスってなんにも見えません。。。( ;∀;)11:44 見晴台到着。今日は、カップラではありません。(^-^;めずらしくカレーを作りました♪うん、おいしい12:58 無事、下山今日は、午後から晴れマークだったけど、ほぼガスってました。。。蒸し暑くて不快指数90%、汗だく率100%!!富士山は拝めなかったし。次は富士山に会いたいな。おつかれしたっ!!
2022.09.03
コメント(0)
3日目、下山日。朝4時に起床したが、依然風雨が強く、果たして椹島まで無事に降りられるのか不安の中朝食を摂る。携帯の電波もかろうじて入るので雨雲レーダーを確認すると5時過ぎには一旦止みそうだったので不安も多少は和らいだ。順次宿泊者が去っていく。小屋番の方と記念写真を撮り、5時15分に椹島目指して出発した。相変わらず最後の方の出発。雨は出発時点は止んでいた。椹島下降点に向かって時折陽が射すが、青空は望めず、雨が降ったりやんだりの繰り返しが続いた途中パラパラと雨が降ることはあったが、強くはならなかったため下山に支障は出なかった。樹林帯を淡々と下山し10時40分に登山口に到着。水滴に陽が当たるとまた違う印象のチングルマ赤石小屋でカップラーメンを食べて、あとはひたすら樹林帯を降りていく出発から5時間。帰ってきました椹島お疲れさまでしたもう少し頑張ればというか、早くに出れば10時30分のバスに乗れたが、まあ仕方がない。次の12時45分のバスで駐車場へ戻った。バスはやはり満車状態で、何度か路上の落石を除去しながら1時間以上の時間がかかった。車内に流れる無線では駐車場から静岡駅へ向かう「しづてつジャストライン」なるバスが運休となり、このバスで帰る予定だった人は白樺荘で一泊するかタクシーを呼んで帰るしかないようだった。僕らも当初は下山して椹島ロッヂに泊まるか白樺荘で泊まるか考えたが、翌朝の台風の影響で道路を走れない事態なると嫌なので一気に自宅まで帰ることにした。思えば、千枚小屋で台風の話が聞こえてこなければ、予定を変更することもなく、台風に巻き込まれるところだった。どのような形であれ情報は大切だ。また、予定をうまく変更できたのもよかった。おかげで、台風到来前の1日で予定の全てを終了出来ただけでなく、TJARの選手の勇姿を間近に見たり、小屋番の方や他の登山者と色々な話ができたりして結果としてはいい山行となった。 *翌朝のニュース等では椹島ー駐車場間は運休、新東名も一部通行止めになっていた。 1日帰りを伸ばしていたらさらに帰りが遅くなっていただろう。今回の悪沢岳、赤石岳の登頂で北海道を除く本州以南の百名山登頂は終了した。残るは北海道の3座だが、そのうちの幌尻岳登山口にある幌尻山荘までのルートが雨の影響で崩壊して通行できなくなったそうだ。100座完登は来年に持ち越しだ。南アルプスは奥深いけど、いい山域だとつくづく思う
2022.08.12
コメント(0)
2日目の朝を迎えた。もう少し早ければ朝焼けの富士山を拝むことができたが、それでもまあいい感じテント場の朝は早い。目覚ましをしなくても誰かが動き出すので嫌でも目が覚める。この日は荒川小屋(テント泊)までの予定なのでそんなに急ぐ必要もなく、明るくなってからテントを片づけた。荷物を全て小屋前のベンチまで運び、そこで朝食をとり、6:15ごろに出発。最後ではないがほぼ最後の方の出発だ。静かになった小屋を出発。奥には双耳峰のような笊ヶ岳~布引山~青薙山も見えますただ、出発前にキャンセルと下山の話をしている人たちがいたので、気になってきき耳を立てていると明日あたり台風が接近するようだ。出発前は晴れ予報だったのに、ここに来て台風!天気予報を見ると確かに翌日は風雨が強くなる予報だ(でも今は絶好の晴天だ)。これでは荒川小屋でテントを張っても翌朝の行動(赤石岳から下山)に支障がでる(テントの撤収も大変だ)。そこでmomoと相談した結果、荒川小屋をキャンセルして赤石避難小屋に変更する方向で動き出した。3000m峰の縦走できつくなりそうだが、少しでも下山しやすい方がいい。ただ、東海フォレストの受付は10時以降なので、まずは登ることに専念することにした。赤石方面の天候はクリアだが今日の夕方辺りから雨、風が強まるって信じがたい森林限界を越えると千枚岳はすぐで、富士山をバックに登っていく。頂上からの見晴らしも素晴らしく、これで本当に明日台風が接近するのか信じ難い天気だ。千枚岳頂上次の丸山、奥に悪沢岳、左に荒川中岳、前岳と3000mの稜線が続いていく続いて、3032mの丸山。だが、公認の3000m峰にはカウントされていない。悪沢岳の付属峰なのか、単なる小ピークとしての位置づけなのか???丸山の頂上から3000mからだと眺めはいい。左奥に甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、ちょっと突き出す北岳次は悪沢岳(荒川東岳)。ここだけ岩が多い丸山から悪沢岳(荒川東岳)へはお花畑やロックガーデンともいうべき岩の間を通り抜けて到達する。3141mからの見晴らしは素晴らしく、360度の広展望だ。甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳、塩見岳など南アルプス北方の百名山が連なり、さらに遠くに中央アルプス、御嶽山なども確認できた。天気がいいとずっと見ていたい気にさせる絶景がそこには広がっていた。3141m悪沢岳。日本第6位の頂上左手前に塩見岳。その奥に仙丈ケ岳。真ん中奥に甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥だけなどを一望手前は中央アルプス、左に南駒ケ岳、右に空木岳。奥に御嶽山。悪沢岳から荒川中岳へは急傾斜を一旦降りて行く。降りてからの登り返しは結構きついが登るしかない。中岳避難小屋で宿泊地変更の電話をしてみたが、うまくつながらない(一応電波は入る)。なら、荒川小屋で話をしてみようと先を急ぐことにした。悪沢岳から次の中岳へは一旦急斜面を下っての上り返しとなる後ろは悪沢岳。再び登っていく富士山はこの後隠れて行った・・・。荒川前岳(3068mだが、これも非公認の3000m峰)に着くと一人のランナーと遭遇した。そう、今年はTJAR(トランス・アルプス・ジャパン・レース)が行われて、今まさに選手が前岳から赤石岳を抜けて行こうとしているところだった。TVではその姿を見たことはあったが、ナマでその姿を見るとスゴさが半端なく伝わってくる。富山から静岡の大浜海岸まで415kmを1週間以内に駆け抜けていく過酷なレース、選手はさまざまな思いを持って出場しているのだろうが、その姿に鳥肌が立ち、感動しきりだった。前岳から荒川小屋まで約1時間。12時前には到着し、本来なら本日の行程は終了だったが、まずは再度東海フォレストに電話をし、宿泊地の変更ができるかmomoが確認をした。やはり明日の天候を考えるとキャンセルが相次いでいたのだろう、当初満室だった赤石岳避難小屋にもキャンセルが出て、幸い宿泊することができた。明日は風雨が強まるので、”ラスボス”の赤石岳を目指す。真ん中の尾根ではなく、右から攻める水を補給し、赤石岳を目指す。赤石岳は遠くから見ても近くで見てもその山塊の凄さに圧倒される。荒川小屋から大聖寺平までは緩やかに高度を上げていくが、ここから小赤石の肩までの登りが結構辛かった。少し登っては立ち止まる、が多くなってしまう。momoも登りのキツさと疲労で随分遅れ出した。辺りはガスも湧き始め、先ほどまでのクリアな眺望が徐々に隠れていく。赤石岳からの富士山は期待できそうになかった。ここから小赤石の方へと上がっていくが、足取りが重くなってきた(ザックも重いけど)小赤石岳からようやくゴールの赤石岳を臨む。すぐそばに避難小屋も見えていた小赤石岳は3081mだが、これも公式の3000m峰にカウントされない。赤石岳の付属峰だからのようだ。ここから最後の赤石岳まで一旦降ってまた登るが、頂上と避難小屋は見えているので気持ち的にもマシだった。日本第7位赤石岳。晴れてはいるがガスが立ち込めてきて、視界が悪くなってきた頂上から小屋まで1分。避難小屋(管理人在中)は頂上から1分で到着する(15時30分ごろ到着)。辺りはガスで覆われ、このあといつ雨が降ってきてもおかしくない雰囲気になっていた。小屋に行くと見たことのある顔があった。クライマーの平出和也さんだ。今回TJARのカメラマンをしているそうで、この前を通過するランナーの到着時刻を聞いてはアシスタントと共にカメラを持ってその姿を追っていた。待っている間は、小屋内でこれまでのロケなど気軽に話しをされるなどいい時間を過ごせた。偶然とはいえ荒川小屋から足を伸ばしてきた甲斐があった。避難小屋は宿泊定員を絞り、今回の宿泊者も10人程度となっていた。食事は自炊のみで飲み物は購入できる。他の登山者との談笑をしているとついに雨が降り出した。風も吹き始め、ランナーは今晩から明日にかけて疲労と風雨に耐えながら進まないといけないなど想像を絶する大変さを考えると無事に走り切ってほしいと願うばかりだった。そんな中一人のランナーが小屋前を通過するというので外に出てみると、平出さんがランナーの後ろをカメラを持って追いかけながら降りてきた。ランナーは小屋前で立ち止まり、小屋番の方などと言葉を交わし、ガスの中聖岳方面へと走り去って行った。ただただすごいとしか言いようのない瞬間だった。無事完走できたそうだが、ここから聖平を経てロードに入っていく。ただただ凄い風雨が強まっていく中、20時の消灯時間を迎えたため、明日に備えて就寝した。
2022.08.11
コメント(0)
南アルプスの悪沢岳、赤石岳は百名山の中でもまだ登っていない山だが、これまでコロナの影響でなかなか足を踏み入れることができなかった(小屋やバスの休業も影響している)。もちろん時間をかければ行くことはできただろうし、人も少なくていいのだろうが、そこまではしようとしていなかった。しかし、今年はこの山域の山小屋等を管理する「東海フォレスト」が宿泊予約を再開するということでようやくこの2座を巡るチャンスが訪れた。ルートとしては、椹島を基点として千枚小屋から荒川三山を経て赤石岳に行くコースだ(一応全てテント泊)。登山前日は車中泊でも椹島ロッヂでの宿泊でもなく、その手前にある「白樺荘」に宿泊した。ここは宿泊料が安いことと椹島行きバスの第1便に間に合う距離でもある、宿泊地の千枚小屋には椹島から早朝に出なくても行けるということでそうした。安い、きれい、温泉もいい。自炊も外で可能なので、前泊するにはちょうどいい下山後立ち寄れば靴等も洗える翌朝、白樺荘からバス停のある夏期臨時駐車場までは車で10分もあれば到着する。駐車場は広く余裕で駐車できたが、第1便を待つ人はすでにバス停に並んでいた。150台くらい収容可能だそうだが、全く余裕のある状態だ。仮設トイレもある駐車場の上にバス停がある(左側)。このあと0便として2台やってきた第1便の発車予定は7時30分が、人が多いと発車時間や便数が変わるそうだ。ということでこの日は6時50分ごろに出発した(第0便になるのかな)。バスといってもマイクロバスで28人を詰め込み、ザックは膝に抱え、ヘルメットも被らされての乗車だ。道も決していい状態ではなく、途中落石があるとバスが止まり、ドライバーが石を退けて行くので椹島まで1時間はかかる。8時ごろにロッジに到着。途中、赤石岳が見える場所で停車してくれた。8時20分ごろに千枚小屋を目指して椹島を出発。長い吊り橋を渡って樹林帯をひたすら登っていく。途中視界の開けるところが「見晴台」というところだけで、千枚小屋まで森の中を歩く。右奥のテントのある場所がバス乗降場登山口まで林道を少し歩いていく登山口はこの吊り橋を渡るが、結構揺れる。momoも恐る恐る渡っていた途中にある水場。清水平という。冷たくて美味い!見晴台から荒沢岳方面を臨むが、ガスってます小赤石岳もガスで頭の方は見えません駒鳥池という苔で覆われた池出発して6時間ほど歩けば小屋に到着する。事前にWEB申し込みをしているので宿泊カードに必要事項を書いたら手続き終了。小屋前からの見晴しはよく、ベンチもあってくつろげるが、テント場は小屋から3分ほど離れた場所にあり、しかも樹林帯。これではあまりくつろげそうにもないので、テントを設営したら食材等を持って小屋前に移動し、そこで夕方まで過ごした。だって、トイレも水場も小屋前だしねえ。小屋泊は予約でいっぱいだそうです小屋前から正面い富士山が見えるが、この日は頭だけ時々見える程度だった眺望はないが、静かなテン場さて、明日に備えて休もう。
2022.08.10
コメント(0)
山梨百名山にして富士山の絶景堪能ポイントとして紹介される杓子山。気にはなっていたので、天気がいい日を選んで登った。一般的には、登山口近くに車を停めて行く(この場合鳥居地峠)のだが、今回は近くにある忍野八海用の一般有料駐車場に停めて行くことにした。まあ下山後に見に行くことも考えてのことだが。駐車場付近から。真ん中山肌が薄い場所にある頂上が高座山。左が杓子山。右奥が鹿留山忍野八海にある一般駐車場はどこも1回300円とリーズナブル。登山用にも使えるので鳥居地峠でなくてもここで問題はない。値段的にも安い方だとは思う。もちろん、鳥居地峠からのピストンや周回でも元に戻るのであればいい(駐車台数が限られている)が、僕らは鳥居地峠から高座山、杓子岳、鹿留山を行き、立ノ塚峠を経て内野に下るルートを取ったので、忍野八海に停めざるを得なかった。出発時点ではきれいに見えていた富士山。しかし次見たときは…さて、忍野八海の駐車場から鳥居地峠までは1時間もかからず到着、一路高座山を目指して進むが、登山道がほぼ直登。そかも土が粘土質で滑りやすい。足がかりはあるが急登すぎるのでストックがあるとまだ登りやすいかも(momoはストックを使うが、僕は使わないので滑らないように気をつけるしかない)。登りのきつさも、富士山を見れば多少和らぐ心地がするし、実際登山道を振り返ると富士山が見えるはずだった。しかしである。登り出して振り返ったら麓はしっかりと見えているのに、頂上は雲の中。スタート時点では頂上まで見えていたのに、出発してから1時間も経たないうちに、見えなくなってしまった。振り返ったらこんな感じ。これではなあ高座山を登り終えると杓子山が間近に見える天気は上々なのに・・・絶景を見ようと思って来ているのにこれではねえ。しかも足を止めると虫がまとわりついて厄介なこと限りなしだった。もちろん歩いていても耳元でブンブン寄り付いてくる。虫を振り払いながら杓子山に到着。この山の標識は独特、というか鐘があるのはほかにもあるが、山名と標高を金属板で加工してある。標識越しに富士山を一緒に見ることができればよかったのだが、やっぱり、雲隠れしていてその雄姿を見ることは叶わなかった。とはいえ見れなくてもその標識を見ただけでもまあ、よしとしたい。この山名表示板は1枚板で表している。他にはあまり見かけない標識だその後鹿留山(ししどめやま。しかどめとか、かる、と読んでしまいそう)に足を伸ばしたが、見晴らしはないのでそのまま引き返して下山。鹿留山(ししどめやま)。単なる山の頂上なので、そそくさと引き返す下山中に一瞬だけ頂上が垣間見えた林道をひたすら下る内野集落に出るルートに出たが、そこから駐車場までのロードが長すぎた。途中、休憩方々昼食をとり、人の多い忍野八海を見て帰路についた。舗装路になってもひたすら下る疲れたので内野にある卵屋さんで昼食。ただし、民家を使用しているからか、エアコンはない。メモ・ストックがあると直登でもまだマシ。・パグルーフネットなる虫除け用の帽子の上から被る網はあるととても助かる。・駐車場はどこも300円で、無人だから私設駐車場を使用しても問題ないと思う。にほんブログ村
2022.07.30
コメント(0)
7:58 道の駅どうしスタート!まだアカヤシオが咲いていました♪曇っていて暑くもなく寒くもなく。でもどんよりしていてテンションあがらず。。。10:41 畦ケ丸山頂到着。展望はありません… そそくさと下山。 畦ケ丸避難小屋でおにぎりタイム。 1年半前に建て替えられたばかりのきれいな避難小屋です。 中にトイレがあります。ここを抜けると鳥の胸肉! じゃない鳥の胸山!! けっこう急登13:14 ついた~!鳥の胸山! 山梨百名山のひとつです。 「とりのむねやま」だと思っていたら、「とんのむねやま」でした。ごめんなさ~い。富士山が見えるらしいのですが、あいにくガスって見えません。。。周回で畦ヶ丸まで足をのばして6時間。今回、すれ違う人は少なく静かな山歩きができました。植林杉が少なく、林相がきれい!西丹沢にはまりそうです♪次は富士山が見られますように
2022.06.18
コメント(0)
いろいろ行きたいところをピックアップしたけど、やっぱり電車&バスでアクセスのよい丹沢に決定!丹沢から足をのばして蛭ケ岳で1泊して下山というのもアリかな?と考え、とりあえずお泊り準備だけしてその時の気分で決めよう!と出発。小田急線に乗り換えるとけっこうザックをしょった人に遭遇。渋沢駅につくとみんな一目散に大倉行のバス停へダッシュ!なんとか乗れました。ちょ~~コミコミ。しかも野外活動?の高校生がいっぱい!前はこんなに混んでなかったのにな。。。あ゛~~~そういえば、前乗った時は平日だったんだ。秦野ビジターセンターにつくと係員の人が登山届を提出するよう促してました。登山届を提出していざ出発! 新緑がまぶしい! シロカネソウ蒸し暑いし、時折日差しが差すもののガスってます。見晴らしポイントについても富士山は姿を見せず。。。そうこうしているうちに塔ノ岳到着!塔ノ岳でもやはり富士山は雲の中。丹沢山に行くモチベーションが上がらず下山決定!ピストンで降りるのも面白くないので三ノ塔経由で降りようやっと見つけたシロヤシオ♪昨日の強風でほとんど散ってました。。。 11時過ぎてるしすれ違う人はそんなにいないだろうと踏んだのだけど、塔ノ岳へ向かう人はどんどこやってくる高校生グループと何度すれ違ったことか。しかも行者ケ岳過ぎのクサリ場で大渋滞!3~40人の行列ができてます。私は下山だったのですきを見てなんとか通過しましたが、これから上る人には、この待ち時間はけっこうキツい…三ノ塔、牛首からなかなかの急こう配の下り。以前、このルートで塔ノ岳に登った時、このルートではもう行かない!と言ってたなそういえば。どんなんだったか忘れたので来てみたけれど、そういうことね。と納得。林道の舗装路もけっこう長いし…久々に靴擦れと爪下血腫を起こしてしまったかかとにテーピングしてたのにな。靴下の替え時ね。次は、富士山に会えますよ~におつかれしたっ!!
2022.05.29
コメント(0)
GWを利用して百名山95座目となる羊蹄山に登ってきた。5月とはいえ、北海道は春の最盛期(実際桜は満開から散り始め)なので、山にはまだまだ雪が残っており(もちろん本州でも標高の高い山はそうだが)残雪期登山の装備で臨むことになる。新千歳空港から洞爺湖を巡り羊蹄山方面へ車を走らせたが、その富士山に似た山はすぐに羊蹄山とわかる端正な姿をどこからでも眺めることができた。洞爺湖へ向かう途中、左から有珠山、昭和新山、羊蹄山の揃い踏みまるで富士山のような姿。周りに何もないのでデカさが際立つ羊蹄山の標高は1898mと高い山ではないが、雪は一部融けているものの全体的に残っている。ヤマレコでもスキーをするために登っている投稿が見受けられるので、そこそこの量はあるのだろう。とはいえ、ガチガチに締まっているという感じでもないだろうから、今回、装備としては12本アイゼン+ピッケルではなく、チェーンスパイク+ストックとした(前日まで晴れで温度が高かったこと、スキーで滑るのに雪面がある程度柔らかくないと行く人もいないだろう、という根拠)。朝6時では太陽も出て、いい天気のもとでのスタートだ天気予報では曇り~雨となっていたので、降り出すまでに下りたい。6時ごろに京極コースにある駐車場からスタートしたが太陽は出ていた。ただ、先行者がいなかったので踏み跡を頼りに、というのは期待できそうになかった(雪解けで消されているだろうから)。1合目前から雪道となり、GPSを頼りに高度を上げていく。ピンクテープも標識もほぼないのでGPSで方向を定めてまっすぐ行くしかない。ここから4合目まで標識は見当たらなかった(あるかどうかも知らないが)。樹林帯を抜けると白銀の世界なので照り返しが強い。サングラス持参を忘れてしまった!雪は日蔭の辺りは多少締まっているが、陽に当たると緩くなっており、シャーベット状だ。そのため踏み抜きもあり、進みにくいことこの上ない。また、木のない雪に覆われた斜面(結構な角度)をただ直登なのでさらに疲労度が増す。振り返ると遮る木々はないので下界がよくわかる。写真ではわかりにくいが斜度は結構ある結局、登頂するのに4時間かかった。標高は高くないとはいえ、登山口からは1450mほど登るので、雪を加味してもそのくらいはかかるのだろう。頂上付近は風が強く、そのせいか雪も吹き飛ばされていた。三角点を経由し、1898m地点からは眼下に尻別山、遠くには洞爺湖越しの昭和新山を見ることができた。天気も崩れることなく登頂できたのはよかった。三角点と最高点は離れている95座目の登頂です旧火口は雪で覆われているが、外周路は雪がない洞爺湖遠望。奥に昭和新山、有珠山が見える眼下に尻別山。momoと二人締めの頂上結局その後も誰も登頂者が現れず、ひとしきり風景を堪能した後下山した。下山はチェーンスパイクをつけずに行った。正直、緩んだ斜面にスパイクなんて効かないし、ズボズボはまる(実際、はまりすぎて足が抜けなくなって雪を掻きだして足を抜く場面もあった)ので踵を踏み込みだけで充分だった。風は頂上付近では強いものの、寒いわけではないので温度上昇とともに雪が緩いので歩きにくい標識がないのでわからないが、5合目辺りでようやくスキーを付けた人数人に遭遇した。登りは大変だが、下りは気持ちいいだろうなと思いながら登山口へと駆け下りた。下りは上りの半分。2時間で到着。しばらくすると、ポツポツ雨が落ちてきた。頂上付近もガスで覆われ始め、その後本降りとなった。登山口近くのふきだし公園から。頂上はガスで覆われ始めている。此の時点でパラパラと雨が・・・天気予報から判断するのは難しいが、天気ももちタイミングよく登頂できてよかった。
2022.05.07
コメント(0)
甲斐駒ヶ岳は2015年に1度北沢峠から登頂している。その時は最短ルートで行けばいいや、という気持ちだった。しかし、この甲斐駒ヶ岳には長くて、急登で有名な「黒戸尾根」があるが、ここから登ってみたいという思いはずっと残っていた。2022年になってこの黒戸尾根を夏山ではなく、雪山登山で行くことにした。1月から天気を見ながら日を選んでいたが、なんやかんやで結局3月までずれ込んだ。黒戸尾根は日帰りも「可能」なようだが、かなり無理を強いることになりそうなので、途中にある「七丈小屋」で一泊してから、翌朝登頂することにした。<1日目(3/20)>尾白川渓谷にある駐車場から7:00にスタート(横浜を4:30に出発)。雪もあるので14~15時に小屋に到着すればいいやということでこの時間にしたが、他にもこの時間帯に出発する人たちはいるようだったので、小屋泊なら遅い時間でもなさそうだ。駐車エリアは未舗装部も含めると結構広い。トイレもあるので前泊も可能だ。神社の脇にかかる橋を渡ると黒戸尾根が始まる尾白川にかかる吊り橋を渡り、ひたすら登っていく。笹ノ平分岐を過ぎた辺りから雪が増えてきたのでチェーンスパイクを装着する。唯一の時間付き標識。先は長い。ストック1本とチェーンアイゼンで進むそれまで樹林帯の中だったが、刃渡りに来ると一気に視界は広がり、鳳凰山越しの富士山、八ヶ岳が目に飛び込んできた。いい景色だ。八ヶ岳を高い位置から間近で見るとその雄大さがよくわかる刃渡りといっても雪があるとスリリングな感じは薄れる刀利天狗手前のクサリ場。刀利天狗も雪に埋まっていたその後、刀利天狗を抜け、黒戸山を巻くように通り過ぎるとしばらく下りになる。100m近く?下がっていく。登り一本調子と思っていたがそうではなかった。下り切ったところが5合目で、ここから核心部ともいうべきハシゴやクサリが連続するとのことで、チェーンスパイクからアイゼン(12本爪)に履き替えた(というか、履き替えポイントみたい)。12本爪アイゼンに履き替えたら、ここから小屋まで核心部ともいうべきエリアに入ってくるロープがあるのでピッケルは不要だが、しっかりとアイゼンの歯を立たせないといけない木橋は水平だが、すぐ上りになる先行者もいるが、ハシゴはすれ違いはできないし、所々凍っているため、順番に声をかけながら登っていく。しかも前日登った下山者と遭遇するのでなかなか進みづらい。結構な傾斜なので滑らないよう慎重に動くと疲労も増してくる。すれ違った人が「ここを登り切ったら小屋ですよ」、と言ってくれたが、標識等がないので登り切るにもあとどれ位かがわからんがな!と思いながら見上げると小屋が見えてきた。到着は13:10ごろかな。予定より早めに着いたが6時間歩いて7合目か。この黒戸尾根は伊達じゃない。七丈小屋第1小屋。出入口はこの扉から。受付はここで声をかけ、中で記入。第2小屋の人はここで記入雪を溶かして水を作っていた。小屋の受付に行くと小屋番の花谷さんが対応してくれた。とても気さくな方で話しやすい。七丈小屋は第一小屋と第二小屋があるが、コロナの関係か、この時期MAX24人の受け入れだ。この日は満室ではなく、僕らが泊まった第一小屋は10人だった。一人づつ仕切られ、敷布団、枕にはビニールが被せられていた。シュラフは持参だが、小屋内はずっとストーブで温められているので3シーズン用で十分だ。ただし、トイレが外にあるので、日没後はヘッドライトが必要だ。まあ翌朝も早朝出発する方が多いので持ってこない人はいないだろうけど。18:00に夕食。カレーライスと味噌汁、付け合わせの定番メニューだ。カレーライスはおかわり自由で花谷さんが一人一人にどうですかとおかわりを促していた。カレーライスはお変わり自由。とはいえ2杯が限度でした。食べ終わると花谷さんから明日の出発時間や注意点などアドバイスがあった。雪も柔らかくなっているので5時までには出た方がいいとのこと。周りでは3:30ごろに出るという方たちもいたが、狭い小屋では誰かが起き出したらもう寝れない。僕らは特に時間を定めていなかったので起き出した人達に合わせて準備することにして、20時消灯とともに眠りについた。<2日目(3/21)>窮屈でもないし、耳栓もしていたのでふつーに寝られるかと思ったが、あまり良く眠れない。そうこうしているうちにガサガサと準備の音も聞こえだしたので、起きることにした。時刻は3:15。3:30の出発はできないが、八合目御来迎場から先はどこからでも日の出が見えるとのことだったので、急がず、騒がず準備した。で、結局小屋を出発したのは4:15。当然暗いので、ヘッドライトに照らされるトレースを頼りに登っていく。空を見上げると月が見えたが、雲の関係かぼんやりしていたので、クリアーな日の出は期待できないような気がしてきた。結局日の出は高雲りでわからなかったが、二本剣に着くと視界も広がるととも雲海に浮かぶ富士山をはじめ、鳳凰山、北岳、間ノ岳が目に飛び込んできた。さらに上がっていくと遠くに北アルプス(槍の穂先も)が見えてくるなどその絶景に感動しきりだった。鳳凰三山を背に登るmomo二本剣と雲海に浮かぶ富士山北岳、間ノ岳と南アルプスが続きます八ヶ岳もくっきり雷鳥の足跡らしいが、その姿を見ることはなかった頂上まで斜度もあり、楽な行程ではなかったが、頂上から見える北アルプスから御嶽山、中央アルプスと続く山並は登頂しないと見ることができない景色だ。真ん中に槍ヶ岳、左へと穂高連峰が続く御嶽山頂上はもうすぐです。左に仙丈ケ岳さあ、momoもバテながらも最後の上りを頑張ります久しぶりだぜ!甲斐駒さんずっと見ていたい景色だが、風が吹くと寒いので、ここでコーヒーでも、というわけにはいかず、小屋まで下山することにした。下りも慎重に下りるmomo雪はそれほど締まっていないので、部分的に踏み抜きそうなところもあった。ゆっくり確実に下山は気が抜けてしまいがちだからでしょうか。最後まで気を抜かず進みます8時過ぎに小屋に戻ると、花谷さんがお疲れ様!と出迎えてくれた。そんな”神”対応に感動してしまった。しかも顔と名前を覚えているのか、名前で呼びかけてくれる。そりゃあリピーターが多いのもうなづける。朝食用に準備していただいた稲荷寿司弁当を平らげ、9時過ぎに小屋を後にした。朝食用の稲荷ずし。おいしいので、一気に平らげた。さようなら、七丈小屋下るにつれて暖かくなり、さっきまでの雪の世界が嘘のようだこの橋を渡って、終了です。翌日が平日で天気も雨とのことだったからだろうか、途中登ってくる人とはすれ違うことはなかった。下りは淡々と歩くだけだが、上りより多少はマシとはいえ、距離は変わらない。13:30ごろ尾白川渓谷駐車場に到着した。黒戸尾根から頂上に至るルートは確かに長いが、最近の山行にはない達成感を味わうことができた。
2022.03.21
コメント(0)
富士五湖の河口湖、西湖、精進湖の北方に御坂山塊が広がる。どの山に登っても雄大な富士山を堪能できるのは間違いないだろうが、今回西湖から王岳~鬼ケ岳~節刀ヶ岳を回って戻るというルート歩くことにした。日中は幾分暖かくなってきたとはいえ、1700m前後の山々が連なる中で、雪や凍結はまだまだあるだろうから、チェーンスパイクを携行していく。スタートは西湖の近くにある「いやしの里 根場(ねんば)」の無料駐車場から。登山者用に未舗装エリアだが駐車エリアは区分されている。山に行って駐車エリアで悩まないのは嬉しいことだ。王岳から駐車場をアップ。左側の舗装部は一般用、右側が登山者用この分だと雪もなさそうに見えたが、甘かった駐車場から西に伸びる林道に沿って登っていくが、1100mを超える終点から東側斜面に入ると日当たりが良くないのか、残雪が結構あり、所々凍結している。最初は雪のない部分を探して登っていたが、徐々にそうも言ってられないため、チェーンスパイクに履き替えた。短い爪とはいえそこそこ雪や氷面に食いつくので歩きやすい。momoはというとまだ未装着で歩いていたが、何とスパイクを持って来ていない!とのことだった。結局ないものはないので、そのまま登り切ったけど大した重さじゃあないんだから、ザックに忍ばせておけば安心感も違うんだけどな。昼間だと多少は緩んでいるが、朝だとまだ凍っているのでスパイクがあると安心だ斜面を登り切って稜線に出ると雪もなく歩きやすいが、頂上付近は残っていた。とはいえ、凍っていないのでスリップに気をつければいいだけだ。王岳頂上は広くはないが、南方に構える富士山を見るには十分だった。そこから鍵掛峠を経て鬼ヶ岳と進んでいく。稜線歩きなので所々雪はあるもののチェーンスパイクに枯葉や土が絡みつくので、外していくことにした。きれーに裾野まで見えるが、富士山方面は常に逆光となるのは仕方がないこの辺りには雪がないので歩きやすい(鍵掛峠付近)危険度はないが、ちょっとした岩場がある先ほど登った王岳(右)南アルプス。右に甲斐駒ヶ岳、真ん中北岳、その左間ノ岳と日本の1,2,3位がよく見えた八ヶ岳が見えました鬼ヶ岳も頂上エリアは狭いが、360度の展望を楽しめる。北方には八ヶ岳や南アルプスがよく見えた。天気がいいと富士山だけでなく、他の名だたる山々を遠望できるので疲れも忘れさせてくれる。鬼ヶ岳から金山にかけて下り基調になるが、残雪とぬかるみが出てくると歩きにくい。チェーンスパイクを再装着して転倒に備える。金山頂上。雪は一部あるが南側は溶けていた。節刀ヶ岳。展望はいいが広くはない節刀ヶ岳直下はぬかるみの上に斜度があるので、補助ロープなどもあったが、歩きにくいことにはかわりない。この頂上も狭いが北側以外の展望はよかった。ここで食事でもと思ったが、狭いし、次の登山者もやってくるので、比較的広いエリアのある金山まで戻り、正面に富士山を眺めながら定番のカップラーメンをすすった。金山まで戻って腹ごしらえ。富士山をおかずに。下山は鬼ヶ岳まで戻り、そこから雪頭ヶ岳(これも、せっとうがたけ、と読む。通過点に頂上標識がある)を経由して西湖に戻った。樹林帯に入ると眺望はもう望めないかなと思ったが、途中「お花畑」というこの時期花はないが、南方に開けた場所に出る。眼下に西湖、河口湖が横たわり、正面には富士山と最後の”ご褒美”をここで見ることができる。鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳への途中の状態。昼になったらズルズルです単なる通過点にある標識最後の絶景ポイント。下は河口湖あとは、ひたすら下るだけだった。
2022.03.12
コメント(0)
「三峰山」と名の付く山は日本全国に20以上ある。しかも読み方が同じではない。今は横浜に住んでいるが、自宅のある奈良にも「三峰山」があり、こちらは「みうねやま」という。今回登ったのは、大山(おおやま)の北方に位置する935mの山で、「みつみねさん」という。ややこしいのは、同じ丹沢山系の中に同じ山名があるため、区別するために「大山三峰山」「丹沢三峰山」と区別されている。で、今回は大山三峰山。標高は1000mに満たない低山だが、結構道も細かったり、ハシゴ、クサリ場があったりと変化のある登山が楽しめるとのこと。とはいえ、食事の味も人それぞれの感じ方があるのと同じで、山も行ってみなけりゃわからない。道の駅清川に駐車して、煤ヶ谷からスタート。左の谷太郎林道は下りで使います最初は緩やかだったんですけどねえ登り始めて1時間程度は緩やかな道を進んでいく。ところが、物見峠の分岐点辺りで警告板が出てきた。いよいよクサリ場等が出てくるのかと思い、さらに進んでいく。残雪はあるものの部分的であるため、チェーンスパイクを付けるほどでもない。この注意板はこの先どんな感じになるか不安をあおるような書き方だしかし、残り1kmあたりから残雪の量も増えだし、場所によっては一部凍っているところもあった。また道幅も狭くなって傾斜も大きくなってきた。クサリ場も見えだしたが、傾斜のきつさを補助する感じで足元に気を付ければ問題はない。この辺り一部崩落して、細いですが、大丈夫です木道は露出しているが、雪が凍っているので慎重に頂上に近づくにつれてクサリ場が出てきますスタートして約2時間30分で頂上到着。頂上は狭く、展望は木々の間から丹沢山系を臨むくらいだ。遠くに蛭ヶも見えますが、写真じゃあわかりません昼食には早いので、早々に下山。ピストンではなく、不動尻から谷太郎林道経由で戻る。しかしこのルートも楽ではない。クサリ場は下山時の方が多いし、傾斜も結構ある。幸い雪はほぼ残っていないので滑ることはない。下りの方がクサリ場が多い気がする沢沿いの道には所々ハシゴが渡されているので問題ないここからまだ5kmか何度か沢を渡って舗装路に出る。あとは道なり。下り始めて3時間で駐車場に戻った(途中昼食時間を含む)。実質的な時間は下りなので上りより短いが、広沢寺温泉との分岐から煤ヶ谷までは5kmもあり、林道入口まで細い道のアップダウン。谷太郎林道に入ると舗装路をひたすら歩くだけなので時間がかかった感じのする戻りだった。低山だけど標高差は大山とあまり変わらない。800mほどか。大山と違ってあまり人もいないので静かな登山は楽しめる。
2022.02.26
コメント(0)
久しぶりのソロ登山。来月の甲斐駒に向けてスカルパトリオレプロの靴慣らし。雪山で2回ほどしか履いておらず、3年ぶりぐらいかしら?固い靴だけど、靴ずれもできることなく、小楢山の時ほど足の冷えも感じなかった。前回の大山登山で阿夫利神社下社コースは石段が多くて当分いらないと思っていたので、阿夫利神社から見晴台経由ルートで行こうかと最後まで悩みまくり。。。 時間優先で下社コースで行きました。融けた雪が凍結しているのでここらでチェーンアイゼン装着!歩きやすい!^^富士山見えた~!テンション上がります山頂到着~~~石段が多いと覚悟していったので、それほど苦にならず山頂まで行けました!お~~~伊豆大島こんなに眺望がいいのは初めてかも。来てよかった~~あ~雲に覆われちゃった、富士山。。。今日のランチいつものカップラ&おにぎりどんべいパイタン味うまい汁は塩分多いし、飲みきれないので固めます。 吸水ポリマー が入った袋へ残り汁を投入!あっという間に固まっちゃった!液体を持ち帰るのはこぼれるのが心配だったけどこれで解決!家で生ごみに捨てられます排水溝が油まみれにならないし、無理して汁を飲まなくていいし、いいこと尽くしおススメです阿夫利神社下社に下りてきても眺望がよいです!無事下山。おつかれしたっ次回は富士山がきれいに見えますよ~に
2022.02.17
コメント(0)
先日の大雪の影響で近隣の山はどこに行っても「雪山」と化しているので、どこに行っても「雪山」を楽しむことはできる。しかし、人出の多い山は雪だと歩きにくい(追い越しもそうだが、踏み固められてぬかるみやすい)ので、マイナーな山を探してみた。山梨百名山の一つに「小楢山(こならやま)」というのがある(そうだ)。金峰山、乾徳山の南方に位置する1713mの山だ。頂上からの展望がいいとのことだし、地元民はともかく、僕が知らないだけかもしれないが、メジャーではないだろうから人もそれほど多くないだろうし、雪もあるだろうから楽しめるのではないかと行ってみることにした。何かと大変な山行になった小楢山出発は現在休館中の「フフ山梨」そばの専用駐車場から。すでにこの駐車場辺りから積雪で覆われ、スタッドレスだからいいものの、さすがにノーマルタイヤは無理な場所だ。*トイレは近くにあり、水も流れる。手も洗えるのでありがたい。到着時は1台先行車があり、その後もう1台来た程度でマイナーな感じが伺われる。出発時は3台、下山時に2台見た程度。真ん中あたり木の後ろにトイレがあるゲートを開けて出発。標高は834mだけど、結構ありますね、雪出発したものの、足首程度まで埋まる積雪だ。踏み跡も車2台分の先行者(3~4人?)のものなので、わずかしかなく、新雪に踏み込むようなものだった。この時点からチェーンスパイクを装着しようかと思ったがツボ足で行けるだけ行くことにした。雪は踏み跡があろうとなかろうと速度を下げてしまいます途中富士山の雄姿が。山梨だとどこでも見えるんでしょうね次第に積雪も足首からすね辺りまであるなどで歩くペースが落ちてくる。斜面が急ではないため滑ることはないが、締まっていない雪質(ほぼパウダー)のためズボズボ沈む感じだ。登山道は途中で「父恋し道」「母恋し道」という変わった名前の道に分かれる。その分岐点までコースタイムは1時間20分ほどだったが、1時間30分ほどかかってしまった。右に行けば母恋し道へ。右は父恋し道だが、歩きやすそうな右へと進む父、母分岐点からは目指す小楢山が見える「父恋し道」は旧道で結構な急坂らしいので、ここは「母恋し道」をたどる(ていうか、先行者も母恋し道だった)。母恋し道は急坂ではないものの雪による歩きにくさもあり、チェーンスパイクを装着してみたものの、分岐のある小楢峠までほぼコースタイムの1時間20分ほどかかった。momoも頑張って登ります小楢峠。頂上まであとわずか小楢峠から頂上までは緩やかな傾斜で15分ほどで到着。真正面にはドーンと富士山、その下には甲府盆地が広がっている。遠くには南アルプスが横たわり、北岳、間ノ岳と日本の1,2,3位を見ることができた。見晴らしが素晴らしい頂上(空は青いんですが、逆光と雪で全体的に白い)甲府盆地がよくわかる左に北岳、中央に間ノ岳わかりにくいが、中央の黒いポチッとなった部分が金峰山の五丈岩下山も母恋し道で戻ろうと思ったが、父恋し道は急坂とはいえ、下りなら雪もあるので多少はマシかなと思い、そちらを選択した。途中に「幕岩」という展望のいい(らしい)場所がある。しかしそこはクサリ場になっており、岩に積もった雪をかき分けて、やや凍っているクサリを頼りに登らないと辿り着けない。クサリ場の上までは登ってみたものの。その先は平な岩の上(しかも当然雪が積もっていて、その上傾いている)を這っていかないといけない。さすがにこれは滑るとマズいので、あきらめた。幕岩に行ってみたもののこの上までは何とか登ったが、そこから先はあきらめた平岩からすぐそばに「大沢ノ頭」というピークがあるが、こちらは場所も狭く、展望がイマイチだった。ここから父恋し道を経由して母恋し道との合流点に戻るのだが、ここから転倒が続くことになる。大沢ノ頭。狭いピーク。左手に進むと父恋し道。ここから悪戦苦闘が始まる写真ではわかりにくいが結構急坂。雪が滑ってめくれ上がり、下の土が所々出ている雪は斜面に乗っかているだけなので、地面と雪の境は凍って引っ付いていないため斜面に体重がかかると雪ごと滑る。その地面も枯葉に覆われてその上に雪があるのでなおのこと滑りやすい。先行者の踏み跡がそれを物語っていたが、同じ浮き目に合ってしまった。わかっていてもズルっと滑る。しかもチェーンスパイクの金属部に雪が団子状に張り付いているのでそれも滑る一因になっていた(塊を落としても実際は滑るけど)。何度も滑りなど悪戦苦闘の1時間で合流点に到着した。この父恋し道は上りで使うにも急坂なので大変だが、下りは雪の場合は使わない方がいい。単純ピストンを避けようとする思いが裏目に出てしまった。無事に下山。雪も結構溶けていた結局この日、下山途中の先行者1名の他、頂上で6人会ったのみなので、僕らを含め9人しかこの山に来ていない感じだ。メジャーではない山は静かな反面何かと時間もかかるが、久々の雪山に行って学ぶこともあったので良かったかなと思う。
2022.02.12
コメント(0)
西丹沢に山梨百名山の1つに数えられる大室山がある。神奈川側からアプローチするなら西丹沢ビジターセンターからいくつかルートが考えられるが、現在用木沢出合から犬越路、白石峠方面は歩行者も含めて通行止めになっている。そうなると、ツツジ新道から檜洞丸経由のピストンか畦ヶ丸から加入道山経由のピストンになるがどれも長時間かかるので方法としては取り得ない。そこで、山梨県側からアプローチすることにした。山梨県道志村を通る国道413号から南方に道志の湯という温泉施設がある。そこから少し南に行くと「加入道山登山口」があり、ここから大室山にピストンで往復するルートがある。結構利用する人も多いルートのようで、10数台駐車可能な無料駐車場もある。しかし!、トイレがない。いや、道志の湯のある道を挟んだところに公衆トイレはあるのだが、冬期は閉鎖している。しかも入口を完全封鎖しているので、ちょっと拝借なんてできない。なので、国道413号沿いの道志の湯に行く道の交差点角にある公衆トイレを使わざるを得ない。スタート時点は緩やかでしたが…崩落個所を通っていく戻りの時の写真だが、足場がもろいし、ロープもあまり頼りにならないので慎重に進む7時40分にスタート。白石峠に至る分岐点まで樹林帯の中をひたすら登っていくが、登山道の土がもろい?のかV字の溝のようになって歩きにくい部分がある。また高度を上げるにつれ斜度が増してくることに加え、数箇所道が崩落していて、歩きやすいとは言えない状態だ。ただ、進むにつれ木々の間から富士山がその姿を表すようになり、気分を和ませてくれた。加入道山頂上にはベンチがいくつかあり、綺麗な避難小屋がある。時間もまだ早いので休憩はせずに大室山を目指す。途中から富士山がその姿を現してくる加入道山頂上からは富士山は木々の間からしか望めない残雪はあるが、特に問題なく歩いて行ける真の前に現れたのは大室山かと思ったら、前大室だった木々の間から辺りを臨むことはできるが、眺望は遮られているので早々に戻る小ピークを2つほど越えると目指す頂上に到着する。その間木段が続くが、足を止めて振り返ると富士山、南アルプスが綺麗に見えて、いつまでも見ていたい気分にもなる。大室山頂上は木々で囲まれ、眺望はイマイチだ。この時期木々の葉が落ちているので、遠くが見えるが、写真が撮れるほど見渡せない場所なので、早々に元来た道を引き返し、加入道山で昼食をとり、下山した。右に南アルプス。右手の大きな山塊は御正体山。いい景色だ下山する頃には雲も出始め、富士山も朝に比べて雲がかかっていたが、いい天気の下で富士山を見ながら歩けてとても気持ちいい山行だった。休憩込みで5時間半での往復だから、丁度いいルートだ。
2022.01.22
コメント(0)
地元を離れている以上、年に1回程度しか登れないのが残念だが、やはりいい山だ。いつもの郵便道。先日降った雪の影響はないようだが・・・動物除けフェンスを通っていきますやはり高度を上げると残雪が出てきた1年ぶりの頂上鳥居また来年・・・
2021.12.30
コメント(0)
丹沢山を目指すにはいくつかルートがあるが、冬は日中時間も短いこともあり、距離も考えスタンダードな大倉尾根から塔ノ岳を経由して目指した。土日は多くの登山客でにぎわう大倉尾根玄関口である秦野戸川公園も、平日でもあるためか人影がまばらだ。腹ごしらえをして7時50分頃にスタート。日中時間が短いのに遅めのスタートだが、日没までに戻れたらいいので問題はない(早いに越したことはないけど)。とにかく人が少ないのでマイペースで進める。狭い木段も前後に人はいないから速度を上げることも、譲り合うこともない。人が少ない大倉尾根は歩きやすい、と言えそうだが…とはいえ、通称”バカ尾根”ともいわれる大倉尾根。ひたすら続く直線的な登りのタフさは人の多さに関係なし。はしごのような木段が何度も続く。とはいえ登りっぱなしではなく、たまに現れる平坦路は足休めにはちょうどいい。木段は続くよたまに出くわす平坦な道が、ちょうどいい脚の休憩になるまた、周りの木々の葉も落ち、木々の間から見える大山から続く表尾根方面など見通しはとてもいい。登るにつれ富士山もその姿を徐々に見せてくれる。周りの風景が多少なりとも足へのダメージを和らげてくれるようだ。奥が大山、手前が三ノ塔絶好の天気に富士山も映える左に蛭ヶ岳、右から2つ目は丹沢山塔ノ岳に10時半頃に到着。やはりここでも人影は少ない。ひと休憩して丹沢山へと足を向ける。早朝凍った地面が気温の上昇とともに溶けて、ぬかるんだ状態なので歩きにくい。木道もあるが、平坦路には少ないためどうしてもぬかるみは避けられない。50分ほどで丹沢山に到着。塔ノ岳よりもさらに人がいない。僕らを含めて5人だけだった。この先には蛭ヶ岳が見えているが、3㎞以上もあり、往復しての下山は日没に間に合わないため、ここで引き返す。ここにも人がいないので記念写真も気兼ねなく左が塔ノ岳だが、丹沢山方面に足を延ばさないとこのコラボは撮れない下りも木段、木道は結構足にくるので、上りよりも時間は短いがタフな状態は変わらない。15時30分に登山口に下山。日没までまだ時間はあるが、樹林帯は陽が当たらないと薄暗い。やはり、早出早着を意識しないといけないな。山々が重なったその奥に威風堂々とする富士山は何度見ても素晴らしいメモ・公園横の大倉駐車場は8時からなので、公園前にある24時間出入り可のコイン駐車場が便利。平日は1日500円(大倉駐車場は800円)。土日に大倉山の家の駐車エリアでも1日500円で利用できるが、平日は不可のようだ。・久々の大倉尾根だったが、途中にバイオトイレが増設されていた。
2021.12.24
コメント(0)
三原山は伊豆大島にある火山で標高は758mと低い山だが、噴火の痕跡があちらこちらに残る見応えのある山だ。三原山頂口からの眺め横須賀にある久里浜からジェット船に乗って1時間で大島の岡田港に着く。カラフルなジェット船(久里浜港)ここからバスで登山口に移動するが、一般的に利用される三原山頂口からだとすぐに頂上に到着してしまうのでもう少し距離の長いテキサスコースで行こうと計画していた。しかし、船が着いてバスの時刻表を見るとテキサスコースの登山口へのバスは発車した後で、しかも次は1時間半後とアクセスの悪い設定だ。仕方がないので、山頂口行きに乗り途中の三原温泉で降りそこから温泉ホテルルートで頂上を目指すことにした。こもれびトンネル。ひたすらまっすぐな道が続くこのルートは大島温泉ホテルから裏砂漠まで一直線に伸びる道を、こもれびトンネルという樹木で覆われたトンネルを抜け、溶岩石が広がるジオロックガーデン、一面が真っ黒な裏砂漠を経て頂上に至る。樹木のあるところから徐々に溶岩と草だけに変わり、最後は砂(スコリアという火山石でサラサラとした砂ではなく、ザクザクした小石)に変わるという違いを楽しめる。ジオ・ロックガーデン。ススキと溶岩石が広がる世界だ。裏砂漠。荒涼とした真っ黒い地面が広がる。砂といっても小石だが歩きにくい。山頂遊歩道に着くと噴火口周りをぐるっと一周できるが、なぜか頂上標識がない(見つけられなかったのか?)。西展望台の上に頂上が見えるが、これが三原新山だとしたら、行き止まりなので行けないのも無理はない。では遊歩道にある剣ヶ峰はどうかというとここにも何も標識が見当たらなかった。ゴジラ石っていう、フォトスポットになっている。奥に山頂口が見える(ここまで舗装されている)西展望台からの火口の眺めだが、縁しか見えない。高いところが三原新山でしょうかね。行けませんが…。火口を間近で見ることができる限界点。底は見えないので後でgoogle earthで見た(´;ω;`)下山は三原山頂口に向けて道を辿ったが、頂上遊歩道から山頂口まで舗装されていたのには驚いた。結構斜面もきついが全て舗装されている。逆にこれはこれで歩きにくいだけどなあ。山頂口からはバス、ではなく、レンタサイクルをここまで運んできてもらい、一気にダウンヒルをして、元町まで降りた(レンタサイクルは引き続きこの後の島内観光に使用した)。レンタサイクルにお願いをすれば、頂上口まで持ってきてくれる。眼下には元町がよく見えていた。電動アシスト付き自転車だが、下りは不要です。にほんブログ村
2021.11.20
コメント(0)
以前、NHKの番組の「にっぽん百名山」で富士五湖の1つである西湖の北側に位置する王岳と鬼ヶ岳を巡る放送をしていて、そこからの富士山の眺めがよかったので、行ってみたいなと思っていた。丁度天気も快晴の予報だったので躊躇することなく、西湖へ向かった…。富士山を見ることは同じでも向かった先がなぜか違っていたと、言いたいところだが、何を勘違いしたのだろうか。同じ富士五湖でも「田貫湖」へ向かったのだ。当然そこには王岳も、鬼ヶ岳もない。しかも、登る山もこの田貫湖に西方に位置する天子ヶ岳と長者ヶ岳に決めて向かったのだ。自分ではこのブログを書くまでは間違い、いや勘違いに気づかなかった(番組内容の紹介内容を確認していたら気づいた。なんとお粗末)。どこでどう山名がすり替わったのか見当がつかない。でもまあ、今思えば富士山の周りの山に行って富士山を堪能できないわけではないので、大迫力の富士山を見る、という点においては間違いではないといえるかな。ということで、天子ヶ岳、長者ヶ岳について。田貫湖畔にキャンプ場があり、そこに隣接する駐車場は無料で利用可能ということで、ここからスタート。雲一つない快晴だ。田貫湖湖畔の駐車場からも田貫湖テントサイトにあるデッキから。西側からの姿は左に傾いた感じだ真ん中が天子ヶ岳、右が長者ヶ岳ただ、登山口が結構離れていた。キャンプ場駐車場から車道を歩き天子の森を抜け、林道に入ってようやく登山口に出る。ここまで約1時間のロードだ。1時間のロード。車の往来はないので安心して歩けたが、1時間は長いなようやく登山口。ここから尾根伝いに行く登山口から尾根に沿って樹林帯の中を登っていく。途中の展望はほぼない。木々の間から富士山が見えることもあるが、クリアーには見えない。途中1か所だけ見えただけだった。樹林帯の中を進むのでただ歩くだけって感じ1か所登りの途中振り帰ると見えますが、少し上ると木で遮られるなので、ひたすら歩く。最後は結構急な登りが待っている。登山口から1時間半後(momoはその後遅れて到着)に富士見台のある頂上広場に到着。富士見台からは確かに富士山を間近に見ることができるが、場所が限られていて、ピンポイントで見るだけだ。寂しい、こじんまりとした頂上標識。最高点の標識があるようだが、気づかなかった富士見台から。何かを発しているかのような雲大沢崩れがよくわかる。右側の高い部分が剣が峰頂上は全開登った大菩薩嶺と同じで、樹林帯に囲まれて眺望はない。休憩をしたら、長者ヶ岳を目指す。縦走路からは赤や黄色に色づいた木々が目を楽しませてくれる。紅葉の時期ですとはいえ、平坦路ばかりではない。下って、登り返して40分ほどで到着。長者ヶ岳の頂上広場(それほど広くはないけど)からは田貫湖と富士山のセットで眺望が楽しめる。しかしここも1か所しか眺望ポイントがない。もう少し木々を間引いてくれるといいだけど…。このほかにも長者ヶ岳標識はいくつかあった。田貫湖とセットでひとしきり写真を撮ったら、田貫湖に向けて下山。しかし、クリアーに見えていた富士山も下山後すぐに雲隠れしてしまった。田貫湖西端から。このあと完全に雲で覆われてしまった。
2021.10.30
コメント(0)
大菩薩嶺には7年前にも登っている。その時は上日川峠から唐松尾根をピストンする最短ルートだった。しかも曇っていて風景を堪能することなく、「行った」だけの頂だった。今回はそのリベンジではなく、大菩薩嶺から甲州アルプス(の一端)を堪能するために縦走する計画を立てた(日帰りですけど)。ルートは前回同様上日川峠から福ちゃん荘を経て唐松尾根を通ってまずは大菩薩嶺の頂を踏む。その後、大菩薩峠→石丸峠→小金沢山→牛奥ノ雁ヶ腹摺山→ペンションすずらんというコースだ。前日までの台風も過ぎ去り、その直後の天気は好天のことが多いので、絶景を楽しめることを信じて上日川峠に向かう。7時過ぎに駐車場に到着したが、かなりのクルマが停まっており、7時30分ごろには満車状態だった。まあ、緊急事態宣言明けの最初の土曜日ということもあって、混むことは予想していたが、駐車場が埋まるのは早いね。ガスもなくいい天気でのスタートだ唐松尾根から稜線に出たところにある雷岩には1時間15分くらいで到着する。途中振り返ると富士山が裾野を広げた雄大な姿で出迎えてくれた。何度も富士山を見るが、何度見ても素晴らしいの一言に尽きる。下に見えるのは大菩薩湖(上日川ダム)雷岩といっても、石で覆われた小高い部分としか言いようがない雷岩って言わないとわからんな大菩薩嶺の頂上付近は樹林帯で展望がないことは分かっていたので、標識の写真を撮って早々に大菩薩峠へと足を伸ばす。雷岩から介山荘のある大菩薩峠への道は右手に富士山や南アルプスを見ながら歩くのでとても気持ちがいい。7年前から標柱が1本増えていた(左の柱)甲府市内と南アルプスこれから歩いて行く方向もクリアだ多くの人はこの峠を経由して大菩薩嶺へ行くか上日川峠に降りる大菩薩嶺から石丸峠方面へは心地よい稜線を歩く(多少のアップダウンはあるが)。ただこの辺りから南下する人も少ないので心地よい山歩きだ。石丸峠から先の小金沢山に到着する頃には残念ながら富士山の上部は雲で覆われてしまっていた。石丸峠方面。この時は右手にまだ富士山も見えていたが晴れていても富士山は雲に覆われていた再び樹林帯を歩き、たどり着いた山は、日本一名前の長いという「牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)」。ここから富士山がくっきり見えていいれば素晴らしかったろうが、この先覆われた雲が晴れることを期待するのは無理な状況だった。漢字で書いても長いが、平仮名だともっと長い昼食を摂ったら、日川林道に向かって下山を開始。移動直後に見えた木々は白く葉もない立ち枯れ状態の風景だった。立ち枯れて白くなっている所々に「県道」方面の標識があるので迷わず歩ける1時間15分ほどでペンションすずらんに到着。ここからバスに乗り、上日川峠へと戻った。ペンションすずらん前の登山口
2021.10.02
コメント(0)
風もなく、快晴の登山日和の朝を迎えた。5時前に旅館のご主人に登山口まで送っていただき(宿泊者では僕らだけだった)、5時10分に登山開始した。旅館のご主人からも「携帯トイレは持っているか」と前日、今日と念押しされたが、それだけこの山への環境保全意識が島民に行き渡っていることが窺えた。答えはもちろん「Y E S」。先日の羅臼岳でもそうだが使用経験がるので問題はない。ちなみんトイレブースは3箇所設置されている。入山前に靴底の汚れを水溜りで落としてから入っていく。自然保護のためには徹底しないとねしばらく舗装路を歩くと「甘露泉水」という名水の水場に出る。水は2.5Lほど持ってきているので補給せずそのまま進む。もっともそれほど暑くもないので足りないということはなさそうだ。下りでmomoが飲みましたが、冷たくておいしかったそうだ登山口は三合目(210m)にあるので、1719mの山だが実際は1500mほど登らないといけない。そのため往復時間は結構かかる。しかし天気もいいので気持ちいい時間を過ごせそうだ。六合目に着くと第一見晴台ということで下界がよく見えるようになる。鴛泊や沓形方面、礼文島もよく見渡せた。この上には第二見晴台もあるが、登山道の方向に変化はないので同じ景色を高さを変えて眺めることになる。夕日ヶ丘展望台(右)にポンモシリ島(中央の小島)礼文島が小さく見える八合目が長官山というところになるが、ここから頂上方向が見えるようになる。とはいえ頂上はさらに奥なのだが、視界が開け、頂上方向が見えてくると気分も違ってくることには変わりはない。頂上はこの奥。ローソク岩もここからは見えない九合目を過ぎると土の様子も一変し、赤茶けた火山礫が多くなる。3mスリットと呼ばれる大きくえぐれた場所を過ぎると頂上の祠やローソク岩が見えてくる。ローソク岩付近はガスったり晴れたりと目まぐるしいが、北の方向はクリアな視界が保たれていた。崩落している部分もあるが歩くには支障はない真ん中の切れているところが3mスリット。対向者がいる場合は交互に進む頂上はもうすぐ。ローソク岩もここで見えてくる祠のある頂上は北峰で、1721mの本峰(南峰)は道が崩落しているとのことで行けないようだ。実際途中まで様子を見に行ったが、確かに通りにくそうで敢えて行くまでもないので引き上げた。この奥の高いところが1721m地点だが、リスクを背負っていく必要はない絶景を堪能し、九合目で旅館の弁当を食べて登山口に戻る。時計は13時と約8時間の往復だった。ちなみに、100座目ではなく94座目の登頂でした。礼文島に陽が沈む…
2021.08.12
コメント(0)
曇りでもやむなしと思っていた天気も朝ホテルから大雪山方向を見ると、山並みは綺麗に見えていた。天気も午前中は保ちそうなので雨に逢うことはなさそうだ。旭岳ロープウェイのそばに旭岳ビジターセンターというのがあり、その駐車場が無料で使える。ここが満車になるとロープウェーの有料駐車場となるので早めに移動した。ホテルを出発して6時前に到着したが、車中泊も含めてキャパの半分くらいは埋まっていた。当初はロープウェイを使わずに登ろうかと思っていたが、これまでも他の山ではロープウェイを使っていることもあったし、時間や天候も考えて乗ることにした。ただ、金額が往復3200円(片道10分)というのが財布には優しくないので気が引ける。ロープウェイの姿見駅を出るとかろうじて旭岳が見えていた。噴気も勢いよく上がっている。風があるのでガスで見えなくなったり、晴れたりと目まぐるしいが、昨日の斜里岳よりははるかにいい景色が広がっている。頂上付近が見えた唯一のカット。この後は左側のみしか見えなかった。次第に天候も良くなり姿見池や雲海など振り返ると綺麗に見えていたここから頂上までは2時間もかからずに到着できる。残念ながら頂上付近はガスでもう一つだったが、登山道からも十分下界や周りの風景は堪能できた。爆裂火口跡からは噴気が勢いよく噴き出していた頂上直下の金庫岩。金庫に似ているのかよくわからん石の上に標識が乗っかっているという感じだ。辺りは明るいがガスは切れなかった時間もあったので裏旭、間宮岳、裾合平を巡るルートも考えたが、momoの膝の調子が良くないのでそのまま降りることにした。姿見池と駅は周遊路になっており、噴気孔を間近で見たり、綿毛になったチングルマの群落、その他の植物を見たりと下山後も十分楽しめる。だから一般の観光客も来るのは頷ける。綿毛になったチングルマの群落。背景の旭岳はガスの中・・・パッと見て花の名前がわかるといいんですが雪が若干残っているエリアにはまだチングルマも咲いていた11時過ぎには駐車場に戻り、稚内(宿泊は名寄)に向けて移動した。明日は利尻島に向けての移動日だが、台風が熱帯低気圧になったものの風雨の影響でフェリーが出航するのか心配だ。
2021.08.09
コメント(0)
昨日の晴天とは打って変わって、どんよりとした朝を迎えた。当然山は見えない。一縷の望みを持って行きたいが厳しいことは容易に伺える空模様だ。クリオネキャンプ場から登山口のある清岳荘まで移動する。朝早いせいか他の車はいない。登山口に近づくにつれ、霧、ガスが増えてくる。しかも途中から未舗装路を走る。レンタカーなので傷付けられないため慎重に走らざるを得ない。それでも凹凸はないためまだマシだ。清岳荘に5時頃到着したがすでに先行車は結構いた。駐車エリアはまだ余裕があったので駐車できたが、この後も続々と車が来たので早めに来る方が望ましいと言えそうだ。前日の羅臼岳と同じだ。この看板前に駐車場がある。一応区画されているので一定間隔で停められる5:30にスタート。1kmほど進むと渡渉が始まる。川の右岸、左岸を何度も行き来する。石は火山岩のせいか、赤茶けていて、苔もついていないので滑ることはない。とはいえ足場にする石も水に浸かった状態のものが多いので慎重に渡らないと、ドボンと落ちてしまうかもしれない。乾いた石の上ばかりを渡るわけではないが、慎重に進めば問題ない途中旧道と新道の分岐点である下二俣に着くが、ここから旧道を進むと川だけではなく、滝を遡上する場所もあり、再び合流するポイントの上二俣まで結構スリリングな登りが楽しめる。左が旧道、滝方面。右が新道、下りに使いたい。滝のそばを通るが、足元は流れから離れている大雨の後だと流れが急になるだろうから怖いかもしれない上二俣からは胸突き八丁という急坂を登って行く。空模様も時折雨が降り、汗で濡れているとはいえこれ以上濡れるのもまずいのでレインウェアを身につけて進む。幸い蒸し暑くはないので汗でビショビショになることはなかった。登り切った先にある馬の背に着いても頂上方向はうっすらと見えるのみでガスの中。天気の回復は望めないと諦めて、この先のガレ場を進む。頂上はこの奥。この後少し明るくなるが、それでもガスは晴れない。頂上に近づくと時折明るくなり、一瞬青空も見えたりしたが、結局明るいガスの中である状態は変わらず、眺望は何も臨めなかった。頂上に着いても何も見えないので、早々に下山する。下山は新道を通っていく。熊見峠までは稜線を進むので天気が良ければとてもいい感じだが、峠から下二俣までの下りは結構な急坂で、上りには使いたくないルートと言えそうだ(実際、出会った地元の方と話をしたが、新道→旧道の逆ルートはチャレンジするのはいいけど、普通は使わない、と言っていた)。下山しても雨は降らないものの曇った状態が続いていた。眺望はなくても、渡渉で楽しめるのでまあよしとしよう。明日は大雪山、旭岳。台風の影響で明日も天気は期待できそうにないが、午前中は持ち堪えそうだ。この日もキャンプ場での宿泊予定だったが、旭岳の登山口までかなり遠いので旭川市内に泊まることにした。駐車情報:清岳荘前の駐車場は40台ほど?停められるようで、朝早いにもかかわらず山荘の方?が対応していた。駐車料金は協力金として登山口の箱に100円入れるだけでOKのようだ。到着時間が遅いと、上記のように道路に止めて行くことになる。昨日の羅臼岳ほどではないが、駐車場に入れない車は道路に縦列駐車していた(行き止まりなので交通に支障はない)。トイレ:清岳荘内にあるのでそこを利用。協力金100円必要。途中上二股に携帯トイレブースがあるのみ。回収ボックスは清岳荘のトイレにある(協力金100円)
2021.08.08
コメント(0)
昨年登る予定だった羅臼岳。阿寒岳登頂後の天候が思わしくなく諦めて帰ったため、1年振りに再アタックをかけた。成田空港から女満別空港に向かい、レンタカーを借りて100km弱先の木下小屋で前泊する。木下小屋は素泊まりオンリーの小屋なので、寝袋、食料は持参しないといけない。そのためそうした装備が面倒な人はすぐそばにある「ホテル地の涯」に泊まれば問題はない。あるいはウトロかな。木下小屋。 右手に登山道がある。木下小屋には僕らを含めて6人ほどしか泊まっていなかった。ソロがほとんどでペアは僕らだけだ。1室(6畳程度)を使わせてもらったが、灯りは無いものの板間にカーペットが敷いてあるので座っていても寝ても冷えはしない(もちろんマットは持参している)。ただ、トイレは小屋の外にある公衆トイレ(他所から来た登山者も使用する)で、汲み取り式だ。そのため臭いが結構あるがそこは我慢しかない。小屋前のトイレと駐車エリア。前日からこんな状態なので、当日来る人はホテル側に駐車だな。翌朝、隣の部屋の方が3時過ぎに起き出したため釣られて起きる。小屋でもテントでも近くに人がいると小さな音でも目が覚めてしまい、気になるので起きるしかない状態になる(耳栓なんて役立たない)。僕らはヘッドライトを点けて日の出前に登ることはしないので、朝食を小屋外(内では飲食できない)で済ませて5時に出発した。ヒグマが出る可能性を秘めたエリアなので鈴を鳴らしながら進む(登山口にはヒグマ目撃情報がある)。小屋の主人は「アリが多くいるところにクマが来るので、そういう場所からは早く立ち去ったほうがいいよ」ということを言っていたが、弥三吉水まで所々結構アリが活動していたので足速に通過した。スタートしてからしばらく樹林帯だが、羽衣峠を過ぎると空が開けてくる。このあと大沢という場所からガレ場を羅臼平まで上っていく。天気がいいため、振り返ると知床五湖がよく見えた。しばらく樹林帯。高らかに鈴を鳴らして進む大沢から羅臼平への上りオホーツクの海と知床五湖が見える羅臼平に着くと羅臼岳が堂々とした姿で現れる。この先ハイマツや笹原を抜けると岩場を登って行くことになるが注意して登れば問題ない。登っているルートも羅臼岳なんですが、核心部というべき頂上部羅臼平はキャンプ指定地でフラットな場所だ(水場やトイレはない)スタートして約4時間で登頂。根室や斜里方面はガスがかかっていたが、ウトロや知床五胡方面はクリアに見えていた。硫黄山の火口ですかね。ガスってきたけどよく見えました羅臼平にザックをデポして、三ツ峰に登る人もいたな知床五湖素晴らしい眺望を堪能した後は、元来た道を戻る。ただ僕らが下りる頃にはガスが立ち込めてきて、羅臼平からはもうその姿は見えなくなっていた。山は早朝だとクリアに見え、時間と共にガスに覆われることが多いような気がするが、今回はそういう状態だった。早出早着というが、夏はガスが立ち込めやすいので早く出発したほうがいいというのがよくわかる。水場はルート上2箇所あるが、「弥三吉水」が冷たくて水量も十分だ。ただ、この辺りの水は要煮沸であることが多いので、そのまま飲まないほうがいいようだ。しかし煮沸すると冷たさは消えるので、浄水器を使って飲むことにした。フィルターを通すが冷たさはスポイルされないのでとても気持ち良く飲めた。そのまま飲む人もいるようだが、一応フィルター経由で飲みます13時に木下小屋に到着し、明日の斜里岳に向けてクリオネキャンプ場に移動した。ただ、明日は天気予報では雨マークもあったので今日ほど眺望は望めない可能性が高い。キャンプ場からは綺麗に斜里岳は見えていたので、今のうちに堪能しておこう。モバイルテントという、軽トラの荷台に幌をかぶせたようなテントだ(暑くはないので良かったけど)キャンプ場から見る斜里岳。明日も同じ天気であればと願うのだが…駐車情報:木下小屋のそばには数台しか駐車できない。しかもそれは宿泊者だけ?のようだ。ホテル地の涯の駐車場も可能なようだが、僕らが下山し移動する時には道路に路駐している車がかなりあった。ホテルで行き止まりになるので通行上の支障はないが、遅く着くとその分距離が長くなるので注意が必要だ。トイレ:木下小屋の前にあるが、登山道には途中携帯トイレブースが1箇所あるのみだ。そのため携帯トイレは持参しておかないと長距離コースでは我慢はできない。回収ボックスはホテル地の涯の駐車場にあるトイレ脇に設置してある。
2021.08.07
コメント(0)
以前、三ツ峠山から富士山を眺めようと登ったが、ガスガスで何も見えなかった。今回そのリベンジではないが、富士山の展望が良いという黒岳(セットで釈迦ヶ岳)に行くことにした。家を出てからも雲が多いので、不安はよぎっていたが、富士河口湖町に着くとクリアーではないが富士山がその姿を見せていた。これなら大丈夫かと期待が持てそうだったが、黒岳方面はガスに覆われており、不安がが消えることはなかった。すずらん群生地のある駐車場を利用して登山をスタート(トイレはこの近くの野営場にある)。登山口は駐車場のある「すずらんの里」にあるようだったが、それに気づかず車道を歩いて行くことになった。このゲート前に1台駐車していたが、下の駐車場もすぐだし安心だしかも、すずらん峠に出る道を見落とし、しばらく新道峠に向けて歩いてしまった。途中で気付いて事なきを得たが、時間を無駄にしてしまった。普通なら見落とさないのに、スルーして新道峠の方へ行ってしまった辺りは鳥の声もセミの鳴き声もしない静かな状態で、空を見上げると青い部分はほとんどなく、雲で覆われっぱなしだ。道もガスがかってこのまま頂上に着いても期待できないことは容易に想像できた。静かだが、ガスっていてこの先も期待が持てそうにない天候だ頂上付近も木々で覆われており、標識の奥200m先の展望台へ行ったが…一縷の望みをかけた展望所に行ってもやっぱり辺りは白く、ガスも切れそうにないので早々に釈迦ヶ岳へと足を進めた。日向坂までもこのような調子が続く日向坂(どんべい坂ともいう)までは下りが続き、そこから再び上りになる(釈迦ヶ岳の登山口でもある)。標識はないが、ここが日向坂。右手から登っていく途中の展望はほとんどなく、樹林帯をただ進んでいく。釈迦ヶ岳の頂上直下は岩場で、ここだけ雰囲気が違った。虎ロープがあったりするが、特に危険個所というほどではない頂上にはお地蔵さんが置かれている。この点、同じ釈迦ヶ岳という名前でも奈良の大峰山系にある釈迦ヶ岳とは違っていた。ちなみに奈良の釈迦ヶ岳には大きな釈迦如来が立っている。お地蔵さんもマスク。奥の高い山が先ほど登った黒岳天気は晴れですが、この先に見たい富士山は雲の中展望はやはりなし。黒岳などそばにある山々は見通せるが、富士山は全くダメだった。諦めて下山。空気の澄んでる秋でないとダメかな。にほんブログ村
2021.07.24
コメント(0)
噴火に伴う規制の影響でなかなか立ち入りができなかった草津白根山、正確には本白根山。4月に噴火警戒レベルがレベル1になったということで行く機会を窺っていたが、ようやく登ることができた。嬬恋村では警戒レベルにかかわらず規制しているようですが、自己責任ですかね登山口はいくつかあるが、横浜からだと「石津硫黄鉱山跡地」手前の道路終点からがよさそうだ。横浜を4時過ぎに出発し、8時前に到着。すでに10台以上の車が行き止まりで転回し、縦列駐車していた。道路終点側から。8時前で10数台。昼に下りてきたら半減していた。ちなみに、このエリアにはトイレがないので、ここに来る手前の59号線の仙之入というところにトイレ&パーキングがあるのでそこで済ませておくしかないので注意が必要だ。身支度を整えて登山道を進んでいくと道の両側は笹原が広がっており、クマが出てきそうな雰囲気を醸し出していた。なので、熊鈴を鳴らして進んでいく。最初は道もなだらかな状態だったが、米無山との分岐点(標識が転がっており、あまり人も通っていないようだ)を過ぎると上りが始まる。これ以降ひたすら上りだ。尾根伝いにただ上って行くので、結構足にくる。展望もほとんど望めない。両サイドは笹。正面は元白根山ではなく、この奥にあります(2165mの山ですかね)ようやく樹林帯を抜け、目の前が開けたと思ったら、コマクサの群落がお出迎えだ。ピークは過ぎているのかもしれないが、まだ可憐に咲いているものもある。こんなにコマクサが咲いているとは驚きだ。写真は一部だが、広大にコマクサが広がっていた。まだまだ可憐に咲いていますヒメシャジンもひっそりと咲いていたコマクサ群落地帯を抜けると遊歩道と交わる。ここでようやく本白根山の全貌が見えた。遊歩道を進み、展望所へは後回しにして本当の頂上を目指した。通常は遊歩道最高点がその代わりのようだが、藪をかき分けていけば到達できるとのレポートが多く見られたので行ってみた。右の高いところが本当のピーク。左の山肌が見えているところが最高点右の高いところが展望所。展望所との分岐点から道伝いに右へ進んで左折する結構多くの人が分け入っているので、薮がないところは道ができていた。薮に入っても、踏み跡や白色テープがあるので進みにくいがゴールには到達できる。コマクサ群落を避けるように道ができている踏み跡はあっても刈り取られていないので、かき分けて進まないといけない冬でも確認できるように高い位置にあるのだろう。いや積雪時に取り付けたのでしょうねまあ本来公開されていないような頂上なので、木々で覆われており展望はもちろんなし。誰かが掲げた頂上標識が木の上にぶら下がっているだけだった。写真を撮ったら、さっさと元に戻る。その後、展望所と遊歩道最高点に行って下山した。曇ってきたのでたいして展望は臨めなかった最高点の標識はどこかに行ったのでしょうか。定番の写真ですこれで百名山も90まできた。カウントダウンに入ったが、今年中には終われそうもない。本州は悪沢岳、赤石岳の2座を残すだけだが、北海道が8座残っているので順調に行ってもまだもう1年はかかりそうだ。にほんブログ村
2021.07.22
コメント(0)
「ヤビツ峠」というと自転車の、ヒルクライマーのメッカ、というか聖地として取り上げられるが、丹沢表尾根を歩く上での起点となるところでもある。今回、そのヤビツ峠から塔ノ岳を目指すことにした。 7:00にヤビツ峠をスタート。駐車場のすぐ脇に岳ノ台、菩薩峠を経て二ノ塔に出るコースもあったが、こちらは戻りの時に通ってみようということで、ヤビツ峠から25分ほど先の登山口から登り始めた。7時前でも駐車スペースの残りはわずかだったここまで1.7㎞歩いてようやく登山口しばらく樹林帯を歩き、ニノ塔を経て三ノ塔に出る。展望が良いところだが、雲が多く、富士山は臨めなかった。大山をバックに歩くmomo二ノ塔。休息エリアでもある三ノ塔から。この時は塔ノ岳もクッキリ見えていたが・・・ 行者ガ岳を越えるとクサリ場が出てくるが、まだ登山者は多くない時間帯だったため、スムーズに通過。約3時間半ほどで塔ノ岳に到着。翌日から天気が崩れる影響か雲が多く、蛭ヶ岳方面も視界が良くなかった。丹沢山に行くこともできる時間だったが、この後の天気が気になったので、ここでカップ麺を食べて元に引き返すことにした。やはり天気が良くないと楽しみも半減してしまう。さっきまでは晴れ間もあったが、ここにきてどんよりしている。引き返そう。 ここからヤビツ峠まで、道標では7.9kmとある。一方大倉までは7.2km。大倉尾根はバカ尾根というくらいだからひたすら上るか、ひたすら下りるだけだが、この表尾根コースは行きつかのピークを超えて行くのでアップダウンが多いため、数字以上にハードだ。しかし来た以上は戻らないと車を回収できないので、とっとと引き返した。 昼前後の時間帯は、塔ノ岳を目指す人たちに遭遇いやすれ違うことが多く、幅の狭い木段では譲ったり、脇に寄って進んだりと、往路ほどスムーズにはいかない。典型的なのが新大日から行者ガ岳にあるクサリ場だ。行きは人がいなかったが、この時間は降りる人で渋滞していた。これを待っていてはキリがないので途切れそうなところで一気に登り、通過した。高さはそれほどでもないと思うが、足場が良くないのか時間がかかるようだ。 三ノ塔への登り返しにもがきながらも最後の山場を通過し、ニノ塔から菩薩峠、岳ノ台経由でヤビツ峠を目指した。この先の道は滑りやすいし、いったん滑ると手がどろどろだしかし、このルートを下で使ったのは果たして良かったのか、少なくとも次回使いたいと思わないルートだ。荒れているわけではないのだが、土が粘土質で斜度がそこそこあるので滑りやすい。上りで使ってもしんどいルートだ。しかも地蔵峠に着いたら、気持ち的にもう終わりかと思いきや、ここから岳ノ台に向かって再び上りが始まる。岳ノ台には展望台があるが、天気も悪いし、そのまま通過。これであとは下るだけかと思いきや、小さな上りが2回ほど待ち受けていた。晴れていればここから富士山が臨めるそうだが、曇っているのでスルーヤビツ峠に到着。行きはいいかもしれないが、戻りでこのルートはしんどい 普通にピストンすればとっくに駐車場に着いていたが、単純ピストンを避けるため違うルートを安易に選ぶと長距離縦走後の足には結構応えるものだった。 とはいえ、地図である程度の起伏はわかっても歩いてみないとわからないこともあるので、今回はこれはこれで勉強になった。 ヤビツ峠に車を止めてもいいが、さらに進んで、この地蔵峠にも駐車エリアはあるのでここからのスタートでも良いかもしれない。ただしトイレがないのが厄介だ。 表尾根は稜線に出るととても見晴らしがよく気持ちいいが、適切にルート選択しないと気持ち良さが吹っ飛んでしまう。にほんブログ村
2021.06.26
コメント(0)
全300件 (300件中 1-50件目)