やぁやぁおばんです＼(ﾟ∀ﾟ)／
集合写真が心霊写真になってて、マジでビビって漏らしそうになったコオシンです(`・ω・´)

昨日の夜はタルラークサーバーペッカダンジョンで、タカハさん主催の怖い話イベントに参加してきたよ！

今年も自作の怖い話を２作準備して参加してきました！
イベントに来れなかった方、来れたけど聞けなかった方のために、ブログで紹介しますねん♪

なお、普段のブログのノリを見て頂ければ内容はお察しして頂けるかと・・・￢￢

ではお楽しみください！

◆７月２７日◆

周りは近所の人が個人でやっている畑で囲まれており、夜中にひと気はなく静か。
私は２階の角部屋に住む安次嶺隆（アシミネタカシ）

私は静かな場所に建っているこのアパートが気に入っている。
仕事終わりの静かな夜に、毎晩趣味である読書にふけるにはこの家が最適だからだ。
ワンルームの小さな部屋だが、家賃も安く隣の住人の生活音も滅多に聞こえてこない。

日曜日の夜、私は今夜も自室で趣味の読書にふけっていた。
すると、１１時の頃だろうか。　下の階からドアをノックするような "トントン" という音が聞こえてきた。
無音で読書に集中している今でなければ気付かなかっただろう。　小さなノック音だが確かに聞こえた。
（こんな時間に下の部屋に来客か・・・？　ここには訪問販売も滅多に来ないんだが・・・）
安次嶺は下の階の音が気になりつつも読書を再開しようとした。　だがその時
ドカンッッ！！
と、下の階から何かがぶつかったようなとても大きな音が聞こえてきた。
（なんだ・・・！？　喧嘩か！？　こんな時間に訪問販売が来て、下の階の住人が怒りでもしたのだろうか？）
その大きな音が聞こえてきた後、何度か下の階から物音があったものの、またすぐに静かになった。
安次嶺は何があったのか気になったものの、下の階の住人とは挨拶さえほとんどしたことがない。
静かになったし気にしないでおこう。と、また読書を再開することにした。

◆７月２８日◆
安次嶺が今夜も自室で読書にふけっていたところ、また昨日と同じくらいの時間だろうか。
下の階から、ドカンッッ！！という大きな音がまた聞こえてきた。
音からして今日は、真下の部屋でなく斜め下の部屋だろうか？
（何事だろう・・・？　昨日だけでなく今日までこの音がするとは・・・）
安次嶺は今日ばかりはさすがに気になり、玄関の扉を開け下の階を軽く覗いてみた。
すると斜め下の部屋・・・だけではなく、真下の部屋からも室内から明かりが漏れているのが見えた。
２階の廊下が視界を遮っているため扉までは見えないが、どうやら下の２部屋の住人は扉を開けているらしい。
斜め下の階の大きな音を聞きつけて、真下の部屋の住人が先に飛び出してきたというところだろうか？
今夜も同じ訪問販売員か何かが隣の部屋に来たのだろうか・・・？
安次嶺はやはり気になったが、また昨日と同じようにすぐ静かになったため気にしないことにした。
人付き合いや近所付き合いを好まない安次嶺は、出来れば同じアパートの住人と顔を合わせたくないのだ。
（これが毎晩続くとさすがにうっとおしいが、自分が行くよりも先に真下の住人が先に文句をつけてくれているのなら私の出る幕はないだろう。
それに明日から出張だ。　余計なトラブルに首を突っ込みたくはない。　今夜は早めに寝よう。）

◆７月２９日◆
今日から４日間の出張だ。
いつもより遅い時間に家を出ると、ちょうど近所の子供達が通学しているところに出くわした。
すれ違った通学班の子供の中の１人が 『昨日窓の外で大きな口のお化けを見た。』 と話していた。
恐らく昨日怖い番組でも見たのだろう。
なんだか朝から微笑ましいものを見た気がする。

◆８月　１日◆
出張最終日の仕事が思ったより長引いてしまった。
最寄りの駅についたのはもう２２時過ぎ。
（今日が金曜日でよかった。　早く家に帰って休みたい。）

安次嶺が自分のアパートの駐車場に着いたところ、なんだか異臭がする。
何かが腐ったような匂いだ。
（近所の畑の人が生ごみでも肥料にしたのだろうか・・・？）
そう思い、自宅のアパートの階段を登るとそこには奇妙な光景が。
なんと、こんな時間だというのに同じ２階の２部屋の扉が開いている。
いや・・・開いているというか、半分壊れているようにも見える・・・？
だが開いた扉の中から明かりが漏れており、どうやら住人は中にいるようだ。
安次嶺は中の住人と顔を合わせないよう、なるべく部屋の中を見ないように扉の前を通り過ぎた。

安次嶺は自分の部屋に戻り、カバンを置き部屋着に着替えた。
そのままいつものように読書を始めようと思ったが・・・集中できない・・・
部屋に戻ってもまだ臭ってくる異臭と、同じ階にある二部屋の異常な様子が気になったからだ。
最初は生ごみの匂いかと思ったが、微かに・・・血のような匂いも混じっているように感じる。

（くそっ・・・なるべく同じアパートの住民と顔見知りになりたくないが、事件だったらまずいしな・・・）
そう思い安次嶺は、渋々自分の部屋から出て、まずは隣の部屋を恐る恐る覗いてみた。

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

足首が・・・落ちている。

血が・・・飛び散っている。

なにが・・・起コッテイル・・・？　バラバラ殺人・・・？

安次嶺は半分恐慌状態に陥りながら、這うように更に隣の部屋の前まで行き覗いてみた。

死体は見えない。　でも血の跡が見える。　おかしいおかしい
（何が起こっているんだ？誰かに早く言わないとそうだ下の階の住人にも早く伝えないと）
そう思い安次嶺は下の階に降りたが、下の階の３つの扉も２階と同じように開いたままだ。
もしかしてもしかしてもしかしてもしかしてもしかしてもしかしてもしかして
安次嶺はもはや半狂乱の状態で下の３部屋を次々確認していったが、
どの部屋にも血死体血死体血死体血死体血死体血死体腐って？

安次嶺は慌てて自分の部屋に駆け戻り扉を閉めた。早く警察に連絡しなくてはと。
安次嶺は置いた鞄の中から自分の携帯を取り出し警察に電話をかけようとした！
今の時間は夜の１１時過ぎ・・・！

・・・

・・・

・・・１１・・・時・・・？
もしかして・・・出張前の夜に聞こえてきた大きな音は扉を破った音・・・？
あの日真下の階の住人の扉が開いていたのは・・・前の日からずっと開きっぱなしだったから・・・？
あの日から、１，２，３・・・今日が・・・６日目・・・
イヤナヨカンガスル・・・

すると、先ほど閉めた扉から、 "トントン" というノックの音が。

安次嶺は生きた心地がしないまま、その扉を無言で見つめていたが、
ノックの音から３秒ほど後　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　扉が突き破られた。
そこに現れたのは、顔全体が大きな口で、四つん這いで走る、身体の大きな人　　　　　　　　　　人？
そのナニカは扉を突き破ったそのままの勢いで部屋に飛び込みやけに歯並びの良いその口で彼の首に噛み付き

◆８月　２日◆
２３時過ぎ頃、そのナニカはまたある家の扉の前に。
そしてその家の扉を軽く　 "トントン"

◆一日目◆
夜中パソコンに向かってゲームをしていたら、後ろからなにかに服を引っ張られた気がした。
後ろを振り向いたが何もない。　布団がたたんであるだけ。　気のせいか。

◆二日目◆
布団に寝っ転がりながらテレビを見ていたら、何かに腕を掴まれた気がした。
慌てて腕を振り払ったが、なにもいない。
布団をめくってみても、もちろんなにもいない。
気のせいだろうか？

◆三日目◆
風呂から上がって着替えを取ろうと、畳んである布団の横を通った。
何かに足首を掴まれた。
敷き布団と掛け布団の間から、青白い手がヌッと伸びて、私の足首を掴んでいた。
私は叫び声を上げてその手を足で振り払い、しばらく部屋の隅で怯えていたが、もう布団の隙間から手が出てくることはなかった。

あんなことがあった次の日なので、私は怖くて家の布団で眠れそうになかった。
今日はなんだかんだ理由をつけて実家に帰り、自分が昔使っていた部屋で眠ることになった。
（昨日はあんな怖い目にあったけど、今日はもう安心。　この先どうするかは明日考えよう）

そうして私は眠りについた。

だけどすぐに布団の中から伸びてきた何かの手に顔を掴まれた。

コワイ！コワイ！コワイ！コワイ！コワイ！コワイ！コワイ！コワイ！！！
すごい力で私の顔を布団の中に引き釣りこもうとしてくる。
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ！

だけどその手の力には敵わなくて、

私は布団の中に引き釣りこまれ、

そして・・・その布団の中にいたものは、

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